月の酒
2025年01月23日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
1月23日の木曜日でございます。
今日は、「ワン・ツー・スリーの日」だそうです。
では元気にネタいきましょう。
山口県の酒造メーカー「旭酒造」は、人類初となる宇宙空間での日本酒造りに挑戦することを発表しました。
2025年後半、国際宇宙ステーションISSに日本酒の材料を持ち込み、「きぼう」の実験室で発酵させるそうなんです。
旭酒造の最終的な目標は、月の水を使って看板銘柄である「獺祭(だっさい)」を醸造し、月面でお酒を楽しめるようにすることだそうです。
日本酒に興味がなくても、「獺祭(だっさい)」ならなんとなく聞き覚え・見覚えがあるという人もいるかもしれません。
ネットのおすすめランキングには必ず登場するくらい、国内はもちろん、特に海外で知られている日本酒です。
その「獺祭」を作っている山口県の旭酒造が、2024年12月11日、奇想天外なプロジェクトを発表して世界中から注目を集めました。
なんと、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に日本酒の材料を運び込み、宇宙空間での酒造りに挑戦するというのです。
具体的には、米(山田錦)・麹・酵母と水を宇宙船に乗せて打ち上げてISSに運び、「きぼう」の実験室で発酵させます。
そしてできあがった醪(もろみ)を冷凍状態で地球に持ち帰り、清酒にしてボトル詰めするのだとか…。
実は旭酒造が最終的に目指しているのは、宇宙ステーションではなく「月」での酒造りなんだそうです。
基本的に宇宙ステーション内では飲酒禁止となっていますしね(笑)
旭酒造では、同社HPの「お知らせ」の中で、次のように発表しています。
【2040年代に人類の月面への移住が実現する場合、長期間を月で暮らす中で、酒は生活に彩りを与える存在になると考えます。
いずれ人類が月面で長期間過ごす時代が来る。
その時、人類はきっと月でもお酒を楽しむだろう。
同社はこう考えて、宇宙空間での酒造りの一歩を踏み出そうとしているのだ。】
ではなぜ、ワインや他のアルコール飲料ではなく日本酒なのでしょう。
水分を多く含むブドウと比べ穀物である米は軽いため月まで輸送しやすい特徴があります。
将来的に米と、月にあると考えられている水を使い、月面で獺祭を造りたいと考えます。
宇宙空間に運べる物資には限りがあります。
ブドウのようにたっぷりと水分を含む重い材料を使うのは、今の段階ではあまり実用的でないということでしょう。
ですが、月面での酒造りに向けた醸造実験を行うためには、まだまだ越えなければならないハードルがたくさんあります。
まず、地球の重力の約6分の1という月面の環境を再現しなくてはなりません。
旭酒造では、ターンテーブルの上に材料を置いて回転させ、遠心力を利用して人口重力を発生させる計画だそうです。
この実験には、「きぼう」内の「細胞培養追加実験エリア(CBEF-L)」が使われ、月と同等の重力下での醸造実験が行われる予定だそうです。
旭酒造は既にJAXAから有償利用制度の承認を受け、2025年後半の打ち上げを目指して準備中とのこと。
この有償利用制度とは、「きぼう」内の空間の利用や実証実験など、個別の要望に応じて有償で受付けてくれるサービスなんだそうです。
さらに三菱重工とあいち産業科学技術総合センターの協力のもと、開発と打ち上げの準備を着々と進めているらしいです。
もちろん、この実験が成功するとは限りません。
重力の違いなどの予期せぬ影響から、発酵が上手くいかない可能性もあります。
逆にもしうまくいけば、他の発酵を要する飲料や食品を、宇宙空間で製造できる道が開けるかもしれません。
ちなみに、この実験で完成する醪は約520g。
絞って清酒にした後は、分析に必要な分量を除き、100mlをボトリングして、希望小売価格1億円で販売する予定!!
その名も「獺祭MOON–宇宙醸造」というこのお酒。
一杯どころか一口、いや、舌の先で味わうだけでもとんでもない高価なものになるに違いないです。
ただし旭酒造ではその出荷額(売り上げ)を全額、今後の日本の宇宙開発事業のために寄付するそうです。
はぁー…。
まったく理解できない話ですな(笑)
月でお酒を造ることに何の意味があるのか(笑)
こう言っちゃ身もふたもないけどね。
まぁ、うまくいくよう見守りましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月23日の木曜日でございます。
今日は、「ワン・ツー・スリーの日」だそうです。
では元気にネタいきましょう。
山口県の酒造メーカー「旭酒造」は、人類初となる宇宙空間での日本酒造りに挑戦することを発表しました。
2025年後半、国際宇宙ステーションISSに日本酒の材料を持ち込み、「きぼう」の実験室で発酵させるそうなんです。
旭酒造の最終的な目標は、月の水を使って看板銘柄である「獺祭(だっさい)」を醸造し、月面でお酒を楽しめるようにすることだそうです。
日本酒に興味がなくても、「獺祭(だっさい)」ならなんとなく聞き覚え・見覚えがあるという人もいるかもしれません。
ネットのおすすめランキングには必ず登場するくらい、国内はもちろん、特に海外で知られている日本酒です。
その「獺祭」を作っている山口県の旭酒造が、2024年12月11日、奇想天外なプロジェクトを発表して世界中から注目を集めました。
なんと、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に日本酒の材料を運び込み、宇宙空間での酒造りに挑戦するというのです。
具体的には、米(山田錦)・麹・酵母と水を宇宙船に乗せて打ち上げてISSに運び、「きぼう」の実験室で発酵させます。
そしてできあがった醪(もろみ)を冷凍状態で地球に持ち帰り、清酒にしてボトル詰めするのだとか…。
実は旭酒造が最終的に目指しているのは、宇宙ステーションではなく「月」での酒造りなんだそうです。
基本的に宇宙ステーション内では飲酒禁止となっていますしね(笑)
旭酒造では、同社HPの「お知らせ」の中で、次のように発表しています。
【2040年代に人類の月面への移住が実現する場合、長期間を月で暮らす中で、酒は生活に彩りを与える存在になると考えます。
いずれ人類が月面で長期間過ごす時代が来る。
その時、人類はきっと月でもお酒を楽しむだろう。
同社はこう考えて、宇宙空間での酒造りの一歩を踏み出そうとしているのだ。】
ではなぜ、ワインや他のアルコール飲料ではなく日本酒なのでしょう。
水分を多く含むブドウと比べ穀物である米は軽いため月まで輸送しやすい特徴があります。
将来的に米と、月にあると考えられている水を使い、月面で獺祭を造りたいと考えます。
宇宙空間に運べる物資には限りがあります。
ブドウのようにたっぷりと水分を含む重い材料を使うのは、今の段階ではあまり実用的でないということでしょう。
ですが、月面での酒造りに向けた醸造実験を行うためには、まだまだ越えなければならないハードルがたくさんあります。
まず、地球の重力の約6分の1という月面の環境を再現しなくてはなりません。
旭酒造では、ターンテーブルの上に材料を置いて回転させ、遠心力を利用して人口重力を発生させる計画だそうです。
この実験には、「きぼう」内の「細胞培養追加実験エリア(CBEF-L)」が使われ、月と同等の重力下での醸造実験が行われる予定だそうです。
旭酒造は既にJAXAから有償利用制度の承認を受け、2025年後半の打ち上げを目指して準備中とのこと。
この有償利用制度とは、「きぼう」内の空間の利用や実証実験など、個別の要望に応じて有償で受付けてくれるサービスなんだそうです。
さらに三菱重工とあいち産業科学技術総合センターの協力のもと、開発と打ち上げの準備を着々と進めているらしいです。
もちろん、この実験が成功するとは限りません。
重力の違いなどの予期せぬ影響から、発酵が上手くいかない可能性もあります。
逆にもしうまくいけば、他の発酵を要する飲料や食品を、宇宙空間で製造できる道が開けるかもしれません。
ちなみに、この実験で完成する醪は約520g。
絞って清酒にした後は、分析に必要な分量を除き、100mlをボトリングして、希望小売価格1億円で販売する予定!!
その名も「獺祭MOON–宇宙醸造」というこのお酒。
一杯どころか一口、いや、舌の先で味わうだけでもとんでもない高価なものになるに違いないです。
ただし旭酒造ではその出荷額(売り上げ)を全額、今後の日本の宇宙開発事業のために寄付するそうです。
はぁー…。
まったく理解できない話ですな(笑)
月でお酒を造ることに何の意味があるのか(笑)
こう言っちゃ身もふたもないけどね。
まぁ、うまくいくよう見守りましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院