シントリキアとテラフォーミング
2024年07月29日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
7月29日の月曜日でございます。
7月も残り3日となり、いよいよ真夏の到来です。
では今日も元気にネタいきましょう〜。
なんでも、火星でも生存可能なコケ植物が発見されたんだか…。
テラフォーミングに役立つかもしれないと専門家の間では注目が集まってるようです。
もしかしたら地球から最初に火星に移住するのはこの植物かもしれません。
科学者らは、砂漠に自生するコケが、火星の過酷な環境を生き延びられることを発見しました。
もしも人類が太陽系のほかの惑星に永住するつもりなら、火星はその候補の1つです。
実際に立つことのできる地表があり、液体の水が存在しうるハビタブルゾーン内にもあります。
ですが火星へ引っ越す前に、できることなら呼吸ができる大気と快適な気温くらいは整えておく必要があります。
ではどうやってその環境を整えるのか…?
火星で 植物を栽培し、光合成で大気の二酸化炭素を酸素に変えようってんですね。
最新の研究によると、「シントリキア(Syntrichia caninervis)」というコケの仲間なら、このテラフォーミング(惑星の地球化)にぴったりかもしれないと…。
センボンゴケ科の「シントリキア(Syntrichia caninervis)」は、寒い砂漠に自生するコケの仲間です。
人間が皮膚におおわれているように、砂漠のような乾燥地の土壌表面は、微生物やコケなどにおおわれています。
この薄い層のことを「生物クラスト」といい、シントリキアが注目されるのは、コケの繁殖がこの生物クラストの前段階として重要だからです。
中国 科学院の研究チームによる最新の論文には次のように説明されています。
藻類や地衣類のクラストに比べて、コケ類クラストはバイオマスが大きく、炭素固定能力が高いため、生物地球化学サイクルにおいて重要な役割を果たし、砂漠の地表を安定させます。
そんなコケの中でも、シントリキアは乾燥・寒さ・放射線などの過酷な環境にバツグンに強い。
だから火星を人類が定住できる環境に作り変えるテラフォーミングを実行する生物デバイスとして有力な候補なわけです。
シントリキアは 植物界のクマムシ的存在なのかもしれません。
その強さは、このコケを火星の環境に似せた環境にさらした一連の実験からもわかります。
研究チームはまず、シントリキアの耐乾燥力から確かめています。
実験でこのコケをカラカラに乾燥させたが、水分を補給すると数秒で生理活動を再開したそうです。
寒さへの強さを確かめる実験では、マイナス80度の冷凍庫で最長5年保管され、さらにはマイナス196℃の液体窒素にも最長30日間されされました。
それでもシントリキアを普通の生育環境に戻すと見事に回復し、新しい枝を生やしたそうです。
また面白いことに、寒さからの回復は乾燥させたものほど良好だったそうです。
さらに火星に降り注ぐ強烈な放射線に耐えられるかどうか確かめるため、500〜16,000Gyの放射線が照射されました。
そして少なくとも500〜1,000の低線量では、シントリキアが驚くほど強いことが確認されています。
ですが、もっと高い線量だとさすがにキツイようで、回復により長い時間がかかるようになったそうです。
4,000Gyを超えるとシントリキアにはストレスの症状が現れ、60日が経過しても再生率は70%程度でした。
また放射線の実験でも、乾燥させたものの方が回復が早かったそうですが、それでも5,000Gyを1時間照射すれば、生存率は50%程度だったそうです。
とはいえ、人間なら10Gyを越えれば致死量ですし、一般的な 植物でも耐えられるのは1,000Gyまでと言われています。
それを考えれば、シントリキアがいかに放射線に強いかわかります。
最後の実験では、火星の大気と温度を模した環境に1〜7日間シントリキアを放置してみた。
すると乾燥させたものは、30日間で100%回復することがわかったそうです(やはり乾燥させた個体の方が早かった)。
ただしこのコケはおいしくないため、食用とされることはないそうです。
それでもシントリキアは 植物なので、酸素生成や豊かな土壌を作るのに役立ちます。
これらは人間が最終的に火星に移住するために必要なものばかりです。
火星を地球のような惑星に変えるテラフォーミング(惑星地球化計画)までは、まだまだ長い道のりがありますが、「シントリキアが火星でも育つ先駆者的 植物として大きな可能性があることを実証した」と論文は締め括られています。
将来的には、このコケを火星や月に持ち込んで、惑星テラフォーミングの可能性が探られることになるかもしれません。
まぁ、色んな植物があるんですねぇ…。
何のためにそんあに強く進化したんでしょう?
そこに興味が出ますけどね。
火星とか…。
行きたくないし(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月29日の月曜日でございます。
7月も残り3日となり、いよいよ真夏の到来です。
では今日も元気にネタいきましょう〜。
なんでも、火星でも生存可能なコケ植物が発見されたんだか…。
テラフォーミングに役立つかもしれないと専門家の間では注目が集まってるようです。
もしかしたら地球から最初に火星に移住するのはこの植物かもしれません。
科学者らは、砂漠に自生するコケが、火星の過酷な環境を生き延びられることを発見しました。
もしも人類が太陽系のほかの惑星に永住するつもりなら、火星はその候補の1つです。
実際に立つことのできる地表があり、液体の水が存在しうるハビタブルゾーン内にもあります。
ですが火星へ引っ越す前に、できることなら呼吸ができる大気と快適な気温くらいは整えておく必要があります。
ではどうやってその環境を整えるのか…?
火星で 植物を栽培し、光合成で大気の二酸化炭素を酸素に変えようってんですね。
最新の研究によると、「シントリキア(Syntrichia caninervis)」というコケの仲間なら、このテラフォーミング(惑星の地球化)にぴったりかもしれないと…。
センボンゴケ科の「シントリキア(Syntrichia caninervis)」は、寒い砂漠に自生するコケの仲間です。
人間が皮膚におおわれているように、砂漠のような乾燥地の土壌表面は、微生物やコケなどにおおわれています。
この薄い層のことを「生物クラスト」といい、シントリキアが注目されるのは、コケの繁殖がこの生物クラストの前段階として重要だからです。
中国 科学院の研究チームによる最新の論文には次のように説明されています。
藻類や地衣類のクラストに比べて、コケ類クラストはバイオマスが大きく、炭素固定能力が高いため、生物地球化学サイクルにおいて重要な役割を果たし、砂漠の地表を安定させます。
そんなコケの中でも、シントリキアは乾燥・寒さ・放射線などの過酷な環境にバツグンに強い。
だから火星を人類が定住できる環境に作り変えるテラフォーミングを実行する生物デバイスとして有力な候補なわけです。
シントリキアは 植物界のクマムシ的存在なのかもしれません。
その強さは、このコケを火星の環境に似せた環境にさらした一連の実験からもわかります。
研究チームはまず、シントリキアの耐乾燥力から確かめています。
実験でこのコケをカラカラに乾燥させたが、水分を補給すると数秒で生理活動を再開したそうです。
寒さへの強さを確かめる実験では、マイナス80度の冷凍庫で最長5年保管され、さらにはマイナス196℃の液体窒素にも最長30日間されされました。
それでもシントリキアを普通の生育環境に戻すと見事に回復し、新しい枝を生やしたそうです。
また面白いことに、寒さからの回復は乾燥させたものほど良好だったそうです。
さらに火星に降り注ぐ強烈な放射線に耐えられるかどうか確かめるため、500〜16,000Gyの放射線が照射されました。
そして少なくとも500〜1,000の低線量では、シントリキアが驚くほど強いことが確認されています。
ですが、もっと高い線量だとさすがにキツイようで、回復により長い時間がかかるようになったそうです。
4,000Gyを超えるとシントリキアにはストレスの症状が現れ、60日が経過しても再生率は70%程度でした。
また放射線の実験でも、乾燥させたものの方が回復が早かったそうですが、それでも5,000Gyを1時間照射すれば、生存率は50%程度だったそうです。
とはいえ、人間なら10Gyを越えれば致死量ですし、一般的な 植物でも耐えられるのは1,000Gyまでと言われています。
それを考えれば、シントリキアがいかに放射線に強いかわかります。
最後の実験では、火星の大気と温度を模した環境に1〜7日間シントリキアを放置してみた。
すると乾燥させたものは、30日間で100%回復することがわかったそうです(やはり乾燥させた個体の方が早かった)。
ただしこのコケはおいしくないため、食用とされることはないそうです。
それでもシントリキアは 植物なので、酸素生成や豊かな土壌を作るのに役立ちます。
これらは人間が最終的に火星に移住するために必要なものばかりです。
火星を地球のような惑星に変えるテラフォーミング(惑星地球化計画)までは、まだまだ長い道のりがありますが、「シントリキアが火星でも育つ先駆者的 植物として大きな可能性があることを実証した」と論文は締め括られています。
将来的には、このコケを火星や月に持ち込んで、惑星テラフォーミングの可能性が探られることになるかもしれません。
まぁ、色んな植物があるんですねぇ…。
何のためにそんあに強く進化したんでしょう?
そこに興味が出ますけどね。
火星とか…。
行きたくないし(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院