恐竜絶滅と小惑星
2024年09月25日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
9月25日の水曜日でございます。
今日は、「山田邦子の日」なんだって…。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、恐竜を絶滅させたのは、木星の外側で形成された珍しい小惑星だったんだとか…。
かつて地球を支配した恐竜は、直径10〜14kmもある巨大な小惑星の衝突によって姿を消したとされています。
このほど、その小惑星がどこから来たのか突き止められたそうなんです。
当時の大量絶滅を今に伝えるK-Pg境界に残された元素の分析によるなら、チクシュルーブ小惑星は木星の外側で形成された「C型小惑星」と呼ばれるタイプなんだそうです。
それはやがて小惑星帯にたどり着きますが、ここで何かが起きて地球への落下コースに乗ったわけです。
それが恐竜の命運を決めてしまったようなんですね。
恐竜を滅ぼした小惑星は地球に大きな傷跡を残しています。
それはメキシコ、ユカタン半島北部にある「チクシュルーブ・クレーター」です。
浅瀬に衝突したチクシュルーブ小惑星は、膨大な粉塵を上空に吹き飛ばし、地球の気候は急激に寒冷化しました。
こうして長く厳しい冬が到来すると、植物は光合成を止め、食物連鎖が崩壊します。
そしてついには当時存在した種の7割以上が絶滅することとなったわけなんです。
この大惨事を現代に伝える薄い堆積物層は「K-Pg境界」と呼ばれ、地球全体で見ることができるそうです。
そして、ここに破滅をもたらした小惑星の出自を知るヒントが隠されていたわけです。
それは「ルテニウム」という元素で、地球の地殻にはほとんど含まれておらず、それゆえにK-Pg境界にあるルテニウムのほぼ100%が、地球外から運ばれてきたと考えることができるそうです。
重要なのは、K-Pg境界のルテニウム同位体(同じ元素でも、中性子の数が異なるタイプのもの)が、地球各地で発見されている炭素たっぷりの隕石に含まれるものと似ていることです。
その一方で、内太陽系(地球より太陽に近い範囲)で形成された小惑星のものとは一致しないんだそうです。
ここから言えるのは、チクシュルーブ小惑星は、木星軌道の外側で形成された「C型小惑星」だろうということですね。
恐竜を絶滅させた小惑星が、C型小惑星ではないかという仮説は以前からありました。
ですが、これまでルテニウムが分析されたことは一度もありませんでした。
と言うのも、ルテニウムは測定がきわめて難しいそうなんです。
今回の研究の主執筆者マリオ・フィッシャー=ゲーデ氏が所属するケルン大学は、その超特殊な計測が行える世界でも片手で数えられるほどしかない珍しい場所です。
太陽系が形成されると、C型小惑星の多くは、火星と木星の間にある小惑星帯に集まりました。
ここでチクシュルーブ小惑星に何かが起き、地球への落下コースに乗ったようなんですが、研究チームによれば、その「何か」とは小惑星同士の衝突である可能性が高いという事らしいです。
あるいは太陽の光によって部分的に加熱されたことでエネルギーが放出され、地球へ向かう推進力になった可能性もあるらしいです。
これを「ヤルコフスキー効果」というそうです。
幸いなことに、恐竜を絶滅させたような小惑星が地球に衝突するのは、1億年に1度程度とそうそう起こることではありません。
しかも時折地球のそばを通過する危険な小惑星は、すでに90%以上が発見されています。
それらが今世紀に衝突する可能性はほぼなく、次の1000年で衝突する可能性もかなり低いと推定されているそうです。
一方、直径140mクラスの小惑星なら、1万〜2万年ごとに衝突しているそうなんです。
もし起きれば、その地域が壊滅的な打撃を受けるのは確かですね。
それでも比較的最近、NASAは地球に飛来する小惑星のコースをそらす実験に成功していますから、何とかなるのかも知れませんが…。
まだ改善の余地がある技術だそうですが、今世紀中は大丈夫ってんなら、改善する時間はたっぷりありますし、大丈夫ってことですよね。
ま、その時はその時ですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月25日の水曜日でございます。
今日は、「山田邦子の日」なんだって…。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、恐竜を絶滅させたのは、木星の外側で形成された珍しい小惑星だったんだとか…。
かつて地球を支配した恐竜は、直径10〜14kmもある巨大な小惑星の衝突によって姿を消したとされています。
このほど、その小惑星がどこから来たのか突き止められたそうなんです。
当時の大量絶滅を今に伝えるK-Pg境界に残された元素の分析によるなら、チクシュルーブ小惑星は木星の外側で形成された「C型小惑星」と呼ばれるタイプなんだそうです。
それはやがて小惑星帯にたどり着きますが、ここで何かが起きて地球への落下コースに乗ったわけです。
それが恐竜の命運を決めてしまったようなんですね。
恐竜を滅ぼした小惑星は地球に大きな傷跡を残しています。
それはメキシコ、ユカタン半島北部にある「チクシュルーブ・クレーター」です。
浅瀬に衝突したチクシュルーブ小惑星は、膨大な粉塵を上空に吹き飛ばし、地球の気候は急激に寒冷化しました。
こうして長く厳しい冬が到来すると、植物は光合成を止め、食物連鎖が崩壊します。
そしてついには当時存在した種の7割以上が絶滅することとなったわけなんです。
この大惨事を現代に伝える薄い堆積物層は「K-Pg境界」と呼ばれ、地球全体で見ることができるそうです。
そして、ここに破滅をもたらした小惑星の出自を知るヒントが隠されていたわけです。
それは「ルテニウム」という元素で、地球の地殻にはほとんど含まれておらず、それゆえにK-Pg境界にあるルテニウムのほぼ100%が、地球外から運ばれてきたと考えることができるそうです。
重要なのは、K-Pg境界のルテニウム同位体(同じ元素でも、中性子の数が異なるタイプのもの)が、地球各地で発見されている炭素たっぷりの隕石に含まれるものと似ていることです。
その一方で、内太陽系(地球より太陽に近い範囲)で形成された小惑星のものとは一致しないんだそうです。
ここから言えるのは、チクシュルーブ小惑星は、木星軌道の外側で形成された「C型小惑星」だろうということですね。
恐竜を絶滅させた小惑星が、C型小惑星ではないかという仮説は以前からありました。
ですが、これまでルテニウムが分析されたことは一度もありませんでした。
と言うのも、ルテニウムは測定がきわめて難しいそうなんです。
今回の研究の主執筆者マリオ・フィッシャー=ゲーデ氏が所属するケルン大学は、その超特殊な計測が行える世界でも片手で数えられるほどしかない珍しい場所です。
太陽系が形成されると、C型小惑星の多くは、火星と木星の間にある小惑星帯に集まりました。
ここでチクシュルーブ小惑星に何かが起き、地球への落下コースに乗ったようなんですが、研究チームによれば、その「何か」とは小惑星同士の衝突である可能性が高いという事らしいです。
あるいは太陽の光によって部分的に加熱されたことでエネルギーが放出され、地球へ向かう推進力になった可能性もあるらしいです。
これを「ヤルコフスキー効果」というそうです。
幸いなことに、恐竜を絶滅させたような小惑星が地球に衝突するのは、1億年に1度程度とそうそう起こることではありません。
しかも時折地球のそばを通過する危険な小惑星は、すでに90%以上が発見されています。
それらが今世紀に衝突する可能性はほぼなく、次の1000年で衝突する可能性もかなり低いと推定されているそうです。
一方、直径140mクラスの小惑星なら、1万〜2万年ごとに衝突しているそうなんです。
もし起きれば、その地域が壊滅的な打撃を受けるのは確かですね。
それでも比較的最近、NASAは地球に飛来する小惑星のコースをそらす実験に成功していますから、何とかなるのかも知れませんが…。
まだ改善の余地がある技術だそうですが、今世紀中は大丈夫ってんなら、改善する時間はたっぷりありますし、大丈夫ってことですよね。
ま、その時はその時ですけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院