淋巴(ペット用)
2017年04月12日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
4月12日水曜日です。
春うららな水曜日でございます。
今年は少し桜の開花が遅かったんで、まだキレイに咲いてますねぇ〜。
このうららかな季節がいつまでも続けばええのにねぇ…
てな、日々春トークからのスタートですが、今日はそんなうららかな日にもってこいのネタ。かな?(笑)
このブログ、いつの日からか最後の画像に猫が登場しています。
長く読んで下さってる方なら、開始当初は、ネタについての色々な画像が貼られてたんですが、いつしか猫に落ち着きました。
まぁ、落ち着いたってのも変ですが、何となく続けてると続けちゃうみたいな…
で、なんで猫なんかというと、単純にかわいらしい画を見ると人は癒されるからねぇ…
ほな犬でもええやんって話ですけど、犬より猫のほうが若干好きかなと…
理由はそんなもんなんで、またそのうち変わるかもしれません。
って脱線しましたが、今日のネタはそんな猫とか犬とかと楽しく暮らす話…
私たち人間は、犬猫と長らく生活を共にしてきました。一説によると、犬は約1万2000年前、猫は約4000年前からの付き合いと言われているそうです。
ペット(愛玩動物)としてだけでなく、犬や猫は人間に「生きる張り合い」や「生活の楽しさ」をもたらすコンパニオンアニマル(伴侶動物)として、再認識されつつあるそうです。
そうであればこそ、犬や猫と生活を共にしている飼い主さんからすると、彼らの元気を願わずにはいられません。
先日、こんなブログを書きましたが、良い悪いは別にして気持ちは分かりますよねぇ…
現代のペットは人間に合わせた暮らし方を強いられているため、ストレスがとても多いそうです。
特に、家での留守番の時間が長いほど、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるみたいです。
そして、犬猫は留守番の大半を寝て過ごしているため、寝たままの姿勢を長時間保っており、リンパ液の流れが滞りがちになるんだって。
これは人間でも同じですが、寝すぎると関節にも良くないし、血流もリンパも滞りがちになります。
で、リンパ液とは、体中に張り巡らされているリンパ管を流れる液体で、栄養分や酸素を体の細部まで運ぶかたわら、老廃物を回収するなど、人間を含めた動物にとって重要な役割を果たしています。
ですから、このリンパ液の流れが悪くなると、体の中に老廃物が蓄積され、体がむくんだり免疫力低下につながったりします。
そうしたことを防ぐためにも、リンパマッサージによって、リンパ液の流れを改善する必要があると…
いや、人間じゃないですよ。ペットのね。
人間も、リンパマッサージと称した、主に美容系のマッサージは存在してますし、効果があるって声も聞きます。
美容という観点からすれば、リンパに限らず、マッサージ効果で流れをよくすることによって新陳代謝がアップされるので効果はあるかなと…
ですが、あんまりゴリゴリなマッサージだと、逆に筋肉に損傷を与えてしまい、毛細血管を傷付け逆効果な場合もありますんで誰でも出来るもんじゃんないんで注意してね。
で、ペットのリンパマッサージ何ですが、名前こそ「マッサージ」ですが、イメージとしては、全身をさすったり、軽くトントンたたいたりして振動を与える感じなんだって。
体内を巡ったリンパ液が静脈に戻る出口は左の肩甲骨前縁あたりですので、ペットの後ろから両サイドの肩甲骨に手のひらを当て、手の四本指が当たる辺りです。
そして、マッサージの目安は1日10分ほどでOKです。
飼い主、ペット共にリラックスできる場所を選ぶことが大切です。
マッサージの具体的な内容は以下の通りですが、まぁ大人しくしててくれるかどうかは、その日の気分もあるでしょうし、無理せず優しく行ってみて下さい。
飼い主は、ペットの背後に回って施術します。
1.左右の肩甲骨前縁を同時に5〜6回さすります。片方をさする場合は左側にします
2.ペットの顔を包むように、耳の付け根部分にある「頸部(けいぶ)リンパ節」を指でマッサージします。指の動きは、胸に流れるような感じをイメージします。
3.背骨の両サイドを、肩からしっぽの付け根に向かって、軽い振動を与えるようなイメージでトントンたたきます。
その際は、左手でペットの肩や胸を押さえ、右手でたたくようにします。これを2〜3回繰り返します。
4.前足の付け根を軽く握る感じで、両手でペットの両脇の下を、5〜6回軽くさすります。ここには「腋窩(えきか)リンパ節」があります。
5.同様に、後ろ足の付け根も5〜6回軽くさすりましょう。ここは「鼠径(そけい)リンパ節」と呼ばれる場所です。
6.最後に、膝の真裏にある「膝窩(しっか)リンパ節」をマッサージします。
この部分を左足、右足と交互に5〜6回ずつ軽く握ってあげます。牛の乳搾りをするようなイメージです。
「1」〜「6」を毎日続けます。
リンパマッサージの存在を知ると施術だけでなく、ペットを触る意識が変わってきます。
これまで無意識に頭やおなかを撫でていた人でも、リンパ節のある脇や太ももを撫でるようになりますしね。
ってな話。
まぁ、相手が相手なだけに、エビデンス的なものは分かりませんが、西洋医学的にも、東洋医学的にも「流れ」が滞るのは非常によろしくないんですよね。
ですから、血流であれリンパであれ、または「気」であれ流れを良くすることは健康促進に繋がります。
そのうち、ペットのリンパマッサージ専門店とか出来るかも…
前にも少し紹介しましたが、ペット用の鍼灸治療なんかもありますし、これからはペット医療にも新しい波が訪れようとしています。
ま、もちろんペット本人が希望するわけじゃないですから、飼い主さんの気持ち次第なんでしょうけど、新しいマーケットとして、こういったペット医療もこれから需要が高まるでしょうね。
で、前にペットの鍼灸治療は「鍼灸師」の免許と「獣医」の免許が必要と言うお話をしましたが…
このリンパマッサージにも「マッサージ師」と「獣医」の免許が必要なんでしょうかね?
そういう下地的な部分が、整わないうちに何か広まっちゃうと、何となくペット好きな「施術者」が適当に施術するいかがわしい商売が出だしそうで怖いですが…
人体以上に、動物の身体って複雑ですからね〜。
ま、飼い主がペットとコミュニケーションを取るレベルなら、お互いの信頼関係の上で効果も倍増しそうですから、是非飼い主さんはやってみてはどうですかね。
少しでも家族との時間を長く楽しみたいですもんね。
ちなみに今日の猫画像は、わたしが10数年前に、道端で拾ったクロです(笑)
まだ健在です。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月12日水曜日です。
春うららな水曜日でございます。
今年は少し桜の開花が遅かったんで、まだキレイに咲いてますねぇ〜。
このうららかな季節がいつまでも続けばええのにねぇ…
てな、日々春トークからのスタートですが、今日はそんなうららかな日にもってこいのネタ。かな?(笑)
このブログ、いつの日からか最後の画像に猫が登場しています。
長く読んで下さってる方なら、開始当初は、ネタについての色々な画像が貼られてたんですが、いつしか猫に落ち着きました。
まぁ、落ち着いたってのも変ですが、何となく続けてると続けちゃうみたいな…
で、なんで猫なんかというと、単純にかわいらしい画を見ると人は癒されるからねぇ…
ほな犬でもええやんって話ですけど、犬より猫のほうが若干好きかなと…
理由はそんなもんなんで、またそのうち変わるかもしれません。
って脱線しましたが、今日のネタはそんな猫とか犬とかと楽しく暮らす話…
私たち人間は、犬猫と長らく生活を共にしてきました。一説によると、犬は約1万2000年前、猫は約4000年前からの付き合いと言われているそうです。
ペット(愛玩動物)としてだけでなく、犬や猫は人間に「生きる張り合い」や「生活の楽しさ」をもたらすコンパニオンアニマル(伴侶動物)として、再認識されつつあるそうです。
そうであればこそ、犬や猫と生活を共にしている飼い主さんからすると、彼らの元気を願わずにはいられません。
先日、こんなブログを書きましたが、良い悪いは別にして気持ちは分かりますよねぇ…
現代のペットは人間に合わせた暮らし方を強いられているため、ストレスがとても多いそうです。
特に、家での留守番の時間が長いほど、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるみたいです。
そして、犬猫は留守番の大半を寝て過ごしているため、寝たままの姿勢を長時間保っており、リンパ液の流れが滞りがちになるんだって。
これは人間でも同じですが、寝すぎると関節にも良くないし、血流もリンパも滞りがちになります。
で、リンパ液とは、体中に張り巡らされているリンパ管を流れる液体で、栄養分や酸素を体の細部まで運ぶかたわら、老廃物を回収するなど、人間を含めた動物にとって重要な役割を果たしています。
ですから、このリンパ液の流れが悪くなると、体の中に老廃物が蓄積され、体がむくんだり免疫力低下につながったりします。
そうしたことを防ぐためにも、リンパマッサージによって、リンパ液の流れを改善する必要があると…
いや、人間じゃないですよ。ペットのね。
人間も、リンパマッサージと称した、主に美容系のマッサージは存在してますし、効果があるって声も聞きます。
美容という観点からすれば、リンパに限らず、マッサージ効果で流れをよくすることによって新陳代謝がアップされるので効果はあるかなと…
ですが、あんまりゴリゴリなマッサージだと、逆に筋肉に損傷を与えてしまい、毛細血管を傷付け逆効果な場合もありますんで誰でも出来るもんじゃんないんで注意してね。
で、ペットのリンパマッサージ何ですが、名前こそ「マッサージ」ですが、イメージとしては、全身をさすったり、軽くトントンたたいたりして振動を与える感じなんだって。
体内を巡ったリンパ液が静脈に戻る出口は左の肩甲骨前縁あたりですので、ペットの後ろから両サイドの肩甲骨に手のひらを当て、手の四本指が当たる辺りです。
そして、マッサージの目安は1日10分ほどでOKです。
飼い主、ペット共にリラックスできる場所を選ぶことが大切です。
マッサージの具体的な内容は以下の通りですが、まぁ大人しくしててくれるかどうかは、その日の気分もあるでしょうし、無理せず優しく行ってみて下さい。
飼い主は、ペットの背後に回って施術します。
1.左右の肩甲骨前縁を同時に5〜6回さすります。片方をさする場合は左側にします
2.ペットの顔を包むように、耳の付け根部分にある「頸部(けいぶ)リンパ節」を指でマッサージします。指の動きは、胸に流れるような感じをイメージします。
3.背骨の両サイドを、肩からしっぽの付け根に向かって、軽い振動を与えるようなイメージでトントンたたきます。
その際は、左手でペットの肩や胸を押さえ、右手でたたくようにします。これを2〜3回繰り返します。
4.前足の付け根を軽く握る感じで、両手でペットの両脇の下を、5〜6回軽くさすります。ここには「腋窩(えきか)リンパ節」があります。
5.同様に、後ろ足の付け根も5〜6回軽くさすりましょう。ここは「鼠径(そけい)リンパ節」と呼ばれる場所です。
6.最後に、膝の真裏にある「膝窩(しっか)リンパ節」をマッサージします。
この部分を左足、右足と交互に5〜6回ずつ軽く握ってあげます。牛の乳搾りをするようなイメージです。
「1」〜「6」を毎日続けます。
リンパマッサージの存在を知ると施術だけでなく、ペットを触る意識が変わってきます。
これまで無意識に頭やおなかを撫でていた人でも、リンパ節のある脇や太ももを撫でるようになりますしね。
ってな話。
まぁ、相手が相手なだけに、エビデンス的なものは分かりませんが、西洋医学的にも、東洋医学的にも「流れ」が滞るのは非常によろしくないんですよね。
ですから、血流であれリンパであれ、または「気」であれ流れを良くすることは健康促進に繋がります。
そのうち、ペットのリンパマッサージ専門店とか出来るかも…
前にも少し紹介しましたが、ペット用の鍼灸治療なんかもありますし、これからはペット医療にも新しい波が訪れようとしています。
ま、もちろんペット本人が希望するわけじゃないですから、飼い主さんの気持ち次第なんでしょうけど、新しいマーケットとして、こういったペット医療もこれから需要が高まるでしょうね。
で、前にペットの鍼灸治療は「鍼灸師」の免許と「獣医」の免許が必要と言うお話をしましたが…
このリンパマッサージにも「マッサージ師」と「獣医」の免許が必要なんでしょうかね?
そういう下地的な部分が、整わないうちに何か広まっちゃうと、何となくペット好きな「施術者」が適当に施術するいかがわしい商売が出だしそうで怖いですが…
人体以上に、動物の身体って複雑ですからね〜。
ま、飼い主がペットとコミュニケーションを取るレベルなら、お互いの信頼関係の上で効果も倍増しそうですから、是非飼い主さんはやってみてはどうですかね。
少しでも家族との時間を長く楽しみたいですもんね。
ちなみに今日の猫画像は、わたしが10数年前に、道端で拾ったクロです(笑)
まだ健在です。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院