NO PAIN NO GAIN?
2018年01月18日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
1月18日の木曜日でございます。
1月も後半戦に入り、ますます寒くなってきてたんですが…
昨日、今日となんか暖かい気がする。
少し暖かいと随分楽ですが、やはり手足は冷たいなぁ…。
特に指先の冷えは、一回冷え切っちゃうとなかなか元に戻りません。
もう、感覚がなくなり痺れてきますから、これは歳のせいだけでなく、相当血流が悪いんだなぁと…。
って感じの真冬を満喫しておりますが、今日は、この寒くて感覚が麻痺してしまうってとこから、痛みを感じない「体質」を持った人のお話をご紹介しようかと思っております。
イタリアに住むマルシリさん一家は、痛みの感覚がほとんどありません。骨折をしても火傷をしても気が付かないレベルにしか感じないそうです。
この家族の遺伝子を研究したところ、「ZFHX2」という遺伝子が突然変異を起こしていることが判明しました。
そして、この症状はマルシリさん一家の名字から「マルシリ症候群」と名付けられました。
このマルシリ一家、家族6人、全員が痛みをほとんど感じないんですね。
マルシリ症候群を持つ一家は、ドメーニカ(78)、彼女のふたりの娘、エレナとレティツィア、エレナの娘バージニア、レティツィアの息子、ルドヴィコとベルナルドの6人です。
つまり、ドメーニカの血縁者は全て、この、マルシリ症候群が発症しているわけですね。
これは当然、遺伝的要因が働いてると思われますが、今のところまだ確定的には、解明されていないようです。
この家族全員、通常わたしたちが感じるような痛みを感じる感覚がほとんどなく、怪我をしても気がつかないということです。
手足を骨折しても、痛くないので気がつかないと…。
最初に折れたときに痛みを感じることがあっても、その痛みは非常に早く消えてしまうそうなんです。
78歳のドメーニカはこれまで何度も骨折していますが、レントゲン撮影の結果、それに気が付くことなく自然に硬化していることを後で知ります。
また火傷も平気なので皮膚には火傷の跡が数多く残されています。
ドメーニカの娘、レティツィアも、スキーで肩を骨折しましたが、その後もスキーを続け、運転して家に帰ってきて、翌日になるまで自分が骨折したことに気づかなかったというエピソードを持っていますし、テニスをして、肘の骨を折ったときも同様だったそうです。
またレティツィアの息子、ルドヴィコはサッカーをやっていますが、足首にいくつも骨折の跡がみられたそうです。
次男のベルナルドも、自転車から転倒し、やはり骨折していたのに気が付かず、肘に骨折の跡があったということです。
その他、こういった逸話は暇なくあり、この家族全員の痛覚欠如の原因を突き止めるために、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジのジェームズ・コックスらが研究に乗り出したわけです。。
そこで、6人全員、皮膚の痛覚神経の数は通常の人と変わりはなかったが「ZFHX2」という遺伝子に異常が見つかりました。
そこで研究チームは、マウスからこの「ZFHX2遺伝子」をすべて取り去り、さらに実験を行いました。
すると「ZFHX2遺伝子」を取り去られたマウスは、痛みを与えてもほとんどなにも感じませんが、熱の刺激には極度に敏感になることがわかったそうです。
そして次の実験では、マウスに、マルシリ一家がもつのと同じ突然変異した「ZFHX2遺伝子」を埋め込んだところ…
痛みだけでなく、熱の刺激をもほとんど感じなくなったそうです。
つまり、「ZFHX2遺伝子」そのものではなく、変異した「ZFHX2遺伝子」に鍵があるということが分かったわけです。
通常は「ZFHX2遺伝子」が、痛みを感知する遺伝子を含む、ほかの16の遺伝子の活動をコントロールしているのですが、変異によってこうした影響が出てくるらしいということまではわかったそうです。
ですが、まだまだ原因も、メカニズムも分かっていない事なかりで、これからの研究に期待が集まるところです。
そして、研究チームは、この遺伝子を研究することで新たな鎮痛剤の開発を目標にしています。
この遺伝子について、完璧に解明されれば、「痛み」に対する概念が変わるかもしれません。
痛みそのものを感じなくするという、新しい「治療法」が生まれるかもしれないわけですな。
ですから、逆にマルシリ家族の無痛症を逆転させ、正常に戻すことも可能になるかもしれないと研究チームは言ってるんですが…
意外な事に、マルシリ家族はそれを望んでいないそうなんです。
つまり、彼女らは特異的な自分たちの感覚を良しとしてるわけなんですよね。
そりゃ、考えようによっちゃ痛くないんですから、良いと言えば良い様な気はしますが…
でも痛みを感じないからこそ、ケガするってこともありますし、痛くないから恐怖心も少ないんですよね。
なので、この家族、やたら骨折してますしね(笑)
まぁ、どっちがいいかは分かりませんが、やはり人間、普通が一番かなと…。
日常的に身体の痛い、院長はそう思うわけですな。
もし、痛みを全く感じなかったら…
必ず取り返しのつかない様な大ケガをしそうですから…
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月18日の木曜日でございます。
1月も後半戦に入り、ますます寒くなってきてたんですが…
昨日、今日となんか暖かい気がする。
少し暖かいと随分楽ですが、やはり手足は冷たいなぁ…。
特に指先の冷えは、一回冷え切っちゃうとなかなか元に戻りません。
もう、感覚がなくなり痺れてきますから、これは歳のせいだけでなく、相当血流が悪いんだなぁと…。
って感じの真冬を満喫しておりますが、今日は、この寒くて感覚が麻痺してしまうってとこから、痛みを感じない「体質」を持った人のお話をご紹介しようかと思っております。
イタリアに住むマルシリさん一家は、痛みの感覚がほとんどありません。骨折をしても火傷をしても気が付かないレベルにしか感じないそうです。
この家族の遺伝子を研究したところ、「ZFHX2」という遺伝子が突然変異を起こしていることが判明しました。
そして、この症状はマルシリさん一家の名字から「マルシリ症候群」と名付けられました。
このマルシリ一家、家族6人、全員が痛みをほとんど感じないんですね。
マルシリ症候群を持つ一家は、ドメーニカ(78)、彼女のふたりの娘、エレナとレティツィア、エレナの娘バージニア、レティツィアの息子、ルドヴィコとベルナルドの6人です。
つまり、ドメーニカの血縁者は全て、この、マルシリ症候群が発症しているわけですね。
これは当然、遺伝的要因が働いてると思われますが、今のところまだ確定的には、解明されていないようです。
この家族全員、通常わたしたちが感じるような痛みを感じる感覚がほとんどなく、怪我をしても気がつかないということです。
手足を骨折しても、痛くないので気がつかないと…。
最初に折れたときに痛みを感じることがあっても、その痛みは非常に早く消えてしまうそうなんです。
78歳のドメーニカはこれまで何度も骨折していますが、レントゲン撮影の結果、それに気が付くことなく自然に硬化していることを後で知ります。
また火傷も平気なので皮膚には火傷の跡が数多く残されています。
ドメーニカの娘、レティツィアも、スキーで肩を骨折しましたが、その後もスキーを続け、運転して家に帰ってきて、翌日になるまで自分が骨折したことに気づかなかったというエピソードを持っていますし、テニスをして、肘の骨を折ったときも同様だったそうです。
またレティツィアの息子、ルドヴィコはサッカーをやっていますが、足首にいくつも骨折の跡がみられたそうです。
次男のベルナルドも、自転車から転倒し、やはり骨折していたのに気が付かず、肘に骨折の跡があったということです。
その他、こういった逸話は暇なくあり、この家族全員の痛覚欠如の原因を突き止めるために、ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジのジェームズ・コックスらが研究に乗り出したわけです。。
そこで、6人全員、皮膚の痛覚神経の数は通常の人と変わりはなかったが「ZFHX2」という遺伝子に異常が見つかりました。
そこで研究チームは、マウスからこの「ZFHX2遺伝子」をすべて取り去り、さらに実験を行いました。
すると「ZFHX2遺伝子」を取り去られたマウスは、痛みを与えてもほとんどなにも感じませんが、熱の刺激には極度に敏感になることがわかったそうです。
そして次の実験では、マウスに、マルシリ一家がもつのと同じ突然変異した「ZFHX2遺伝子」を埋め込んだところ…
痛みだけでなく、熱の刺激をもほとんど感じなくなったそうです。
つまり、「ZFHX2遺伝子」そのものではなく、変異した「ZFHX2遺伝子」に鍵があるということが分かったわけです。
通常は「ZFHX2遺伝子」が、痛みを感知する遺伝子を含む、ほかの16の遺伝子の活動をコントロールしているのですが、変異によってこうした影響が出てくるらしいということまではわかったそうです。
ですが、まだまだ原因も、メカニズムも分かっていない事なかりで、これからの研究に期待が集まるところです。
そして、研究チームは、この遺伝子を研究することで新たな鎮痛剤の開発を目標にしています。
この遺伝子について、完璧に解明されれば、「痛み」に対する概念が変わるかもしれません。
痛みそのものを感じなくするという、新しい「治療法」が生まれるかもしれないわけですな。
ですから、逆にマルシリ家族の無痛症を逆転させ、正常に戻すことも可能になるかもしれないと研究チームは言ってるんですが…
意外な事に、マルシリ家族はそれを望んでいないそうなんです。
つまり、彼女らは特異的な自分たちの感覚を良しとしてるわけなんですよね。
そりゃ、考えようによっちゃ痛くないんですから、良いと言えば良い様な気はしますが…
でも痛みを感じないからこそ、ケガするってこともありますし、痛くないから恐怖心も少ないんですよね。
なので、この家族、やたら骨折してますしね(笑)
まぁ、どっちがいいかは分かりませんが、やはり人間、普通が一番かなと…。
日常的に身体の痛い、院長はそう思うわけですな。
もし、痛みを全く感じなかったら…
必ず取り返しのつかない様な大ケガをしそうですから…
ではまた〜

京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院