Hungry Spider(ハングリースパイダー)
2018年04月12日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
4月12日の木曜日でございます。
ボチボチ入学式も終り、それなりに春のイベントは終了して日常に戻った頃でしょうか…。
まぁ、新入生は、小も中も高も大も、まだまだ慣れるところまではいかないでしょうけどね。
この4月を慌ただしく過ごす事により、来月五月病なんてのがあったりしますから、まぁのんびりいきゃいいですよ。
これは、もう50年生きた大人からのアドバイス。
学生時代なんか、慌てることは何もない。
あなたたちには、無限の可能性と、それを実現するだけの時間がありますから、じっくり腰を据えて頑張んなはれ。
ってことで、今日のネタに突入ですが、今日はそんな年の功的な要素も、少し入ったお話となってます。
年の功と言えば失礼になるんでしょうか…
こんなネット記事を見つけました。
「なぜか高齢なメス選ぶオス、クモで判明、利点なし」
交尾(交接)相手を求めるハイイロゴケグモのオスは、ときに不合理な選択をするそうなんです。
理論的には若いメスの方がベターな選択なわけですね。
彼女たちは長い求愛行動を要求しないし、高齢の相手よりも繁殖力に富んでいます。
また若い個体が交尾相手のオスを生きたまま食べる確率は、高齢の個体に比べると格段に低いということもあるそうなんです。
これも初めて知りました。
よく、カマキリのオスは交尾後、メスに食われるって話は耳にしますが、このクモもそんなことをするそうで…
しかも、高齢のメスグモの方が、オスを食っちゃう確率が高いんだそうですよ(笑)
何となく、分からんでもないような気もしますが、若いメスは食わないんだそうです。
ところが、今回発表された、新たな研究によりますた、選択肢が与えられた場合、ハイイロゴケグモのオスはむしろ高齢のメスを選ぶ傾向にあるというから不思議です。
「高齢のメスと交尾することで、オスは何らかの利益を得るはずだと我々は考えていました」と、論文の共著者で、イスラエル、エルサレム・ヘブライ大学の大学院生シェヴィ・ウェイナー氏は語っておられます。
「しかしこれまでのところ、彼らがなぜこのような選択をするのか、理由はわかりません」と…
研究チームは、「成熟したメスはフェロモンを多く放出することで若いオスを刺激し、交尾へと誘っている」のではないか、という仮説を立ててはいます。
年をとるほど、メス繁殖活動に必死になるのではないかってことですよね。
ハイイロゴケグモは英語で「brown widow spider(茶色の寡婦グモ)」と呼ばれているそうです。
この名前は、メスが自分よりもはるかに体の小さな、交尾相手のオスを食べてしまうことに由来しているそうです。
しかし数年前の研究により、ハイイロゴケグモのオスは成体になる直前の段階のメス(亜成体)とも交尾でき、亜成体のメスは交尾後も相手のオスを食べないことがわかったそうなんです。
「この場合、オスが得られる利益は非常に大きなものです。その後、他のメスと何度でも交尾ができるのですから」…
確かに、食われたら終りですけど、生きてたら何度でも繁殖活動を行えますよね。
ですが、メスの亜成体の期間は短いため、オスは必ずしもそうした相手を見つけられるとは限らないわけで、安全な(食われない)相手を見つけられないから、仕方なくリスクを冒して成体のメスを選んでるのかと…
そこで研究チームは、もしオスが成体か亜成体かを選べる場合、どういう行動に出るかを調査するわけです。
彼らはイスラエル中心部の公園で亜成体のメス、若い成体のメス、高齢のメス合計9匹を捕獲し、温室の中に均等に配置しました。
そして交尾経験のないオス11匹をその中央に置き、45分毎に3回観察したそうです。
すると、驚くことに大抵の場合、オスは皆、高齢のメスをめぐって争っていましたと…
研究チームはまた、交尾経験のないオスを、亜成体のメス、若い成体のメス、高齢のメスと1対1にさせて、それぞれの交尾行動を比較したところ…
オスは高齢のメスとは100パーセント交尾したそうですが、亜成体と交尾したのは半分以下にとどまったそうです。
その一方で、交尾相手に食べられた数をみると、亜成体のメスに食べられたオスは皆無でしたが、高齢のメスでは57パーセント近くが犠牲になったそうです。
57パーセント…
半分以上食われてるんやな(笑)
しかも、高齢のメスと交尾する場合、オスは相手の気を引くためにかなりの労力を費やさなければならず、その求愛行動は、最長6時間に及ぶこともあるそうですからなかなかの重労働だね。
逆に、亜成体が相手だと、オスはほとんど求愛行動をとらず、少しだけメスの周りをうろついて、すぐに交尾に入るそうなんです。
実に不思議な現象ですねぇ…
研究チームの考えでは、オスが一見、不合理な交尾相手を選ぶ背景には、フェロモンが関係していると推測していますが、まだ真相は掴めてないそうです。
まぁ、亜成体を選ばないのは、まだ成熟しきっていないからという理由で、何となく分からんでもないですが、若い成体と高齢の成体で、高齢を選ぶってなると、高齢の方がいわゆる交尾後の産卵とかに何かメリットがあるんじゃないんでしょうかねぇ…。
人間の場合、「熟女好き」ってのが一定数いますが、まぁ分類すると、マニアックな方やしねぇ(笑)
しかも、クモの場合、高齢クモに手を出すと、食われちまう可能性も高いわけですから、何のために選んでんのか…
まったく謎ですが、ひとつ言えることは、人間以外の動物は、意味のない事はしないはず…
きっと、隠された何かがあるんでしょう。
と、オチはつきませんでしたが、このネタも続報が入ればお知らせいたします。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月12日の木曜日でございます。
ボチボチ入学式も終り、それなりに春のイベントは終了して日常に戻った頃でしょうか…。
まぁ、新入生は、小も中も高も大も、まだまだ慣れるところまではいかないでしょうけどね。
この4月を慌ただしく過ごす事により、来月五月病なんてのがあったりしますから、まぁのんびりいきゃいいですよ。
これは、もう50年生きた大人からのアドバイス。
学生時代なんか、慌てることは何もない。
あなたたちには、無限の可能性と、それを実現するだけの時間がありますから、じっくり腰を据えて頑張んなはれ。
ってことで、今日のネタに突入ですが、今日はそんな年の功的な要素も、少し入ったお話となってます。
年の功と言えば失礼になるんでしょうか…
こんなネット記事を見つけました。
「なぜか高齢なメス選ぶオス、クモで判明、利点なし」
交尾(交接)相手を求めるハイイロゴケグモのオスは、ときに不合理な選択をするそうなんです。
理論的には若いメスの方がベターな選択なわけですね。
彼女たちは長い求愛行動を要求しないし、高齢の相手よりも繁殖力に富んでいます。
また若い個体が交尾相手のオスを生きたまま食べる確率は、高齢の個体に比べると格段に低いということもあるそうなんです。
これも初めて知りました。
よく、カマキリのオスは交尾後、メスに食われるって話は耳にしますが、このクモもそんなことをするそうで…
しかも、高齢のメスグモの方が、オスを食っちゃう確率が高いんだそうですよ(笑)
何となく、分からんでもないような気もしますが、若いメスは食わないんだそうです。
ところが、今回発表された、新たな研究によりますた、選択肢が与えられた場合、ハイイロゴケグモのオスはむしろ高齢のメスを選ぶ傾向にあるというから不思議です。
「高齢のメスと交尾することで、オスは何らかの利益を得るはずだと我々は考えていました」と、論文の共著者で、イスラエル、エルサレム・ヘブライ大学の大学院生シェヴィ・ウェイナー氏は語っておられます。
「しかしこれまでのところ、彼らがなぜこのような選択をするのか、理由はわかりません」と…
研究チームは、「成熟したメスはフェロモンを多く放出することで若いオスを刺激し、交尾へと誘っている」のではないか、という仮説を立ててはいます。
年をとるほど、メス繁殖活動に必死になるのではないかってことですよね。
ハイイロゴケグモは英語で「brown widow spider(茶色の寡婦グモ)」と呼ばれているそうです。
この名前は、メスが自分よりもはるかに体の小さな、交尾相手のオスを食べてしまうことに由来しているそうです。
しかし数年前の研究により、ハイイロゴケグモのオスは成体になる直前の段階のメス(亜成体)とも交尾でき、亜成体のメスは交尾後も相手のオスを食べないことがわかったそうなんです。
「この場合、オスが得られる利益は非常に大きなものです。その後、他のメスと何度でも交尾ができるのですから」…
確かに、食われたら終りですけど、生きてたら何度でも繁殖活動を行えますよね。
ですが、メスの亜成体の期間は短いため、オスは必ずしもそうした相手を見つけられるとは限らないわけで、安全な(食われない)相手を見つけられないから、仕方なくリスクを冒して成体のメスを選んでるのかと…
そこで研究チームは、もしオスが成体か亜成体かを選べる場合、どういう行動に出るかを調査するわけです。
彼らはイスラエル中心部の公園で亜成体のメス、若い成体のメス、高齢のメス合計9匹を捕獲し、温室の中に均等に配置しました。
そして交尾経験のないオス11匹をその中央に置き、45分毎に3回観察したそうです。
すると、驚くことに大抵の場合、オスは皆、高齢のメスをめぐって争っていましたと…
研究チームはまた、交尾経験のないオスを、亜成体のメス、若い成体のメス、高齢のメスと1対1にさせて、それぞれの交尾行動を比較したところ…
オスは高齢のメスとは100パーセント交尾したそうですが、亜成体と交尾したのは半分以下にとどまったそうです。
その一方で、交尾相手に食べられた数をみると、亜成体のメスに食べられたオスは皆無でしたが、高齢のメスでは57パーセント近くが犠牲になったそうです。
57パーセント…
半分以上食われてるんやな(笑)
しかも、高齢のメスと交尾する場合、オスは相手の気を引くためにかなりの労力を費やさなければならず、その求愛行動は、最長6時間に及ぶこともあるそうですからなかなかの重労働だね。
逆に、亜成体が相手だと、オスはほとんど求愛行動をとらず、少しだけメスの周りをうろついて、すぐに交尾に入るそうなんです。
実に不思議な現象ですねぇ…
研究チームの考えでは、オスが一見、不合理な交尾相手を選ぶ背景には、フェロモンが関係していると推測していますが、まだ真相は掴めてないそうです。
まぁ、亜成体を選ばないのは、まだ成熟しきっていないからという理由で、何となく分からんでもないですが、若い成体と高齢の成体で、高齢を選ぶってなると、高齢の方がいわゆる交尾後の産卵とかに何かメリットがあるんじゃないんでしょうかねぇ…。
人間の場合、「熟女好き」ってのが一定数いますが、まぁ分類すると、マニアックな方やしねぇ(笑)
しかも、クモの場合、高齢クモに手を出すと、食われちまう可能性も高いわけですから、何のために選んでんのか…
まったく謎ですが、ひとつ言えることは、人間以外の動物は、意味のない事はしないはず…
きっと、隠された何かがあるんでしょう。
と、オチはつきませんでしたが、このネタも続報が入ればお知らせいたします。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院