溶けないアイス
2024年08月12日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
8月12日の月曜日でございます。
まぁ、全国的にお盆ですし、今日は「山の日」でもあります。
じゃ、今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、室温で何時間も溶けないアイスクリームの開発に成功したんだとか…。
暑い夏の日、ひんやりと冷たいアイスクリームを食べるのは最高のひと時でしょう。
ですがどうしても、溶けてしまうのが玉にきず。
特に野外でコーン系のソフトクリームなんか食べるときは、早く食べないとポタポタと流れ落ち、手がベドベドになってしまいます。
ですがもしかしたら、近い将来その弱点は克服されるかもしれません。
常温でも数時間は溶けない アイスクリームが開発されました。
その秘密は、あの天然の抗酸化物質「ポリフェノール」なんだそうです。
これを アイスクリームに混ぜると、溶けるスピードが遅くなり、室温に放置しても何時間も形が保たれるんだとか…。
さらにはクリーミーな食感も維持されるといいますからこりゃ凄いね。
ウィスコンシン大学マディソン校の研究者は、「普通のアイスクリームならあっという間に溶けてしまいますが、ポリフェノール入りのアイスクリームは、室温で4時間以上も形を保てます」とプレスリリースで話しています。
ポリフェノールは、酸化を抑えて健康効果があることで知られる天然成分です。
赤ワインや緑茶、ルイボスティーなどに豊富に含まれることで有名ですが、じつのところほとんどの植物にはこれが含まれており、その苦味や色に影響を与えています。
また一口にポリフェノールと言っても、自然界には5000種類以上もあるんだとか…。
上に挙げた飲み物以外にも、たとえばコーヒーや紅茶にも入っていますし、トマトやホウレンソウ、ブドウやブルーベリーといったさまざまな野菜・果物にだって含まれています。
その健康効果もよく知られており、血栓の予防・血糖値の維持・有害な腸内細菌の除去といったものから、脳の働きをよくする、がん細胞の成長を阻害する可能性といったものまで幅広いです。
ですが、今回の注目したいのは、ポリフェノールをアイスクリームに混ぜると、その厚みと粘度が増すという意外な効果でした。
これはポリフェノールが アイスクリームの脂肪分子を囲むタンパク質に作用するためです。
それによってペプチド(アミノ酸がつながってできる分子。タンパク質を構成する)と結合し、タンパク質とポリフェノールの大きな複合体を形成します。
このときポリフェノールは脂肪とタンパク質との間にネットワークを作っており、溶けた 氷の流れに抵抗するのだとか…。
ですから アイスクリームはポタポタと垂れることなく、いつまでも形を維持することができるそうです。
しかも、ただ溶けにくいだけでなく、ポリフェノールが氷の結晶化を防ぐことで、アイスクリームの滑らかでクリーミーな舌触りがいつまでも保たれたという話しです。
ただし肝心のお味はどうかというと、はっきりしたことは語られていません。
溶けないアイスクリームを作るために必要なポリフェノールの量が明かされていないからです。
ポリフェノールは渋みや苦味の成分でもありますから、もしかしたらの溶けない代わりに、赤ワインやコーヒーのような渋さが出る可能性もあると…。
実際、その点を研究チームも指摘しているのだが、今回の実験で味の検査は行われていないため、具体的なことはわからないそうです。
なおそもそもアイスクリームには、その品質や食感の維持や賞味期限をできるだけ長くするために、「グアーガム」や「カラギーナン」といった安定剤が使用されていることが多いです。
これらは自然界に存在する物質ですが、とりわけ劣化したカラギーナンについてはその安全性に議論があるところです。
そのようなわけで、より安全・安心な安定剤が求められるわけですが、その点さまざまな健康効果で知られるポリフェノールなら問題ないといったところでしょうか。
あとはいかにおいしくできるかが、商品化の鍵を握っていそうです。
ま、わたくし院長はコーヒーもワインもいけるんで、この味なら大丈夫ですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月12日の月曜日でございます。
まぁ、全国的にお盆ですし、今日は「山の日」でもあります。
じゃ、今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、室温で何時間も溶けないアイスクリームの開発に成功したんだとか…。
暑い夏の日、ひんやりと冷たいアイスクリームを食べるのは最高のひと時でしょう。
ですがどうしても、溶けてしまうのが玉にきず。
特に野外でコーン系のソフトクリームなんか食べるときは、早く食べないとポタポタと流れ落ち、手がベドベドになってしまいます。
ですがもしかしたら、近い将来その弱点は克服されるかもしれません。
常温でも数時間は溶けない アイスクリームが開発されました。
その秘密は、あの天然の抗酸化物質「ポリフェノール」なんだそうです。
これを アイスクリームに混ぜると、溶けるスピードが遅くなり、室温に放置しても何時間も形が保たれるんだとか…。
さらにはクリーミーな食感も維持されるといいますからこりゃ凄いね。
ウィスコンシン大学マディソン校の研究者は、「普通のアイスクリームならあっという間に溶けてしまいますが、ポリフェノール入りのアイスクリームは、室温で4時間以上も形を保てます」とプレスリリースで話しています。
ポリフェノールは、酸化を抑えて健康効果があることで知られる天然成分です。
赤ワインや緑茶、ルイボスティーなどに豊富に含まれることで有名ですが、じつのところほとんどの植物にはこれが含まれており、その苦味や色に影響を与えています。
また一口にポリフェノールと言っても、自然界には5000種類以上もあるんだとか…。
上に挙げた飲み物以外にも、たとえばコーヒーや紅茶にも入っていますし、トマトやホウレンソウ、ブドウやブルーベリーといったさまざまな野菜・果物にだって含まれています。
その健康効果もよく知られており、血栓の予防・血糖値の維持・有害な腸内細菌の除去といったものから、脳の働きをよくする、がん細胞の成長を阻害する可能性といったものまで幅広いです。
ですが、今回の注目したいのは、ポリフェノールをアイスクリームに混ぜると、その厚みと粘度が増すという意外な効果でした。
これはポリフェノールが アイスクリームの脂肪分子を囲むタンパク質に作用するためです。
それによってペプチド(アミノ酸がつながってできる分子。タンパク質を構成する)と結合し、タンパク質とポリフェノールの大きな複合体を形成します。
このときポリフェノールは脂肪とタンパク質との間にネットワークを作っており、溶けた 氷の流れに抵抗するのだとか…。
ですから アイスクリームはポタポタと垂れることなく、いつまでも形を維持することができるそうです。
しかも、ただ溶けにくいだけでなく、ポリフェノールが氷の結晶化を防ぐことで、アイスクリームの滑らかでクリーミーな舌触りがいつまでも保たれたという話しです。
ただし肝心のお味はどうかというと、はっきりしたことは語られていません。
溶けないアイスクリームを作るために必要なポリフェノールの量が明かされていないからです。
ポリフェノールは渋みや苦味の成分でもありますから、もしかしたらの溶けない代わりに、赤ワインやコーヒーのような渋さが出る可能性もあると…。
実際、その点を研究チームも指摘しているのだが、今回の実験で味の検査は行われていないため、具体的なことはわからないそうです。
なおそもそもアイスクリームには、その品質や食感の維持や賞味期限をできるだけ長くするために、「グアーガム」や「カラギーナン」といった安定剤が使用されていることが多いです。
これらは自然界に存在する物質ですが、とりわけ劣化したカラギーナンについてはその安全性に議論があるところです。
そのようなわけで、より安全・安心な安定剤が求められるわけですが、その点さまざまな健康効果で知られるポリフェノールなら問題ないといったところでしょうか。
あとはいかにおいしくできるかが、商品化の鍵を握っていそうです。
ま、わたくし院長はコーヒーもワインもいけるんで、この味なら大丈夫ですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院