暗視ゴーグル
2024年07月22日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
7月22日の月曜日でございます。
毎日暑いですな。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、超薄型の暗視フィルターが開発され、メガネをつける感覚で暗視が可能になるんだとか…。
オーストラリアの研究チームは、極薄の素材で、赤外線を可視光に変換する「暗視フィルム」を開発することに成功したそうです。
「ニオブ酸リチウム」という特殊な素材を利用した暗視フィルムは、ごく普通のメガネにも組み込めるほどシンプルなものらしく、それでいて赤外線と可視光の両方を同時に見ることができる優れものらしいです。
これまでの暗視ゴーグルは、重く分厚いものが多かったですが、これなら、夜間の外出などでも気軽に装着することが可能なんだそうです。
ほかにも生物の撮像技術・自動運転車のナビゲーション・監視 カメラなど、さまざまな分野への応用が期待されています。
私たちが普段照明を使っているように、真っ暗で何も見えない闇夜でも視界を確保できる技術は誰にとっても便利なものではあります。
なのに暗視装置が、軍隊やプロの写真家など、一部の玄人だけにしか使われなかったのは、やたらと重くかさばることが大きな要因でした。
夜だからといって、頭に1kgもあって、無駄に目立つ異様なゴーグルをつけたいと思う人は、そう多くはないでしょう。
オーストラリア研究会議のTMOS(変革的メタオプティカルシステムの卓越センター)の研究チームは、そうした暗視装置は過去のものになると考えています。
彼らが思い描く近未来の暗視装置は、1gもないフィルターを普通のメガネに貼り付けたものです。
見た目は普通のメガネと変わらないのに、ライトがなくても闇夜を見通せるようになると、夜のジョギングでも車の運転でも、それがどれだけ便利なものかすぐに想像できますよね。
それが可能になるのは、「ニオブ酸リチウム」という特殊な素材を用いたメタサーフェスのおかげです。
メタサーフェスとは、光の波長よりも小さな構造が並ぶ薄い膜のような材料で、自然界ではあり得ない光学特性があります。
これを利用すれば0.5mmの極小カメラだって作れるという話しです。
ニオブ酸リチウム・メタサーフェスの場合、「非線形アップコンバージョン」なるプロセスによって、赤外線を可視光線に変換してしまいます。
肉眼では見えない波長の光であっても、そのエネルギーを高めて目に見えるようにするわけです。
従来の暗視装置では、同じことをいくつかのプロセスを経て行なっていました。
レンズの奥に光電陰極が設置されており、これにぶつかった赤外線光子を電子に変換、この電子を増幅してから再び光子に変換し、そこから映像を描き出すといった具合でした。
そのためにさまざまなパーツや冷却装置が必要で、おかげで暗視装置は重くかさばる代物にらるわけです。
おまけに可視光まで遮断してしまいます。
一方、ニオブ酸リチウム・メタサーフェスはずっとシンプルで、たった1枚のメタサーフェスを通して、低周波の光子と励起ビームをまぜてそのエネルギーを増強し、目に見える周波数にダイレクトに変換します。
軽量なのはもちろん、常温でも普通に機能するため、一般人であっても日常的に使えるものとなるでしょう。
ニオブ酸リチウムは可視光域では完全に透明であると同時に、「角度情報損失」が少ないため、先ほど述べたプロセスを効率に行えるということです。
ここでの角度情報損失とは、光の粒子がさまざまな角度で広がるとき、視覚情報が失われるということです。
この損失が少ないほど、多くの赤外線をよりくっきりとした可視映像に変換でき、それだけクリアな暗視映像が得られるようになります。
これまでの非局所メタサーフェスは、この角度情報損失が大きく、赤外光を可視光へ変換するとは不可能とされてきました。
ですが研究チームは、このハードルを見事に克服し、それが可能であることを実証したわけです。
いずれこの技術は暗視メガネだけでなく、生物の撮像技術・自動運転車のナビゲーション・監視 カメラといった技術の新たな可能性を開くだろうと研究チームは期待しています。
暗視ゴーグル…。
もうスパイ映画とかアクション映画の世界でしか見たことないものですが、メガネのように手軽になったら使いやすいよね。
年とると夜の運転とか、普通に怖いですから車に常備しときたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月22日の月曜日でございます。
毎日暑いですな。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、超薄型の暗視フィルターが開発され、メガネをつける感覚で暗視が可能になるんだとか…。
オーストラリアの研究チームは、極薄の素材で、赤外線を可視光に変換する「暗視フィルム」を開発することに成功したそうです。
「ニオブ酸リチウム」という特殊な素材を利用した暗視フィルムは、ごく普通のメガネにも組み込めるほどシンプルなものらしく、それでいて赤外線と可視光の両方を同時に見ることができる優れものらしいです。
これまでの暗視ゴーグルは、重く分厚いものが多かったですが、これなら、夜間の外出などでも気軽に装着することが可能なんだそうです。
ほかにも生物の撮像技術・自動運転車のナビゲーション・監視 カメラなど、さまざまな分野への応用が期待されています。
私たちが普段照明を使っているように、真っ暗で何も見えない闇夜でも視界を確保できる技術は誰にとっても便利なものではあります。
なのに暗視装置が、軍隊やプロの写真家など、一部の玄人だけにしか使われなかったのは、やたらと重くかさばることが大きな要因でした。
夜だからといって、頭に1kgもあって、無駄に目立つ異様なゴーグルをつけたいと思う人は、そう多くはないでしょう。
オーストラリア研究会議のTMOS(変革的メタオプティカルシステムの卓越センター)の研究チームは、そうした暗視装置は過去のものになると考えています。
彼らが思い描く近未来の暗視装置は、1gもないフィルターを普通のメガネに貼り付けたものです。
見た目は普通のメガネと変わらないのに、ライトがなくても闇夜を見通せるようになると、夜のジョギングでも車の運転でも、それがどれだけ便利なものかすぐに想像できますよね。
それが可能になるのは、「ニオブ酸リチウム」という特殊な素材を用いたメタサーフェスのおかげです。
メタサーフェスとは、光の波長よりも小さな構造が並ぶ薄い膜のような材料で、自然界ではあり得ない光学特性があります。
これを利用すれば0.5mmの極小カメラだって作れるという話しです。
ニオブ酸リチウム・メタサーフェスの場合、「非線形アップコンバージョン」なるプロセスによって、赤外線を可視光線に変換してしまいます。
肉眼では見えない波長の光であっても、そのエネルギーを高めて目に見えるようにするわけです。
従来の暗視装置では、同じことをいくつかのプロセスを経て行なっていました。
レンズの奥に光電陰極が設置されており、これにぶつかった赤外線光子を電子に変換、この電子を増幅してから再び光子に変換し、そこから映像を描き出すといった具合でした。
そのためにさまざまなパーツや冷却装置が必要で、おかげで暗視装置は重くかさばる代物にらるわけです。
おまけに可視光まで遮断してしまいます。
一方、ニオブ酸リチウム・メタサーフェスはずっとシンプルで、たった1枚のメタサーフェスを通して、低周波の光子と励起ビームをまぜてそのエネルギーを増強し、目に見える周波数にダイレクトに変換します。
軽量なのはもちろん、常温でも普通に機能するため、一般人であっても日常的に使えるものとなるでしょう。
ニオブ酸リチウムは可視光域では完全に透明であると同時に、「角度情報損失」が少ないため、先ほど述べたプロセスを効率に行えるということです。
ここでの角度情報損失とは、光の粒子がさまざまな角度で広がるとき、視覚情報が失われるということです。
この損失が少ないほど、多くの赤外線をよりくっきりとした可視映像に変換でき、それだけクリアな暗視映像が得られるようになります。
これまでの非局所メタサーフェスは、この角度情報損失が大きく、赤外光を可視光へ変換するとは不可能とされてきました。
ですが研究チームは、このハードルを見事に克服し、それが可能であることを実証したわけです。
いずれこの技術は暗視メガネだけでなく、生物の撮像技術・自動運転車のナビゲーション・監視 カメラといった技術の新たな可能性を開くだろうと研究チームは期待しています。
暗視ゴーグル…。
もうスパイ映画とかアクション映画の世界でしか見たことないものですが、メガネのように手軽になったら使いやすいよね。
年とると夜の運転とか、普通に怖いですから車に常備しときたいですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院