脳の萎縮と睡眠について、時には真剣に考えてみましょう。
2016年11月08日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月8日火曜日です。
いや、火曜日もやはり月曜同様、まだまだ身体が本調子になってきません(笑)
もう、そんなん言うてたらいつが全開なんやって感じですけど、いつなんでしょう?
って話は良いとして、昨日睡眠不足の話をしましたが、今日もその続きをいきたいと思います。
昨日は、色んな疾病への罹患率が上がりますよってことがメインでしたが、今日のはそれより怖い話。
今日は脳の老化と睡眠時間との関係について、いってみよ。
いつまでも若々しくいたい……年齢を重ねるほどに、その願いは強くなっていきますよね〜。
私も48歳ですから、まだまだ若いとは言え、「衰え」というのは自分でしか分からないものですから、確かに何年か前から比べると、ああだな、こうだなと「衰え」は感じてます。
私の場合、見た目もそうですが、脳の衰えが著しく感じられます。特に記憶力ですかねぇ…
ど忘れしたものがいつまでも出てこないとか、昨日の事が思い出せない、患者さんの名前が出てこない、顔が覚えられない…その他諸々
こういった脳の老化と睡眠時間の短さが、かなり密接に関係してるという話なんですねぇ…
そこで今回は、Duke-NUS医学大学院(シンガポールの国立医大のようです。)の研究者たちが行った調査を基に、睡眠時間と脳の老化に関する最新の研究をご紹介したいと思いますです。
Duke-NUS医学大学院(しつこい様ですが、シンガポールの国立医大のようです。)の研究者たちが行った研究によれば、睡眠時間の短い中高年ほど、脳の老化が速いと分かったそうなんですよね。
中高年はさまざまな理由から、睡眠が短くなってしまいがちなので、これは人ごとではない話ですな。
まずDuke-NUS医学大学院の研究者たちは、Singapore-Longitudinal Aging Brain Studyという既存の研究における66人分のデータを利用しました。
66人は同研究に参加した時点で年齢が55歳以上の比較的健康な中国人なんですって。
被験者は2年ごとに脳を撮影され、認知力を調べるテストを受けています。さらに途中からは、睡眠の長さや質に関する調査にも答えました。
そうした66人のデータを調べたところ、睡眠の長さが短い人ほど、睡眠時間が長い人と比べて脳室がより早く拡大していると確認されたのです。
脳室とは脳の内部に幾つか広がっている、髄液の満ちた大きな空洞。老化に伴い脳が縮むと、その分だけ当然、脳室のスペースが広がります。つまり、脳が委縮したって事になりますねぇ…
脳が委縮し脳室が広がれば、認知力の衰えが危惧されます。まさにその脳室の拡大と認知力の衰えが、睡眠の短い人ほど見られたそうなんですよ。
66人だけのデータな上に、日本人じゃないんで色々な習慣等も違いますし、すべて我々に当てはまるとも思えませんが、なかなかショッキングな結果ではありますね。
まぁ、脳の萎縮というのは、睡眠を十分とっていても加齢とともに起こります。
ですが、出来うることなら、萎縮の速度は遅くしたいとこですよね。
萎縮が進むと、色々な弊害と言うか実害がでます。
当然、記憶力が低下しますし、認知症や鬱病なんかにも罹患しやすくなると言われています。
睡眠=脳の休憩みたいな感じはしますから、睡眠不足が、脳に良くないって事は感覚的にも分かりますけどね。
しかし、脳の萎縮のひとつの要因には、あまり考えないってこともあるんですよね。
ですから、趣味をもったり楽しみを持つことで、萎縮の速度を遅くしたりできるってデータもあります。
つまり、ボーっと寝てたら萎縮が止められるってわけでもないんですよ。
ですが、睡眠不足となると、これはよくない。
しかも、ここに記されてるのは中高年独特の睡眠不足という事なんですよね。
これは、まぁ実際その年齢に差し掛かってきている人なら分かると思いますが、途中覚醒、入眠障害に代表される睡眠障害も絡んできます。
つまり、中年以降になると、「眠りの質を上げる」って作業を意識的に行わないと、なかなかいい睡眠は取れなくなっていってるわけですよ。
ですから、「若い時以上に!」
朝日や昼の光を浴びるとか、寝る前のカフェイン、飲酒は避けるとか、適度な運動を行うとかの基本的な事を確実にやると…
この若い時以上にってのがポイントで、これまた人それぞれなんですよね。
一番大事なのは「意識すること」
脳の萎縮を止めたんねん!
って意識して、光を浴びるとか運動するとか、意識して行うと、やはり脳と身体はそのように作用していくもんなんですよね。
言うても脳だって自分の身体の一部なんですから、意識することによって萎縮も止められようもんですよ。
って事で今日も睡眠不足についてゴタゴタ書きましたが、このお話は3部作なんで、明日も睡眠ネタなんですが…(笑)
ま、今日のお話は、中年以降の睡眠不足は、時間確保だけじゃダメだってことですよ。
患者さんでも結構いらっしゃるんですが、寝てるようで寝てない人…
身体も脳もちゃんと休める睡眠を取らないといけません。
これには個々の生活習慣を含めた、あらゆることが関係してきます。
一度、真剣に眠りについて考えてみて下さいませ。
意外と、寝れない要素が出てくるかもしれませんよ。
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月8日火曜日です。
いや、火曜日もやはり月曜同様、まだまだ身体が本調子になってきません(笑)
もう、そんなん言うてたらいつが全開なんやって感じですけど、いつなんでしょう?
って話は良いとして、昨日睡眠不足の話をしましたが、今日もその続きをいきたいと思います。
昨日は、色んな疾病への罹患率が上がりますよってことがメインでしたが、今日のはそれより怖い話。
今日は脳の老化と睡眠時間との関係について、いってみよ。
いつまでも若々しくいたい……年齢を重ねるほどに、その願いは強くなっていきますよね〜。
私も48歳ですから、まだまだ若いとは言え、「衰え」というのは自分でしか分からないものですから、確かに何年か前から比べると、ああだな、こうだなと「衰え」は感じてます。
私の場合、見た目もそうですが、脳の衰えが著しく感じられます。特に記憶力ですかねぇ…
ど忘れしたものがいつまでも出てこないとか、昨日の事が思い出せない、患者さんの名前が出てこない、顔が覚えられない…その他諸々
こういった脳の老化と睡眠時間の短さが、かなり密接に関係してるという話なんですねぇ…
そこで今回は、Duke-NUS医学大学院(シンガポールの国立医大のようです。)の研究者たちが行った調査を基に、睡眠時間と脳の老化に関する最新の研究をご紹介したいと思いますです。
Duke-NUS医学大学院(しつこい様ですが、シンガポールの国立医大のようです。)の研究者たちが行った研究によれば、睡眠時間の短い中高年ほど、脳の老化が速いと分かったそうなんですよね。
中高年はさまざまな理由から、睡眠が短くなってしまいがちなので、これは人ごとではない話ですな。
まずDuke-NUS医学大学院の研究者たちは、Singapore-Longitudinal Aging Brain Studyという既存の研究における66人分のデータを利用しました。
66人は同研究に参加した時点で年齢が55歳以上の比較的健康な中国人なんですって。
被験者は2年ごとに脳を撮影され、認知力を調べるテストを受けています。さらに途中からは、睡眠の長さや質に関する調査にも答えました。
そうした66人のデータを調べたところ、睡眠の長さが短い人ほど、睡眠時間が長い人と比べて脳室がより早く拡大していると確認されたのです。
脳室とは脳の内部に幾つか広がっている、髄液の満ちた大きな空洞。老化に伴い脳が縮むと、その分だけ当然、脳室のスペースが広がります。つまり、脳が委縮したって事になりますねぇ…
脳が委縮し脳室が広がれば、認知力の衰えが危惧されます。まさにその脳室の拡大と認知力の衰えが、睡眠の短い人ほど見られたそうなんですよ。
66人だけのデータな上に、日本人じゃないんで色々な習慣等も違いますし、すべて我々に当てはまるとも思えませんが、なかなかショッキングな結果ではありますね。
まぁ、脳の萎縮というのは、睡眠を十分とっていても加齢とともに起こります。
ですが、出来うることなら、萎縮の速度は遅くしたいとこですよね。
萎縮が進むと、色々な弊害と言うか実害がでます。
当然、記憶力が低下しますし、認知症や鬱病なんかにも罹患しやすくなると言われています。
睡眠=脳の休憩みたいな感じはしますから、睡眠不足が、脳に良くないって事は感覚的にも分かりますけどね。
しかし、脳の萎縮のひとつの要因には、あまり考えないってこともあるんですよね。
ですから、趣味をもったり楽しみを持つことで、萎縮の速度を遅くしたりできるってデータもあります。
つまり、ボーっと寝てたら萎縮が止められるってわけでもないんですよ。
ですが、睡眠不足となると、これはよくない。
しかも、ここに記されてるのは中高年独特の睡眠不足という事なんですよね。
これは、まぁ実際その年齢に差し掛かってきている人なら分かると思いますが、途中覚醒、入眠障害に代表される睡眠障害も絡んできます。
つまり、中年以降になると、「眠りの質を上げる」って作業を意識的に行わないと、なかなかいい睡眠は取れなくなっていってるわけですよ。
ですから、「若い時以上に!」
朝日や昼の光を浴びるとか、寝る前のカフェイン、飲酒は避けるとか、適度な運動を行うとかの基本的な事を確実にやると…
この若い時以上にってのがポイントで、これまた人それぞれなんですよね。
一番大事なのは「意識すること」
脳の萎縮を止めたんねん!
って意識して、光を浴びるとか運動するとか、意識して行うと、やはり脳と身体はそのように作用していくもんなんですよね。
言うても脳だって自分の身体の一部なんですから、意識することによって萎縮も止められようもんですよ。
って事で今日も睡眠不足についてゴタゴタ書きましたが、このお話は3部作なんで、明日も睡眠ネタなんですが…(笑)
ま、今日のお話は、中年以降の睡眠不足は、時間確保だけじゃダメだってことですよ。
患者さんでも結構いらっしゃるんですが、寝てるようで寝てない人…
身体も脳もちゃんと休める睡眠を取らないといけません。
これには個々の生活習慣を含めた、あらゆることが関係してきます。
一度、真剣に眠りについて考えてみて下さいませ。
意外と、寝れない要素が出てくるかもしれませんよ。
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院