人体冷凍保存
2025年03月21日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
3月21日の金曜日でございます。
何でも今日は「国際人種差別撤廃デー」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
現在の医療技術では治療が不可能な人体を冷凍保存することで、未来の医療技術の発展に賭ける…。
SFではおなじみですが、実際に第二の人生を手に入れるため、この技術に託す人々は存在します。
ドイツのベルリンを拠点とするトゥモロー・バイオ(Tomorrow.Bio)社は、生体凍結保存技術を提供している新興企業
その「未来のチケット」の価格は約20万ドル(約3千万円)。
ちょっとした家1軒、もしくは超高級車の値段ですが、富裕層にとってはお手軽価格なのかもしれません。
すでに700人以上が登録し、数人の遺体が冷凍保存されているそうです。
2025年にはアメリカ市場にも進出予定なんだとか…。
科学、倫理、そして人生観が交錯するこの技術は、本当に「死を超える」ことができるのか?
トゥモロー・バイオ社の冷凍保存技術に迫ってみます。
トゥモロー・バイオ(Tomorrow.Bio)社の使命は、人間の遺体を冷凍保存して、いつの日か蘇らせること。
費用はおよそ20万ドル(3000万円)で、あとは毎年、55ドル(約8千円)の年会費を支払えば、将来の医学の進歩によって蘇生できる日まで、その体を極低温で凍結させ保存してくれます。
体全体を凍結する覚悟がない場合、、8万3000ドル(約1260万円)で脳だけを凍結することもできるんだとか…。
トゥモロー・バイオ社の創設者のひとり、エミル・ケンジオーラ氏は、元がん研究者だが、がん治療の進歩があまりに遅すぎると感じて、この人体冷凍保存技術を提供する会社をたちあげました。
ミシガン州で世界初の冷凍保存研究所「クライオニクス研究所」が開設されたのはおよそ50年前のことです。
この技術が画期的な未来の技術だと信じる人と、実現は不可能だと笑い飛ばす人との間で議論の分裂を引き起こしていますが、ケンジオーラ氏によれば、冷凍保存への欲求は高まっているらしいです。
ですが、これまで冷凍状態から生き返った人間はひとりもいません。
生前、同社と契約を完了した人が実際に亡くなると、ただちに同社の冷凍保存車が現場に急行します。
契約者の遺体はこの車の中に運ばれ、冷凍保存処理が始まります。
処置の間、遺体は氷点下まで冷却されますが、その後、凍結防止剤が投与されます。
同社は、一時的に心臓が停止したがその後再び動き出したケースがあるため、絶対不可能とはいえないと意気込んでいます。
1999年ノルウェーでスキー中の事故で臨床的には2時間死んでいたアンナ・バゲンホルムという女性が、その後生き返った例があります。
マイナス196度にした後、遺体はスイスにある保管施設に移送され、そこで「蘇生を待つ」ことになります。
その後、将来のある時点で医療技術が進歩してがんや患者の死の原因となった病が治療可能になったら、冷凍保存された遺体を解凍して蘇生させるというのがこの技術のプロセスです(ケンジオーラ氏)
冷凍保存技術に関心のない人にとっては、こうした考えは妄想あるいはディストピアの中間のような感じがするかもしれませんが、原理的には不可能な理由は思い当たりません。
現在、不凍液を注入することでマウスの脳を保存することは可能なため、人間の脳も無傷のまま保存できる日が来るかもしれないという期待はあります。
しかし、このプロセスは動物の心臓がまだ動いているときに行われ、その後、その動物は死んでしまう。
ケンジオーラ氏は、冷凍保存に対する抵抗感は、死者をよみがえらせるという考えが非常に奇妙に思えるという感情に行きつくからだと言います。
ですが、ほとんどの新規医療技術はそれが主流になる前には疑いの目で見られるものです。
仮にこの技術が完成される未来があると仮定して、貴方は冷凍されたいですか?って話しですよね。
例えば500年後に解凍され、知り合いもいない、文明も違う、そんなとこに放り出され生きてけるのかね?
はなはだ疑問ですが、それでも冷凍を選ぶ人がいる以上、良いんじゃないですかね。
わたしは嫌ですけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月21日の金曜日でございます。
何でも今日は「国際人種差別撤廃デー」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
現在の医療技術では治療が不可能な人体を冷凍保存することで、未来の医療技術の発展に賭ける…。
SFではおなじみですが、実際に第二の人生を手に入れるため、この技術に託す人々は存在します。
ドイツのベルリンを拠点とするトゥモロー・バイオ(Tomorrow.Bio)社は、生体凍結保存技術を提供している新興企業
その「未来のチケット」の価格は約20万ドル(約3千万円)。
ちょっとした家1軒、もしくは超高級車の値段ですが、富裕層にとってはお手軽価格なのかもしれません。
すでに700人以上が登録し、数人の遺体が冷凍保存されているそうです。
2025年にはアメリカ市場にも進出予定なんだとか…。
科学、倫理、そして人生観が交錯するこの技術は、本当に「死を超える」ことができるのか?
トゥモロー・バイオ社の冷凍保存技術に迫ってみます。
トゥモロー・バイオ(Tomorrow.Bio)社の使命は、人間の遺体を冷凍保存して、いつの日か蘇らせること。
費用はおよそ20万ドル(3000万円)で、あとは毎年、55ドル(約8千円)の年会費を支払えば、将来の医学の進歩によって蘇生できる日まで、その体を極低温で凍結させ保存してくれます。
体全体を凍結する覚悟がない場合、、8万3000ドル(約1260万円)で脳だけを凍結することもできるんだとか…。
トゥモロー・バイオ社の創設者のひとり、エミル・ケンジオーラ氏は、元がん研究者だが、がん治療の進歩があまりに遅すぎると感じて、この人体冷凍保存技術を提供する会社をたちあげました。
ミシガン州で世界初の冷凍保存研究所「クライオニクス研究所」が開設されたのはおよそ50年前のことです。
この技術が画期的な未来の技術だと信じる人と、実現は不可能だと笑い飛ばす人との間で議論の分裂を引き起こしていますが、ケンジオーラ氏によれば、冷凍保存への欲求は高まっているらしいです。
ですが、これまで冷凍状態から生き返った人間はひとりもいません。
生前、同社と契約を完了した人が実際に亡くなると、ただちに同社の冷凍保存車が現場に急行します。
契約者の遺体はこの車の中に運ばれ、冷凍保存処理が始まります。
処置の間、遺体は氷点下まで冷却されますが、その後、凍結防止剤が投与されます。
同社は、一時的に心臓が停止したがその後再び動き出したケースがあるため、絶対不可能とはいえないと意気込んでいます。
1999年ノルウェーでスキー中の事故で臨床的には2時間死んでいたアンナ・バゲンホルムという女性が、その後生き返った例があります。
マイナス196度にした後、遺体はスイスにある保管施設に移送され、そこで「蘇生を待つ」ことになります。
その後、将来のある時点で医療技術が進歩してがんや患者の死の原因となった病が治療可能になったら、冷凍保存された遺体を解凍して蘇生させるというのがこの技術のプロセスです(ケンジオーラ氏)
冷凍保存技術に関心のない人にとっては、こうした考えは妄想あるいはディストピアの中間のような感じがするかもしれませんが、原理的には不可能な理由は思い当たりません。
現在、不凍液を注入することでマウスの脳を保存することは可能なため、人間の脳も無傷のまま保存できる日が来るかもしれないという期待はあります。
しかし、このプロセスは動物の心臓がまだ動いているときに行われ、その後、その動物は死んでしまう。
ケンジオーラ氏は、冷凍保存に対する抵抗感は、死者をよみがえらせるという考えが非常に奇妙に思えるという感情に行きつくからだと言います。
ですが、ほとんどの新規医療技術はそれが主流になる前には疑いの目で見られるものです。
仮にこの技術が完成される未来があると仮定して、貴方は冷凍されたいですか?って話しですよね。
例えば500年後に解凍され、知り合いもいない、文明も違う、そんなとこに放り出され生きてけるのかね?
はなはだ疑問ですが、それでも冷凍を選ぶ人がいる以上、良いんじゃないですかね。
わたしは嫌ですけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院