弘泉堂鍼灸接骨院
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猫とドア
2025年01月10日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。

1月10日の金曜日でございます。

今日は「110番の日」なんだそうです。

では今日も元気にネタいきましょう。

猫を飼ってる人、飼ったことがある人なら、わかると思うんですが、猫って閉まっているドアが嫌いなんですよね。

猫は扉や窓が閉まっていると開けて欲しそうにします。

で、開けてほしいのかとおもって開けに行くのだが、出る様子はないんですね。

わたくし院長も経験がありまして、リビングのドアなんかが閉まってると、そのドアの前にいって寝そべりながらこっちを見るんですよね。

で、開けてほしいの?

と開けてやると、なんと、そこから離れてリビングに戻るんですよね。

なんやねんと(笑)

ただ、そのドアを「開いてる状態」にして欲しいみたいなんですよ。

では、どうして猫は閉まっているドアを嫌うでしょう?

その理由について、獣医行動学の専門家が説明してくれています。

米カリフォルニア大学デービス校で獣医学博士号を取得し、認定獣医行動学者となった、カレン・スエダ博士は、猫は好奇心が旺盛で、取り残されることを嫌うフォーモ(FOMO=fear of missing out)という習性があることが原因のひとつだと説明しています。

閉じられたドアの向こうになにがあるのかわからず、自分の知らないところでなにかいいことがあるのかもしれない、行って確かめたいという気持ちが強いのです(カレン・スエダ博士)

猫は本来とても好奇心の強い生き物なので、飼い主の家を含め、自分の縄張り内で起こるあらゆることに目を光らせています。

こうした習性は野生で生きるために役立ちますが、家の中では、ドアを攻撃するといった行動は人間には奇異にうつります。

猫は空間や必要不可欠なもの、縄張りへのアクセスをコントロールされることを嫌う生き物です。

国際動物行動コンサルタント協会認定の認定猫行動コンサルタント(CCBC)のイングリッド・ジョンソン氏は言っています。

だからといって彼らの素行が悪いというわけではありません。

猫は捕食者でもあり、被食者でもあるため、生きるために狩りをしなくてはならず、同時に自分がいる環境を安全にしなくてはなりません。

そういう本能が働いているというわけなのです(イングリッド・ジョンソン氏)

閉まったドアは、猫が嫌う「3つの恐ろしいC」にすべて当てはまる。というのは、獣医師であり、世界的な猫行動カウンセラーのジェーン・エーリック氏です。

猫は、ほかに選択(choice)の余地がない状況を嫌い、自分がコントロール(control)できないことを嫌い、変化(change)を嫌うそうです。

見えないドアの向こうでなにが起こっているのか、なんとしてでも知りたいとイライラするというわけなんです。

2017年の研究によると、猫のほとんどは食べ物やおもちゃなどの刺激よりも、人間との交流のほうを好むといいます。

閉まったドアは、かまってもらうという飼い主との交流を妨げる障害物という認識があるのかもしれません。

また、猫はドアが閉まっている状態が一時的なものであることを理解できず、行きたい場所に永久に行けないと誤解している可能性もあるそうです。

ドアが閉まっていると、猫がこれまでよく行っていた、安全を感じ、眠ったりまどろんだり、エサを食べたりする場所が突然奪われたと思い込んで、ストレスを感じるのです(イングリッド・ジョンソン氏)

猫の不安を軽減するために、飼い主は家の中で猫が立ち入る場所を普段と変わらないよう一定に保つべきだと…。

例えば、猫を人間が食事をする部屋に入れたくなければ、急にルール変更をするのではなく、常に立ち入り禁止にするべきなんだそうです。

ドアが閉まっていると、猫は飼い主の注意を引くような行動をとることが多いですが、本当に苦しんでいる場合もあるんだとか…。

ドアに対してやたらヒステリックに鳴き声をあげたり、シャーシャー威嚇したり、イカ耳になっていたりしたら、なにか健康上の問題があることも考えられるので、獣医に診てもらうことも必要かもしれないそうです。

まぁ、猫も個体差がありますし、極端に構われるのを嫌がる猫もいたりします。

まぁ、暑さとか寒さが問題ないなら、猫が通れるくらいの隙間は、開けておいてやったほうがいいかもね。

ではまた〜。






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