(424)サンデーイルネス(仮)多指症について
2025年04月13日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月13日のサンデーイルネスでございます。
何でも今日は「決闘の日」なんだそうですよ。
これは、1612年(慶長17年)のこの日、美作の浪人・宮本武蔵と細川家指南役・佐々木小次郎の決闘が、豊前小倉沖の無人島・巌流島(舟島)で行われたことに因んでるそうです。
決闘の日、武蔵は約束の時間を1刻(約2時間)遅れて小船から姿を現しました。
待ち疲れ、いらだった小次郎は刀を抜き放ち、鞘を海中に投げ捨てました。
勝負は一瞬で、武蔵の櫂(かい)の木刀が小次郎の額に当たり、武蔵が勝利したという逸話が残っています。
山口県下関市にある巌流島は、正式な島の名前を船島(ふなしま)といい、現在は無人島で、公園として整備され、決闘シーンを主題とした武蔵と小次郎の銅像が置かれています。
小次郎が剣術の一派である「巌流」または「岩流」を名乗ったことから巌流島と呼ばれるようになったそうです。
この二人の決闘話しはかなり有名ですから、みなさんご存知ですよね。
ですが、これは架空の話だという説もあるそうで、本当のところはよく分からないそうです。
まぁ、歴史なんてそんなもんでしょう。
だれも見てないわけですから、ホントは全然違う話だったってこともたくさんあると思いますね。
てな感じで本題に入っていくわけですが、今日のイルネス辞典は、「多指症」について解説していきたいと思います。
で、冒頭の話の流れじゃないですけど、かの豊臣秀吉は、この「多指症」だったとか…。
右手の親指が2本あり、全部で6本指だったという記録が残ってるそうです。
本日解説する、「多指症」だったようです。
ではどんな病気かと言いますと、多指症とは、発生の重複により、過剰な指が形成されたものを指します。
手の先天異常のうち最も多く、出生1000人に対し1人前後の頻度でみられます。
軸前性多指症(じくぜんせいたししょう)(拇指の重複)は日本人に多く、多指症の80〜90%を占めます。
軸後性(じくごせい)多指症(小指の重複)は白人に多く、中央列(ちゅうおうれつ)多指症(人差し指から薬指までの重複)はまれです。
原因は何かと言いますと、多指症は単独でみられることもありますが、先天奇形症候群(メッケル・グルーバー症候群、バーデット・ビードル症候群など)の部分症状としてみられることもあります。
一部の症候群では最近、原因となった遺伝子(HOX、GLIなど)の変異が、発見されています。
多指症の診断は、出生時にすぐにわかりますが、胎児期に超音波検査で判明することも少なくありません。
出生後、まず体に他の異常が合併していないかどうか、小児科医の診察を受けます。また整形外科専門医の診察を受け、手術の可否、時期について相談します。
X線撮影で指骨の形態を評価してもらいます。
治療の方法としましては、過剰な指は完全な指としての形態をもつ場合から、単なる肉塊が細い茎(くき)で連続する場合まで、さまざまです。
前者に対する手術は、過剰な指を切除するとともに、それに付着していた筋や腱を、残すべき隣の指に移します。
さらに骨の変形を矯正(きょうせい)するため、骨切り術を行うこともあります。
術後、多くの症例で美容面(形)、機能面(安定性)の改善がみられます。
後者に対しては、茎部を絹糸で結紮(けっさつ)して脱落させるか、ただ切除するだけの簡単な手術ですみます。
過剰な指が大きく、結紮や切除で治療できない場合には、小児の整形外科専門医の診察を受けます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月13日のサンデーイルネスでございます。
何でも今日は「決闘の日」なんだそうですよ。
これは、1612年(慶長17年)のこの日、美作の浪人・宮本武蔵と細川家指南役・佐々木小次郎の決闘が、豊前小倉沖の無人島・巌流島(舟島)で行われたことに因んでるそうです。
決闘の日、武蔵は約束の時間を1刻(約2時間)遅れて小船から姿を現しました。
待ち疲れ、いらだった小次郎は刀を抜き放ち、鞘を海中に投げ捨てました。
勝負は一瞬で、武蔵の櫂(かい)の木刀が小次郎の額に当たり、武蔵が勝利したという逸話が残っています。
山口県下関市にある巌流島は、正式な島の名前を船島(ふなしま)といい、現在は無人島で、公園として整備され、決闘シーンを主題とした武蔵と小次郎の銅像が置かれています。
小次郎が剣術の一派である「巌流」または「岩流」を名乗ったことから巌流島と呼ばれるようになったそうです。
この二人の決闘話しはかなり有名ですから、みなさんご存知ですよね。
ですが、これは架空の話だという説もあるそうで、本当のところはよく分からないそうです。
まぁ、歴史なんてそんなもんでしょう。
だれも見てないわけですから、ホントは全然違う話だったってこともたくさんあると思いますね。
てな感じで本題に入っていくわけですが、今日のイルネス辞典は、「多指症」について解説していきたいと思います。
で、冒頭の話の流れじゃないですけど、かの豊臣秀吉は、この「多指症」だったとか…。
右手の親指が2本あり、全部で6本指だったという記録が残ってるそうです。
本日解説する、「多指症」だったようです。
ではどんな病気かと言いますと、多指症とは、発生の重複により、過剰な指が形成されたものを指します。
手の先天異常のうち最も多く、出生1000人に対し1人前後の頻度でみられます。
軸前性多指症(じくぜんせいたししょう)(拇指の重複)は日本人に多く、多指症の80〜90%を占めます。
軸後性(じくごせい)多指症(小指の重複)は白人に多く、中央列(ちゅうおうれつ)多指症(人差し指から薬指までの重複)はまれです。
原因は何かと言いますと、多指症は単独でみられることもありますが、先天奇形症候群(メッケル・グルーバー症候群、バーデット・ビードル症候群など)の部分症状としてみられることもあります。
一部の症候群では最近、原因となった遺伝子(HOX、GLIなど)の変異が、発見されています。
多指症の診断は、出生時にすぐにわかりますが、胎児期に超音波検査で判明することも少なくありません。
出生後、まず体に他の異常が合併していないかどうか、小児科医の診察を受けます。また整形外科専門医の診察を受け、手術の可否、時期について相談します。
X線撮影で指骨の形態を評価してもらいます。
治療の方法としましては、過剰な指は完全な指としての形態をもつ場合から、単なる肉塊が細い茎(くき)で連続する場合まで、さまざまです。
前者に対する手術は、過剰な指を切除するとともに、それに付着していた筋や腱を、残すべき隣の指に移します。
さらに骨の変形を矯正(きょうせい)するため、骨切り術を行うこともあります。
術後、多くの症例で美容面(形)、機能面(安定性)の改善がみられます。
後者に対しては、茎部を絹糸で結紮(けっさつ)して脱落させるか、ただ切除するだけの簡単な手術ですみます。
過剰な指が大きく、結紮や切除で治療できない場合には、小児の整形外科専門医の診察を受けます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院