片頭痛って、変に頭がいたいんじゃないよ(笑)
2016年10月16日 [スタッフのこと]
10月16日
おはようございます。
サンデーカヨです。
先週から天気と頭痛についてお話しています。
慢性の頭痛は、X線検査や血液・脳波検査を行っても異常が見つかりません。
このため、痛み止めの薬を飲んで様子を見たりしますが、あまり長く服用していると次第に薬が効きにくくなるのが慢性頭痛です。
日本の慢性頭痛の患者数は、約3000万人と推定されています。これは、全日本人のうち3人に1人程度が経験する計算になります。
慢性の機能性頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。
今日はこのうち一番多いと言われる「片頭痛」についてお話します。
片頭痛は思春期以降の女性に多く、患者数は約800万人とみられます。
@ 片頭痛の痛みについて
頭の片側もしくは両側が、ズキンズキン、ガンガンと脈打つような強い痛みに襲われます。
姿勢を変えたり、頭をちょっと傾けたりするだけでも痛みが強くなるので、動くよりじっとしている方が楽になります。
ところが、いったん治まると痛みが消えてしまい、ふだんは何の症状もありません。
この片頭痛は、「前兆のない片頭痛」と「前兆のある片頭痛」の2つのタイプに分けられ、前兆のある人は20〜30%といわれています。
前兆のある片頭痛では、頭痛が起こる前に、目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものがあらわれ、視野の片側、または中心部が見えにくくなる閃輝暗点(せんきあんてん)を生じることがあります。
また、感覚が鈍くなる感覚異常、言葉が話しにくくなる失語性言語障害などがみられる場合もあります。
このような前兆の多くは15〜30分で収まり、続いてガンガンと頭痛が始まります。片頭痛は緊張型頭痛に比べて発生しやすく、少ない人でも月に1〜2回、多い人は週に1〜2回も痛みに悩まされます。
A 片頭痛の原因
片頭痛のメカニズムは、はっきりと解明されていませんが、脳の血管が広がって炎症を起こすことが原因といわれています。
たとえば精神的ストレスから解放されてホッとしたとき。学校や会社が休みになる週末に発症しやすいのが特徴です。
また、天気が悪くなっ て気圧が低くなる時も片頭痛の発症のきっかけになります。
いずれの場合も、脳の血管が広がり、血管の周りの神経を刺激してズキズキと痛むのです。
特に、低気圧の時は体全体がむくみやすいので脳の循環が悪くなり、余計に痛みが増してしまいます。
B 片頭痛の対処法
天気はかえられませんので、まず気持ちを落ち着けて、横になりましょう。何より安静が第一です。そして入浴は禁止!!
むしろ頭や首の後ろをしっかり冷やして、脳を暖めないようにしてください。また運動も血管を広げてしまうので、さらに痛みを悪化させます。
頭痛の急性期は、とにかく入浴と運動は避けましょう。市販の『痛み止め』を服用するのも有効です。いわゆる「セデス」や「ロキソニン」です。
これらの痛み止 めは、基本的に血管を収縮させる作用があります。ですので、広がってしまった脳の血管には効きます。
なお、病院にいけば「トリプタン」という、血管を収縮させて、神経伝達物質の過剰な働きを抑える薬をだしてもらえます。
片頭痛がひどくて寝込んでしまったり、仕事や生活に支障がでているなら、あまり我慢せず病院にいってください。
来週は、偏頭痛についで多い「緊張性頭痛」、そしてとても稀な「群発性頭痛」についてもお話していきます。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
おはようございます。
サンデーカヨです。
先週から天気と頭痛についてお話しています。
慢性の頭痛は、X線検査や血液・脳波検査を行っても異常が見つかりません。
このため、痛み止めの薬を飲んで様子を見たりしますが、あまり長く服用していると次第に薬が効きにくくなるのが慢性頭痛です。
日本の慢性頭痛の患者数は、約3000万人と推定されています。これは、全日本人のうち3人に1人程度が経験する計算になります。
慢性の機能性頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。
今日はこのうち一番多いと言われる「片頭痛」についてお話します。
片頭痛は思春期以降の女性に多く、患者数は約800万人とみられます。
@ 片頭痛の痛みについて
頭の片側もしくは両側が、ズキンズキン、ガンガンと脈打つような強い痛みに襲われます。
姿勢を変えたり、頭をちょっと傾けたりするだけでも痛みが強くなるので、動くよりじっとしている方が楽になります。
ところが、いったん治まると痛みが消えてしまい、ふだんは何の症状もありません。
この片頭痛は、「前兆のない片頭痛」と「前兆のある片頭痛」の2つのタイプに分けられ、前兆のある人は20〜30%といわれています。
前兆のある片頭痛では、頭痛が起こる前に、目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものがあらわれ、視野の片側、または中心部が見えにくくなる閃輝暗点(せんきあんてん)を生じることがあります。
また、感覚が鈍くなる感覚異常、言葉が話しにくくなる失語性言語障害などがみられる場合もあります。
このような前兆の多くは15〜30分で収まり、続いてガンガンと頭痛が始まります。片頭痛は緊張型頭痛に比べて発生しやすく、少ない人でも月に1〜2回、多い人は週に1〜2回も痛みに悩まされます。
A 片頭痛の原因
片頭痛のメカニズムは、はっきりと解明されていませんが、脳の血管が広がって炎症を起こすことが原因といわれています。
たとえば精神的ストレスから解放されてホッとしたとき。学校や会社が休みになる週末に発症しやすいのが特徴です。
また、天気が悪くなっ て気圧が低くなる時も片頭痛の発症のきっかけになります。
いずれの場合も、脳の血管が広がり、血管の周りの神経を刺激してズキズキと痛むのです。
特に、低気圧の時は体全体がむくみやすいので脳の循環が悪くなり、余計に痛みが増してしまいます。
B 片頭痛の対処法
天気はかえられませんので、まず気持ちを落ち着けて、横になりましょう。何より安静が第一です。そして入浴は禁止!!
むしろ頭や首の後ろをしっかり冷やして、脳を暖めないようにしてください。また運動も血管を広げてしまうので、さらに痛みを悪化させます。
頭痛の急性期は、とにかく入浴と運動は避けましょう。市販の『痛み止め』を服用するのも有効です。いわゆる「セデス」や「ロキソニン」です。
これらの痛み止 めは、基本的に血管を収縮させる作用があります。ですので、広がってしまった脳の血管には効きます。
なお、病院にいけば「トリプタン」という、血管を収縮させて、神経伝達物質の過剰な働きを抑える薬をだしてもらえます。
片頭痛がひどくて寝込んでしまったり、仕事や生活に支障がでているなら、あまり我慢せず病院にいってください。
来週は、偏頭痛についで多い「緊張性頭痛」、そしてとても稀な「群発性頭痛」についてもお話していきます。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院