弘泉堂鍼灸接骨院
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(397)サンデーイルネス(仮)本態性高血圧について
2024年10月06日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

10月6日のサンデーイルネスでございます。

ついに10月、秋到来。

秋は色々楽しめますが、なにせ短いです。

とっとと楽しんでください(笑)

では足早に本題にいきましょう。

今日のイルネス辞典は、「本態性高血圧」について解説していきたいと思います。

高血圧の患者さんの全体の約90%が本態性高血圧です。

血液検査、さまざまな画像検査などによって原因を特定できる二次性高血圧が否定されると、本態性高血圧という診断になります。

本態性高血圧のなかでも、高齢者では加齢により動脈自体が柔軟性を失ってくるために最高(収縮期)血圧が上昇し、最低(拡張期)血圧がむしろ低下する収縮期高血圧がみられるようになります。

したがって、高血圧の分類を本態性高血圧、高齢者収縮期高血圧、二次性高血圧症の3群に分けることもあります。

原因不明の高血圧を本態性高血圧と呼んでいますが、その発症には遺伝因子と環境因子が関係すると考えられています。

遺伝因子として、現在までに多くの遺伝子が候補としてあげられていますが、単一の遺伝子のみで発症するものではありません。

また、候補遺伝子があるだけで発症するのではなく、食塩のとりすぎ、アルコールの飲みすぎ、肥満、ストレスなどの環境因子が相互に関連し合って血圧上昇にはたらいています。

高血圧に関係する可能性のある遺伝子としては、有力なものとしてレニン・アンジオテンシン系、キニン・カリクレイン系、交感神経系の各種構成要因に影響する遺伝子が報告されています。

高血圧の早期発見には、正確な血圧測定が必要なことはいうまでもありません。

診察室で、水銀血圧計を使って、決められた方法で測定された血圧値が用いられます。

最高血圧で140oHg以上、あるいは最低血圧で90oHg以上、または降圧薬(こうあつやく)を服用している人が高血圧と定義されます。

さらに、二次性高血圧が否定されると本態性高血圧と診断されます。

高血圧を治療することの意味は、心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳卒中などの心血管病の発症を抑え、死亡率を低下させることです。

いい換えれば、高血圧の人は、高血圧を放置していれば正常血圧の人に比べて高率に心血管病を発症しやすく、死亡率も高いということになります。

血圧が高ければ高いほど、脳卒中や心臓発作を発症する危険性が高くなります。

最高血圧が20oHgもしくは最低血圧が10oHg上昇するにしたがって心血管病の危険性は2倍になります。

しかし、適切に降圧がなされれば、脳卒中の発症率を35〜40%程度低下させ、心筋梗塞の発症も20〜25%程度低下させることが確認されています。


(1)生活習慣の改善

生活習慣の改善(非薬物療法)が、降圧に有効であることが数多くの研究により示されています。


(2)薬物療法

生活習慣の改善は降圧に非常に有効ですが、これだけでは十分な降圧が得られないことが少なくありません。

このような場合には、薬物療法が必要になります。1剤だけで十分な降圧が得られなければ、2種類以上の降圧薬が使われます。

高血圧治療薬(降圧薬)として、サイアザイド系利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンU受容体拮抗薬、β(ベータ)遮断薬、カルシウム拮抗薬などの薬剤が使われていますが、信頼のおける大規模臨床試験において、いずれの薬も心血管病の発症を有意に抑えることが証明されています。

原則として1日1回投与可能な薬剤を選択します。

まず副作用が現れるのを防ぐために最低用量から開始して、2〜3カ月かけてゆっくり目標値にまで降圧します。

目標血圧に達しなければ薬剤の量を増やしますが、それでもだめなら他の作用機序(仕組み)の薬剤を併用します。

目標血圧にコントロールされている割合は60%前後と考えられており、合併症の発症予防の面からも厳密な血圧コントロールが必要です。

一方、降圧薬による血圧の下がりすぎが気になるところです。

とくに、心臓に栄養を送っている血管は最低血圧の時に血液を供給するので、過度の降圧は逆に心臓発作をまねくのではとの懸念があります(J型カーブ現象)。

しかし、J型カーブ現象が存在するかどうかを検討した大規模試験では、血圧が低いほど心血管病の発症が少ないことが証明され、この現象の存在が否定されています。

高血圧の治療手順を熟知した循環器科の医師に相談する必要があります。

さらに、必要に応じて高血圧専門医(高血圧学会により認定)に相談するのがよいでしょう。

高血圧の良好なコントロールが1年以上続くと、降圧薬の用量や数を減らせる可能性があります。

このような場合も自己判断するのではなく、日常診てもらっている医師に相談することが重要です。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。








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