恐竜とワイン
2024年08月08日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
8月8日の木曜日でございます。
8月8日、パパの日でございますな。
もしくは葉っぱの日とか…。
知らんけど(笑)
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、恐竜の絶滅がワイン普及につながった可能性があるとかないとか…。
そんな研究があるそうです。
太古のブドウの種子を追跡した研究によれば、ブドウが世界に広まったのは恐竜の絶滅がきっかけだったと考えられるそうなんです。
この研究では南米各地で発見された6000万〜1900万年前の太古のブドウのタネの化石を追跡し、それがどのように広まったのか調査しました。
それによると、ブドウが世界各地で繁殖できたのは、恐竜が絶滅し、森の姿がそれまでとは違ったものに変化したことがきっかけだった可能性が高いことが分かったそうです。
柔らかい組織は滅多に化石にならないため、太古の果物についての研究は、硬いタネの化石に基づくものがほとんどです。
ブドウもまた然りで、これまでで世界最古のブドウのタネの化石は、インドで発見された6600万年前のものでした。
それを利用したワインは5000年前にはすでに作られていたようです。
この時期、巨大な小惑星が地球に衝突し、それまで地上の王者であった恐竜たちが絶滅しました。
時を同じくして世界最古のブドウが登場したのは決して偶然ではないと…。
フィールド博物館のファビアニー・エレラ氏は、プレスリリースでこう話しています。
一番派手に影響されたので恐竜ばかりが注目されますが、その絶滅は植物にも大きな影響を与えました。
森がリセットされ、植物の構成が変わったのです(ファビアニー・エレラ氏)
恐竜が絶滅して植物の構成が変わるとは、どういうことなのでしょう?
それは恐竜がブルドーザーのようなものだと想像すれば分かりやすいそうです。
体の大きな恐竜たちは、森を歩き回りながら木々をなぎ倒し、そのおかげで森はずいぶんと開けた状態だったのではないかと推測されます。
ところが、そんな生きた重機がいなくなると、南米などの熱帯林は密集して生い茂り、樹木によって低木層と樹冠が形成されるようになりました。
するとブドウのようなつる植物は、このチャンスを活かして木に登りはじめたわけです。
また恐竜の絶滅後に鳥類や哺乳類が多様化したことも、ブドウのタネを広める後押しをしたかもしれません。
このようにブドウは6600万年前には地球に存在したと考えられるんですが、南米では最近までブドウの化石が発見されていませんでした。
だが長い歴史を持つブドウなのだからきっと南米にもあるはずだと、エレラ氏は信じ続けました。
そして2022年、コロンビアのアンデス山脈でそれがついに見つかったんだそうです。
しかもそれは南米初のブドウの化石であるだけでなく、6000万年前のものと非常に古く、世界最古のブドウの化石のひとつだったそうなんです。
それは小さなタネの化石でしたが、特殊な形や大きさなどから新種と特定され、「Lithouva susmanii」と名付けられました。
この名は"サスマンの石ブドウ"を意味し、フィールド博物館の支援者であるアーサー・T・サスマンにちなみなんだものなんだそうです。
その後も南米と中米で行われたフィールドワークでは、コロンビア・パナマ・ペルーで最終的に6000万〜1900万年前のブドウの化石9種が発見されました。
こうしたブドウの化石は、この植物が西半球に広まった歴史だけでなく、絶滅を幾度も繰り返した、波乱に満ちたものだったことを物語っています。
中南米で発見されたブドウは、西半球に自生するブドウの遠い親戚で、そのうち2種はこん日では、東半球にしか存在しないウドノキ属のものでした。
化石は、ブドウが非常に回復力のある種であることを物語っています。
中南米では幾度も絶滅に見舞われましたが、それでも世界各地に適応して生き残っています(エレラ氏)
現在、地球のさまざまな生物が絶滅の危機にあると言われています。
今回のような研究は、生物多様性の危機が起きるパターンを教えてくれるという点で貴重なものと、エレラ氏は説明しています。
が、それはそれとして、小さくて地味なタネが、森林の進化についてたくさんのことを教えてくれるんですねぇ。
まぁ、恐竜ほどデカい生き物がいなくなれば、そりゃ、環境も変わりますわな。
ちょっと面白い視点の研究でした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月8日の木曜日でございます。
8月8日、パパの日でございますな。
もしくは葉っぱの日とか…。
知らんけど(笑)
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、恐竜の絶滅がワイン普及につながった可能性があるとかないとか…。
そんな研究があるそうです。
太古のブドウの種子を追跡した研究によれば、ブドウが世界に広まったのは恐竜の絶滅がきっかけだったと考えられるそうなんです。
この研究では南米各地で発見された6000万〜1900万年前の太古のブドウのタネの化石を追跡し、それがどのように広まったのか調査しました。
それによると、ブドウが世界各地で繁殖できたのは、恐竜が絶滅し、森の姿がそれまでとは違ったものに変化したことがきっかけだった可能性が高いことが分かったそうです。
柔らかい組織は滅多に化石にならないため、太古の果物についての研究は、硬いタネの化石に基づくものがほとんどです。
ブドウもまた然りで、これまでで世界最古のブドウのタネの化石は、インドで発見された6600万年前のものでした。
それを利用したワインは5000年前にはすでに作られていたようです。
この時期、巨大な小惑星が地球に衝突し、それまで地上の王者であった恐竜たちが絶滅しました。
時を同じくして世界最古のブドウが登場したのは決して偶然ではないと…。
フィールド博物館のファビアニー・エレラ氏は、プレスリリースでこう話しています。
一番派手に影響されたので恐竜ばかりが注目されますが、その絶滅は植物にも大きな影響を与えました。
森がリセットされ、植物の構成が変わったのです(ファビアニー・エレラ氏)
恐竜が絶滅して植物の構成が変わるとは、どういうことなのでしょう?
それは恐竜がブルドーザーのようなものだと想像すれば分かりやすいそうです。
体の大きな恐竜たちは、森を歩き回りながら木々をなぎ倒し、そのおかげで森はずいぶんと開けた状態だったのではないかと推測されます。
ところが、そんな生きた重機がいなくなると、南米などの熱帯林は密集して生い茂り、樹木によって低木層と樹冠が形成されるようになりました。
するとブドウのようなつる植物は、このチャンスを活かして木に登りはじめたわけです。
また恐竜の絶滅後に鳥類や哺乳類が多様化したことも、ブドウのタネを広める後押しをしたかもしれません。
このようにブドウは6600万年前には地球に存在したと考えられるんですが、南米では最近までブドウの化石が発見されていませんでした。
だが長い歴史を持つブドウなのだからきっと南米にもあるはずだと、エレラ氏は信じ続けました。
そして2022年、コロンビアのアンデス山脈でそれがついに見つかったんだそうです。
しかもそれは南米初のブドウの化石であるだけでなく、6000万年前のものと非常に古く、世界最古のブドウの化石のひとつだったそうなんです。
それは小さなタネの化石でしたが、特殊な形や大きさなどから新種と特定され、「Lithouva susmanii」と名付けられました。
この名は"サスマンの石ブドウ"を意味し、フィールド博物館の支援者であるアーサー・T・サスマンにちなみなんだものなんだそうです。
その後も南米と中米で行われたフィールドワークでは、コロンビア・パナマ・ペルーで最終的に6000万〜1900万年前のブドウの化石9種が発見されました。
こうしたブドウの化石は、この植物が西半球に広まった歴史だけでなく、絶滅を幾度も繰り返した、波乱に満ちたものだったことを物語っています。
中南米で発見されたブドウは、西半球に自生するブドウの遠い親戚で、そのうち2種はこん日では、東半球にしか存在しないウドノキ属のものでした。
化石は、ブドウが非常に回復力のある種であることを物語っています。
中南米では幾度も絶滅に見舞われましたが、それでも世界各地に適応して生き残っています(エレラ氏)
現在、地球のさまざまな生物が絶滅の危機にあると言われています。
今回のような研究は、生物多様性の危機が起きるパターンを教えてくれるという点で貴重なものと、エレラ氏は説明しています。
が、それはそれとして、小さくて地味なタネが、森林の進化についてたくさんのことを教えてくれるんですねぇ。
まぁ、恐竜ほどデカい生き物がいなくなれば、そりゃ、環境も変わりますわな。
ちょっと面白い視点の研究でした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院