温暖化とダイアモンド
2024年11月20日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
11月20日の水曜日でございます。
今日は世界こどもの日なんだそうです。
では元気にネタいきましょう。
気候変動による温暖化は現在進行形で地球環境に様々な影響をもたらしているのは周知の事実です。
そしてその切り札として新たに提案されたのは、成層圏の大気中にダイヤモンドの粒子を散布するというものなんだとか…。
気候学者、気象学者、地球科学者からなる複数の機関のチームによると、ダイヤモンド粒子は太陽の光や熱を効果的に反射し、地球を冷やしてくれるそうなんです。
さらに、従来のエアロゾルに対する懸念のように、化学反応を起こして酸性雨を降らせる心配もないと言う事らしいです。
文字通りまばゆいばかりの華麗な対策だが、唯一の欠点があります。
それは目が眩むほどのお金がかかることですねぇ。
これまでの研究の中には、地球はすでに臨界点を突破しているか、その瀬戸際にあると主張するものがあります。
これが本当だとすれば、地球の気候は不可逆的な状態まで変化しており、もはや自然の回復力だけで温暖化を食い止めることはできないと考えられます。
つまり、現在人類が取り組んでいる温室効果ガスの排出削減だけではどうにもならない状況まで来ているということです。
何かプラスアルファの手段が必要なわけです。
プラスアルファの1つとして広く専門家が同意するのは、成層圏の大気中にエアロゾル(微小粒子)を注入し、太陽の光や熱を宇宙に反射させるという方法でした。
これは、人工的に雲を作るクラウド・エンジニアリングと同様の発想ですね。
地球冷却用のエアロゾルとしてもっとも有望視されているのが「二酸化硫黄」です。
その良いところは、自然界では火山から噴出しているために、二酸化硫黄の振る舞いがかなり理解されていることです。
地球を冷却するために人間が大量に放出したとしても、その結果がかなり正確に予測できるわけです。
その反面、欠点もあります。
そのせいで世界中に酸性雨が降るほか、オゾン層に悪影響を与えたり、気象パターンを乱す懸念があることです。
今回行われた、スイス連邦工科大学チューリッヒ校とハーバード大学の気候学者チームの研究では、二酸化硫黄よりもっと優れたエアロゾル候補がないか探られていました。
そのために3D気候モデルを構築し、各種エアロゾルを放出したとき、どれがどのように光や熱を反射し、大気中でどのように振る舞うのかシミュレーションされました。
検証されたエアロゾルは、二酸化硫黄のほか、カルサイト・ダイヤモンド・アルミニウム・炭化ケイ素・アナターゼ・ルチルの計7種でした。
その結果、もっとも効果的なのはダイヤモンド粒子であることが判明したわけです。
ダイヤモンド粒子はもっとも光と熱を反射し、十分な期間大気中に漂い、しかも固まってしまう可能性も低いということです。
さらに化学的に反応しにくいため、酸性雨が降る恐れもないと考えられます。
シミュレーションによるなら、毎年500万トンの人工ダイヤモンド粒子を大気に放出すれば、45年後には地球の平均気温は1.6℃下がるだろうということらしいです。
本物のダイヤではなく、例え人工のダイヤモンドを使用するのが前提ですが、それでも量が莫大なためコストも膨大になります。
1.6°Cの気温上昇を抑えるためには、毎年500万トンのダイヤモンド粒子が必要となるそうです。
もし、2035年〜2100年にかけてダイヤモンド粒子の成層圏エアロゾル注入を行う場合、175兆ドル(約2.6京!円)ものコストがかかるそうです(笑)
世界銀行のデータによると、2023年の世界全体のGDPは105.44兆ドル(約1京5800兆円)です。
これはちょっと現実的じゃなさそうな気もしますねぇ…。
さらに研究者たちは、固体粒子を大気中に放出させた場合、凝集(散らばっていたものが固まってしまう事)を引き起こさないかどうかは、まだ分かっていないと述べています。
まぁ、いきなり500万トンてのも凄すぎますし、ちょっと軽くどこかで実験とかできないんですかね?
その結果、確実なら、もう何とかするしかないでしょう。
世界中でお金を出し合うしかないですわね。
それかもう地球を諦めるかどちらかでしょ。
だって我々が生きてるうちは、大丈夫ですからね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月20日の水曜日でございます。
今日は世界こどもの日なんだそうです。
では元気にネタいきましょう。
気候変動による温暖化は現在進行形で地球環境に様々な影響をもたらしているのは周知の事実です。
そしてその切り札として新たに提案されたのは、成層圏の大気中にダイヤモンドの粒子を散布するというものなんだとか…。
気候学者、気象学者、地球科学者からなる複数の機関のチームによると、ダイヤモンド粒子は太陽の光や熱を効果的に反射し、地球を冷やしてくれるそうなんです。
さらに、従来のエアロゾルに対する懸念のように、化学反応を起こして酸性雨を降らせる心配もないと言う事らしいです。
文字通りまばゆいばかりの華麗な対策だが、唯一の欠点があります。
それは目が眩むほどのお金がかかることですねぇ。
これまでの研究の中には、地球はすでに臨界点を突破しているか、その瀬戸際にあると主張するものがあります。
これが本当だとすれば、地球の気候は不可逆的な状態まで変化しており、もはや自然の回復力だけで温暖化を食い止めることはできないと考えられます。
つまり、現在人類が取り組んでいる温室効果ガスの排出削減だけではどうにもならない状況まで来ているということです。
何かプラスアルファの手段が必要なわけです。
プラスアルファの1つとして広く専門家が同意するのは、成層圏の大気中にエアロゾル(微小粒子)を注入し、太陽の光や熱を宇宙に反射させるという方法でした。
これは、人工的に雲を作るクラウド・エンジニアリングと同様の発想ですね。
地球冷却用のエアロゾルとしてもっとも有望視されているのが「二酸化硫黄」です。
その良いところは、自然界では火山から噴出しているために、二酸化硫黄の振る舞いがかなり理解されていることです。
地球を冷却するために人間が大量に放出したとしても、その結果がかなり正確に予測できるわけです。
その反面、欠点もあります。
そのせいで世界中に酸性雨が降るほか、オゾン層に悪影響を与えたり、気象パターンを乱す懸念があることです。
今回行われた、スイス連邦工科大学チューリッヒ校とハーバード大学の気候学者チームの研究では、二酸化硫黄よりもっと優れたエアロゾル候補がないか探られていました。
そのために3D気候モデルを構築し、各種エアロゾルを放出したとき、どれがどのように光や熱を反射し、大気中でどのように振る舞うのかシミュレーションされました。
検証されたエアロゾルは、二酸化硫黄のほか、カルサイト・ダイヤモンド・アルミニウム・炭化ケイ素・アナターゼ・ルチルの計7種でした。
その結果、もっとも効果的なのはダイヤモンド粒子であることが判明したわけです。
ダイヤモンド粒子はもっとも光と熱を反射し、十分な期間大気中に漂い、しかも固まってしまう可能性も低いということです。
さらに化学的に反応しにくいため、酸性雨が降る恐れもないと考えられます。
シミュレーションによるなら、毎年500万トンの人工ダイヤモンド粒子を大気に放出すれば、45年後には地球の平均気温は1.6℃下がるだろうということらしいです。
本物のダイヤではなく、例え人工のダイヤモンドを使用するのが前提ですが、それでも量が莫大なためコストも膨大になります。
1.6°Cの気温上昇を抑えるためには、毎年500万トンのダイヤモンド粒子が必要となるそうです。
もし、2035年〜2100年にかけてダイヤモンド粒子の成層圏エアロゾル注入を行う場合、175兆ドル(約2.6京!円)ものコストがかかるそうです(笑)
世界銀行のデータによると、2023年の世界全体のGDPは105.44兆ドル(約1京5800兆円)です。
これはちょっと現実的じゃなさそうな気もしますねぇ…。
さらに研究者たちは、固体粒子を大気中に放出させた場合、凝集(散らばっていたものが固まってしまう事)を引き起こさないかどうかは、まだ分かっていないと述べています。
まぁ、いきなり500万トンてのも凄すぎますし、ちょっと軽くどこかで実験とかできないんですかね?
その結果、確実なら、もう何とかするしかないでしょう。
世界中でお金を出し合うしかないですわね。
それかもう地球を諦めるかどちらかでしょ。
だって我々が生きてるうちは、大丈夫ですからね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院