(40)サンデーイルネス(仮)めまいについて
2017年12月03日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月3日のサンデーイルネスでございます。
12月やねぇ…(^^;
12月に入りましたって言ってから、もう3日ですから(笑)
今年も残すところ後4週間ってことになりました。
ま、12月は忙しいのもありますが、イベント事も多いですよね。
クリスマスとかあるし、忘年会もあるし…。
この忘年会ってのがくせ者で、いろんな仲間たちと催されるんで全部参加した日にゃ、もう大変です。
毎週末が忘年会(笑)
これでは身体がもちませんよねぇ…
てな始まりですが、この季節、体調管理は万全にしたいもんです。
てことで、今週のイルネス辞典ですが、今日はそんな体調不良のサインのひとつ…
「めまい」について解説していきたいと思います。
このめまいなんですが、意外と誰でも経験しながら、特に気にすることも無くスルーされてしまう症状の一つでもあるんですね。
軽い立ちくらみから、意識がなくなるような酷いものまで色々ありますが、意外と知られていない事が多いんですよね。
当院の患者さんでも、めまいを訴える方はチョコチョコいらっしゃいますが、特に何かしてるわけでもなく、やり過ごしてる方が多いんで、ちょっと解説してみようかと思った次第です。
ま、お気づきの通り、めまいってのは疾患名ではなく、症状なんですがそこから、どういった疾患が考えられるか、何故めまいがおこるかなど、解説していきましょう。
まず、めまいとは、一般に周囲のものが静止しているにもかかわらず、いろいろな方向にグルグル動いているように見えたり、クラクラして安定した姿勢を維持することが難しい状態をいいます。
では、そんなめまいですが、そもそも何故起こるのか…
簡単に平衡(へいこう)感覚の仕組みについて解説していきましょう。
私たちの体の平衡は、内耳や眼、筋肉や関節、それを統合している中枢神経系が協調して保たれています。
そのなかでも重要な役目をしているのが内耳で、内耳にある三半規管と前庭(ぜんてい)という部分が平衡感覚を感じとっています。
三半規管とは、3つの半規管(「前半規管」「後半規管」「外半規管」)のことで、これらの半円がそれぞれ互いに直角に位置してひとつになっています。
そのため、すべての方向の動きを三次元的にとらえることができます。一方、前庭は体の向きを感じとるはたらきをしています。
三半規管と前庭によって位置や向き、動きを正常に保ち、体はバランスを失うことがありません。
したがって、内耳や脳幹部などに何らかの障害があると、めまいが起こってくるわけです。
で、そのめまいには、種類があるんですね。
大きく分けて、回転性めまいと浮動性めまいがあります。
前者は、文字どおり自分の周囲がグルグル回っているように感じるめまいで、後者は、非回転性のめまいでフラっとするめまいです。
どちらも多くは一過性で、ほかに症状もなければ普通は心配ありませんが、なかには急を要する場合もあるので軽視は禁物です。
めまいが起きたら、まずどちらのタイプかを考え、そして持続時間は、繰り返し起こるか否か、随伴する症状はないかなどに注意を配ってください。
では、どんな疾患で、めまいが起こるかという事ですが、耳の異常をはじめとしてさまざまな原因で起こります。
耳が原因の場合は、ほとんどが強い回転性のめまいです。
代表的なものがメニエール病、内耳炎などです。
突然、回転性のめまいが普通、30分から数時間続き、同時にあるいは少し前から耳鳴りや難聴が起こります。
吐き気や嘔吐、冷や汗、動悸などを伴うこともあります。
めまいは反復性で、数日・数週間・数カ月・1年に1回など人によってさまざまです。
耳が原因で起こるめまいのなかで最も頻度が高いのが良性発作性頭位めまいというやつで、急に上半身を起こしたり、振り返ったり、上を向いたりした時などに、急激に回転性のめまいが起こります。
めまいは長くても数十秒で消失、難聴や耳鳴りなどの聴覚症状は伴いません。
耳の異常より大変なのが、脳の異常によるめまいです。
脳幹や小脳、大脳の特定の領域の異常によって起こるめまいです。
脳の梗塞や出血は、病変の広がりによっては命にかかわります。
めまいのほかに頭痛や吐き気や嘔吐、感覚や運動、言語の障害などさまざまな症状が現れますので、おかしいと思ったらできるだけ早く受診することが大切です。
また、一過性脳虚血発作などは、複視(ものが二重に見える)や構音障害(発音が上手くできない)などの症状もみられます。
いずれにせよ、放置するのは危険な疾患ばかりですので、該当する部分があれば、すぐに受診しましょう。
後は、不整脈やパニック障害でもめまいがおこることがあります。
こちらのめまいは、浮動性めまいが多く、フワーッと意識がなくなるようなめまいがします。
というように、様々な疾患でめまいはおこります。
ですが、なにもなく「めまい」だけがおこるということは、基本的にありません。
どんな小さな「めまい」でも、そこに何が隠れているかわかりませんので、頻発する時は注意して、できるだけ早めに受診するようにして下さい。
どんな病気でもほったらかすのが一番いけません。
正しい知識を持って、早めに対処しましょうね。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月3日のサンデーイルネスでございます。
12月やねぇ…(^^;
12月に入りましたって言ってから、もう3日ですから(笑)
今年も残すところ後4週間ってことになりました。
ま、12月は忙しいのもありますが、イベント事も多いですよね。
クリスマスとかあるし、忘年会もあるし…。
この忘年会ってのがくせ者で、いろんな仲間たちと催されるんで全部参加した日にゃ、もう大変です。
毎週末が忘年会(笑)
これでは身体がもちませんよねぇ…
てな始まりですが、この季節、体調管理は万全にしたいもんです。
てことで、今週のイルネス辞典ですが、今日はそんな体調不良のサインのひとつ…
「めまい」について解説していきたいと思います。
このめまいなんですが、意外と誰でも経験しながら、特に気にすることも無くスルーされてしまう症状の一つでもあるんですね。
軽い立ちくらみから、意識がなくなるような酷いものまで色々ありますが、意外と知られていない事が多いんですよね。
当院の患者さんでも、めまいを訴える方はチョコチョコいらっしゃいますが、特に何かしてるわけでもなく、やり過ごしてる方が多いんで、ちょっと解説してみようかと思った次第です。
ま、お気づきの通り、めまいってのは疾患名ではなく、症状なんですがそこから、どういった疾患が考えられるか、何故めまいがおこるかなど、解説していきましょう。
まず、めまいとは、一般に周囲のものが静止しているにもかかわらず、いろいろな方向にグルグル動いているように見えたり、クラクラして安定した姿勢を維持することが難しい状態をいいます。
では、そんなめまいですが、そもそも何故起こるのか…
簡単に平衡(へいこう)感覚の仕組みについて解説していきましょう。
私たちの体の平衡は、内耳や眼、筋肉や関節、それを統合している中枢神経系が協調して保たれています。
そのなかでも重要な役目をしているのが内耳で、内耳にある三半規管と前庭(ぜんてい)という部分が平衡感覚を感じとっています。
三半規管とは、3つの半規管(「前半規管」「後半規管」「外半規管」)のことで、これらの半円がそれぞれ互いに直角に位置してひとつになっています。
そのため、すべての方向の動きを三次元的にとらえることができます。一方、前庭は体の向きを感じとるはたらきをしています。
三半規管と前庭によって位置や向き、動きを正常に保ち、体はバランスを失うことがありません。
したがって、内耳や脳幹部などに何らかの障害があると、めまいが起こってくるわけです。
で、そのめまいには、種類があるんですね。
大きく分けて、回転性めまいと浮動性めまいがあります。
前者は、文字どおり自分の周囲がグルグル回っているように感じるめまいで、後者は、非回転性のめまいでフラっとするめまいです。
どちらも多くは一過性で、ほかに症状もなければ普通は心配ありませんが、なかには急を要する場合もあるので軽視は禁物です。
めまいが起きたら、まずどちらのタイプかを考え、そして持続時間は、繰り返し起こるか否か、随伴する症状はないかなどに注意を配ってください。
では、どんな疾患で、めまいが起こるかという事ですが、耳の異常をはじめとしてさまざまな原因で起こります。
耳が原因の場合は、ほとんどが強い回転性のめまいです。
代表的なものがメニエール病、内耳炎などです。
突然、回転性のめまいが普通、30分から数時間続き、同時にあるいは少し前から耳鳴りや難聴が起こります。
吐き気や嘔吐、冷や汗、動悸などを伴うこともあります。
めまいは反復性で、数日・数週間・数カ月・1年に1回など人によってさまざまです。
耳が原因で起こるめまいのなかで最も頻度が高いのが良性発作性頭位めまいというやつで、急に上半身を起こしたり、振り返ったり、上を向いたりした時などに、急激に回転性のめまいが起こります。
めまいは長くても数十秒で消失、難聴や耳鳴りなどの聴覚症状は伴いません。
耳の異常より大変なのが、脳の異常によるめまいです。
脳幹や小脳、大脳の特定の領域の異常によって起こるめまいです。
脳の梗塞や出血は、病変の広がりによっては命にかかわります。
めまいのほかに頭痛や吐き気や嘔吐、感覚や運動、言語の障害などさまざまな症状が現れますので、おかしいと思ったらできるだけ早く受診することが大切です。
また、一過性脳虚血発作などは、複視(ものが二重に見える)や構音障害(発音が上手くできない)などの症状もみられます。
いずれにせよ、放置するのは危険な疾患ばかりですので、該当する部分があれば、すぐに受診しましょう。
後は、不整脈やパニック障害でもめまいがおこることがあります。
こちらのめまいは、浮動性めまいが多く、フワーッと意識がなくなるようなめまいがします。
というように、様々な疾患でめまいはおこります。
ですが、なにもなく「めまい」だけがおこるということは、基本的にありません。
どんな小さな「めまい」でも、そこに何が隠れているかわかりませんので、頻発する時は注意して、できるだけ早めに受診するようにして下さい。
どんな病気でもほったらかすのが一番いけません。
正しい知識を持って、早めに対処しましょうね。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院