The great power of the plant!!
2016年10月10日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
10月10日月曜日。今日はなんと体育の日。私の中でも、元旦の次に覚えやすい祝日です。
ですが、10月10日はじつは偶然で、ほんとはハッピーマンデーなんですよね。
今年はたまたま10日が第二月曜になっただけの話で、本来は10日じゃないんですよね。
クソややこしい(笑)
ま、折角10日に当たったんですから、何となく身体でも動かしてみましょうか。
因みに、次に10日が第二月曜になるのは2022年ですからね(笑)
って、体育の日と、ハッピーマンデーに一通り絡んだところで、今日は休日、折角なんでもっと休日らしいネタを…
みなさんの家には、何か植物はありますか?
観葉植物でも、生けた花でもサボテンでもなんでも…
私の場合、家には置いてませんが、院には観葉植物にそれからタイミングで、お花もあったりします。
で、今日のネタは、この植物、実はコミュニケーションをとるほど、知能や記憶、感情があるんじゃないかという研究結果が、どうも有力な様で…
実際、植物がコミュニケーションを行っているという証拠は増えつつあるらしく、植物は学習することもできるという報告結果も相次いで報告されてます。
もしこれが正しければ、植物は情報を蓄え、伝え合うこともできるということになるんだそうで…
最近では植物、特に木々には知能や記憶、さらには感情があるのではないかと考える科学者が増えているといいます。
まさか!と思うかもしれませんが、実際木々は互いに話し合い、苦痛を感じ、助け合い、仲間の世話をし、コミュニティまで形成するそうで、そのことを知れば、植物に知性や感情がないと断言するほうが難しくなるんだって…
では、どういう事例が報告されてるのか、検証していきましょうぜ。
子供のころから自然を愛し、1980年代にドイツ林業委員会の職員となったペーター・ヴォールレーベン氏は、森を管理しながらトウヒ、ブナ、オーク、マツなど、毎日数百もの木々を見続けて生活しておられます。
ある時、管理していた森の中で、直径1.5メートルほどの苔むした石のようなものが円形に並んでいる場所を見つけました。
で、ナイフでその苔を剥がしたところ、それは樹皮の層でした。石のように硬く、なぜ腐らないのか不思議に思ったそうですが、それを動かそうととした時、理由が分かりました。木は根を張っており、まだ生きていたんです。
それは少なくとも400年以上前に伐採されたであろう、大昔のブナの巨木の切り株でした。外周があった部分に”石”が育ち、内部は完全に朽ち果てていたのに完全には死んでいなかったようで…
その切り株には葉がないので、日の光から栄養を吸収できない。根はずっと昔に詰まっていて、地面から糖という形で食べ物を得ることができない。もちろん呼吸もできない。通常ならば飢えて死んでいたはず。
ではなぜこの切り株は生き続けることができたのでしょうか…
考えられるのは、切り株の周囲に生えている別のブナの存在です。それらのブナが、土中で、伐採されたブナの根と、自分の根をからめて、繋がって何世紀もの間、栄養を供給していたということしか考えられないそうなんです。
同じ種類の木の雑木林に生息する同種の木々のほとんどは、根っこを介して繋がるようになるんですって。
まるで困った時に助け合うことがルールだとでもいうかのようで、ここから森林とは超生物なのだという結論が導かれるって研究者は言うてます。
ん…
まぁ、種の保全的なDNAの活動と言ってしまえば、知性もクソも…
これくらいの事例では、植物に感情があるなんて、我々一般人は思いませんよね。
しかし、研究者は、そうした相互扶助は無作為なものではないと言います。
イタリア、トリノ大学の研究者によると、木は仲間の根と別種の根を区別し、よそ者を排除することすらあるそうなんですね。
中には緊密に根を絡め合い、夫婦のように一緒に死ぬようなものもあるんですって…なかなかロマンチックな木ーですやん。
そして、病気に冒されたもの、あるいは飢えたものも識別され、回復するまで栄養を送り合ったりする傾向もあるんだそうで…
ま、でもこれも、種の保全的措置と言えば、それまでかなと…
病気に罹ってる種は、守らないと死に絶えるわけですから、そうなると種的に数が減りますから、保全の論理から言うと何とか守ろうとするのは当然かと…
では、他の事例を見てみましょう。ブリティッシュコロンビア大学のスザンヌ・シマード博士は、化学物質や電気信号を利用して、木が仲間同士で警告し合うことを発見したそうです。
彼らは土の中に菌のネットワークを張り巡らして、この菌が光ファイバーのような機能をはたしてると…そして、その密度は驚くべきもので、ティースプーン1杯分の面積に、数キロもの長さのネットワークが作られているほどなんだそうで…
数世紀にわたって破壊されることがなければ、1つの菌でも森林全体に広がるネットワークを形成できると。このネットワークを介して、木々は昆虫や干ばつなどの危険を知らせ合ううんだそうです。
そしてその伝達速度はおよそ3秒で2.5センチ。哺乳類の体内における速度とは比べ物になりませんが、クラゲや蠕虫の類なら、これくらいの神経伝達速度ですから、まぁねぇ…
イモムシや甲虫は葉や幹をかじって木々が伝達する警告の流れを察知し、メッセージを伝達しない個体を特定するって話があります。
つまり、通信の途絶する木は菌のネットワークから切り離されており、攻撃に備えたり、助けを呼ぶことができないので、虫たちは安心してエサにありつけるというわけ。
木々が話すことについて、木々だけでなく、虫までが聞き耳を立てているということになると専門家は考えてるそうです。
木と虫のコミュニケーションは何も防御や病気に関するものだけではなく、花が甘く香るのも、ミツバチなどを惹きつけるためと考えられている。
糖分が豊富な蜜を求めるミツバチは、受粉を助ける大切な役割を担っているわけですから、それを知らせるコミュニケーションツールとして、匂いを発してると…。
まぁ、これも種の保全でしょ?結局、受粉させるには虫なんかの力を借りなきゃ効率が悪いですからねぇ…
これも、一般人的には感情を持って行ってるとは思えないですねぇ…
では、次ですが、植物のコミュニケーションについては、もう1つ手段があるそうです。
それは音だそうで、昔は木が意図的に音を立てるなど疑わしく思っていたが、最新の研究によると、どうやら本当らしいんです。
西オーストラリア大学の研究者は高感度センサーで根を観察した結果、どうらやら220ヘルツ(ラの音)の音を立てているらしいことが判明したそうです。
この音を種に聞かせると、根がその音に向かって傾くと…つまり、明らかに音を聞いて、それに反応しているということなのだそうです。
ん〜…これが本当だとするなら、音に反応はするのかも…
でもだからと言って、感情があるとまでは、思えませんよね?
では、百歩譲って、木々がこれほど様々な方法で、コミュニケーションをとってるのだとしたら、一体何を話しているんでしょう?
それが、ブナ同士の会話なら、いつ鹿に餌をやろうかといったことを話してるんじゃないかと言う研究者がいるそうです。
鹿はブナの実が大好物で、これを食べることで冬の間に寒さから身を守る脂肪の層を作ります。ブナの実は50パーセントが油とデンプンで、動物たちにとっては貴重な栄養源となるわけです。
ブナの木は年間に3万粒の実を結びます。そして、ブナが成熟するまでには80〜150年かかると言われています。
そしてその寿命が400年だと想定すると、少なくとも生涯、60回は実を結ぶことになるわけですね。
概算でブナ1本に成る実の総数は180万個となりますが、成木まで成長できる実は200万分の1個しかないそうなんです。これだと子孫1本を残せるか残せないかのギリギリの数である。
では、なぜブナは400年に60回しか実を実らせないのだろうか?
それは鹿の数を増やしすぎないためなんだそうです。
腹を空かせた鹿が大量にいすぎると森を丸裸にする恐れがあり、これでは苗木が生き残ることができない。
そのために木々は協力して、数年間控えたのちに、一斉に実を実らせる。鹿にとってはまさにご馳走であるが、毎年これを楽しむわけにはいかないんですねぇ…
この数年間控えるとか、来年咲かすぞとかいう事を、木々は音などを使って、話し合って決めてるんじゃないかって事なんですよね…
んん〜…
これはちょっと種の保全ってだけでは、説明のつかない部分もありますねぇ…
感情があるかないかは別としても、少なくとも色々な状況に応じて、何らか対処するって能力は備わってるようですね…
アフリカのサバンナに自生するアカシアも生態系に大きな役割を果たしています。
キリンが葉を食べ始めると、アカシアは不味い毒を葉に送り込んで実を守ろうとします。これはものの数分で起こり、キリンにしてみれば電光石火の速さでしょう。
で、その後キリンはどうするか?
別のアカシアから食べればいいと思うかもしれませんが、キリンはそれも出来ません。
何故なら、アカシアはエチレンというガスを発生し、近くの仲間にキリンがいて、危険だということを知らせるんですって。
で、知らせを受けたアカシアもまた葉に毒を送り、葉っぱを不味くすると…
キリンは不味い葉があれば、他のアカシアも不味いということを経験上知っているわけですが、唯一の例外は風によってガスの警告を受けることができなかったアカシアです。
キリンもまたこれも承知しており、不味いアカシアが発生すると、風上のアカシアへ向かいそのアカシアを食べるというわけです。
これにより、アカシアは極端に食べられることなく、種ごと敵から身を守れるわけですね。
んんん〜…
これは、もはやコミュニケーションと言わざるを得ないか…
最後に、コミュニケーションの上をいくニレの木の話。
ニレは葉を昆虫にかじられると、電気信号を根に向かって送りま
その反応には少々時間がかかりますが、信号を受けると葉に受かって、苦い化学物質を送り込んで身を守ろうとします。
ここまでは、アカシアに近いものがありますが、ここからがニレの凄いところ。
ニレは、かじられた時の唾液から、かじった昆虫を特定するんだそうです。
で、その犯人を特定した後、ある種のフェロモンを放出して、その犯人の天敵を呼び寄せてしまうんですって…
これが本当なら、襲撃した犯人を特定する能力、その犯人の天敵を知る能力、知識、それに天敵を呼びよせるという技術…
もはや、ただ自然に生えてるだけとは思えませんね…さすがに…
だからといって、知能があるかとなるとちょっと疑問符はつきますが、少なくとも、超特殊な能力は持っているんだなと驚かされます。
おそるべし植物…
ってことで、今日のネタ話は長くなりましたが、ま、休日ってことでのんびり読んでくださいな。
私は、雑用を片づけて…
掃除して、木々を見に、森にでも出かけてきます。
わけないやん(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月10日月曜日。今日はなんと体育の日。私の中でも、元旦の次に覚えやすい祝日です。
ですが、10月10日はじつは偶然で、ほんとはハッピーマンデーなんですよね。
今年はたまたま10日が第二月曜になっただけの話で、本来は10日じゃないんですよね。
クソややこしい(笑)
ま、折角10日に当たったんですから、何となく身体でも動かしてみましょうか。
因みに、次に10日が第二月曜になるのは2022年ですからね(笑)
って、体育の日と、ハッピーマンデーに一通り絡んだところで、今日は休日、折角なんでもっと休日らしいネタを…
みなさんの家には、何か植物はありますか?
観葉植物でも、生けた花でもサボテンでもなんでも…
私の場合、家には置いてませんが、院には観葉植物にそれからタイミングで、お花もあったりします。
で、今日のネタは、この植物、実はコミュニケーションをとるほど、知能や記憶、感情があるんじゃないかという研究結果が、どうも有力な様で…
実際、植物がコミュニケーションを行っているという証拠は増えつつあるらしく、植物は学習することもできるという報告結果も相次いで報告されてます。
もしこれが正しければ、植物は情報を蓄え、伝え合うこともできるということになるんだそうで…
最近では植物、特に木々には知能や記憶、さらには感情があるのではないかと考える科学者が増えているといいます。
まさか!と思うかもしれませんが、実際木々は互いに話し合い、苦痛を感じ、助け合い、仲間の世話をし、コミュニティまで形成するそうで、そのことを知れば、植物に知性や感情がないと断言するほうが難しくなるんだって…
では、どういう事例が報告されてるのか、検証していきましょうぜ。
子供のころから自然を愛し、1980年代にドイツ林業委員会の職員となったペーター・ヴォールレーベン氏は、森を管理しながらトウヒ、ブナ、オーク、マツなど、毎日数百もの木々を見続けて生活しておられます。
ある時、管理していた森の中で、直径1.5メートルほどの苔むした石のようなものが円形に並んでいる場所を見つけました。
で、ナイフでその苔を剥がしたところ、それは樹皮の層でした。石のように硬く、なぜ腐らないのか不思議に思ったそうですが、それを動かそうととした時、理由が分かりました。木は根を張っており、まだ生きていたんです。
それは少なくとも400年以上前に伐採されたであろう、大昔のブナの巨木の切り株でした。外周があった部分に”石”が育ち、内部は完全に朽ち果てていたのに完全には死んでいなかったようで…
その切り株には葉がないので、日の光から栄養を吸収できない。根はずっと昔に詰まっていて、地面から糖という形で食べ物を得ることができない。もちろん呼吸もできない。通常ならば飢えて死んでいたはず。
ではなぜこの切り株は生き続けることができたのでしょうか…
考えられるのは、切り株の周囲に生えている別のブナの存在です。それらのブナが、土中で、伐採されたブナの根と、自分の根をからめて、繋がって何世紀もの間、栄養を供給していたということしか考えられないそうなんです。
同じ種類の木の雑木林に生息する同種の木々のほとんどは、根っこを介して繋がるようになるんですって。
まるで困った時に助け合うことがルールだとでもいうかのようで、ここから森林とは超生物なのだという結論が導かれるって研究者は言うてます。
ん…
まぁ、種の保全的なDNAの活動と言ってしまえば、知性もクソも…
これくらいの事例では、植物に感情があるなんて、我々一般人は思いませんよね。
しかし、研究者は、そうした相互扶助は無作為なものではないと言います。
イタリア、トリノ大学の研究者によると、木は仲間の根と別種の根を区別し、よそ者を排除することすらあるそうなんですね。
中には緊密に根を絡め合い、夫婦のように一緒に死ぬようなものもあるんですって…なかなかロマンチックな木ーですやん。
そして、病気に冒されたもの、あるいは飢えたものも識別され、回復するまで栄養を送り合ったりする傾向もあるんだそうで…
ま、でもこれも、種の保全的措置と言えば、それまでかなと…
病気に罹ってる種は、守らないと死に絶えるわけですから、そうなると種的に数が減りますから、保全の論理から言うと何とか守ろうとするのは当然かと…
では、他の事例を見てみましょう。ブリティッシュコロンビア大学のスザンヌ・シマード博士は、化学物質や電気信号を利用して、木が仲間同士で警告し合うことを発見したそうです。
彼らは土の中に菌のネットワークを張り巡らして、この菌が光ファイバーのような機能をはたしてると…そして、その密度は驚くべきもので、ティースプーン1杯分の面積に、数キロもの長さのネットワークが作られているほどなんだそうで…
数世紀にわたって破壊されることがなければ、1つの菌でも森林全体に広がるネットワークを形成できると。このネットワークを介して、木々は昆虫や干ばつなどの危険を知らせ合ううんだそうです。
そしてその伝達速度はおよそ3秒で2.5センチ。哺乳類の体内における速度とは比べ物になりませんが、クラゲや蠕虫の類なら、これくらいの神経伝達速度ですから、まぁねぇ…
イモムシや甲虫は葉や幹をかじって木々が伝達する警告の流れを察知し、メッセージを伝達しない個体を特定するって話があります。
つまり、通信の途絶する木は菌のネットワークから切り離されており、攻撃に備えたり、助けを呼ぶことができないので、虫たちは安心してエサにありつけるというわけ。
木々が話すことについて、木々だけでなく、虫までが聞き耳を立てているということになると専門家は考えてるそうです。
木と虫のコミュニケーションは何も防御や病気に関するものだけではなく、花が甘く香るのも、ミツバチなどを惹きつけるためと考えられている。
糖分が豊富な蜜を求めるミツバチは、受粉を助ける大切な役割を担っているわけですから、それを知らせるコミュニケーションツールとして、匂いを発してると…。
まぁ、これも種の保全でしょ?結局、受粉させるには虫なんかの力を借りなきゃ効率が悪いですからねぇ…
これも、一般人的には感情を持って行ってるとは思えないですねぇ…
では、次ですが、植物のコミュニケーションについては、もう1つ手段があるそうです。
それは音だそうで、昔は木が意図的に音を立てるなど疑わしく思っていたが、最新の研究によると、どうやら本当らしいんです。
西オーストラリア大学の研究者は高感度センサーで根を観察した結果、どうらやら220ヘルツ(ラの音)の音を立てているらしいことが判明したそうです。
この音を種に聞かせると、根がその音に向かって傾くと…つまり、明らかに音を聞いて、それに反応しているということなのだそうです。
ん〜…これが本当だとするなら、音に反応はするのかも…
でもだからと言って、感情があるとまでは、思えませんよね?
では、百歩譲って、木々がこれほど様々な方法で、コミュニケーションをとってるのだとしたら、一体何を話しているんでしょう?
それが、ブナ同士の会話なら、いつ鹿に餌をやろうかといったことを話してるんじゃないかと言う研究者がいるそうです。
鹿はブナの実が大好物で、これを食べることで冬の間に寒さから身を守る脂肪の層を作ります。ブナの実は50パーセントが油とデンプンで、動物たちにとっては貴重な栄養源となるわけです。
ブナの木は年間に3万粒の実を結びます。そして、ブナが成熟するまでには80〜150年かかると言われています。
そしてその寿命が400年だと想定すると、少なくとも生涯、60回は実を結ぶことになるわけですね。
概算でブナ1本に成る実の総数は180万個となりますが、成木まで成長できる実は200万分の1個しかないそうなんです。これだと子孫1本を残せるか残せないかのギリギリの数である。
では、なぜブナは400年に60回しか実を実らせないのだろうか?
それは鹿の数を増やしすぎないためなんだそうです。
腹を空かせた鹿が大量にいすぎると森を丸裸にする恐れがあり、これでは苗木が生き残ることができない。
そのために木々は協力して、数年間控えたのちに、一斉に実を実らせる。鹿にとってはまさにご馳走であるが、毎年これを楽しむわけにはいかないんですねぇ…
この数年間控えるとか、来年咲かすぞとかいう事を、木々は音などを使って、話し合って決めてるんじゃないかって事なんですよね…
んん〜…
これはちょっと種の保全ってだけでは、説明のつかない部分もありますねぇ…
感情があるかないかは別としても、少なくとも色々な状況に応じて、何らか対処するって能力は備わってるようですね…
アフリカのサバンナに自生するアカシアも生態系に大きな役割を果たしています。
キリンが葉を食べ始めると、アカシアは不味い毒を葉に送り込んで実を守ろうとします。これはものの数分で起こり、キリンにしてみれば電光石火の速さでしょう。
で、その後キリンはどうするか?
別のアカシアから食べればいいと思うかもしれませんが、キリンはそれも出来ません。
何故なら、アカシアはエチレンというガスを発生し、近くの仲間にキリンがいて、危険だということを知らせるんですって。
で、知らせを受けたアカシアもまた葉に毒を送り、葉っぱを不味くすると…
キリンは不味い葉があれば、他のアカシアも不味いということを経験上知っているわけですが、唯一の例外は風によってガスの警告を受けることができなかったアカシアです。
キリンもまたこれも承知しており、不味いアカシアが発生すると、風上のアカシアへ向かいそのアカシアを食べるというわけです。
これにより、アカシアは極端に食べられることなく、種ごと敵から身を守れるわけですね。
んんん〜…
これは、もはやコミュニケーションと言わざるを得ないか…
最後に、コミュニケーションの上をいくニレの木の話。
ニレは葉を昆虫にかじられると、電気信号を根に向かって送りま
その反応には少々時間がかかりますが、信号を受けると葉に受かって、苦い化学物質を送り込んで身を守ろうとします。
ここまでは、アカシアに近いものがありますが、ここからがニレの凄いところ。
ニレは、かじられた時の唾液から、かじった昆虫を特定するんだそうです。
で、その犯人を特定した後、ある種のフェロモンを放出して、その犯人の天敵を呼び寄せてしまうんですって…
これが本当なら、襲撃した犯人を特定する能力、その犯人の天敵を知る能力、知識、それに天敵を呼びよせるという技術…
もはや、ただ自然に生えてるだけとは思えませんね…さすがに…
だからといって、知能があるかとなるとちょっと疑問符はつきますが、少なくとも、超特殊な能力は持っているんだなと驚かされます。
おそるべし植物…
ってことで、今日のネタ話は長くなりましたが、ま、休日ってことでのんびり読んでくださいな。
私は、雑用を片づけて…
掃除して、木々を見に、森にでも出かけてきます。
わけないやん(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院