クマムシて最近見ないよね。あっそっちじゃねえか(笑)
2016年10月21日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
10月21日金曜日。
やっとこ金曜日まできましたねぇ…
今週も、疲れが出てくる金曜日。ですが後ちょっとというモチベーションだけで乗り越えたりますよ。
で今日は、そんなヘロヘロとは、わけが違う、最強生物のお話でもしてみましょう。
東大大学院理学系研究科、慶應義塾大学先端生命科学研究所、国立遺伝学研究所による共同研究グループは、クマムシ由来の蛋白質を取り入れた培養人間細胞が、致命的な放射線ダメージに対して耐性を持つことに成功したと発表しました。
てな記事を見つけました。このブログでも何回か登場している最強生物クマムシですが、今回はその蛋白質がどうも使えそうだというお話。
おさらいとなりますが、クマムシは100度の高温からマイナス273度の低温環境、真空の宇宙空間、超高圧な環境、高い線量の放射線が当たる環境など、極限状態で高い耐性を示す1mm未満の微小な生物です。
周囲が乾燥していると、完全に脱水して「乾眠」と呼ばれる状態になり、生命活動は一旦停止させますが、水を与えると速やかに復活します。
かなり驚異的な生命力で、特に放射線については、人間の半致死量の約1000倍の放射線にも耐えることができる事が確認されてます。
ですが、なぜこれほど高い耐性を持つのかは、今まで分かっていませんでした。
で、そこを解明すべく研究グループは、クマムシの中でも特に耐性の高い「ヨコヅナクマムシ」を札幌で採取し、ゲノム配列の解読、遺伝子機能の解析をおこなってきました。
その結果、クマムシ固有の新たな遺伝子が多数確認され、さらに、その中からクマムシが放射線を浴びた際に、DNAを保護する働きのある新しい蛋白質を発見するんですね。
そして、この蛋白質を「Dsup(Damage Suppressor)」と名付けましたそうな…。
そもそも、放射線の恐ろしさというか、攻撃力の一つがこの生物のDNAを損傷させてしまうところにあります。
DNAの損傷ということは、もはやその個体から子孫がまとも(ちょっと言葉は悪いですが)に繁栄することはありません。
ですが、このDsupを作り出せるようにした人の培養細胞に放射線の1種であるX線を照射し、DNA切断の量を調べたところ、Dsupを持たない細胞に比べて切断量が約半分に低下したそうです。
つまり、このDsupには放射線からDNAを保護する役目があるわけですね。
さらに、細胞の増殖能力が完全に破壊されるレベルのX線を照射すると、Dsupを持たない細胞は増殖が完全に停止してしまいましたが、Dsupを持つ細胞は増殖能力が維持されたままで、照射後も顕著に増殖を続けているという事です。
んん〜…
恐るべしクマムシやな…。つまりクマムシには、放射線攻撃は全く通用しないってこと。しかも、核戦争なんかですべてが滅んだとしても、こいつだけは完全に生き延びるわけですな。(笑)
今回の研究は、クマムシの遺伝子を導入することで哺乳動物の細胞でも放射線耐性を向上させることができることを示した初めての例となりました。
研究チームはさらなる解析を進めることで、将来的には他の動物にもさまざまな耐性能力を付与する新規技術の開拓につながることが期待できるとしているそうです。
たしかにこんな蛋白質があったら、例えば、例えばですけど、あってはならない事ですが、原発の職員の方に培養細胞を植え付けておくとかそういう予防的なことは出来るかもしれませんね。
まぁ、この培養細胞をどう使うかは、研究者の方たちに任せるとしても、そんなことよりクマムシが凄すぎる(笑)
これだけ高い耐性が必要な理由がよく分かりません。
分かりませんが、想像するに今後起きる可能性がないとはいえない、地球滅亡レベルの災害や人災(核戦争なんかも含めてね)。
そういうものを過去に経験してたとしたら、こういう耐性を進化の過程で手に入れたのかもしれませんねぇ…。
とかいう事がなければ、そこまでして生きる必要ってあります?
後は、もう空想のレベルですが、このクマムシこそ、神の使い的な存在で、こいつからすべての生物は進化していくと…
人間も、犬も猫も昆虫でさえも、このクマムシから進化していくもの…。
こう考えれば、何が起こっても死なないクマムシさえいればいつかまた繁栄していくってもんでしょ?
とまぁ、話は少しばかり脱線しましたが、このクマムシきっと今後もすごい発見がありそうな気がします。
また、新たな情報が入り次第、お伝えしていきますね。
では、とりあえず私もしぶとく、今日と言う日を乗り越えてきます。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月21日金曜日。
やっとこ金曜日まできましたねぇ…
今週も、疲れが出てくる金曜日。ですが後ちょっとというモチベーションだけで乗り越えたりますよ。
で今日は、そんなヘロヘロとは、わけが違う、最強生物のお話でもしてみましょう。
東大大学院理学系研究科、慶應義塾大学先端生命科学研究所、国立遺伝学研究所による共同研究グループは、クマムシ由来の蛋白質を取り入れた培養人間細胞が、致命的な放射線ダメージに対して耐性を持つことに成功したと発表しました。
てな記事を見つけました。このブログでも何回か登場している最強生物クマムシですが、今回はその蛋白質がどうも使えそうだというお話。
おさらいとなりますが、クマムシは100度の高温からマイナス273度の低温環境、真空の宇宙空間、超高圧な環境、高い線量の放射線が当たる環境など、極限状態で高い耐性を示す1mm未満の微小な生物です。
周囲が乾燥していると、完全に脱水して「乾眠」と呼ばれる状態になり、生命活動は一旦停止させますが、水を与えると速やかに復活します。
かなり驚異的な生命力で、特に放射線については、人間の半致死量の約1000倍の放射線にも耐えることができる事が確認されてます。
ですが、なぜこれほど高い耐性を持つのかは、今まで分かっていませんでした。
で、そこを解明すべく研究グループは、クマムシの中でも特に耐性の高い「ヨコヅナクマムシ」を札幌で採取し、ゲノム配列の解読、遺伝子機能の解析をおこなってきました。
その結果、クマムシ固有の新たな遺伝子が多数確認され、さらに、その中からクマムシが放射線を浴びた際に、DNAを保護する働きのある新しい蛋白質を発見するんですね。
そして、この蛋白質を「Dsup(Damage Suppressor)」と名付けましたそうな…。
そもそも、放射線の恐ろしさというか、攻撃力の一つがこの生物のDNAを損傷させてしまうところにあります。
DNAの損傷ということは、もはやその個体から子孫がまとも(ちょっと言葉は悪いですが)に繁栄することはありません。
ですが、このDsupを作り出せるようにした人の培養細胞に放射線の1種であるX線を照射し、DNA切断の量を調べたところ、Dsupを持たない細胞に比べて切断量が約半分に低下したそうです。
つまり、このDsupには放射線からDNAを保護する役目があるわけですね。
さらに、細胞の増殖能力が完全に破壊されるレベルのX線を照射すると、Dsupを持たない細胞は増殖が完全に停止してしまいましたが、Dsupを持つ細胞は増殖能力が維持されたままで、照射後も顕著に増殖を続けているという事です。
んん〜…
恐るべしクマムシやな…。つまりクマムシには、放射線攻撃は全く通用しないってこと。しかも、核戦争なんかですべてが滅んだとしても、こいつだけは完全に生き延びるわけですな。(笑)
今回の研究は、クマムシの遺伝子を導入することで哺乳動物の細胞でも放射線耐性を向上させることができることを示した初めての例となりました。
研究チームはさらなる解析を進めることで、将来的には他の動物にもさまざまな耐性能力を付与する新規技術の開拓につながることが期待できるとしているそうです。
たしかにこんな蛋白質があったら、例えば、例えばですけど、あってはならない事ですが、原発の職員の方に培養細胞を植え付けておくとかそういう予防的なことは出来るかもしれませんね。
まぁ、この培養細胞をどう使うかは、研究者の方たちに任せるとしても、そんなことよりクマムシが凄すぎる(笑)
これだけ高い耐性が必要な理由がよく分かりません。
分かりませんが、想像するに今後起きる可能性がないとはいえない、地球滅亡レベルの災害や人災(核戦争なんかも含めてね)。
そういうものを過去に経験してたとしたら、こういう耐性を進化の過程で手に入れたのかもしれませんねぇ…。
とかいう事がなければ、そこまでして生きる必要ってあります?
後は、もう空想のレベルですが、このクマムシこそ、神の使い的な存在で、こいつからすべての生物は進化していくと…
人間も、犬も猫も昆虫でさえも、このクマムシから進化していくもの…。
こう考えれば、何が起こっても死なないクマムシさえいればいつかまた繁栄していくってもんでしょ?
とまぁ、話は少しばかり脱線しましたが、このクマムシきっと今後もすごい発見がありそうな気がします。
また、新たな情報が入り次第、お伝えしていきますね。
では、とりあえず私もしぶとく、今日と言う日を乗り越えてきます。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院