Gene
2017年06月22日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月22日木曜日でございます。
昨日あたりから、やっとといいますか梅雨らしい、非常に湿度の高いどんよりした天気ですね。
ここからが梅雨本番って感じで、これから実に不快な毎日が続くんでしょうなぁ…
でも、一旦梅雨って事で、腹を括ってしまえばどってこともありませんやね。
雨で当たり前、降られなきゃラッキーってなりますもんね。
こういった順応性も生まれもってものなのかどうか分かりませんが、高いと比較的楽に生きられます。
もうその環境にすぐ溶け込むもんですから、基本ストレスが少ない(笑)
ストレスが少ないと、ハッキリ言って病気に罹りにくいです。
ストレスで一番厄介なのは、やはり免疫機能の低下ですが、これが少ないって事はあらゆる疾病に耐えられる限界値が高いって事ですから、そりゃ生きやすい(笑)
てな感じで今日も始まりましたが、ここ何日かあまりにもスケールデカ目なお話ばかりでしたが、今日はこのブログらしいヒトのお話でもしてみましょう。
人間の知能を形作る遺伝子の研究は、私達の知らないところで、日々進んでいってます。
オランダ・アムステルダム自由大学の統計遺伝学者ダニエル・ポスツマ教授らの国際研究チームは、成人6万人、子供2万人を対象とした研究によって、ヨーロッパ系13グループの知能と関係する遺伝子マーカーを探ったそうです。
その結果、人の知能に関連する52の遺伝子が発見されました。
そののうちの40は新しいもので、脳の大部分で発現していたそうなんです。
40も発見て、今までなんで見つからんかったんやろね〜…。
さらにこれらは学歴の高さ、出生時の頭囲、寿命の長さ、自閉症とも少なからず相関があったそう。
学歴、寿命、自閉症はまだ何となく遺伝子で片づけていいけど、出生時の頭囲って…(笑)
ここで登場したのに何となく笑ってしまいましたがやはり重要な事なんやろうね。
少なくとも、遺伝子という位ですから、何らかの形で子孫に影響を残すと考えるものであり、その中でもいわゆる「知能」については比較的ダイレクトに受け継がれていきそうなイメージがありますけどね〜。
とは言えまだまだ知能に関する遺伝子には未発見のものが多く、これまでに特定された遺伝子からでは人間のIQの差異について5%程度しか説明できていないんですって。
5%っつったら、ほとんどダメってことやんね。100点満点中5点やもん。
もうアホのレベルですわ(笑)
つまり、95%は分かってない、つまり、ほとんど分かってないってのが現状なわけですな。
まぁ、こういった研究は机上でどうにかなるものでもないですし、実際の被験者(こう呼んでいいものか?)を対象に調査もしなきゃだし、大変なものわかりますよね。
双子を対象とした先行研究では、知能指数の高さに対する遺伝子の寄与率は半分ほどであり、残りは子宮の環境、栄養、汚染、社会的環境に起因することを示していたそうです。
双子で違いがあるという事は、つまり知能は遺伝子によってすべて決められてしまうわけではないということですよね。
人間の知能に関連している遺伝子は数百と見積もられており、特に大きな役割を果たしているのはそのごく一部だとされています。
しかし、その大半はまだ未発見であり、発見されているものの影響はそれほど大きくないってことですから、まだ重大な部分が見つかってないって事になりますよね。
研究チームは今後、マウスでこれらの遺伝子を阻害して、その脳機能への影響を観察する予定であるそうです。
マウスもたまらんねぇ…(笑)
これはいつも思う事。
人間のある意味好奇心(だけじゃないよもちろん…)につきあわされてねぇ…
こんにちまでの医学の進歩に、どれだけのマウス達が貢献してくれたか…
って方向の話は、またそのうちゆっくりやるとして、知能の遺伝子について詳細なデータが集まれば、精神的な欠陥の要因となる条件についても理解が進むと考えられます。
しかし遺伝学に至っては、常に深刻な疑問を突きつけてくるわけですわ。
例えば、将来的な知能をもとに胎児を選別することは許されるのかとか…
知能を向上させる薬剤の開発は許されるのかとか…?
もし、許されるのとしたら、それは一部の富裕層のみがより高い知能を身につける結果にならないかとか…
まぁ、もちろん今の医学のレベルでは、そこまでのことは出来ません。
しかし、そうした研究データの利用が行われる兆しは見えてきてるんですよね。
例えば、体外受精される胚は遺伝的欠陥がないかすでに選別されてますからねぇ…。
これが確実(体外受精で遺伝子の欠陥が発見されるということ)となれば、近い将来普通に子供を産むことがおかしくなりゃしないかね?
体外受精なら、遺伝子の欠陥がもしあったとしても補えるわけでしょ?
お子さんをお持ちの方ならお分かりだと思いますが、やはり産れてくるまで、そりゃ色々不安ですよ。
それこそ言葉は間違えてるかもしれませんが、五体満足に産れてくれるだろうかとか、究極、障害がないだろうかとか…
誰でも考えますし、不安で当たり前。
ですが、体外受精ならそのリスクを大幅に減少出来るとなるとねぇ…
で、研究が進めば、知能に寄与する遺伝子がさらに発見されることでしょう。
いずれは体外受精胚のゲノムを用いて潜在的な知能に応じたランクづけが行われるようになる可能性もあるわけですよ。
これがはたして良い事なのか、良くない事なのか…
出来ることなら、可能性としてだけでも、最高の状態(遺伝子的にね)で子供を産みたいと思うのも当たり前ですからねぇ…
もちろん、双子のくだりでも話した通り、遺伝子がいくら良くてもってことはありますよ。
医者の子がみんな医者になれるわけではないですからね…
でもねぇ〜…(笑)
的な感じで、今日のネタも最後はこんな終わりになっちまう(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月22日木曜日でございます。
昨日あたりから、やっとといいますか梅雨らしい、非常に湿度の高いどんよりした天気ですね。
ここからが梅雨本番って感じで、これから実に不快な毎日が続くんでしょうなぁ…
でも、一旦梅雨って事で、腹を括ってしまえばどってこともありませんやね。
雨で当たり前、降られなきゃラッキーってなりますもんね。
こういった順応性も生まれもってものなのかどうか分かりませんが、高いと比較的楽に生きられます。
もうその環境にすぐ溶け込むもんですから、基本ストレスが少ない(笑)
ストレスが少ないと、ハッキリ言って病気に罹りにくいです。
ストレスで一番厄介なのは、やはり免疫機能の低下ですが、これが少ないって事はあらゆる疾病に耐えられる限界値が高いって事ですから、そりゃ生きやすい(笑)
てな感じで今日も始まりましたが、ここ何日かあまりにもスケールデカ目なお話ばかりでしたが、今日はこのブログらしいヒトのお話でもしてみましょう。
人間の知能を形作る遺伝子の研究は、私達の知らないところで、日々進んでいってます。
オランダ・アムステルダム自由大学の統計遺伝学者ダニエル・ポスツマ教授らの国際研究チームは、成人6万人、子供2万人を対象とした研究によって、ヨーロッパ系13グループの知能と関係する遺伝子マーカーを探ったそうです。
その結果、人の知能に関連する52の遺伝子が発見されました。
そののうちの40は新しいもので、脳の大部分で発現していたそうなんです。
40も発見て、今までなんで見つからんかったんやろね〜…。
さらにこれらは学歴の高さ、出生時の頭囲、寿命の長さ、自閉症とも少なからず相関があったそう。
学歴、寿命、自閉症はまだ何となく遺伝子で片づけていいけど、出生時の頭囲って…(笑)
ここで登場したのに何となく笑ってしまいましたがやはり重要な事なんやろうね。
少なくとも、遺伝子という位ですから、何らかの形で子孫に影響を残すと考えるものであり、その中でもいわゆる「知能」については比較的ダイレクトに受け継がれていきそうなイメージがありますけどね〜。
とは言えまだまだ知能に関する遺伝子には未発見のものが多く、これまでに特定された遺伝子からでは人間のIQの差異について5%程度しか説明できていないんですって。
5%っつったら、ほとんどダメってことやんね。100点満点中5点やもん。
もうアホのレベルですわ(笑)
つまり、95%は分かってない、つまり、ほとんど分かってないってのが現状なわけですな。
まぁ、こういった研究は机上でどうにかなるものでもないですし、実際の被験者(こう呼んでいいものか?)を対象に調査もしなきゃだし、大変なものわかりますよね。
双子を対象とした先行研究では、知能指数の高さに対する遺伝子の寄与率は半分ほどであり、残りは子宮の環境、栄養、汚染、社会的環境に起因することを示していたそうです。
双子で違いがあるという事は、つまり知能は遺伝子によってすべて決められてしまうわけではないということですよね。
人間の知能に関連している遺伝子は数百と見積もられており、特に大きな役割を果たしているのはそのごく一部だとされています。
しかし、その大半はまだ未発見であり、発見されているものの影響はそれほど大きくないってことですから、まだ重大な部分が見つかってないって事になりますよね。
研究チームは今後、マウスでこれらの遺伝子を阻害して、その脳機能への影響を観察する予定であるそうです。
マウスもたまらんねぇ…(笑)
これはいつも思う事。
人間のある意味好奇心(だけじゃないよもちろん…)につきあわされてねぇ…
こんにちまでの医学の進歩に、どれだけのマウス達が貢献してくれたか…
って方向の話は、またそのうちゆっくりやるとして、知能の遺伝子について詳細なデータが集まれば、精神的な欠陥の要因となる条件についても理解が進むと考えられます。
しかし遺伝学に至っては、常に深刻な疑問を突きつけてくるわけですわ。
例えば、将来的な知能をもとに胎児を選別することは許されるのかとか…
知能を向上させる薬剤の開発は許されるのかとか…?
もし、許されるのとしたら、それは一部の富裕層のみがより高い知能を身につける結果にならないかとか…
まぁ、もちろん今の医学のレベルでは、そこまでのことは出来ません。
しかし、そうした研究データの利用が行われる兆しは見えてきてるんですよね。
例えば、体外受精される胚は遺伝的欠陥がないかすでに選別されてますからねぇ…。
これが確実(体外受精で遺伝子の欠陥が発見されるということ)となれば、近い将来普通に子供を産むことがおかしくなりゃしないかね?
体外受精なら、遺伝子の欠陥がもしあったとしても補えるわけでしょ?
お子さんをお持ちの方ならお分かりだと思いますが、やはり産れてくるまで、そりゃ色々不安ですよ。
それこそ言葉は間違えてるかもしれませんが、五体満足に産れてくれるだろうかとか、究極、障害がないだろうかとか…
誰でも考えますし、不安で当たり前。
ですが、体外受精ならそのリスクを大幅に減少出来るとなるとねぇ…
で、研究が進めば、知能に寄与する遺伝子がさらに発見されることでしょう。
いずれは体外受精胚のゲノムを用いて潜在的な知能に応じたランクづけが行われるようになる可能性もあるわけですよ。
これがはたして良い事なのか、良くない事なのか…
出来ることなら、可能性としてだけでも、最高の状態(遺伝子的にね)で子供を産みたいと思うのも当たり前ですからねぇ…
もちろん、双子のくだりでも話した通り、遺伝子がいくら良くてもってことはありますよ。
医者の子がみんな医者になれるわけではないですからね…
でもねぇ〜…(笑)
的な感じで、今日のネタも最後はこんな終わりになっちまう(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院