弘泉堂鍼灸接骨院
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タイムカプセル
2024年11月19日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。

11月19日の火曜日でございます。

今日は世界トイレの日らしです。

では元気にネタいきましょう。

100年前のタイムカプセル開封と聞けば、いったい何が出てくるものかとドキドキするところですが、今回の開封は異例につき、違う意味でのドキドキな展開がくりひろげられていました。

アメリカの博物館で、1924年に埋められたタイムカプセルの開封作業が行われ、その意外なシーンが話題を呼んでいます。

100年も前のものならスタッフもさぞ楽しかろうと思いきや、現場の様相は物々しいものだったそうです。

カプセルが埋められていたのは地中などではなく、博物館の敷地にある記念塔の内部で、しかもどういうわけだか爆発物処理班がスタンバっています。

楽し気な想像とずいぶん異なる状況ですが、いったい何が起きているのでしょう?

ミズーリ州の都市カンザスシティにある国立第一次世界大戦博物館・記念館で、2024年10月16日、100年前のタイムカプセルの開封作業が行われました。

同館の敷地中央には、第一次世界大戦直後に戦争従軍者への記念碑として建てられたリバティ・メモリアル・タワー(高さ66m)がそびえています。

そして開封を待つタイムカプセルは、土の中などではなく、この塔の内部の空間に厳重に収められていました。

しかしそこに通じるドアなどなかったため、まず壁に穴を空ける作業が必要だったんだそうです。

壁の厚みは45cm。しかもコンクリートや石灰岩でできていたため、穴開け作業もちょっとした工事並みだったそうです。

それでもどうにか穴を空け、タイムカプセルを引き出すところまでこぎつけました。

ところがこのカプセルには取り扱い注意という厄介な事情があったんですねぇ。

実はこのカプセル、1924年に歴史家たちが埋めたものだそうですが、当時の記録から、中身の15点に発火の恐れがある映画フィルムが含まれていることがわかっていました。

博物館の館長マシュー・ネイラー氏によると、1920年ごろは、しばしば硝酸塩を材料にしたフィルムが製造されていました。

このフィルムは時間とともに劣化すると非常に引火しやすくなるため、当時から火災の原因にもなっていたそうなんです。

つまり、この100年の間にフィルムの劣化が進行していれば、開封して酸素に触れた途端に自然発火して爆発する可能性があったんだとか…。

博物館があらかじめ爆発物処理班を呼んでいたのはそのためだったんですね。

異例となった今回の作業では、処理班が慎重に四角いカプセルを引っ張り出し、安全な場所まで運んで開封する、という段取りが決まっていました。

その流れに沿って作業はその後、カンザスシティ警察の爆弾・放火対策部隊により引き継がれることになり、その緊張は開封の瞬間まで続きましたが、幸いにも爆発や火災は起きず、中の遺物も無事だったそうです。

さらにうれしいことに、カビなどの損傷もないことがわかり、ようやくスタッフたちも一安心。

遺物のチェックを楽しみにする余裕も出てきたそうです。

なお肝心の中身はというと、1921年に盛大に行われた、この建物の着工式の際に飛行した航空機の飛行計画や、愛国的な音楽を演奏していたバンドの楽譜、当時の新聞や電報、写真などが詰まっていたそうです。

さらに当時の大統領カルビン・クーリッジと第一次世界大戦の連合軍司令官の手紙、また1917年4月にアメリカが発表した第一次世界大戦への参戦宣言(対独宣戦布告)のコピーも含まれていたそうです。

これらの遺物は、カンザスシティのみならず、アメリカの歴史や文化を垣間見る貴重な情報源になるでしょう。

今回の開封作業は、多くの人が関心を寄せる出来事にもなりました。

タイムカプセルの中身は現在詳しく調査されており、後世に残すべき特別な展示物として一般公開される予定だそうです。

同館では、次のタイムカプセルの計画も進行中だそうで、2026年に封印予定の新たなタイムカプセルに何を収めるべきか、スタッフたちが議論を重ねているそうです。

これはなかなか面白い試みですね。

100年毎にタイムカプセルを開封、封印とか良い感じですよね。

日本もこういう楽しげな事やればいいのにねぇ。

ではまた〜。







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