高銀金融117
2024年09月24日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
9月24日の火曜日でございます。
本日は「世界ゴリラの日」なんだそうです。
では今日も元気にネタいきましょう。
中国に特殊な超高層ビルがあるのをご存じでしょうか。
なんとこのビル、高さ約600mと世界屈指の高さを誇るが、実際は作りかけの廃ビルで、現地では「世界一高い未完の高層ビル」とも呼ばれているそうなんです。
天津市郊外にある高層建築、その名も「高銀金融117」は、2008年に着工したものの、その後はろくに工事が進まず、もう10年近くも放置されたままなんだそうです。
順調にいけば2014年に完成するはずで、完成すれば「中国で3番目に高いビル」となり、世界一高い「ブルジュ・ハリファ」に次ぐマンションになるはずだった高銀金融117に何があったんでしょう。。
中国の中心都市の一つ、天津の郊外にある作りかけの超高層ビル「高銀金融117(Goldin Finance 117)」の高さはなんと597m。
現在、世界で最も高い廃墟ビルともといわれています。
かつて注目の不動産プロジェクトだったものの、工事はたびたび中断。
さらに未完のまま時が過ぎ、今では「誰一人住むこともなく朽ちてゆく世界屈指の超高層建築」として有名なんですね。
このビルの工事が始まったのは2008年。
完成は6年後の2014年と見積もられていましたが、大不況のあおりを受け、その計画はわずか2年で中断されました。
その翌年、2011年に再び工事が始まりましたが、経済的困難や資金不足でたびたび中断。
完成も2014年から2018年以降に延期されました。
ところがその後も、工事はさほど進みませんでした。
話によると、せめて最大のウリである高さを誇示するため、骨組みだけは頂上まで組み、見ためはなんとか取り繕ったものの、中身はほとんど空っぽの張りぼて状態なんだとか…。
さらに2015年9月の時点でも工事は再び止まっていたそうで、今では工事用クレーンもそのままに、工事業者も立ち去った無人の廃墟と化しているわけです。
高銀金融117は、その名のとおり地上117階建てで、住宅やホテルの他、商業施設とオフィスも入る複合施設として設計されました。
またその居住階は最上階まで設けられるようになっていたまし。
このように最上階を居住スペースにできる設計は、その時期存在した超高層ビルの中では珍しく、その頃ドバイで完成にこぎつけたブルジュ・ハリファ(2004年着工で2010年開業。高さ約828m の世界一高い高層ビル)は163階建てでしたが、居住階は最高108階まででした。
つまり、完成すれば「世界一高い高層ビル、ブルジュ・ハリファに次ぐ高さ」で暮らせる超高級タワマン、みたいなふれこみで売り出す算段だったようなんですが、それも完成しなければ意味がないわなぁ。
この失敗の要因については様々な声があります。
まず多いのが、香港拠点の開発業者ゴールディングループが新参者のわりに強気で、中国政府の支援も見込めないのに100億ドルからのプロジェクト全体を自己資金でカバーするというハイリスク・ハイリターンな勝負に出たこと。
そこに2008年の高融危機が起き、2011年に事態は好転しかけましたが、今度は株式バブルの崩壊で2015年以降、すべての建設作業が中止となりました。
以後資金不足の連続で、経営陣は株価の暴落をどうすることもできず、同グループの会長は自身の財産の130億ドルを失ったそうです。
ですが一方で、もともと立地が悪かったという見解もあるそうです。
天津市は中国の中心都市の一つですが、大都市というわけでもありませんでしたから…。
その郊外にいきなりぽつんと建った豪華な超高層ビルはあまりにも場違いで、ゴールディン グループが見込んでいたエリート層の興味をさほど惹かなかったのではないか、というものです。
つまり企画からして読みが甘かったという厳しい批評です。
そんな経緯から、高銀金融117は、とにかく目立つ作りかけの超高層ビルと化し、不動産業や中国政府に失敗を想起させる象徴的な建物となったわけです。
中国は、2021年に今後建設する高層ビルの規模と数を大幅に制限する法令を全土に発布しました。
高さ250m以上の建築物の新設を厳しく制限し、500mを超える建築物の建設を禁止にしたんです。
したがって高銀金融117は、中国においてしばらくの間「国内で最も高い建設途中の高層ビル」にもなりそうだということです。
ていうかこれ、いつか崩れてくるんじゃないの?
こちら、ニュース映像かなんかですが、こんなもん解体するだけで何億かかるかってな規模ですよ(笑)
朽ちるの待ってたらエライ事故になると思いますけどねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月24日の火曜日でございます。
本日は「世界ゴリラの日」なんだそうです。
では今日も元気にネタいきましょう。
中国に特殊な超高層ビルがあるのをご存じでしょうか。
なんとこのビル、高さ約600mと世界屈指の高さを誇るが、実際は作りかけの廃ビルで、現地では「世界一高い未完の高層ビル」とも呼ばれているそうなんです。
天津市郊外にある高層建築、その名も「高銀金融117」は、2008年に着工したものの、その後はろくに工事が進まず、もう10年近くも放置されたままなんだそうです。
順調にいけば2014年に完成するはずで、完成すれば「中国で3番目に高いビル」となり、世界一高い「ブルジュ・ハリファ」に次ぐマンションになるはずだった高銀金融117に何があったんでしょう。。
中国の中心都市の一つ、天津の郊外にある作りかけの超高層ビル「高銀金融117(Goldin Finance 117)」の高さはなんと597m。
現在、世界で最も高い廃墟ビルともといわれています。
かつて注目の不動産プロジェクトだったものの、工事はたびたび中断。
さらに未完のまま時が過ぎ、今では「誰一人住むこともなく朽ちてゆく世界屈指の超高層建築」として有名なんですね。
このビルの工事が始まったのは2008年。
完成は6年後の2014年と見積もられていましたが、大不況のあおりを受け、その計画はわずか2年で中断されました。
その翌年、2011年に再び工事が始まりましたが、経済的困難や資金不足でたびたび中断。
完成も2014年から2018年以降に延期されました。
ところがその後も、工事はさほど進みませんでした。
話によると、せめて最大のウリである高さを誇示するため、骨組みだけは頂上まで組み、見ためはなんとか取り繕ったものの、中身はほとんど空っぽの張りぼて状態なんだとか…。
さらに2015年9月の時点でも工事は再び止まっていたそうで、今では工事用クレーンもそのままに、工事業者も立ち去った無人の廃墟と化しているわけです。
高銀金融117は、その名のとおり地上117階建てで、住宅やホテルの他、商業施設とオフィスも入る複合施設として設計されました。
またその居住階は最上階まで設けられるようになっていたまし。
このように最上階を居住スペースにできる設計は、その時期存在した超高層ビルの中では珍しく、その頃ドバイで完成にこぎつけたブルジュ・ハリファ(2004年着工で2010年開業。高さ約828m の世界一高い高層ビル)は163階建てでしたが、居住階は最高108階まででした。
つまり、完成すれば「世界一高い高層ビル、ブルジュ・ハリファに次ぐ高さ」で暮らせる超高級タワマン、みたいなふれこみで売り出す算段だったようなんですが、それも完成しなければ意味がないわなぁ。
この失敗の要因については様々な声があります。
まず多いのが、香港拠点の開発業者ゴールディングループが新参者のわりに強気で、中国政府の支援も見込めないのに100億ドルからのプロジェクト全体を自己資金でカバーするというハイリスク・ハイリターンな勝負に出たこと。
そこに2008年の高融危機が起き、2011年に事態は好転しかけましたが、今度は株式バブルの崩壊で2015年以降、すべての建設作業が中止となりました。
以後資金不足の連続で、経営陣は株価の暴落をどうすることもできず、同グループの会長は自身の財産の130億ドルを失ったそうです。
ですが一方で、もともと立地が悪かったという見解もあるそうです。
天津市は中国の中心都市の一つですが、大都市というわけでもありませんでしたから…。
その郊外にいきなりぽつんと建った豪華な超高層ビルはあまりにも場違いで、ゴールディン グループが見込んでいたエリート層の興味をさほど惹かなかったのではないか、というものです。
つまり企画からして読みが甘かったという厳しい批評です。
そんな経緯から、高銀金融117は、とにかく目立つ作りかけの超高層ビルと化し、不動産業や中国政府に失敗を想起させる象徴的な建物となったわけです。
中国は、2021年に今後建設する高層ビルの規模と数を大幅に制限する法令を全土に発布しました。
高さ250m以上の建築物の新設を厳しく制限し、500mを超える建築物の建設を禁止にしたんです。
したがって高銀金融117は、中国においてしばらくの間「国内で最も高い建設途中の高層ビル」にもなりそうだということです。
ていうかこれ、いつか崩れてくるんじゃないの?
こちら、ニュース映像かなんかですが、こんなもん解体するだけで何億かかるかってな規模ですよ(笑)
朽ちるの待ってたらエライ事故になると思いますけどねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院