史上最古の毒
2025年03月26日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
3月26日の水曜日でございます。
なんでも今日は「食品サンプルの日」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
7000年前の矢尻から毒が検出されたそうです。
史上最古の毒を調合した痕跡が南アフリカで発見されたそうです。
1983年、南アフリカの洞窟でウシ科動物であるレイヨウの珍しい大腿骨が見つかりました。
それは7000年前のもので、X線検査によって内部に矢尻の破片が3つ埋め込まれていることがわかりました。
ですがそれだけではありませんでした。
この矢尻に付着していたのが「史上最古の複合毒」であることが明らかになったんです。
この発見は、新石器時代の人類がすでに高度な毒の調合技術を持っていたことを示唆するものでした。
新石器時代…。
そのころの人は、どうやって知識を得ていたのか…。
謎しかないですね。
色々な動物に試したんでしょうか…。
それとも誤って口にした人間がいたのかもしれませんね。
実はこのレイヨウの大腿骨は他の遺物と共に2022年まで放置されていました。
ですが同年、発見場所であるクルーガー洞窟の考古学調査が始まったことにより再び目が向けられることになりました。
詳しく調べてみると、この大腿骨の骨髄腔内に矢尻の破片以外に、おそらく世界最古のものと思われる調合された矢毒成分の痕跡があったことが明らかになったんです。
それは少なくとも2種類以上の有毒植物の成分が混ぜ合わされた複雑な配合のものだそうです。
狩猟に毒を利用した例はもっと古いものがあります。
矢と毒をセットにして使うようになったのは、アフリカで投射技術が開発されたおよそ6〜7万年前だと考えられています。
ですがこの時代の毒は暫定的なもので、化学的にはまだ検証されていません。
しかし、このレイヨウの大腿骨内に2種類以上の植物毒の混合物が確認されたことから、7000年前には毒、接着剤、薬などさまざまな目的のために複雑な配合をする技術があったことが判明し、当時の人たちの高度な認知能力と薬理学知識を直接物語っているといえるでしょう。
世界のほとんどの地域で、狩猟者は武器の効果を高めるために植物や動物から抽出した有毒化合物を合わせて使っていました。
南アフリカでは異なるさまざまな狩猟グループが、非常に多様な植物や動物の毒を矢の先端に塗っていました。
こうした毒は1種類ではなく、事前にさまざまな手順を踏んだ複雑な配合で組み合わされることが多かったようです。
南アフリカでの毒物に関する最古の分子的証拠は、スワジランドと南アフリカ国境にあるボーダー洞窟で見つかっています。
2万4000年前の木製のへらにリシノール酸の痕跡が発見されました。
リシノール酸は、トウゴマの実に含まれる強力な毒素リシンの副産物のひとつですが、ボーダー洞窟の例は単一の毒物で、複雑な調合はされていませんでした。
ザンジバルのクンビ洞窟からは、1万3000年前の堆積物から骨の矢尻が出土し、矢毒と思われる物質が見つかりましたが、化学的な検査は行われていません。
最近、別の研究チームがクルーガー洞窟で発見された1000年前の矢毒を分析しました。
強心配糖体の酸化副産物は確かに特定されましたが、この標本はより古いレイヨウの大腿骨内にあったものよりもかなり劣化していたそうです
レイヨウの大腿骨が生物学的劣化という悪影響から毒物を保護する容器として役立ったものと考えられるそうです。
なるほど…。
毒の世界も奥深そうです。
ま、あんまり興味ないけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月26日の水曜日でございます。
なんでも今日は「食品サンプルの日」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
7000年前の矢尻から毒が検出されたそうです。
史上最古の毒を調合した痕跡が南アフリカで発見されたそうです。
1983年、南アフリカの洞窟でウシ科動物であるレイヨウの珍しい大腿骨が見つかりました。
それは7000年前のもので、X線検査によって内部に矢尻の破片が3つ埋め込まれていることがわかりました。
ですがそれだけではありませんでした。
この矢尻に付着していたのが「史上最古の複合毒」であることが明らかになったんです。
この発見は、新石器時代の人類がすでに高度な毒の調合技術を持っていたことを示唆するものでした。
新石器時代…。
そのころの人は、どうやって知識を得ていたのか…。
謎しかないですね。
色々な動物に試したんでしょうか…。
それとも誤って口にした人間がいたのかもしれませんね。
実はこのレイヨウの大腿骨は他の遺物と共に2022年まで放置されていました。
ですが同年、発見場所であるクルーガー洞窟の考古学調査が始まったことにより再び目が向けられることになりました。
詳しく調べてみると、この大腿骨の骨髄腔内に矢尻の破片以外に、おそらく世界最古のものと思われる調合された矢毒成分の痕跡があったことが明らかになったんです。
それは少なくとも2種類以上の有毒植物の成分が混ぜ合わされた複雑な配合のものだそうです。
狩猟に毒を利用した例はもっと古いものがあります。
矢と毒をセットにして使うようになったのは、アフリカで投射技術が開発されたおよそ6〜7万年前だと考えられています。
ですがこの時代の毒は暫定的なもので、化学的にはまだ検証されていません。
しかし、このレイヨウの大腿骨内に2種類以上の植物毒の混合物が確認されたことから、7000年前には毒、接着剤、薬などさまざまな目的のために複雑な配合をする技術があったことが判明し、当時の人たちの高度な認知能力と薬理学知識を直接物語っているといえるでしょう。
世界のほとんどの地域で、狩猟者は武器の効果を高めるために植物や動物から抽出した有毒化合物を合わせて使っていました。
南アフリカでは異なるさまざまな狩猟グループが、非常に多様な植物や動物の毒を矢の先端に塗っていました。
こうした毒は1種類ではなく、事前にさまざまな手順を踏んだ複雑な配合で組み合わされることが多かったようです。
南アフリカでの毒物に関する最古の分子的証拠は、スワジランドと南アフリカ国境にあるボーダー洞窟で見つかっています。
2万4000年前の木製のへらにリシノール酸の痕跡が発見されました。
リシノール酸は、トウゴマの実に含まれる強力な毒素リシンの副産物のひとつですが、ボーダー洞窟の例は単一の毒物で、複雑な調合はされていませんでした。
ザンジバルのクンビ洞窟からは、1万3000年前の堆積物から骨の矢尻が出土し、矢毒と思われる物質が見つかりましたが、化学的な検査は行われていません。
最近、別の研究チームがクルーガー洞窟で発見された1000年前の矢毒を分析しました。
強心配糖体の酸化副産物は確かに特定されましたが、この標本はより古いレイヨウの大腿骨内にあったものよりもかなり劣化していたそうです
レイヨウの大腿骨が生物学的劣化という悪影響から毒物を保護する容器として役立ったものと考えられるそうです。
なるほど…。
毒の世界も奥深そうです。
ま、あんまり興味ないけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院