(413)サンデーイルネス(仮)O脚について
2025年01月26日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
1月26日のサンデーイルネスでございます。
1月も終盤まで来ましたね。
来週はもう2月に入ってますし、ここからが本当に寒いんですよね。
毎年のことですが、寒さが異常で2月ってこんなに寒かったっけ?と思わされます。
温暖化が進むにつれ、冬の寒さも厳しくなってる気がするんですよね〜。
せめてそこはちょっと待ったよって感じですよね。
この頃じゃ、2月いっぱい寒いですし、春ってどこからやねんって感じの気候ばっかですもんね。
春と秋がほぼない状態ですから、当然、夏と冬が延びますわなぁ…。
ま、仕方ないことですが、寒いのはやはり色んな意味で非生産的ですから、早く暖かくなってほしいです。
あと、雪ね。
雪が降ると特に都心部では、すべての機能が麻痺します。
ここ京都市でも大体年に1、2回は大雪で、色んな事が止まったりしますし、今年もありますかねぇ…。
まぁ、覚悟はしておかないといけませんが、もう雪降ったら、出来るだけ不要不急の外出は避ける、車には乗らないってのが大事です。
当院の患者さんでも、毎年、雪で転んだって人が来ますからね。
中には、骨折までしちゃう人もおられますし、ホント気をつけないとね。
まぁ、気をつけるにしても限界がありますから、特に高齢者の方などは、雪が降ったら外に出ない。
これは徹底してもらった方がいいと思いますよ。
家を出なきゃ、コケることもないですし、滑ることもないですからね。
近くに高齢者がいらっしゃる方は、特に注意してあげてくださいね。
てことで、ボチボチ本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「O脚」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かと申しますと、膝蓋骨(しつがいこつ)を前方正面にして、足を揃えて起立したときに左右の膝が接しない状態をいいます。
症状の現れ方としましては、歩行を開始したころに歩き方の異常として気づかれることが多い病気です。
新生児期のO脚は正常であり、2歳までに急速に改善していきます。
初めて歩いた時期が早いとO脚が重症化して、改善に時間がかかることがあるといわれています。
専門医の診察を受ける必要があるのは、
(1)明らかな左右差のあるO脚
(2)立位での左右の膝の距離が指4本分以上の重度のO脚
(3)2歳を過ぎて自然治癒しないO脚
の3つです。
これらの場合は病気である可能性があるので、血液検査と膝蓋骨正面の立位下肢X線検査を受けてください。
区別すべき疾患に、くる病、骨系統(こつけいとう)疾患(先天性の骨の成長障害を呈する疾患群)、ブラウント病、骨折、靭帯(じんたい)損傷、感染、腫瘍などがあります。
くる病では血清リン値の低下、アルカリフォスファターゼ値の上昇を認めます。
骨系統疾患、ブラウント病の診断にはX線検査が有用です。
ブラウント病はO脚を来す原因不明の疾患で、X線で脛骨近位内側(けいこつきんいないそく)の骨幹端に嘴(くちばし)状の変化を認める進行性の病気です。
また、年長児では骨折の変形治癒や骨髄炎後の成長障害、腫瘍性疾患の可能性もあり、注意を要します。
では、肝心の治療の方法ですが、2歳以下で、前記の鑑別疾患を除外できれば自然回復を期待した経過観察でかまいません。
くる病など基礎疾患があれば、該当する基礎疾患の治療を行います。
装具治療は、骨系統疾患や、X線上は大腿骨と脛骨の骨軸のなす角度が195度以上の場合に考慮されますが、その有効性には疑問が残っています。
10歳まで経過観察しても矯正(きょうせい)されなかった場合には、その程度により手術療法を選択することもあります。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月26日のサンデーイルネスでございます。
1月も終盤まで来ましたね。
来週はもう2月に入ってますし、ここからが本当に寒いんですよね。
毎年のことですが、寒さが異常で2月ってこんなに寒かったっけ?と思わされます。
温暖化が進むにつれ、冬の寒さも厳しくなってる気がするんですよね〜。
せめてそこはちょっと待ったよって感じですよね。
この頃じゃ、2月いっぱい寒いですし、春ってどこからやねんって感じの気候ばっかですもんね。
春と秋がほぼない状態ですから、当然、夏と冬が延びますわなぁ…。
ま、仕方ないことですが、寒いのはやはり色んな意味で非生産的ですから、早く暖かくなってほしいです。
あと、雪ね。
雪が降ると特に都心部では、すべての機能が麻痺します。
ここ京都市でも大体年に1、2回は大雪で、色んな事が止まったりしますし、今年もありますかねぇ…。
まぁ、覚悟はしておかないといけませんが、もう雪降ったら、出来るだけ不要不急の外出は避ける、車には乗らないってのが大事です。
当院の患者さんでも、毎年、雪で転んだって人が来ますからね。
中には、骨折までしちゃう人もおられますし、ホント気をつけないとね。
まぁ、気をつけるにしても限界がありますから、特に高齢者の方などは、雪が降ったら外に出ない。
これは徹底してもらった方がいいと思いますよ。
家を出なきゃ、コケることもないですし、滑ることもないですからね。
近くに高齢者がいらっしゃる方は、特に注意してあげてくださいね。
てことで、ボチボチ本題にいきましょう。
今日のイルネス辞典は、「O脚」について解説していきたいと思います。
まずは、どんな病気かと申しますと、膝蓋骨(しつがいこつ)を前方正面にして、足を揃えて起立したときに左右の膝が接しない状態をいいます。
症状の現れ方としましては、歩行を開始したころに歩き方の異常として気づかれることが多い病気です。
新生児期のO脚は正常であり、2歳までに急速に改善していきます。
初めて歩いた時期が早いとO脚が重症化して、改善に時間がかかることがあるといわれています。
専門医の診察を受ける必要があるのは、
(1)明らかな左右差のあるO脚
(2)立位での左右の膝の距離が指4本分以上の重度のO脚
(3)2歳を過ぎて自然治癒しないO脚
の3つです。
これらの場合は病気である可能性があるので、血液検査と膝蓋骨正面の立位下肢X線検査を受けてください。
区別すべき疾患に、くる病、骨系統(こつけいとう)疾患(先天性の骨の成長障害を呈する疾患群)、ブラウント病、骨折、靭帯(じんたい)損傷、感染、腫瘍などがあります。
くる病では血清リン値の低下、アルカリフォスファターゼ値の上昇を認めます。
骨系統疾患、ブラウント病の診断にはX線検査が有用です。
ブラウント病はO脚を来す原因不明の疾患で、X線で脛骨近位内側(けいこつきんいないそく)の骨幹端に嘴(くちばし)状の変化を認める進行性の病気です。
また、年長児では骨折の変形治癒や骨髄炎後の成長障害、腫瘍性疾患の可能性もあり、注意を要します。
では、肝心の治療の方法ですが、2歳以下で、前記の鑑別疾患を除外できれば自然回復を期待した経過観察でかまいません。
くる病など基礎疾患があれば、該当する基礎疾患の治療を行います。
装具治療は、骨系統疾患や、X線上は大腿骨と脛骨の骨軸のなす角度が195度以上の場合に考慮されますが、その有効性には疑問が残っています。
10歳まで経過観察しても矯正(きょうせい)されなかった場合には、その程度により手術療法を選択することもあります。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院