続ついにミトコンドリアやで。ミドリムシとはわけがちゃうし(笑)
2017年04月24日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月24日月曜日でございます。
桜も散っちゃいましたねぇ…
短い春はもうすぐ終わりますけど、しばらくは穏やかですもんね。
来月後半から、もうジメジメしてくるし、次は暑いし、しばらく辛い季節が続いちゃうねぇ…
わたくし的にはこれからの季節は非常に辛いんですが、さわやかな秋が来るのをじっと待ちましょう(笑)
てことで、今日のネタに行くんですが…
去年の10月にこんな記事を書きました→コチラ
まず読んでいただきたいんですが…めんどいか(笑)
読んだか?(笑)
で、この記事の続報って訳ではないんですが、同じようなベイビーがイギリスで誕生しようとしています。
イギリスの不妊治療クリニックに、母親の病気が遺伝するのを避けるため「3人親法」で体外受精の技術を実施する許可が与えられました。
ミトコンドリアに異常がある母親の卵子から核を抽出し、健康なミトコンドリアを卵子にもつドナー女性の卵子核と交換移植するというものです。
「ミトコンドリア置換治療」「卵子核移植」などと呼ばれ、これまでも多くの論争を巻き起こしてきた手法ですね。
でも今回のは、イギリスで許可が出たってとこですな…。
去年書いた記事では、アメリカで許可が下りないため、メキシコで出産したって話でしたからね。
で、同じくこの技術で産まれた子供は、母親、父親、および女性の卵子ドナーの、遺伝子上3人の「親」が存在するわけです。
ミトコンドリアDNAにはわずか37個の遺伝子しか記録されていませんが、ミトコンドリアの遺伝子は母親からのみ子供へ受け継がれます。
このミトコンドリアの遺伝子に欠陥を持つのが「ミトコンドリア病」で、まぁ去年の「リー症候群」も細かく言えば違いますが、同じ種類の遺伝子異常と考えて問題ないと思います。
この疾患をもつ、母親のミトコンドリアの遺伝子を置き換えることによって、この難病から子供を守ることが可能になるわけですな。
去年12月、イギリスのヒト受精・胚研究許可庁(HFEA)は、臨床目的でのこの技術の安全性を認め、ニューカッスルの不妊治療センターに最初の実施許可が与えられましたわけです。
で、ここが今日のポイントの一つなんですが、イギリスでは安全性が認められたってこと。
相変らず、アメリカではこの技術は認められていません。しかし、問題のある遺伝子を取り除いて体外受精するというアプローチは昔から行われていたんですね。
1990年代、今回とは異なる技術で遺伝子上3人の親を持つ赤ちゃんが何人か産まれましたが、そのうちの何人かが予期しない遺伝子障害を発症してしまったため、その技術は承認されませんでした。
そして、3人の親の遺伝子をもつ赤ちゃんは危険にさらされる可能性があるので、科学者の実験の材料にすべきでないと批判されたわけです。
まぁ、確かに生まれたら生まれたで、研究材料としては恰好ですもんね。
また、この技術によって受精卵の段階で意図的に遺伝子操作を行なう「デザイナーベイビー」を産み出したいという流れを加速させる恐れもありますしね。
BBC Newsによるとイギリスがこの技術を承認したとき、独立監査法人Human Genetics Alertは「遺伝子操作」した子供は、優生学の未来を決定づける最初の一歩となると、警告しました。
そして、この記事の中でも、去年の「リー症候群」の母親の話は出ています。この時の赤ちゃんも、母親もともに健康状態は良好だそうですよ。
ひとまずは良かったね。
社会通念や倫理観的に問題はありますが、生まれてきた子に罪はないわけで、生まれた以上幸せに育ってほしいもんです。
そして、この技術については依然として議論は絶えませんが、確実に進展しています。
3人の親を持つ赤ちゃんが無事産まれる事例が増えることで、安全性や新しい倫理的価値観が実証されていくのかもしれません。
これで少なくとも、メキシコとイギリスではこの技術で3つのDNAを持つ子供を生むことが出来るわけですからね…。
でも、DNAはそんなに簡単で甘いものじゃないんですよね。
実際、この子が大きくなり、自身が子供を作る時…
さらなるDNAが追加されるわけで、はたしてこれがどのようなことを意味するのか…
何もわからないまま、見切り発車してる感は否めなくないですかね。
仮に、この3つのDNAをもつ者が、子供を産んだ場合、DNAは4つになるとしたら、この4つのDNAをもつ者がさらに4つのDNAをもつ者との間に子供を作ったらと考えたら…
人類は確実に進化なのか、退化なのか分かりませんが「変化」していってしまうでしょう。
そしてそれが、人類の破滅への入り口なのかもしれません。
なんてな(笑)
ま、去年のブログでも同じような感想で締めてるんですが、まぁ未来は分かりませんからねぇ…
そして、わたしの生きてるうちには、何も起こらんでしょう(笑)
てことで、ご報告でしたが未来を作るのは、今日なんですから、とにかく今日を頑張ろか。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月24日月曜日でございます。
桜も散っちゃいましたねぇ…
短い春はもうすぐ終わりますけど、しばらくは穏やかですもんね。
来月後半から、もうジメジメしてくるし、次は暑いし、しばらく辛い季節が続いちゃうねぇ…
わたくし的にはこれからの季節は非常に辛いんですが、さわやかな秋が来るのをじっと待ちましょう(笑)
てことで、今日のネタに行くんですが…
去年の10月にこんな記事を書きました→コチラ
まず読んでいただきたいんですが…めんどいか(笑)
読んだか?(笑)
で、この記事の続報って訳ではないんですが、同じようなベイビーがイギリスで誕生しようとしています。
イギリスの不妊治療クリニックに、母親の病気が遺伝するのを避けるため「3人親法」で体外受精の技術を実施する許可が与えられました。
ミトコンドリアに異常がある母親の卵子から核を抽出し、健康なミトコンドリアを卵子にもつドナー女性の卵子核と交換移植するというものです。
「ミトコンドリア置換治療」「卵子核移植」などと呼ばれ、これまでも多くの論争を巻き起こしてきた手法ですね。
でも今回のは、イギリスで許可が出たってとこですな…。
去年書いた記事では、アメリカで許可が下りないため、メキシコで出産したって話でしたからね。
で、同じくこの技術で産まれた子供は、母親、父親、および女性の卵子ドナーの、遺伝子上3人の「親」が存在するわけです。
ミトコンドリアDNAにはわずか37個の遺伝子しか記録されていませんが、ミトコンドリアの遺伝子は母親からのみ子供へ受け継がれます。
このミトコンドリアの遺伝子に欠陥を持つのが「ミトコンドリア病」で、まぁ去年の「リー症候群」も細かく言えば違いますが、同じ種類の遺伝子異常と考えて問題ないと思います。
この疾患をもつ、母親のミトコンドリアの遺伝子を置き換えることによって、この難病から子供を守ることが可能になるわけですな。
去年12月、イギリスのヒト受精・胚研究許可庁(HFEA)は、臨床目的でのこの技術の安全性を認め、ニューカッスルの不妊治療センターに最初の実施許可が与えられましたわけです。
で、ここが今日のポイントの一つなんですが、イギリスでは安全性が認められたってこと。
相変らず、アメリカではこの技術は認められていません。しかし、問題のある遺伝子を取り除いて体外受精するというアプローチは昔から行われていたんですね。
1990年代、今回とは異なる技術で遺伝子上3人の親を持つ赤ちゃんが何人か産まれましたが、そのうちの何人かが予期しない遺伝子障害を発症してしまったため、その技術は承認されませんでした。
そして、3人の親の遺伝子をもつ赤ちゃんは危険にさらされる可能性があるので、科学者の実験の材料にすべきでないと批判されたわけです。
まぁ、確かに生まれたら生まれたで、研究材料としては恰好ですもんね。
また、この技術によって受精卵の段階で意図的に遺伝子操作を行なう「デザイナーベイビー」を産み出したいという流れを加速させる恐れもありますしね。
BBC Newsによるとイギリスがこの技術を承認したとき、独立監査法人Human Genetics Alertは「遺伝子操作」した子供は、優生学の未来を決定づける最初の一歩となると、警告しました。
そして、この記事の中でも、去年の「リー症候群」の母親の話は出ています。この時の赤ちゃんも、母親もともに健康状態は良好だそうですよ。
ひとまずは良かったね。
社会通念や倫理観的に問題はありますが、生まれてきた子に罪はないわけで、生まれた以上幸せに育ってほしいもんです。
そして、この技術については依然として議論は絶えませんが、確実に進展しています。
3人の親を持つ赤ちゃんが無事産まれる事例が増えることで、安全性や新しい倫理的価値観が実証されていくのかもしれません。
これで少なくとも、メキシコとイギリスではこの技術で3つのDNAを持つ子供を生むことが出来るわけですからね…。
でも、DNAはそんなに簡単で甘いものじゃないんですよね。
実際、この子が大きくなり、自身が子供を作る時…
さらなるDNAが追加されるわけで、はたしてこれがどのようなことを意味するのか…
何もわからないまま、見切り発車してる感は否めなくないですかね。
仮に、この3つのDNAをもつ者が、子供を産んだ場合、DNAは4つになるとしたら、この4つのDNAをもつ者がさらに4つのDNAをもつ者との間に子供を作ったらと考えたら…
人類は確実に進化なのか、退化なのか分かりませんが「変化」していってしまうでしょう。
そしてそれが、人類の破滅への入り口なのかもしれません。
なんてな(笑)
ま、去年のブログでも同じような感想で締めてるんですが、まぁ未来は分かりませんからねぇ…
そして、わたしの生きてるうちには、何も起こらんでしょう(笑)
てことで、ご報告でしたが未来を作るのは、今日なんですから、とにかく今日を頑張ろか。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院