氷が消える北極
2025年02月19日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
2月19日の水曜日でございます。
何でもきょうは「プロレスの日」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
新たな研究によると、北極海から氷がなくなる日が、7〜20年後に訪れる可能性が高いそうです。
しかも最悪のケースでは、3〜6年後に到来する恐れすらあるという話です。
これは北極海から永遠に氷が消えるという意味ではなく、暖かい季節に一時的に消えるという意味です。
それでも、これまで北極海が1年中氷に覆われていたことを考えれば、この地域の根本的な自然環境を覆す重大な日がやってくるということになりますね。
この研究でいう「氷がない」の定義は、北極の海氷面積が100万km2以下になることだそうです。
米国のコロラド大学ボルダー校と、スウェーデンのヨーテボリ大学の気候学者チームの研究では、11種類の気候モデルに基づいて、2023〜2100年までの気候が366回シミュレーションされました。
その結果にはかなりバラツキがあったそうです。
シミュレーションの中には、最短で3年後にその日がやってくると予測するものもあれば、今世紀中には起こらないという予測もあったそうです。
それでも、大多数のシミュレーションが示していたのは、既知の人類史上初となる北極に氷がない日は、7年から20年以内に到来するだろうという予測でした。
しかも、たとえ温室効果ガスの排出が削減されたとしても、そのことに変わりはないそうです。
コロラド大学ボルダー校の気候学者アレクサンドラ・ヤーン氏は、その運命の日について、北極海の定義が変わる日であるとプレスリリースで語っています。
これが示すのは、温室効果ガスの排出によって、北極海の自然環境を定める特徴の1つ、すなわち海氷と雪によって1年中覆われているという状態が根本的に変わるということです(アレクサンドラ・ヤーン氏)
北極と南極の海に浮かぶ氷は、1年を通じて大きくなったり、小さくなったりしています。
こうした海氷の状態は、1978年11月以来ずっと観察され続けてきました。
例えば、2024年の海氷の面積が最初になったのは、9月11日のことです。
そのときの428万km2という面積は、記録が始まってから7番目に小さなもので、こうした減少は10年ごとに12.4%縮んでいることを示しています。
それでも、これまでは北極のどこかしらには必ず氷があったわけです。
研究チームがこのような急激な変化を引き起こす要因を調べてみたところ、その年だけの状態でいきなり氷が消えるわけではないことが分かりました。
1年だけの問題ではなく、最悪の条件が数年続いたことで、氷が消えてしまうわけです。
その数年間では、秋になっても大気がなかなか冷えず、12月まで暖かい日々が続きます。
この暖冬では、いつまで経っても気温がマイナス20度以下に下がらず、そのせいでなかなか新しい氷が作られません。
さらに春の訪れも通常より1か月早く、0度を超える熱波もごく当たり前のものになります。
そして、ついに氷が消える運命の日の夏もまた10度を超える暖かさです。
また、この時期にやってくる台風も海氷に負荷をかける可能性があります。
こうした暖かい年が数年続いた結果、8月か9月についに北極から氷が完全に消えてしまうと…。
9つのシミュレーションによるならば、この日から11〜53日は再び氷が戻ってくることはないと言う事です。
一方、南極でも劇的なスピードで緑化が進んでいます。
シミュレーションからはもう1つ大切なことがわかる。
それは、こうした最悪のシナリオが予測されたケースでは、いずれも地球の平均気温が産業革命前の基準値を1.5°C以上上回っていたということです。
すなわち、パリ協定の目標を達成できた場合、このような極端なシナリオにはならない可能性が高いわけです。
研究チームは、各国が協定で定められた削減目標を守ることができれば、北極から氷が消える日の到来を遅れさせることができるだろうと述べています。
ですが残念ながら、2024年はこの1.5度を超える最初の年になる見込みであるとのこと…。
あまり想像したくないですが、私たちは早い段階でその日を迎えることになるのかもしれません。
これは未来の話ではなく、遭遇する可能性がある先の話ですね。
ですが、もういまさら手遅れと言っても過言ではないでしょう。
そうなったとき、どうしていくか。
そっちに考えをシフトした方がいいと思います。
もう温暖化は止められませんよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月19日の水曜日でございます。
何でもきょうは「プロレスの日」なんだそうですよ。
では元気にネタいきましょう。
新たな研究によると、北極海から氷がなくなる日が、7〜20年後に訪れる可能性が高いそうです。
しかも最悪のケースでは、3〜6年後に到来する恐れすらあるという話です。
これは北極海から永遠に氷が消えるという意味ではなく、暖かい季節に一時的に消えるという意味です。
それでも、これまで北極海が1年中氷に覆われていたことを考えれば、この地域の根本的な自然環境を覆す重大な日がやってくるということになりますね。
この研究でいう「氷がない」の定義は、北極の海氷面積が100万km2以下になることだそうです。
米国のコロラド大学ボルダー校と、スウェーデンのヨーテボリ大学の気候学者チームの研究では、11種類の気候モデルに基づいて、2023〜2100年までの気候が366回シミュレーションされました。
その結果にはかなりバラツキがあったそうです。
シミュレーションの中には、最短で3年後にその日がやってくると予測するものもあれば、今世紀中には起こらないという予測もあったそうです。
それでも、大多数のシミュレーションが示していたのは、既知の人類史上初となる北極に氷がない日は、7年から20年以内に到来するだろうという予測でした。
しかも、たとえ温室効果ガスの排出が削減されたとしても、そのことに変わりはないそうです。
コロラド大学ボルダー校の気候学者アレクサンドラ・ヤーン氏は、その運命の日について、北極海の定義が変わる日であるとプレスリリースで語っています。
これが示すのは、温室効果ガスの排出によって、北極海の自然環境を定める特徴の1つ、すなわち海氷と雪によって1年中覆われているという状態が根本的に変わるということです(アレクサンドラ・ヤーン氏)
北極と南極の海に浮かぶ氷は、1年を通じて大きくなったり、小さくなったりしています。
こうした海氷の状態は、1978年11月以来ずっと観察され続けてきました。
例えば、2024年の海氷の面積が最初になったのは、9月11日のことです。
そのときの428万km2という面積は、記録が始まってから7番目に小さなもので、こうした減少は10年ごとに12.4%縮んでいることを示しています。
それでも、これまでは北極のどこかしらには必ず氷があったわけです。
研究チームがこのような急激な変化を引き起こす要因を調べてみたところ、その年だけの状態でいきなり氷が消えるわけではないことが分かりました。
1年だけの問題ではなく、最悪の条件が数年続いたことで、氷が消えてしまうわけです。
その数年間では、秋になっても大気がなかなか冷えず、12月まで暖かい日々が続きます。
この暖冬では、いつまで経っても気温がマイナス20度以下に下がらず、そのせいでなかなか新しい氷が作られません。
さらに春の訪れも通常より1か月早く、0度を超える熱波もごく当たり前のものになります。
そして、ついに氷が消える運命の日の夏もまた10度を超える暖かさです。
また、この時期にやってくる台風も海氷に負荷をかける可能性があります。
こうした暖かい年が数年続いた結果、8月か9月についに北極から氷が完全に消えてしまうと…。
9つのシミュレーションによるならば、この日から11〜53日は再び氷が戻ってくることはないと言う事です。
一方、南極でも劇的なスピードで緑化が進んでいます。
シミュレーションからはもう1つ大切なことがわかる。
それは、こうした最悪のシナリオが予測されたケースでは、いずれも地球の平均気温が産業革命前の基準値を1.5°C以上上回っていたということです。
すなわち、パリ協定の目標を達成できた場合、このような極端なシナリオにはならない可能性が高いわけです。
研究チームは、各国が協定で定められた削減目標を守ることができれば、北極から氷が消える日の到来を遅れさせることができるだろうと述べています。
ですが残念ながら、2024年はこの1.5度を超える最初の年になる見込みであるとのこと…。
あまり想像したくないですが、私たちは早い段階でその日を迎えることになるのかもしれません。
これは未来の話ではなく、遭遇する可能性がある先の話ですね。
ですが、もういまさら手遅れと言っても過言ではないでしょう。
そうなったとき、どうしていくか。
そっちに考えをシフトした方がいいと思います。
もう温暖化は止められませんよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院