NYネズミ対策
2024年11月07日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
11月7日の木曜日でございます。
今日は、いい女の日らしです。
では元気にネタいきましょう。
アメリカ、ニューヨーク市では、餌となる残飯が大量にあるため、ネズミが大増殖しており、いくつもの策を講じてきましたが、どれも決定打にはいたりませんでした。
そこでニューヨーク市は新たな対策の試験導入を承認しました。
それはなんと、ネズミに避妊薬を投与して繁殖を抑制するというものでした。
すでに市の人口の3分の1にあたる、300万匹ものネズミに苦慮した上での試策ですが、一方でこの新対策がアメリカで話題となっている女性の避妊や中絶の権利を巡る問題にまで発展しているんだとか…。
この対策は、2024年2月に起きた、脱走フクロウの「フラコ」の悲劇的な死をきっかけに考案されたそうです。
それはユーラシアワシミミズクのフラコが、2023年2月に同市セントラルパーク動物園から脱出し、1年後に死亡が確認された悲しい出来事でした。
一時は野生の自由を謳歌してるように見えたフラコだが、その突然の死にニューヨーカーは胸を痛め、セントラルパークにはフラコの追悼碑が設置されました。
フラコの直接的な死因はビルへの衝突による急性外傷でしたが、その後の検査で、フラコの体からハト経由とみられるウイルス感染と4種の殺鼠剤が検出され、フラコが餌や獲物の影響で混乱していたことが明らかとなりました。
この検査結果は、仮にフラコが衝突せずとも、やがて衰弱死する可能性まで示唆していました。
今回のネズミ対策はそうしたフラコの教訓を生かすものだという事のようです。
このたび試策として導入されるのは、ネズミの卵巣機能や精子の生産を抑制するEPA(米国環境保護庁)承認の「ContraPest(コントラペスト)」と呼ばれる避妊薬です。
この薬はネズミを引き寄せるよう設計された特別な容器に入れられ、都市の各所に配置される予定で、それをネズミが摂取することで効果を発揮します。
持続期間は最長45日間で、ネズミの繁殖スピードを遅らせ、個体数を自然に減らすと見込まれています。
またこの方法は、ほかの動物に有害になるリスクが低く、環境にもやさしいそうです。
ニューヨーク市でのネズミの急増は2010年からのことで、現在、同市には推定300万匹のネズミが生息しています。
その数は同市の人口のほぼ3分の1にあたるそうですから、ヤバイ数です。
市ではさまざまな取り組みを行ってきましたが、今回の避妊薬に関する法案は、今年4月の市議会でショーン・アブレウ市議会議員が提出したものです。
いわゆる殺鼠剤を撒くことはさほど効果がありません。
ネズミは2匹で1年間に1万5000匹もの子孫を生むため、現状打破はきわめて困難なんです。
ネズミの避妊ですべて解決するとは言い切れませんが、まずやるべきだろうと考えられたわけですね。
実施日は今後数カ月以内の予定だそうですが、期間中、該当地域では毎月検査が行われ、当局がネズミ避妊薬の容器内の残量を確認して、その量も追跡します
。
一方で前述のアブレウ氏は、市民に向けて「ゴミをきちんと所定のところに捨てれば、この避妊薬の効果も高まるだろう」と指摘しているそうです。
なおアメリカの動物保護団体PETAは、今回の計画についてこう述べています。
私たちは長年にわたり、同市にネズミの個体数の制御に非致死的な方法を求めてきました。
そして、ネズミの避妊を選択したことを嬉しく思います。
(この方法は)毒や窒息などの残酷で致死的な方法でげっ歯類を殺すよりも人道的であり、毒物による既知のリスクである他の動物を誤って殺す危険性はありません。
ただある獣医からは気になる声もあがっているそうです。
その医師によると、実はニューヨーク市は前もネズミに同じ避妊薬を使ったことがあり、さほど効果が無かったそうなんです。
実際のとこはどうなんでしょう?
種類にもよりますが、メスのネズミは1度の出産で平均5〜12匹の子を産み、1年で7度出産することもあるそうです。
つまり最多なら1年でおよそ84匹の子を産みます。
またメスの寿命は長くて4年ほどだそうです。
まぁ、できることはやっていくしかないでしょう。
と同時に、街をクリーンにする計画もすすめないとね。
そこらにゴミが落ちてて、エサがあるから増えるだけですしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月7日の木曜日でございます。
今日は、いい女の日らしです。
では元気にネタいきましょう。
アメリカ、ニューヨーク市では、餌となる残飯が大量にあるため、ネズミが大増殖しており、いくつもの策を講じてきましたが、どれも決定打にはいたりませんでした。
そこでニューヨーク市は新たな対策の試験導入を承認しました。
それはなんと、ネズミに避妊薬を投与して繁殖を抑制するというものでした。
すでに市の人口の3分の1にあたる、300万匹ものネズミに苦慮した上での試策ですが、一方でこの新対策がアメリカで話題となっている女性の避妊や中絶の権利を巡る問題にまで発展しているんだとか…。
この対策は、2024年2月に起きた、脱走フクロウの「フラコ」の悲劇的な死をきっかけに考案されたそうです。
それはユーラシアワシミミズクのフラコが、2023年2月に同市セントラルパーク動物園から脱出し、1年後に死亡が確認された悲しい出来事でした。
一時は野生の自由を謳歌してるように見えたフラコだが、その突然の死にニューヨーカーは胸を痛め、セントラルパークにはフラコの追悼碑が設置されました。
フラコの直接的な死因はビルへの衝突による急性外傷でしたが、その後の検査で、フラコの体からハト経由とみられるウイルス感染と4種の殺鼠剤が検出され、フラコが餌や獲物の影響で混乱していたことが明らかとなりました。
この検査結果は、仮にフラコが衝突せずとも、やがて衰弱死する可能性まで示唆していました。
今回のネズミ対策はそうしたフラコの教訓を生かすものだという事のようです。
このたび試策として導入されるのは、ネズミの卵巣機能や精子の生産を抑制するEPA(米国環境保護庁)承認の「ContraPest(コントラペスト)」と呼ばれる避妊薬です。
この薬はネズミを引き寄せるよう設計された特別な容器に入れられ、都市の各所に配置される予定で、それをネズミが摂取することで効果を発揮します。
持続期間は最長45日間で、ネズミの繁殖スピードを遅らせ、個体数を自然に減らすと見込まれています。
またこの方法は、ほかの動物に有害になるリスクが低く、環境にもやさしいそうです。
ニューヨーク市でのネズミの急増は2010年からのことで、現在、同市には推定300万匹のネズミが生息しています。
その数は同市の人口のほぼ3分の1にあたるそうですから、ヤバイ数です。
市ではさまざまな取り組みを行ってきましたが、今回の避妊薬に関する法案は、今年4月の市議会でショーン・アブレウ市議会議員が提出したものです。
いわゆる殺鼠剤を撒くことはさほど効果がありません。
ネズミは2匹で1年間に1万5000匹もの子孫を生むため、現状打破はきわめて困難なんです。
ネズミの避妊ですべて解決するとは言い切れませんが、まずやるべきだろうと考えられたわけですね。
実施日は今後数カ月以内の予定だそうですが、期間中、該当地域では毎月検査が行われ、当局がネズミ避妊薬の容器内の残量を確認して、その量も追跡します
。
一方で前述のアブレウ氏は、市民に向けて「ゴミをきちんと所定のところに捨てれば、この避妊薬の効果も高まるだろう」と指摘しているそうです。
なおアメリカの動物保護団体PETAは、今回の計画についてこう述べています。
私たちは長年にわたり、同市にネズミの個体数の制御に非致死的な方法を求めてきました。
そして、ネズミの避妊を選択したことを嬉しく思います。
(この方法は)毒や窒息などの残酷で致死的な方法でげっ歯類を殺すよりも人道的であり、毒物による既知のリスクである他の動物を誤って殺す危険性はありません。
ただある獣医からは気になる声もあがっているそうです。
その医師によると、実はニューヨーク市は前もネズミに同じ避妊薬を使ったことがあり、さほど効果が無かったそうなんです。
実際のとこはどうなんでしょう?
種類にもよりますが、メスのネズミは1度の出産で平均5〜12匹の子を産み、1年で7度出産することもあるそうです。
つまり最多なら1年でおよそ84匹の子を産みます。
またメスの寿命は長くて4年ほどだそうです。
まぁ、できることはやっていくしかないでしょう。
と同時に、街をクリーンにする計画もすすめないとね。
そこらにゴミが落ちてて、エサがあるから増えるだけですしね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院