戌イヌ寅トラ
2017年12月06日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
12月6日の水曜日でございます。
寒い毎日ですが、みなさんいかがお過ごし?
慌ただしい12月って言っても、まだ6日やし…。
とか思ってると、すぐにくるよ。
ほんまに。
年賀状とか早めに段取りしないとねぇ〜…。
で、来年のカレンダーだの手帳だのが幅をきかせてきましたね〜。
来年は戌年だけに、ワンコのカレンダーがやたら多いですな。
ワンコは人気者ですしね〜。
来年は、可愛らしい子犬のカレンダーででも癒されて下さい。
って感じで、今日のネタに入っていきますが、今日はそんなワンコの永遠のライバル…。
そう。
それは猫。
ペットと言えば、この二大巨塔が崩れることはないであろう位、日本では人気を二分するアイドル達です。
でも、猫は干支にはないやん。
でもしかし…。
ちゃんと、仲間の寅がはいってますやん。
ネコ科最大の猛獣トラ。
こいつがちゃんとランクインしてますから、猫は干支にないなんて言わせませんよ(笑)
で、今日のネタの本題は、干支の話ではなく…。
どうしてトラのように大きなイヌのなかまはいないのか?
これについてお話していきたいと思います。
イヌのなかまとネコ(犬、猫はいわゆるワンコとにゃんこの呼称に使われる文字として、カタカナ表記はイヌ科ネコ科をさす意味で使い分けてます)のなかまは、もともと同じ祖先から発生した動物です。
ですが、それぞれ異なる歴史をたどり、別の捕食動物へと進化しました。身体的にも生態的にも異なるところはたくさんありますが、単純に大きさもちがいます。
基本的にネコ科動物のほうがバリエーションが豊富で、最大種もネコ科に軍配があがります。
地球上で、イヌ科の最大種とされるのはダイアウルフという、13万〜1万年前に北米に生息していたオオカミのなかまだと言われています。
体高80p、頭胴長130pと、体格は今のオオカミとそれほどかわりませんが、体重は70s程度と大型亜種のオオカミの平均よりも少し重いといわれています。
いっぽう、ネコ科の最大種は現生のアムールトラで、体高120cm、頭胴長250cmとオオカミよりもずっと大きく、体重も300sをゆうに超えます。
また、ネコ科にはそれほど大きくはなくても、オオカミより大きな種類はけっこういます。ライオンとかヒョウとかチーターとか…。
食肉目を代表する捕食者同士、どうしてこのような体格差がうまれたのでしょうか…。
今日はその謎を紐解いていきましょう。
まず一番に考えられるのは、狩りの仕方だと思われます。
ネコのなかまは、もともと森林の木陰に潜んで、やってきた獲物に一瞬で飛びかかって仕留める、待ち伏せ型の狩りを行います。
この狩りに必要なのは瞬発力と獲物を力づくで抑え込むためのパワーです。
瞬発力やパワーは基本的に筋肉(瞬発力を生み出す種類の筋肉)の量が多くなれば増加するため、体が大きくなったほうが、獲物を捕らえやすくなります。
また、体が重ければ獲物を抑え込むのにも有利になるため、体の大きな種類が現れるようになったと考えられています。
ではイヌはどうでしょう。イヌのなかまは、長い間獲物を追跡して、獲物が疲れてきたところを襲う、追跡型の狩りをします。
この狩りの方法には、瞬発力よりも持久力が求められます。体が大きくなって体重が増えれば、持久力が落ちてしまいますし、ネコのように相手を力づくで捕まえる必要がないため、体の重さが狩りに有利には働きません。
そのため、イヌはネコほどは大きな体にはならなかったと言われています。
ちなみに、雑学ですが「送りオオカミ」なんて言葉がありますよね。
これは、男性が親切に女性を送っていき、その途中で豹変してしまう様を形容した言葉なんですが、これはオオカミの狩りのスタイルからきています。
つまり、オオカミは獲物に出くわすとずっと相手をつけ回し、獲物が疲れるまでついてくるわけです。
これはあたかも、オオカミが送っていってるように見えるんだって。
って脱線しましたが、こういう経緯で、イヌ科の身体はあまり大きくならなかったわけですね。
で、ここで少し疑問がわきません?
イヌ科、ネコ科で考えると確かにネコ科の圧勝ですけど、犬、猫で考えると圧倒的に犬の勝ちぢゃね?
いわゆる大型犬と呼ばれる子達の中には、オオカミに匹敵するくらいの大きさのもいます。アイリッシュ・ウルフハウンドとかグレートデーンとか…。
でも…。
そもそもデカいはずのネコ科の猫っていったら…
メチャメチャ小さいやん。
しかし、ここで言うところの犬と猫は、基本的に人為的に交配させてつくられています。
つまり、猫も大きくすることが可能なはず。
では、なぜ大きなキャットはいないのきゃ?(笑)
これは、どうも猫の気まぐれさに関係があるようで、犬は従順ですから大きくても飼えると。
そりゃ、ドーベルマンだの土佐犬だののクラスの大型犬が、本気を出せば、人間なんてあっちゅうまにやられるわな。
でも、犬は従順ですから人間のいう事をきいてくれます。
その点、猫はどうでしょう。
気まぐれですからね〜。
あの猫の気まぐれ加減は、あのサイズやから許されますが、人間のいう事を聞かないトラなんて、もう危険しかないですもんね。
そんな理由があって猫の大きいのはいないようなんです。
野生の場合、圧倒的にネコ科の勝ちですが、これが犬対猫になると逆転するんだなぁ〜ってお話でした。
ま、どうでもいい話ですけど、ちょっとした話題くらいにはなるでしょ?(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月6日の水曜日でございます。
寒い毎日ですが、みなさんいかがお過ごし?
慌ただしい12月って言っても、まだ6日やし…。
とか思ってると、すぐにくるよ。
ほんまに。
年賀状とか早めに段取りしないとねぇ〜…。
で、来年のカレンダーだの手帳だのが幅をきかせてきましたね〜。
来年は戌年だけに、ワンコのカレンダーがやたら多いですな。
ワンコは人気者ですしね〜。
来年は、可愛らしい子犬のカレンダーででも癒されて下さい。
って感じで、今日のネタに入っていきますが、今日はそんなワンコの永遠のライバル…。
そう。
それは猫。
ペットと言えば、この二大巨塔が崩れることはないであろう位、日本では人気を二分するアイドル達です。
でも、猫は干支にはないやん。
でもしかし…。
ちゃんと、仲間の寅がはいってますやん。
ネコ科最大の猛獣トラ。
こいつがちゃんとランクインしてますから、猫は干支にないなんて言わせませんよ(笑)
で、今日のネタの本題は、干支の話ではなく…。
どうしてトラのように大きなイヌのなかまはいないのか?
これについてお話していきたいと思います。
イヌのなかまとネコ(犬、猫はいわゆるワンコとにゃんこの呼称に使われる文字として、カタカナ表記はイヌ科ネコ科をさす意味で使い分けてます)のなかまは、もともと同じ祖先から発生した動物です。
ですが、それぞれ異なる歴史をたどり、別の捕食動物へと進化しました。身体的にも生態的にも異なるところはたくさんありますが、単純に大きさもちがいます。
基本的にネコ科動物のほうがバリエーションが豊富で、最大種もネコ科に軍配があがります。
地球上で、イヌ科の最大種とされるのはダイアウルフという、13万〜1万年前に北米に生息していたオオカミのなかまだと言われています。
体高80p、頭胴長130pと、体格は今のオオカミとそれほどかわりませんが、体重は70s程度と大型亜種のオオカミの平均よりも少し重いといわれています。
いっぽう、ネコ科の最大種は現生のアムールトラで、体高120cm、頭胴長250cmとオオカミよりもずっと大きく、体重も300sをゆうに超えます。
また、ネコ科にはそれほど大きくはなくても、オオカミより大きな種類はけっこういます。ライオンとかヒョウとかチーターとか…。
食肉目を代表する捕食者同士、どうしてこのような体格差がうまれたのでしょうか…。
今日はその謎を紐解いていきましょう。
まず一番に考えられるのは、狩りの仕方だと思われます。
ネコのなかまは、もともと森林の木陰に潜んで、やってきた獲物に一瞬で飛びかかって仕留める、待ち伏せ型の狩りを行います。
この狩りに必要なのは瞬発力と獲物を力づくで抑え込むためのパワーです。
瞬発力やパワーは基本的に筋肉(瞬発力を生み出す種類の筋肉)の量が多くなれば増加するため、体が大きくなったほうが、獲物を捕らえやすくなります。
また、体が重ければ獲物を抑え込むのにも有利になるため、体の大きな種類が現れるようになったと考えられています。
ではイヌはどうでしょう。イヌのなかまは、長い間獲物を追跡して、獲物が疲れてきたところを襲う、追跡型の狩りをします。
この狩りの方法には、瞬発力よりも持久力が求められます。体が大きくなって体重が増えれば、持久力が落ちてしまいますし、ネコのように相手を力づくで捕まえる必要がないため、体の重さが狩りに有利には働きません。
そのため、イヌはネコほどは大きな体にはならなかったと言われています。
ちなみに、雑学ですが「送りオオカミ」なんて言葉がありますよね。
これは、男性が親切に女性を送っていき、その途中で豹変してしまう様を形容した言葉なんですが、これはオオカミの狩りのスタイルからきています。
つまり、オオカミは獲物に出くわすとずっと相手をつけ回し、獲物が疲れるまでついてくるわけです。
これはあたかも、オオカミが送っていってるように見えるんだって。
って脱線しましたが、こういう経緯で、イヌ科の身体はあまり大きくならなかったわけですね。
で、ここで少し疑問がわきません?
イヌ科、ネコ科で考えると確かにネコ科の圧勝ですけど、犬、猫で考えると圧倒的に犬の勝ちぢゃね?
いわゆる大型犬と呼ばれる子達の中には、オオカミに匹敵するくらいの大きさのもいます。アイリッシュ・ウルフハウンドとかグレートデーンとか…。
でも…。
そもそもデカいはずのネコ科の猫っていったら…
メチャメチャ小さいやん。
しかし、ここで言うところの犬と猫は、基本的に人為的に交配させてつくられています。
つまり、猫も大きくすることが可能なはず。
では、なぜ大きなキャットはいないのきゃ?(笑)
これは、どうも猫の気まぐれさに関係があるようで、犬は従順ですから大きくても飼えると。
そりゃ、ドーベルマンだの土佐犬だののクラスの大型犬が、本気を出せば、人間なんてあっちゅうまにやられるわな。
でも、犬は従順ですから人間のいう事をきいてくれます。
その点、猫はどうでしょう。
気まぐれですからね〜。
あの猫の気まぐれ加減は、あのサイズやから許されますが、人間のいう事を聞かないトラなんて、もう危険しかないですもんね。
そんな理由があって猫の大きいのはいないようなんです。
野生の場合、圧倒的にネコ科の勝ちですが、これが犬対猫になると逆転するんだなぁ〜ってお話でした。
ま、どうでもいい話ですけど、ちょっとした話題くらいにはなるでしょ?(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院