寝具シングThink
2017年07月20日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
7月20日木曜日でございます。
毎日暑いと思っていたら、いつの間にか梅雨も明けてたみたいですね…。
これからピークの8月にむけて、どんだけ暑くなるんやろねぇ…
年々、暑さが増していってる気がするんですが、わたしだけ?
こう暑いと、当然夜も寝苦しい。
毎晩暑さと戦い、エアコンのスイッチをつけたり消したりな院長でございます。
ですが昔は、就寝時はエアコンつけたまま寝たらダメって風潮でしたが、今は適度に冷やしなさいなんて、テレビでも言ってますよね。
夜中でも熱中症対策を講じなきゃならないほど、暑くなってるんでしょうねぇ…
ということで、今日は寝るときのエアコン事情についてをお送り致しますよ。
夜間も気温が25℃を下回らない、いわゆる「熱帯夜」が毎日のように続く中、やはり眠りにくいのは当然です。
省エネ意識が高まっているとは言え、エアコンの冷房なしに夏の夜を過ごすことは。もはや考えにくくなってるのが現状でしょう。
一昔前ならば、エアコンは寝つくときだけつけておき、寝ついたころの時間でオフになるようにタイマーをセットしておくのが、比較的一般的でしたよね。
しかし昨今のこの暑さでは、エアコンが切れれば、暑さのあまりたまらず目覚めてしまう人も多いでしょう。
そうなんよね〜。
寝付いたはいいけど、何時間か経過し、良い感じの眠りをべたついた汗で目覚めさせられるなんて最悪やもんね。
ですから、寒くなりすぎないようにやや高めの温度に設定して、一晩中エアコンをつけておくという人も少なくないでしょう。
わたくし院長も、最近はこれで寝ています。
大体、27℃か28℃の設定で、つけっぱなすんですが、これも寝てる時だけで、朝になって日が差せば暑いしね(;'∀')
なので、目覚めるとササッと温度を下げて、風量を上げるなんてことをやっとります。
まぁ、寝室の状況なんかにもよるでしょうけど、厚手のカーテンなんかは防熱効果が高いですし、冷房もききやすいんで考慮してもいいかもしれませんねぇ…。
とはいえ、基本形はエアコンをつけた状態です。
で、ここで次の問題なんですが、エアコンをつけたまま寝ちゃうと、多くの人がこう言います。
「エアコンつけっぱなしで寝ると、次の朝だるい…」
たしかにそうだ。身体に良いわけないわな。
じゃ、これ、なんでエアコンつけたまま眠ると身体がだるくなるんでしょう?
これ、結構調べましたが、意外とエビデンスに乏しいんですよね。
冬の寒さに対する研究とか論文は割とあるんですけど、夏のエアコンに対するものがあまり見つかりません。
で、色々な意見がある中で、やはり一番原因として挙げられるのが「冷えすぎ」ってことなんですよ。
つまり、温度を下げ過ぎるって事なんで、これに対応するには先ほども書いた通り、高目の温度に設定してつけっぱなしておくってのが一番かと思われます。
ですが、温度に限らず、エアコンの風自体にあたると怠くなるという声も少なからずあります。
特に、女性や高齢者には多いようで、このダルさが辛くて暑い中、そのまま寝てるという方も結構いらっしゃいます。
でも、これも危険なんですよね。
そうです。熱中症や脱水症状は、昼間でなくても起りますし、当然今や常識、室内でも夜間でも起こります。
そして、25℃を超える熱帯夜となるとこれは、そのまま眠るのはかなり危険かと思われますので、なんとかいい方法はないものかと…
そこで、このブログでは天体ネタに匹敵するくらい、睡眠ネタを取り上げてます。
ですので、ここはひとつ睡眠のメカニズムから最良の方法を考えてみましょうぞ。
まず、眠りのサイクルの中で、一番必要な深いノンレム睡眠(徐波睡眠)は、睡眠前半に主に出現するとされています。
徐波睡眠期は、脳やからだの休息にとって大切であり、成長ホルモンの分泌もさかんなので、是非快適に迎えたいところ。
ですが、高温多湿では睡眠の質は悪化することが実証されており、この重要な睡眠前半にエアコンをオンにして適温・適湿度に保つことは大切と考えられます。
高温多湿環境での睡眠実験によると、睡眠の前半にエアコンをつけておかないと徐波睡眠もレム睡眠も減少し、本来深い睡眠が少ないはずの睡眠後半にズレて出現し、起床しづらくなる可能性があるという結果もでています。
要するに、寝苦しくて前半うまく眠れてないってことですな。
うんうん。分かる分かる。
そして、人間は、深部の熱がからだの表面に放散されて、深部体温が下がったときにスムーズに入眠できるということはみなさんもう、ご存知だと思います。
蒸し蒸しした、高温多湿な寝室では、深部の熱が放熱できず、湿度のため汗による揮発も期待できません。
こうなると、深部体温は下がりようがなく、睡眠が悪化するのは当然ですな。
では、まず寝付きはエアコンをつけておくのがベストってことなんで、次の問題は朝までつけておくか、それとも途中でオフにするかってことですね。
まぁ、普通に考えると、身体のためにも経済面でも、数時間後に切れるタイマーをセットして、そのまま入眠するのが良いかと思いますが、先ほど書いた通り、昨今の熱帯夜は途中覚醒の原因になっているんですね。
ではつけとけばってなりますが、先ほどから話している「冷えすぎ」は、この深部熱の放散にも関係しています。
入眠から、睡眠中は、深部の体温が放熱する傾向にあるため、体温が冷えやすくなるのは解説通り。
で、高目の温度に設定しておけば、少々は睡眠中に汗をかいてしまう可能性もあるわけです。
ここで、また汗の蒸発によりますます体温が奪われます。そして、夏場の寝間着は基本薄着でしょう。
この薄着のまま、いやおうなしに冷気に晒され体温が下がってしまうことが、だるさの要因として一番考えられるわけです。
そして、夜明け頃は、深部体温はもっとも低下し、皮膚の体表温度は深部からの熱の発散で上昇しているという状況で、覚醒するには、深部体温と体表温度の差が小さいほど、スッキリと起きることができるという結果も出ています。
つまり、朝方にあまりに涼しいと、体表温度が下がってしまい、覚醒度も低下する。これも、だるさの一因である可能性があるってことなんですよね。
ほかにも睡眠中に冷気にさらされると、心拍数変動が大きくなるなど、自律神経系の異常が見られるという知見もありますから、もうこれはかなり身体にはダメージがあるわけです。
ではこれらの検証結果から、どうすれば一番身体に優しく、快適に眠れるか…
もうこれは「人による」としか言えません(笑)
で、個人個人が、自分に一番いい方法を考えだすのがベストかと…
その手助けになるよう、いくつか例を挙げてみますので自分なりにカスタマイズしてみて下さい。
わたしの場合、基本的に27℃〜28℃で、つけっぱなします。
で、朝方すこし暑いとおもっていたんですが、これが意外と起床時の冷え過ぎを防ぎ、起きやすさに繋がっていたようなんですね。
ですが、これはわたしの部屋の場合です。
つまり、明け方からカーテン越しにも光が入り、少々でも気温を上げてくれる環境だから大丈夫なんですが、そうではなく朝になっても温度が変わらない部屋でお休みの場合、少し冷えすぎる可能性があります。
ですから、こういう場合次の対処法として、寝間着を薄手の物から、長袖長ズボンに変えてみる事です。
入眠時は冷房がついていますから、少々厚着でも大丈夫でしょうし、これなら起床時の放散熱にも耐えられますから、少しは快適になるかと…
これでもダメって場合は、やはりつけっぱなしでは無理がありそうなんで、なんとかタイマーでエアコンをきりましょう。
この場合、就寝後1時間程度なら、やはりすぐに室温が上がってしまい、徐々に眠りが妨げられ、結果的に良く眠れません。
なので、タイマーでエアコンを切る場合はできるだけ、ノンレム・レム睡眠が1〜2サイクル含まれる、いわゆる「コア睡眠」分、時間で言えば3時間程度はつけておきましょう。
あと、これは機種によって機能がついてない場合も多いんですが、「切」タイマーからの「入」タイマーが使えるタイプのエアコンなら、入眠後3時間後に「切」に設定し、起床1時間前に「入」にセットすると…
これがベストかなぁ〜…。
で、人によって寝間着を変えてさらに一番いい状態を探すと。
という風に、この問題は環境によっても、その人の体力、体温、放散熱なんかにも左右されます。
つまり、個々に違い過ぎるということです。
で、こうなると問題なのが家族等で複数人で、就寝している場合ですよね。
これで、みなが快適に過ごすという事は、ハッキリ言って無理な話です。
そりゃ、個々に違うんやけん、当たり前ですよね。
ですから、寝室を個々に分けるのが一番ベストと言えるかもしれません。
ですが、諸事情でそうもいかない時は…
仕方ありませんから、寝間着と温度で、個々に調節し一番皆が妥協できるやり方を、各家族で探して下さい。
と言うように、結局コレ!って方法は見つけられませんでしたが、一番大事なのは「最適な方法を色々試す」って事のようです。
少しでも寝苦しさや、朝のダルさを感じてる人がいたら、今日から色々試してみて下さい。
きっとあなたにベストな寝方が見つかるはずです。
てことで、早く寝たいなぁ(笑)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月20日木曜日でございます。
毎日暑いと思っていたら、いつの間にか梅雨も明けてたみたいですね…。
これからピークの8月にむけて、どんだけ暑くなるんやろねぇ…
年々、暑さが増していってる気がするんですが、わたしだけ?
こう暑いと、当然夜も寝苦しい。
毎晩暑さと戦い、エアコンのスイッチをつけたり消したりな院長でございます。
ですが昔は、就寝時はエアコンつけたまま寝たらダメって風潮でしたが、今は適度に冷やしなさいなんて、テレビでも言ってますよね。
夜中でも熱中症対策を講じなきゃならないほど、暑くなってるんでしょうねぇ…
ということで、今日は寝るときのエアコン事情についてをお送り致しますよ。
夜間も気温が25℃を下回らない、いわゆる「熱帯夜」が毎日のように続く中、やはり眠りにくいのは当然です。
省エネ意識が高まっているとは言え、エアコンの冷房なしに夏の夜を過ごすことは。もはや考えにくくなってるのが現状でしょう。
一昔前ならば、エアコンは寝つくときだけつけておき、寝ついたころの時間でオフになるようにタイマーをセットしておくのが、比較的一般的でしたよね。
しかし昨今のこの暑さでは、エアコンが切れれば、暑さのあまりたまらず目覚めてしまう人も多いでしょう。
そうなんよね〜。
寝付いたはいいけど、何時間か経過し、良い感じの眠りをべたついた汗で目覚めさせられるなんて最悪やもんね。
ですから、寒くなりすぎないようにやや高めの温度に設定して、一晩中エアコンをつけておくという人も少なくないでしょう。
わたくし院長も、最近はこれで寝ています。
大体、27℃か28℃の設定で、つけっぱなすんですが、これも寝てる時だけで、朝になって日が差せば暑いしね(;'∀')
なので、目覚めるとササッと温度を下げて、風量を上げるなんてことをやっとります。
まぁ、寝室の状況なんかにもよるでしょうけど、厚手のカーテンなんかは防熱効果が高いですし、冷房もききやすいんで考慮してもいいかもしれませんねぇ…。
とはいえ、基本形はエアコンをつけた状態です。
で、ここで次の問題なんですが、エアコンをつけたまま寝ちゃうと、多くの人がこう言います。
「エアコンつけっぱなしで寝ると、次の朝だるい…」
たしかにそうだ。身体に良いわけないわな。
じゃ、これ、なんでエアコンつけたまま眠ると身体がだるくなるんでしょう?
これ、結構調べましたが、意外とエビデンスに乏しいんですよね。
冬の寒さに対する研究とか論文は割とあるんですけど、夏のエアコンに対するものがあまり見つかりません。
で、色々な意見がある中で、やはり一番原因として挙げられるのが「冷えすぎ」ってことなんですよ。
つまり、温度を下げ過ぎるって事なんで、これに対応するには先ほども書いた通り、高目の温度に設定してつけっぱなしておくってのが一番かと思われます。
ですが、温度に限らず、エアコンの風自体にあたると怠くなるという声も少なからずあります。
特に、女性や高齢者には多いようで、このダルさが辛くて暑い中、そのまま寝てるという方も結構いらっしゃいます。
でも、これも危険なんですよね。
そうです。熱中症や脱水症状は、昼間でなくても起りますし、当然今や常識、室内でも夜間でも起こります。
そして、25℃を超える熱帯夜となるとこれは、そのまま眠るのはかなり危険かと思われますので、なんとかいい方法はないものかと…
そこで、このブログでは天体ネタに匹敵するくらい、睡眠ネタを取り上げてます。
ですので、ここはひとつ睡眠のメカニズムから最良の方法を考えてみましょうぞ。
まず、眠りのサイクルの中で、一番必要な深いノンレム睡眠(徐波睡眠)は、睡眠前半に主に出現するとされています。
徐波睡眠期は、脳やからだの休息にとって大切であり、成長ホルモンの分泌もさかんなので、是非快適に迎えたいところ。
ですが、高温多湿では睡眠の質は悪化することが実証されており、この重要な睡眠前半にエアコンをオンにして適温・適湿度に保つことは大切と考えられます。
高温多湿環境での睡眠実験によると、睡眠の前半にエアコンをつけておかないと徐波睡眠もレム睡眠も減少し、本来深い睡眠が少ないはずの睡眠後半にズレて出現し、起床しづらくなる可能性があるという結果もでています。
要するに、寝苦しくて前半うまく眠れてないってことですな。
うんうん。分かる分かる。
そして、人間は、深部の熱がからだの表面に放散されて、深部体温が下がったときにスムーズに入眠できるということはみなさんもう、ご存知だと思います。
蒸し蒸しした、高温多湿な寝室では、深部の熱が放熱できず、湿度のため汗による揮発も期待できません。
こうなると、深部体温は下がりようがなく、睡眠が悪化するのは当然ですな。
では、まず寝付きはエアコンをつけておくのがベストってことなんで、次の問題は朝までつけておくか、それとも途中でオフにするかってことですね。
まぁ、普通に考えると、身体のためにも経済面でも、数時間後に切れるタイマーをセットして、そのまま入眠するのが良いかと思いますが、先ほど書いた通り、昨今の熱帯夜は途中覚醒の原因になっているんですね。
ではつけとけばってなりますが、先ほどから話している「冷えすぎ」は、この深部熱の放散にも関係しています。
入眠から、睡眠中は、深部の体温が放熱する傾向にあるため、体温が冷えやすくなるのは解説通り。
で、高目の温度に設定しておけば、少々は睡眠中に汗をかいてしまう可能性もあるわけです。
ここで、また汗の蒸発によりますます体温が奪われます。そして、夏場の寝間着は基本薄着でしょう。
この薄着のまま、いやおうなしに冷気に晒され体温が下がってしまうことが、だるさの要因として一番考えられるわけです。
そして、夜明け頃は、深部体温はもっとも低下し、皮膚の体表温度は深部からの熱の発散で上昇しているという状況で、覚醒するには、深部体温と体表温度の差が小さいほど、スッキリと起きることができるという結果も出ています。
つまり、朝方にあまりに涼しいと、体表温度が下がってしまい、覚醒度も低下する。これも、だるさの一因である可能性があるってことなんですよね。
ほかにも睡眠中に冷気にさらされると、心拍数変動が大きくなるなど、自律神経系の異常が見られるという知見もありますから、もうこれはかなり身体にはダメージがあるわけです。
ではこれらの検証結果から、どうすれば一番身体に優しく、快適に眠れるか…
もうこれは「人による」としか言えません(笑)
で、個人個人が、自分に一番いい方法を考えだすのがベストかと…
その手助けになるよう、いくつか例を挙げてみますので自分なりにカスタマイズしてみて下さい。
わたしの場合、基本的に27℃〜28℃で、つけっぱなします。
で、朝方すこし暑いとおもっていたんですが、これが意外と起床時の冷え過ぎを防ぎ、起きやすさに繋がっていたようなんですね。
ですが、これはわたしの部屋の場合です。
つまり、明け方からカーテン越しにも光が入り、少々でも気温を上げてくれる環境だから大丈夫なんですが、そうではなく朝になっても温度が変わらない部屋でお休みの場合、少し冷えすぎる可能性があります。
ですから、こういう場合次の対処法として、寝間着を薄手の物から、長袖長ズボンに変えてみる事です。
入眠時は冷房がついていますから、少々厚着でも大丈夫でしょうし、これなら起床時の放散熱にも耐えられますから、少しは快適になるかと…
これでもダメって場合は、やはりつけっぱなしでは無理がありそうなんで、なんとかタイマーでエアコンをきりましょう。
この場合、就寝後1時間程度なら、やはりすぐに室温が上がってしまい、徐々に眠りが妨げられ、結果的に良く眠れません。
なので、タイマーでエアコンを切る場合はできるだけ、ノンレム・レム睡眠が1〜2サイクル含まれる、いわゆる「コア睡眠」分、時間で言えば3時間程度はつけておきましょう。
あと、これは機種によって機能がついてない場合も多いんですが、「切」タイマーからの「入」タイマーが使えるタイプのエアコンなら、入眠後3時間後に「切」に設定し、起床1時間前に「入」にセットすると…
これがベストかなぁ〜…。
で、人によって寝間着を変えてさらに一番いい状態を探すと。
という風に、この問題は環境によっても、その人の体力、体温、放散熱なんかにも左右されます。
つまり、個々に違い過ぎるということです。
で、こうなると問題なのが家族等で複数人で、就寝している場合ですよね。
これで、みなが快適に過ごすという事は、ハッキリ言って無理な話です。
そりゃ、個々に違うんやけん、当たり前ですよね。
ですから、寝室を個々に分けるのが一番ベストと言えるかもしれません。
ですが、諸事情でそうもいかない時は…
仕方ありませんから、寝間着と温度で、個々に調節し一番皆が妥協できるやり方を、各家族で探して下さい。
と言うように、結局コレ!って方法は見つけられませんでしたが、一番大事なのは「最適な方法を色々試す」って事のようです。
少しでも寝苦しさや、朝のダルさを感じてる人がいたら、今日から色々試してみて下さい。
きっとあなたにベストな寝方が見つかるはずです。
てことで、早く寝たいなぁ(笑)
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院