いつまでたっても変わらない、そんな事あるだろうか。
2017年04月07日 [日々のこと]
お疲れ様です。院長です。
4月7日金曜日です。
今週もあと一息って感じです。
昨日からのあいにくの雨で、せっかく咲きだした桜が心配やねぇ…
今日からの3日間は花見もピークのはずやったのに、天気が悪い。
まぁ、あんまり人が多すぎるより、少しくらい雨の方が見やすいかもしれませんが…
そう言えば昨日のブログで、恐怖症の話をしたんですがわたくしは割と人混み恐怖症かもしれません。
…違うか(笑)
恐怖ってより、怒りがこみあげてくるもんな(笑)
ってことで、今日は昨日の話をうけて…
「恐怖症を克服する方法」
しかも、つらい思いをせずに…
こんなお話をしたいと思います。
あなたが何かに対して深刻な「恐怖心」を抱いていて、心理学者にアドバイスを求めたとしましょう。
すると彼らは「疑似体験療法」というものを試すよう促すでしょう。
疑似体験療法とは例えば、犬に対して恐怖心を抱いている人の場合、まずは犬をイメージし、次に遠くから犬を眺め、それから少しずつ近づいていって犬と共に過ごすことにゆっくりと慣れていき、最終的には近所の犬を可愛がれるようになるよう持っていく方法です。
恐怖を取り除くためのこの方法は、基本的でかなり効果的な方法とされています。
しかし、強い恐怖で苦しんでいる人にとっては、とてもつらい経験になるはずなんです。
ですが、最新の研究から、恐怖を簡単に取り除く別の方法があるかもしれないことがわかりました。
今回発表された研究はごく初歩的なものですが、その内容はまるでSF映画から抜け出してきたかのよう。
この研究のために日本の神経科学者のチームは、自発的に協力してくれる健康な被験者を20名程集めました。
そして、赤と緑の円を用いて、どちらか一方の色の円が画面に表示された時にだけ電気ショックを与え、そのパターンに対する恐怖心を植え付けていきました。
さらに、被験者がこれらのパターンを見ている間に脳活動パターン・デコーダでスキャンして、脳のどの分野が活性化しているかを解読しました。
次は被験者に、画面に灰色の円が表示されたら自身の脳活動を操作してもらいます。
また被験者には、その灰色の円の大きさに従って報酬が支払われることを伝えました。
で、被験者たちには知らされていませんでしたが、灰色の円を大きくする方法は先ほど恐怖心を植え付けた色付きの円を目にした時と同じ色を想像し、その脳の活動パターンを再現すること。
ですから、報酬を得るためには恐怖を呼び起こさなければならなかったわけですな。
しかし無自覚に色付きの円を想像していたので被験者は訓練中、恐怖をまったく感じませんでした。
つまり最初から最後まで、電気ショックと結びつけられた色付きの円を思い出していることに気づかなかったわけです。
皮膚電気反射といった恐怖を測る科学的尺度でも、被験者が実際に恐怖を感じていないことが確認されたと…。
そして、研究チームは被験者に対して、恐怖心を植え付けられていた色付きの円を見せましたが、被験者が感じる恐怖は訓練をする前よりずっと小さくなっていたそうなんです。
つまり、違う方向からそれを見たことにより、恐怖がなくなっていったという事でしょうか…
もしくは、報酬によりそのもの自体が、恐怖の対象から違う対象にすり替わったか…
まぁ、これはどちらも可能性はありますし、もっと複雑なメカニズムも働いていそうです。
ま、極端に言えば高所恐怖が仮にあったとしても、そこが「高所」と認識しなければ怖くないですし、自分の中でそれ以上(恐怖を我慢するレベルの)の報酬が得れるとするならば、ひょっとしたらいけるかも…
ですが、この技術はまだごく初期の段階なので、実用化は困難であると今後判明する可能性もあります。
例えば犬などといった対象をイメージするのは、色の付いた円をイメージするよりも明らかに複雑ですから、そうした恐怖と関連する脳活動を解析・再現するのは難しいと考えられます。
この研究を率いた脳情報通信融合研究センターの小泉愛研究員は、「難題はたくさんありますが、現時点での結果は、治療への新たな道を切り開く第一歩を示していると期待しています」とコメントしているそうです。
まぁ、ねぇ…
でも、こういったある意味の「訓練」を行っていくうち慣れからも恐怖は和らぐかと思いますね。
こういった特殊な恐怖症は、ある意味「普通は大丈夫」なものが対象なわけですから、そもそも何かに原因があるわけなんですよね。
本来は、これを取り除くことさえ出来れば、こういった症状は緩和するはずですし、これからの研究に期待したいとこですね。
いかがでしたか?
こういった精神的な部分ってほんとにデリケートですからねぇ…
焦らない事ってのも大事だと思います。
では、また明日〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月7日金曜日です。
今週もあと一息って感じです。
昨日からのあいにくの雨で、せっかく咲きだした桜が心配やねぇ…
今日からの3日間は花見もピークのはずやったのに、天気が悪い。
まぁ、あんまり人が多すぎるより、少しくらい雨の方が見やすいかもしれませんが…
そう言えば昨日のブログで、恐怖症の話をしたんですがわたくしは割と人混み恐怖症かもしれません。
…違うか(笑)
恐怖ってより、怒りがこみあげてくるもんな(笑)
ってことで、今日は昨日の話をうけて…
「恐怖症を克服する方法」
しかも、つらい思いをせずに…
こんなお話をしたいと思います。
あなたが何かに対して深刻な「恐怖心」を抱いていて、心理学者にアドバイスを求めたとしましょう。
すると彼らは「疑似体験療法」というものを試すよう促すでしょう。
疑似体験療法とは例えば、犬に対して恐怖心を抱いている人の場合、まずは犬をイメージし、次に遠くから犬を眺め、それから少しずつ近づいていって犬と共に過ごすことにゆっくりと慣れていき、最終的には近所の犬を可愛がれるようになるよう持っていく方法です。
恐怖を取り除くためのこの方法は、基本的でかなり効果的な方法とされています。
しかし、強い恐怖で苦しんでいる人にとっては、とてもつらい経験になるはずなんです。
ですが、最新の研究から、恐怖を簡単に取り除く別の方法があるかもしれないことがわかりました。
今回発表された研究はごく初歩的なものですが、その内容はまるでSF映画から抜け出してきたかのよう。
この研究のために日本の神経科学者のチームは、自発的に協力してくれる健康な被験者を20名程集めました。
そして、赤と緑の円を用いて、どちらか一方の色の円が画面に表示された時にだけ電気ショックを与え、そのパターンに対する恐怖心を植え付けていきました。
さらに、被験者がこれらのパターンを見ている間に脳活動パターン・デコーダでスキャンして、脳のどの分野が活性化しているかを解読しました。
次は被験者に、画面に灰色の円が表示されたら自身の脳活動を操作してもらいます。
また被験者には、その灰色の円の大きさに従って報酬が支払われることを伝えました。
で、被験者たちには知らされていませんでしたが、灰色の円を大きくする方法は先ほど恐怖心を植え付けた色付きの円を目にした時と同じ色を想像し、その脳の活動パターンを再現すること。
ですから、報酬を得るためには恐怖を呼び起こさなければならなかったわけですな。
しかし無自覚に色付きの円を想像していたので被験者は訓練中、恐怖をまったく感じませんでした。
つまり最初から最後まで、電気ショックと結びつけられた色付きの円を思い出していることに気づかなかったわけです。
皮膚電気反射といった恐怖を測る科学的尺度でも、被験者が実際に恐怖を感じていないことが確認されたと…。
そして、研究チームは被験者に対して、恐怖心を植え付けられていた色付きの円を見せましたが、被験者が感じる恐怖は訓練をする前よりずっと小さくなっていたそうなんです。
つまり、違う方向からそれを見たことにより、恐怖がなくなっていったという事でしょうか…
もしくは、報酬によりそのもの自体が、恐怖の対象から違う対象にすり替わったか…
まぁ、これはどちらも可能性はありますし、もっと複雑なメカニズムも働いていそうです。
ま、極端に言えば高所恐怖が仮にあったとしても、そこが「高所」と認識しなければ怖くないですし、自分の中でそれ以上(恐怖を我慢するレベルの)の報酬が得れるとするならば、ひょっとしたらいけるかも…
ですが、この技術はまだごく初期の段階なので、実用化は困難であると今後判明する可能性もあります。
例えば犬などといった対象をイメージするのは、色の付いた円をイメージするよりも明らかに複雑ですから、そうした恐怖と関連する脳活動を解析・再現するのは難しいと考えられます。
この研究を率いた脳情報通信融合研究センターの小泉愛研究員は、「難題はたくさんありますが、現時点での結果は、治療への新たな道を切り開く第一歩を示していると期待しています」とコメントしているそうです。
まぁ、ねぇ…
でも、こういったある意味の「訓練」を行っていくうち慣れからも恐怖は和らぐかと思いますね。
こういった特殊な恐怖症は、ある意味「普通は大丈夫」なものが対象なわけですから、そもそも何かに原因があるわけなんですよね。
本来は、これを取り除くことさえ出来れば、こういった症状は緩和するはずですし、これからの研究に期待したいとこですね。
いかがでしたか?
こういった精神的な部分ってほんとにデリケートですからねぇ…
焦らない事ってのも大事だと思います。
では、また明日〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院