ジビエ E type
2018年03月09日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
3月9日金曜日でございます。
来週辺り、卒業式なんてとこも多いんではないでしょうかね。
みなさんご卒業おめでとうございます。
新しい生活が始まるわけですから、色々大変でしょうけど頑張んなはれ。
てことで、今日もネタ突入ですが、今日はちょっとした医療系のネタをお送りしようかとおもいます。
先月になりますが、血液製剤の輸血で80代女性がE型肝炎ウイルスに感染、約100日後に劇症肝炎(急性肝不全)で死亡していたことが厚生労働省の有識者会議で報告されました。
E型肝炎ウイルスは主に、よく加熱されていない豚や野生動物の肉を食べることなどで感染する肝炎です。
比較的珍しい肝炎で、あまり罹患しないと思ってたもんですから、「肝炎」をテーマにサンデーイルネスを書いてた時も、A型、B型、C型、劇症肝炎とやっておいて「E型肝炎」には触れておりませんでした。
てことで、加熱不十分な肉を食べるのは要注意だぞと…。
日赤によると、この死亡した80代女性は多発性骨髄腫の治療中だったそうで、抗がん剤による肝機能の低下に加え、輸血でE型肝炎ウイルスに感染したことが複合要因となり、劇症肝炎を発症したとみられています。
献血者の血液から、死亡した女性から検出されたものと同じウイルスが検出されたそうですが、献血者はE型肝炎を発症していませんでした。
そして、献血の約2カ月前に生の鹿肉を食べたらしく、この時に感染したのではないかという話です。
生の鹿の肉…。
野生のやろね。
売ってないよね。鹿の肉なんて…
しかも生食できるのなんて…
E型肝炎は、E型肝炎ウイルスに汚染された肉や水などの摂取で感染します。
そして、感染から発症までの潜伏期間が2〜9週間(平均6週間)と長いこともあり、感染源が特定されないことも少なくないそうです。
国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると、平成24年から28年までにE型肝炎として届け出があった701人のうち、推定感染源の記載があったのは約4割の290人にとどまってるそうで、以外は感染源の特定に至ってないと…。
そして、推定感染源で最も多かったのが、豚(肉・レバー)で121人、次いでイノシシ34人、鹿32人の順だそうです。
豚では半数の661人がレバーを食べており、29人が生で食べていたそうです。
豚の生はイカンてば(笑)
そしてイノシシ、鹿…
みんな野生のもん食ってんだね。
ていうわたくし院長も、実は一度野生のイノシシを食べたことあるんですよね。
もちろん生ではないですよ。
とある友人が、車で山道を走行中に、イノシシをはねてしまい、そのまま放置するのもアレだからと、持ち帰ってきたものを、その彼がかっさばいて、鍋に入れて食べました。
その友人が、比較的田舎の人っていうか、山育ちで子供の頃から鳥獣を捕獲したら食すという文化を持っていたので、偶然にもご相伴にあずかることができましたが、まぁ普通はなかなかないよね。
と、脱線しましたが最近は、新たなグルメとして、鹿やイノシシなどジビエ(野生動物)の肉・レバーが食されてるって話ですから要注意でございます。
新たなグルメ…
そして、ジビエの肉・レバーは生食での提供が禁止されていないんですよね。
ですから、仮にお店なんかでも提供される可能性はあるわけです。
で、みなさんもイマイチピンときてないでしょうけど、肝炎に汚染されてる肉って言うても、腐ってるわけじゃないですからね(笑)
食べただけでは気付かないわけなんですよ。
もちろん、提供する人も分かってないわけです。
食中毒じゃないですからね。
ですから、豚やジビエ肉は、中心部まで十分加熱して食べないとイカンわけです。
まぁ、E型肝炎は、自然に治る場合も結構あるんですが、運悪くこの80歳の患者さんのように抵抗力が無くなってる時だとか、妊娠中なんかも劇症化するリスクは高まります。
みなさん、もう勉強して下さってるでしょうけど、劇症肝炎はヤバイからね。
そうなるリスクを冒してまで、新しいグルメになんぞ挑戦せんでもよろしいから(笑)
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月9日金曜日でございます。
来週辺り、卒業式なんてとこも多いんではないでしょうかね。
みなさんご卒業おめでとうございます。
新しい生活が始まるわけですから、色々大変でしょうけど頑張んなはれ。
てことで、今日もネタ突入ですが、今日はちょっとした医療系のネタをお送りしようかとおもいます。
先月になりますが、血液製剤の輸血で80代女性がE型肝炎ウイルスに感染、約100日後に劇症肝炎(急性肝不全)で死亡していたことが厚生労働省の有識者会議で報告されました。
E型肝炎ウイルスは主に、よく加熱されていない豚や野生動物の肉を食べることなどで感染する肝炎です。
比較的珍しい肝炎で、あまり罹患しないと思ってたもんですから、「肝炎」をテーマにサンデーイルネスを書いてた時も、A型、B型、C型、劇症肝炎とやっておいて「E型肝炎」には触れておりませんでした。
てことで、加熱不十分な肉を食べるのは要注意だぞと…。
日赤によると、この死亡した80代女性は多発性骨髄腫の治療中だったそうで、抗がん剤による肝機能の低下に加え、輸血でE型肝炎ウイルスに感染したことが複合要因となり、劇症肝炎を発症したとみられています。
献血者の血液から、死亡した女性から検出されたものと同じウイルスが検出されたそうですが、献血者はE型肝炎を発症していませんでした。
そして、献血の約2カ月前に生の鹿肉を食べたらしく、この時に感染したのではないかという話です。
生の鹿の肉…。
野生のやろね。
売ってないよね。鹿の肉なんて…
しかも生食できるのなんて…
E型肝炎は、E型肝炎ウイルスに汚染された肉や水などの摂取で感染します。
そして、感染から発症までの潜伏期間が2〜9週間(平均6週間)と長いこともあり、感染源が特定されないことも少なくないそうです。
国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると、平成24年から28年までにE型肝炎として届け出があった701人のうち、推定感染源の記載があったのは約4割の290人にとどまってるそうで、以外は感染源の特定に至ってないと…。
そして、推定感染源で最も多かったのが、豚(肉・レバー)で121人、次いでイノシシ34人、鹿32人の順だそうです。
豚では半数の661人がレバーを食べており、29人が生で食べていたそうです。
豚の生はイカンてば(笑)
そしてイノシシ、鹿…
みんな野生のもん食ってんだね。
ていうわたくし院長も、実は一度野生のイノシシを食べたことあるんですよね。
もちろん生ではないですよ。
とある友人が、車で山道を走行中に、イノシシをはねてしまい、そのまま放置するのもアレだからと、持ち帰ってきたものを、その彼がかっさばいて、鍋に入れて食べました。
その友人が、比較的田舎の人っていうか、山育ちで子供の頃から鳥獣を捕獲したら食すという文化を持っていたので、偶然にもご相伴にあずかることができましたが、まぁ普通はなかなかないよね。
と、脱線しましたが最近は、新たなグルメとして、鹿やイノシシなどジビエ(野生動物)の肉・レバーが食されてるって話ですから要注意でございます。
新たなグルメ…
そして、ジビエの肉・レバーは生食での提供が禁止されていないんですよね。
ですから、仮にお店なんかでも提供される可能性はあるわけです。
で、みなさんもイマイチピンときてないでしょうけど、肝炎に汚染されてる肉って言うても、腐ってるわけじゃないですからね(笑)
食べただけでは気付かないわけなんですよ。
もちろん、提供する人も分かってないわけです。
食中毒じゃないですからね。
ですから、豚やジビエ肉は、中心部まで十分加熱して食べないとイカンわけです。
まぁ、E型肝炎は、自然に治る場合も結構あるんですが、運悪くこの80歳の患者さんのように抵抗力が無くなってる時だとか、妊娠中なんかも劇症化するリスクは高まります。
みなさん、もう勉強して下さってるでしょうけど、劇症肝炎はヤバイからね。
そうなるリスクを冒してまで、新しいグルメになんぞ挑戦せんでもよろしいから(笑)
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院