昆虫採集 Insect collecting
2018年01月24日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
1月24日の水曜日でございますです。
毎日寒いです。
そしてなんかよく聞くんですが「今年は特別寒い」って(笑)
いや、去年も寒かったし。
そんな真冬のさなか、昨日のネタ覚えておられます?
いや、ネタ自体は植物に麻酔が効くよって話だったんですけど、そこから脱線して…
子供の頃に遊んだ、昆虫採集セットに話がいきまして…
で、書いてて気になったもんですから、今日はそれを調べてみたので発表します(笑)
発表って言っても、なにせもう50年近く前の物ですから、当然現存してる筈はありません。
しかも、どうも怪しいメーカー(笑)品が多かった様で、まぁ昭和40年代あたりの、平和なのか無頓着なのかの時代が、垣間見える面白い話が出来上がりました(笑)
では、さっそく「昆虫採集の旅」
いってみよ。
昭和の子供たちにとって、昆虫の標本は夏休みの自由研究の定番ともいえる存在でした。
そこで役にたったのが「昆虫採集キット」なわけで、普通の紙の箱の中に、注射器や虫眼鏡、ピンセット、ピン、そして院長の記憶では緑と赤の液体が入ってビンが付属されていました。
で、今回院長が「麻酔」と思っていた薬剤は、調べてみるとどうも「殺虫液」なるものだったようなんですね。
そりゃ…
そうだよね。
もし「麻酔」なら、ピンに止めるまではいいけど、そこから麻酔が覚めたら、ジタバタしよるやん(笑)
そこを今日まで考えず、麻酔とばかり記憶してたのですが、40年ぶりくらいで訂正されました。良かった良かった。
で、この昆虫採取セットなんですが、今でも一応販売されています。
で・す・が…
「防腐剤(ナフタリン)不使用、針や危険な薬を使わない安全なキットです。」
てな但し書きが箱に書いてあるやん(笑)
こんなもん…
あきまへん。
ここで、防腐剤(ナフタリン)不使用って書いてあるという事は、昔のあの色付きの薬剤は、殺虫液と防腐剤だったんでしょうねぇ…。
つまり、虫を殺して、腐らないように処理するっていう本格的なものなわけですな。
ですが、当時駄菓子屋なんかにも200円位で売ってましたしね。
本格的なはずはありまへんわな。
200円といったら、当時のレートではなかなかの高額とはいえますが、それでも100円のガチャガチャもありましたし、手の届かない様な金額では決してないです。
この当時の小学生のこづかいが1日30円〜50円、まぁ多くて100円位までですから、4、5日も駄菓子買うのを我慢すれば買える位ですからね。
そう思い、調べてみたんですがどうもやはりこの「昆虫採集キット」自体が、かなりいい加減な商品のようで…。
つまり、まともなメーカーなんかが売り出してるわけではなく、駄菓子屋などで定番的に売られる「駄玩具」とよばれる、まぁチープなおもちゃを作ってる、所在も不明なメーカーが作っていたようなんですね。
実際、ネット上で調べた限りは、商品の箱、中身にメーカーの記載がない、薬剤の内容が何も書いてない、使用説明書がない、など今では考えられない適当さだったそうです。
ですから、例の薬剤も、本当は色をつけた水を入れてるだけって疑いまで出る始末です。
謎の薬液に注射器…
これを、駄菓子屋で子供がこづかいで買えるんですから、もうアカンとしか言いようがないやんか(笑)
昭和の恐ろしさやねぇ…。
結局、色々調べてみても、どうも薬剤は薄いメタノールかホルマリンの類だろうって感じですね。
多分、この液を注射されて死ぬってよりは、つかまえられて針を刺されて、なんか水分を体内に入れられてショック死してたんじゃないのかなぁ…
虫たち…
そして、箱の中にピンで止められ、飽きるまで放置…。
こんなもん、アカンわな。
てか、本物の注射器入れてる時点で、時代どうのじゃなく何を考えてたんでしょう。
1980年代には販売中止になってるようなんですが、中止になった理由は、その注射器で「子供」が事故を起こしたって説と、その注射器を違う目的で使う「大人」が現れだしたからって二つの理由が、まことしやかにネットには書かれてましたが、まぁどっちもありそう。
まぁ、今ほど衛生観念もない時代ですから、注射器なんて一本あったらしばらく使える(笑)し、それが200〜300円なら、愛用者は買うでしょう。
恐ろしきかな昭和玩具…
そういや、駄菓子屋にパチンコとか変なナイフとかも平気で売ってたよなぁ…
パチンコなんて生き物めがけちゃダメって書いてあったけど、ただの強力な武器やしなぁ…。
と、最後はオチがつきませんが、時代が平和だったのかもしれませんね。
「注意書き通り使う」ことさえしてくれたら、事故なんて起こらないんですから…
多少は無茶しても、ここ!って線は超えないなにかが働いてたのかもしれませんしね。
やはり、昭和を20年生きましたから、色々懐かしいとは思いますが…
今年で平成30年ですから、もう平成で生きた年数のが長いんやな…。
それって、時代の移り変わりに乗れてないってことなんでしょうかね(;'∀')
昭和を懐かしむなんて気持ちがある時点で、平成人にはなり切れてないのかもね。
もう再来年には次の時代が来るってのに…
このまま進歩はなさそうですな(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月24日の水曜日でございますです。
毎日寒いです。
そしてなんかよく聞くんですが「今年は特別寒い」って(笑)
いや、去年も寒かったし。
そんな真冬のさなか、昨日のネタ覚えておられます?
いや、ネタ自体は植物に麻酔が効くよって話だったんですけど、そこから脱線して…
子供の頃に遊んだ、昆虫採集セットに話がいきまして…
で、書いてて気になったもんですから、今日はそれを調べてみたので発表します(笑)
発表って言っても、なにせもう50年近く前の物ですから、当然現存してる筈はありません。
しかも、どうも怪しいメーカー(笑)品が多かった様で、まぁ昭和40年代あたりの、平和なのか無頓着なのかの時代が、垣間見える面白い話が出来上がりました(笑)
では、さっそく「昆虫採集の旅」
いってみよ。
昭和の子供たちにとって、昆虫の標本は夏休みの自由研究の定番ともいえる存在でした。
そこで役にたったのが「昆虫採集キット」なわけで、普通の紙の箱の中に、注射器や虫眼鏡、ピンセット、ピン、そして院長の記憶では緑と赤の液体が入ってビンが付属されていました。
で、今回院長が「麻酔」と思っていた薬剤は、調べてみるとどうも「殺虫液」なるものだったようなんですね。
そりゃ…
そうだよね。
もし「麻酔」なら、ピンに止めるまではいいけど、そこから麻酔が覚めたら、ジタバタしよるやん(笑)
そこを今日まで考えず、麻酔とばかり記憶してたのですが、40年ぶりくらいで訂正されました。良かった良かった。
で、この昆虫採取セットなんですが、今でも一応販売されています。
で・す・が…
「防腐剤(ナフタリン)不使用、針や危険な薬を使わない安全なキットです。」
てな但し書きが箱に書いてあるやん(笑)
こんなもん…
あきまへん。
ここで、防腐剤(ナフタリン)不使用って書いてあるという事は、昔のあの色付きの薬剤は、殺虫液と防腐剤だったんでしょうねぇ…。
つまり、虫を殺して、腐らないように処理するっていう本格的なものなわけですな。
ですが、当時駄菓子屋なんかにも200円位で売ってましたしね。
本格的なはずはありまへんわな。
200円といったら、当時のレートではなかなかの高額とはいえますが、それでも100円のガチャガチャもありましたし、手の届かない様な金額では決してないです。
この当時の小学生のこづかいが1日30円〜50円、まぁ多くて100円位までですから、4、5日も駄菓子買うのを我慢すれば買える位ですからね。
そう思い、調べてみたんですがどうもやはりこの「昆虫採集キット」自体が、かなりいい加減な商品のようで…。
つまり、まともなメーカーなんかが売り出してるわけではなく、駄菓子屋などで定番的に売られる「駄玩具」とよばれる、まぁチープなおもちゃを作ってる、所在も不明なメーカーが作っていたようなんですね。
実際、ネット上で調べた限りは、商品の箱、中身にメーカーの記載がない、薬剤の内容が何も書いてない、使用説明書がない、など今では考えられない適当さだったそうです。
ですから、例の薬剤も、本当は色をつけた水を入れてるだけって疑いまで出る始末です。
謎の薬液に注射器…
これを、駄菓子屋で子供がこづかいで買えるんですから、もうアカンとしか言いようがないやんか(笑)
昭和の恐ろしさやねぇ…。
結局、色々調べてみても、どうも薬剤は薄いメタノールかホルマリンの類だろうって感じですね。
多分、この液を注射されて死ぬってよりは、つかまえられて針を刺されて、なんか水分を体内に入れられてショック死してたんじゃないのかなぁ…
虫たち…
そして、箱の中にピンで止められ、飽きるまで放置…。
こんなもん、アカンわな。
てか、本物の注射器入れてる時点で、時代どうのじゃなく何を考えてたんでしょう。
1980年代には販売中止になってるようなんですが、中止になった理由は、その注射器で「子供」が事故を起こしたって説と、その注射器を違う目的で使う「大人」が現れだしたからって二つの理由が、まことしやかにネットには書かれてましたが、まぁどっちもありそう。
まぁ、今ほど衛生観念もない時代ですから、注射器なんて一本あったらしばらく使える(笑)し、それが200〜300円なら、愛用者は買うでしょう。
恐ろしきかな昭和玩具…
そういや、駄菓子屋にパチンコとか変なナイフとかも平気で売ってたよなぁ…
パチンコなんて生き物めがけちゃダメって書いてあったけど、ただの強力な武器やしなぁ…。
と、最後はオチがつきませんが、時代が平和だったのかもしれませんね。
「注意書き通り使う」ことさえしてくれたら、事故なんて起こらないんですから…
多少は無茶しても、ここ!って線は超えないなにかが働いてたのかもしれませんしね。
やはり、昭和を20年生きましたから、色々懐かしいとは思いますが…
今年で平成30年ですから、もう平成で生きた年数のが長いんやな…。
それって、時代の移り変わりに乗れてないってことなんでしょうかね(;'∀')
昭和を懐かしむなんて気持ちがある時点で、平成人にはなり切れてないのかもね。
もう再来年には次の時代が来るってのに…
このまま進歩はなさそうですな(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院