(16)サンデーイルネス(仮)鬱病について
2017年06月18日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月18日の日曜日でございます。
梅雨どこいった?(笑)
何だか毎日快晴すぎて、このままいくのか?なんて思ってしまいます。
例年なら、今頃は毎日湿気で鬱陶しいはずなんですが…
鬱陶しい。
そう鬱(笑)
ってことで、今日のイルネス辞典(仮)は「鬱」についてお話をしていこうかと思っております。
鬱と言えば何となくみんな知ってる名前ですが、詳しく知ってるかと言われると、ちょっと自信ないです(笑)
てことで、今や身近な疾病と言われるようになった鬱について、今日は解説していきましょう〜。
私たちは、生活のなかのさまざまな出来事が原因で気持ちが落ち込んだり、憂鬱な気分になったりすることがあります。
しかし、数日もすると落ち込みや憂鬱な気分から回復して、また元気にがんばろうと思える力をもっています。
ところが時に、原因が解決しても1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せず、強い憂鬱感が長く続く場合があります。
このため、普段どおりの生活を送るのが難しくなったり、思い当たる原因がないのにそのような状態になったりするのが鬱病です。
鬱病は、まだわからないことが多い病気です。
脳の神経の情報を伝達する物質の量が減るなど脳の機能に異常が生じていると同時に、その人がもともともっている性格的なものと、ストレスや体の病気、環境の変化など、生活の中のさまざまな要因が重なって発病すると考えられています。
そうなんですよねぇ…。鬱病に限らず、いわゆる精神疾患といわれるものは謎が多いんですよ。
つまり、何がという原因があまりにも特定出来ないんですよね。
ストレスと言っても、ハッキリ言って個人の感じ方が大きな要因ですよね。
同じ境遇でも、笑ってられる人と、完全に落ち込んじゃう人、どっちが良いかは別として、実際こういう人はいますから…
環境もしかりです。
ある環境でとなったら、そこの環境の人は全員鬱ってことになりますしね。
まぁ、複合的にとも考えられますが、おそらく、ならない人はどんな環境であれ、ストレスがあれならないとも考えられてます。
つまり、要因が重なれば発症するってわけでもないんですよね。
では、性格かというと、これも一つの要因としか言えない様なんです。
ですが、ひとつ傾向的なものとして、起りやすいとされる性格はある程度特定できるので、以下に挙げてみます。
うつ病が起こりやすい性格
・生真面目
・几帳面
・仕事熱心
・責任感が強い
・気が弱い
・人情深く、いつも他人に気を配る
・相手の気持ちに敏感
おお。わたし院長はかなり当てはまりますが(^^;
そして、うつ病は、何らかの過度なストレスが引き金になると考えられています。
さまざまなストレスのうちでとくに多いのは、人間関係の変化と環境の変化です。
たとえば身近な人の死や、リストラなどの悲しい出来事だけではなく、昇進や結婚、出産といった嬉しい出来事がきっかけでうつ病になることもあります。
それから、体の病気や薬が原因となることもあるようなんです。
慢性の病気の場合はとくに、体の不調や痛み、社会生活の変化、経済的な負担などがストレスとなり、鬱症状がみられることがあります。
また、薬のなかには副作用として鬱症状が現れるものがあります。ウイルス性肝炎の治療に使われるインターフェロン、抗がん薬、ステロイド、抗潰瘍薬などが鬱病を引き起こすことがあります。
そして人間の脳の中には、神経伝達物質と呼ばれる物質があり、無数の神経細胞に情報を伝達するはたらきをしています。
鬱病の時は、神経伝達物質のうちの、気分や思考、意欲などを担当するセロトニン、ノルアドレナリンの量が減っていることがわかっています。
また、言語、運動、精神活動を担っている脳の前頭葉を中心に、脳の血流や代謝が低下していることもわかってきています。
まぁ、これにしてもセロトニンが減るから鬱になるのか、鬱になったからセロトニンが出ないのかとか、まだまだ全然分かっていませんし、これらの要因の複合となれば、なかなか原因が特定できないもんなんですよね。
では鬱病の症状をみていきますと、精神症状と身体症状があります。また、これらの症状が、1日のなかで時間とともに変化するのも、鬱病の特徴です。
多くの場合は、朝が最も悪く、夕方にかけて回復していきます。
ではまず、精神症状をみていきましょう。
・抑鬱気分
気分が落ち込む、憂鬱、理由もなく悲しい気持ちになる、何の希望もない。
・興味や喜びの喪失
今まで好きだったことや趣味をやる気になれない、テレビや新聞を見てもおもしろくない、性的な関心や欲求も低下する。
・精神運動の障害(強い焦燥感・運動の制止)
体の動きが遅くなる、口数が少なくなる、声が小さくなる。また、逆に、じっと座っていられない、イライラして足踏みをする、落ち着きなく体を動かす。
・思考力や集中力の低下
頭がさえない、考えがまとまらない、決断力や判断力が低下する、反応が遅くなる、仕事の能率が落ちる、注意力が散漫になって、人のいうことがすぐに理解できない。
・意欲の低下
人と会ったり話したりするのが面倒になる、何をするのも億劫。
・自責感
何でも悪いほうに考える、必要以上に自分を責める、まわりの人に申し訳ないと思う。
・希死念慮(きしねんりょ)
生きていくのがつらい、死んだほうがましだ。
・精神病症状
自分が重大な罪を犯したと思い込む罪業妄想、貧乏になったと確信する貧困妄想、がんなどの重い病気になったと信じ、検査結果で心配ないと話しても訂正できない心気妄想などがみられることがある。
などなど…。
とにかく、落ち込むって言葉の枠内のもの全てが症状として含まれます。
しかし、全ての罹患者に必ず出る症状というわけではないので、ここも見極めが難しくなる要因なわけですね。
では次に、身体症状を検証していきましょう。
・睡眠の異常(不眠または睡眠過多)
・食欲の低下または増加
・疲労、倦怠感
・ホルモン系の異常…月経の不順、性欲の低下、勃起の障害
・その他の症状…頭痛(すっきりしない鈍い痛み)、頭重。肩、腰、背中などの痛み
こういった症状が出るとされてます。
でも、これも鬱以外でも普通に現れる症状ですし、これだけで鬱と特定できるほどのものは何もありません。
ですから、鬱病に特徴的な症状が複数認められると、鬱病と診断されます。
医療面接を行い、症状、ストレスになるような出来事、他の病気、自分の性格、家族のことなどを詳しく聞きます。
また、患者さん本人からだけでなく、家族からも話を聞くことがあります。これらの情報を総合して、医師は鬱病の診断を行うというわけです。
こういった目に見えない部分の不調和っていうのは本当に診断も難しいと思います。
しかし、確実に日本でも患者数が増えているわけで、これからこういった知識をみんなが共有していく必要性はあるかもしれませんねぇ…。
では、鬱病と診断されたら治療していくわけですが、治療の方法をみていってみましょう。
鬱病の治療の基本は、十分な休養によって心と体の疲れをとることと、薬によって神経伝達物質の異常を改善することです。
さらに、考え方などを見直す精神療法を組み合わせることもあります。
休むことに抵抗や罪悪を感じ、何とか頑張って休まないようにしようと思いがちですが、鬱病が病気であることを理解し、医師に休むことをすすめられた場合は、思い切って仕事や家事や学校を休み、治療に専念しましょう。
薬物療法では、抗鬱薬が中心となります。
抗鬱薬は、脳の中のセロトニンやノルアドレナリンという物質のはたらきを高めて、抑鬱気分を取り除いて気分を高め、意欲を出させ、不安や緊張、焦燥感を取り除く、といった効果を現します。
通常、治療を始めてから2カ月から半年くらいである程度よくなりますが、症状が改善したあとも服薬を続けることが必要です。
再び悪くなるのを防ぐため、通常の生活に戻ってからも半年〜1年くらい治療を続けることがすすめられます。
鬱病の再発率は高いといわれていますが、効果が出た時と同じ量の薬を服薬し続けていると再発率が低くなります。
ですから、初めて鬱病になった場合には改善後半年から1年、同じ量の抗鬱薬を服用することがすすめられます。
また、2回以上再発している場合などには、数年にわたって服薬することが望ましいとされています。
これも大変ですよねぇ…
この薬物療法ですが、当然薬物による副作用もありますし、この疾病はとにかく何も出来なくなるのが特徴ですから、社会的な部分に大きなダメージがでますよね。
普通のケガや病気なら、ある程度「期間」も見えますし、出来ることってのが必ずあるもんです。
それが何も出来なくなるんですからねぇ…
続いては精神療法をみていきたいと思います。
精神療法の中心となるのは、支持的精神療法といわれるものです。
患者さんの話を聞き、不安な気持ちをよく理解したうえで、症状をよくしていくためのアドバイスをしていきます。
このほか、抑鬱気分につながりやすい考え方や行動の特徴に気づき、これを修正する認知行動療法も広まっています。
続いては電気けいれん療法をみてみましょう。
頭皮に電極をつけ、電流を流します。薬物療法で効果が得られない場合や、薬物が使えない場合に用いられます。
電気けいれん療法は最近では麻酔をかけ、体にけいれんが起こらないような方法で安全に行われることが多く、症例によっては極めて効果的といわれています。
頭に電気を流して治るのか?
これも正直不思議な感じがするんですが、効果的とされてるわけですから、効果的なんでしょうねぇ…。
とまぁ、色々と説明してきましたが、まだまだ謎だらけな疾病と言えると思います。
ですが、誰にでも起こり得る、そして必ず治る疾病だという事をみなが理解しておく必要があるかもしれません。
大切なことは、「最近おかしいな」と思ったら、早めに医師に相談することです。
何となくお医者さんに相談するのって…
的な躊躇で、例えば友人知人なんかに相談した場合、人によっては「気合いを入れろ」的な答えを返す人もいるでしょう。
そうなると、また患者は「そうしなければ」、「気合いをいれなければ」と焦りだし、症状を悪化させるというわけです。
まぁ、やる気がでねぇって相談されて、じゃ、休みなよ。って答えられる人も少ないでしょうしね。
それほど現代社会では、休むって事が罪になってるわけでしょうね。
ですから、自分や周りで判断せず、きちんと医師の判断を仰ぐっていうのが一番大事になってくると思います。
いかがでしたか?
これから確実に罹患患者が増えていくと思われる疾病ですし、もっと広く認知されていくべきだと思います。
もし、自分が周りがと考えると、知っておかないとただの怠けもの扱いですからね(笑)
知ることで救う事も救われることも出来るんですから、まずは知識として置いといてください。
では、今週はこの辺で…
次回のイルネス辞典(仮)をお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月18日の日曜日でございます。
梅雨どこいった?(笑)
何だか毎日快晴すぎて、このままいくのか?なんて思ってしまいます。
例年なら、今頃は毎日湿気で鬱陶しいはずなんですが…
鬱陶しい。
そう鬱(笑)
ってことで、今日のイルネス辞典(仮)は「鬱」についてお話をしていこうかと思っております。
鬱と言えば何となくみんな知ってる名前ですが、詳しく知ってるかと言われると、ちょっと自信ないです(笑)
てことで、今や身近な疾病と言われるようになった鬱について、今日は解説していきましょう〜。
私たちは、生活のなかのさまざまな出来事が原因で気持ちが落ち込んだり、憂鬱な気分になったりすることがあります。
しかし、数日もすると落ち込みや憂鬱な気分から回復して、また元気にがんばろうと思える力をもっています。
ところが時に、原因が解決しても1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せず、強い憂鬱感が長く続く場合があります。
このため、普段どおりの生活を送るのが難しくなったり、思い当たる原因がないのにそのような状態になったりするのが鬱病です。
鬱病は、まだわからないことが多い病気です。
脳の神経の情報を伝達する物質の量が減るなど脳の機能に異常が生じていると同時に、その人がもともともっている性格的なものと、ストレスや体の病気、環境の変化など、生活の中のさまざまな要因が重なって発病すると考えられています。
そうなんですよねぇ…。鬱病に限らず、いわゆる精神疾患といわれるものは謎が多いんですよ。
つまり、何がという原因があまりにも特定出来ないんですよね。
ストレスと言っても、ハッキリ言って個人の感じ方が大きな要因ですよね。
同じ境遇でも、笑ってられる人と、完全に落ち込んじゃう人、どっちが良いかは別として、実際こういう人はいますから…
環境もしかりです。
ある環境でとなったら、そこの環境の人は全員鬱ってことになりますしね。
まぁ、複合的にとも考えられますが、おそらく、ならない人はどんな環境であれ、ストレスがあれならないとも考えられてます。
つまり、要因が重なれば発症するってわけでもないんですよね。
では、性格かというと、これも一つの要因としか言えない様なんです。
ですが、ひとつ傾向的なものとして、起りやすいとされる性格はある程度特定できるので、以下に挙げてみます。
うつ病が起こりやすい性格
・生真面目
・几帳面
・仕事熱心
・責任感が強い
・気が弱い
・人情深く、いつも他人に気を配る
・相手の気持ちに敏感
おお。わたし院長はかなり当てはまりますが(^^;
そして、うつ病は、何らかの過度なストレスが引き金になると考えられています。
さまざまなストレスのうちでとくに多いのは、人間関係の変化と環境の変化です。
たとえば身近な人の死や、リストラなどの悲しい出来事だけではなく、昇進や結婚、出産といった嬉しい出来事がきっかけでうつ病になることもあります。
それから、体の病気や薬が原因となることもあるようなんです。
慢性の病気の場合はとくに、体の不調や痛み、社会生活の変化、経済的な負担などがストレスとなり、鬱症状がみられることがあります。
また、薬のなかには副作用として鬱症状が現れるものがあります。ウイルス性肝炎の治療に使われるインターフェロン、抗がん薬、ステロイド、抗潰瘍薬などが鬱病を引き起こすことがあります。
そして人間の脳の中には、神経伝達物質と呼ばれる物質があり、無数の神経細胞に情報を伝達するはたらきをしています。
鬱病の時は、神経伝達物質のうちの、気分や思考、意欲などを担当するセロトニン、ノルアドレナリンの量が減っていることがわかっています。
また、言語、運動、精神活動を担っている脳の前頭葉を中心に、脳の血流や代謝が低下していることもわかってきています。
まぁ、これにしてもセロトニンが減るから鬱になるのか、鬱になったからセロトニンが出ないのかとか、まだまだ全然分かっていませんし、これらの要因の複合となれば、なかなか原因が特定できないもんなんですよね。
では鬱病の症状をみていきますと、精神症状と身体症状があります。また、これらの症状が、1日のなかで時間とともに変化するのも、鬱病の特徴です。
多くの場合は、朝が最も悪く、夕方にかけて回復していきます。
ではまず、精神症状をみていきましょう。
・抑鬱気分
気分が落ち込む、憂鬱、理由もなく悲しい気持ちになる、何の希望もない。
・興味や喜びの喪失
今まで好きだったことや趣味をやる気になれない、テレビや新聞を見てもおもしろくない、性的な関心や欲求も低下する。
・精神運動の障害(強い焦燥感・運動の制止)
体の動きが遅くなる、口数が少なくなる、声が小さくなる。また、逆に、じっと座っていられない、イライラして足踏みをする、落ち着きなく体を動かす。
・思考力や集中力の低下
頭がさえない、考えがまとまらない、決断力や判断力が低下する、反応が遅くなる、仕事の能率が落ちる、注意力が散漫になって、人のいうことがすぐに理解できない。
・意欲の低下
人と会ったり話したりするのが面倒になる、何をするのも億劫。
・自責感
何でも悪いほうに考える、必要以上に自分を責める、まわりの人に申し訳ないと思う。
・希死念慮(きしねんりょ)
生きていくのがつらい、死んだほうがましだ。
・精神病症状
自分が重大な罪を犯したと思い込む罪業妄想、貧乏になったと確信する貧困妄想、がんなどの重い病気になったと信じ、検査結果で心配ないと話しても訂正できない心気妄想などがみられることがある。
などなど…。
とにかく、落ち込むって言葉の枠内のもの全てが症状として含まれます。
しかし、全ての罹患者に必ず出る症状というわけではないので、ここも見極めが難しくなる要因なわけですね。
では次に、身体症状を検証していきましょう。
・睡眠の異常(不眠または睡眠過多)
・食欲の低下または増加
・疲労、倦怠感
・ホルモン系の異常…月経の不順、性欲の低下、勃起の障害
・その他の症状…頭痛(すっきりしない鈍い痛み)、頭重。肩、腰、背中などの痛み
こういった症状が出るとされてます。
でも、これも鬱以外でも普通に現れる症状ですし、これだけで鬱と特定できるほどのものは何もありません。
ですから、鬱病に特徴的な症状が複数認められると、鬱病と診断されます。
医療面接を行い、症状、ストレスになるような出来事、他の病気、自分の性格、家族のことなどを詳しく聞きます。
また、患者さん本人からだけでなく、家族からも話を聞くことがあります。これらの情報を総合して、医師は鬱病の診断を行うというわけです。
こういった目に見えない部分の不調和っていうのは本当に診断も難しいと思います。
しかし、確実に日本でも患者数が増えているわけで、これからこういった知識をみんなが共有していく必要性はあるかもしれませんねぇ…。
では、鬱病と診断されたら治療していくわけですが、治療の方法をみていってみましょう。
鬱病の治療の基本は、十分な休養によって心と体の疲れをとることと、薬によって神経伝達物質の異常を改善することです。
さらに、考え方などを見直す精神療法を組み合わせることもあります。
休むことに抵抗や罪悪を感じ、何とか頑張って休まないようにしようと思いがちですが、鬱病が病気であることを理解し、医師に休むことをすすめられた場合は、思い切って仕事や家事や学校を休み、治療に専念しましょう。
薬物療法では、抗鬱薬が中心となります。
抗鬱薬は、脳の中のセロトニンやノルアドレナリンという物質のはたらきを高めて、抑鬱気分を取り除いて気分を高め、意欲を出させ、不安や緊張、焦燥感を取り除く、といった効果を現します。
通常、治療を始めてから2カ月から半年くらいである程度よくなりますが、症状が改善したあとも服薬を続けることが必要です。
再び悪くなるのを防ぐため、通常の生活に戻ってからも半年〜1年くらい治療を続けることがすすめられます。
鬱病の再発率は高いといわれていますが、効果が出た時と同じ量の薬を服薬し続けていると再発率が低くなります。
ですから、初めて鬱病になった場合には改善後半年から1年、同じ量の抗鬱薬を服用することがすすめられます。
また、2回以上再発している場合などには、数年にわたって服薬することが望ましいとされています。
これも大変ですよねぇ…
この薬物療法ですが、当然薬物による副作用もありますし、この疾病はとにかく何も出来なくなるのが特徴ですから、社会的な部分に大きなダメージがでますよね。
普通のケガや病気なら、ある程度「期間」も見えますし、出来ることってのが必ずあるもんです。
それが何も出来なくなるんですからねぇ…
続いては精神療法をみていきたいと思います。
精神療法の中心となるのは、支持的精神療法といわれるものです。
患者さんの話を聞き、不安な気持ちをよく理解したうえで、症状をよくしていくためのアドバイスをしていきます。
このほか、抑鬱気分につながりやすい考え方や行動の特徴に気づき、これを修正する認知行動療法も広まっています。
続いては電気けいれん療法をみてみましょう。
頭皮に電極をつけ、電流を流します。薬物療法で効果が得られない場合や、薬物が使えない場合に用いられます。
電気けいれん療法は最近では麻酔をかけ、体にけいれんが起こらないような方法で安全に行われることが多く、症例によっては極めて効果的といわれています。
頭に電気を流して治るのか?
これも正直不思議な感じがするんですが、効果的とされてるわけですから、効果的なんでしょうねぇ…。
とまぁ、色々と説明してきましたが、まだまだ謎だらけな疾病と言えると思います。
ですが、誰にでも起こり得る、そして必ず治る疾病だという事をみなが理解しておく必要があるかもしれません。
大切なことは、「最近おかしいな」と思ったら、早めに医師に相談することです。
何となくお医者さんに相談するのって…
的な躊躇で、例えば友人知人なんかに相談した場合、人によっては「気合いを入れろ」的な答えを返す人もいるでしょう。
そうなると、また患者は「そうしなければ」、「気合いをいれなければ」と焦りだし、症状を悪化させるというわけです。
まぁ、やる気がでねぇって相談されて、じゃ、休みなよ。って答えられる人も少ないでしょうしね。
それほど現代社会では、休むって事が罪になってるわけでしょうね。
ですから、自分や周りで判断せず、きちんと医師の判断を仰ぐっていうのが一番大事になってくると思います。
いかがでしたか?
これから確実に罹患患者が増えていくと思われる疾病ですし、もっと広く認知されていくべきだと思います。
もし、自分が周りがと考えると、知っておかないとただの怠けもの扱いですからね(笑)
知ることで救う事も救われることも出来るんですから、まずは知識として置いといてください。
では、今週はこの辺で…
次回のイルネス辞典(仮)をお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院