犬とストレス臭
2024年08月21日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
8月21日の水曜日でございます。
8月も残り10日ですなぁ。
9月になっても暑いんでしょうけど、まぁ少しは秋感出るかな。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、人間のストレスの匂いが犬の感情に影響を与え、より悲観的な行動をとるようになるんだとか…。
犬の嗅覚の鋭さは良く知られていますが、人間のストレスの匂いも敏感に感じ取ることがこれまでの研究で明らかになっています。
新たな研究によると、人間のストレスの匂いを嗅いだ犬は、より悲観的になることが判明したという話です。
ブリストル大学のチームによる研究は、人間のストレス臭が犬の感情や学習能力に与える影響を確かめたものでした。
その実験からは、飼い主か他人かどうかにかかわらず、犬は人間のストレスを察知し、それによって悲観的な行動をとることが明らかになったそうなんです。
犬も大変だねぇ。
他人のストレス臭まで嗅いでたんじゃ、人間よりストレスたまるんじゃないの?(笑)
英ブリストル大学の研究チームは、18頭の犬(とその飼い主)の協力を得て、次のような実験を行ないました。
まず犬たちに、ある場所に置かれたボウルには美味しいおやつが入っているが、別の場所のボウルは空っぽであることを覚えさせました。
ボウルの位置とおやつの関係を覚えた犬は、おやつ入りのボウルのところにはサッと近づくが、空のボウルには渋々としか近づきません。
では2つの位置の中間にボウルを置いた場合はどうでしょうか?
その位置は曖昧で、おやつが入っているようにも入っていないように見えるわけです。
もし曖昧なボウルの位置に犬がサッと近づくなら、きっとおやつがあるに違いない!と”楽観的”だと推測できます。
その反対で、なかなか近づかないなら”悲観的”ということです。
そして、こうした犬の行動を観察する前に、人間がストレスを受けた時とそうでない時の汗や呼吸の匂いを嗅がせて、何か変化があるのか確かめるわけですね。
すると、人間のストレスの匂いを嗅いだ犬は、中間のボウルに行くのを躊躇することがわかりました。
つまり、「悲観的」な行動をとったわけですね。
一方、人間がリラックスしている時の匂いでは、そのような変化は見られませんでした。
つまり人間のストレスの匂いは、「おやつはきっとそこにはないだろう」と犬を悲観的にさせてしまう作用があるということの様なんです。
しかも興味深いことに、ストレスの匂いが飼い主だろうと、見知らぬ人だろうと同じ結果になったそうです。
研究チームによれば、こうした犬の悲観的な反応は、ストレスにさらされた人間のネガティブな感情を反映したものだという事らしいです。
犬は文字通り匂いで空気を読みます。
さらに人間の気持ちと同じ気持ちになってしまうので、ポジティブな期待を持てなくなってしまったようなんですね。
一方で、ストレス臭によって、なぜか犬の学習効率が良くなることも判明しているそうです。
ブリストル大学のニコラ・ルーニー博士はこう説明しています。
人間のストレスが犬の幸福にどう影響するのか理解することは、施設での滞在・しつけ・補助犬のような働く犬によって大切なことです。
犬の飼い主ならば、彼らが人間の感情にどれだけ敏感なのかよく知っているでしょう。
そして犬が匂いで人間のストレスを察知することなら以前から知られており、人間のPTSDの発症を予測できると期待されていました。
ですが今回の研究では、その匂いは、犬自身の感情や学習能力にまで影響することが明らかになったわけです。
見知らぬ人間のストレスであってもそうなんですから、かなりのものです。
「働く犬のハンドラーは、自分のストレスがリード越しに伝わると口にしますが、空気越しにも伝わるのです」と、ルーニー博士は語っています。
犬って動物はスゴイですね。
この能力も何かにいかせればいいんですけど…。
でもあんまり、ストレス臭とか嗅がせたくないですよね。
きっといい匂いじゃないもんね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月21日の水曜日でございます。
8月も残り10日ですなぁ。
9月になっても暑いんでしょうけど、まぁ少しは秋感出るかな。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、人間のストレスの匂いが犬の感情に影響を与え、より悲観的な行動をとるようになるんだとか…。
犬の嗅覚の鋭さは良く知られていますが、人間のストレスの匂いも敏感に感じ取ることがこれまでの研究で明らかになっています。
新たな研究によると、人間のストレスの匂いを嗅いだ犬は、より悲観的になることが判明したという話です。
ブリストル大学のチームによる研究は、人間のストレス臭が犬の感情や学習能力に与える影響を確かめたものでした。
その実験からは、飼い主か他人かどうかにかかわらず、犬は人間のストレスを察知し、それによって悲観的な行動をとることが明らかになったそうなんです。
犬も大変だねぇ。
他人のストレス臭まで嗅いでたんじゃ、人間よりストレスたまるんじゃないの?(笑)
英ブリストル大学の研究チームは、18頭の犬(とその飼い主)の協力を得て、次のような実験を行ないました。
まず犬たちに、ある場所に置かれたボウルには美味しいおやつが入っているが、別の場所のボウルは空っぽであることを覚えさせました。
ボウルの位置とおやつの関係を覚えた犬は、おやつ入りのボウルのところにはサッと近づくが、空のボウルには渋々としか近づきません。
では2つの位置の中間にボウルを置いた場合はどうでしょうか?
その位置は曖昧で、おやつが入っているようにも入っていないように見えるわけです。
もし曖昧なボウルの位置に犬がサッと近づくなら、きっとおやつがあるに違いない!と”楽観的”だと推測できます。
その反対で、なかなか近づかないなら”悲観的”ということです。
そして、こうした犬の行動を観察する前に、人間がストレスを受けた時とそうでない時の汗や呼吸の匂いを嗅がせて、何か変化があるのか確かめるわけですね。
すると、人間のストレスの匂いを嗅いだ犬は、中間のボウルに行くのを躊躇することがわかりました。
つまり、「悲観的」な行動をとったわけですね。
一方、人間がリラックスしている時の匂いでは、そのような変化は見られませんでした。
つまり人間のストレスの匂いは、「おやつはきっとそこにはないだろう」と犬を悲観的にさせてしまう作用があるということの様なんです。
しかも興味深いことに、ストレスの匂いが飼い主だろうと、見知らぬ人だろうと同じ結果になったそうです。
研究チームによれば、こうした犬の悲観的な反応は、ストレスにさらされた人間のネガティブな感情を反映したものだという事らしいです。
犬は文字通り匂いで空気を読みます。
さらに人間の気持ちと同じ気持ちになってしまうので、ポジティブな期待を持てなくなってしまったようなんですね。
一方で、ストレス臭によって、なぜか犬の学習効率が良くなることも判明しているそうです。
ブリストル大学のニコラ・ルーニー博士はこう説明しています。
人間のストレスが犬の幸福にどう影響するのか理解することは、施設での滞在・しつけ・補助犬のような働く犬によって大切なことです。
犬の飼い主ならば、彼らが人間の感情にどれだけ敏感なのかよく知っているでしょう。
そして犬が匂いで人間のストレスを察知することなら以前から知られており、人間のPTSDの発症を予測できると期待されていました。
ですが今回の研究では、その匂いは、犬自身の感情や学習能力にまで影響することが明らかになったわけです。
見知らぬ人間のストレスであってもそうなんですから、かなりのものです。
「働く犬のハンドラーは、自分のストレスがリード越しに伝わると口にしますが、空気越しにも伝わるのです」と、ルーニー博士は語っています。
犬って動物はスゴイですね。
この能力も何かにいかせればいいんですけど…。
でもあんまり、ストレス臭とか嗅がせたくないですよね。
きっといい匂いじゃないもんね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院