雨のにほひ
2024年06月28日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月28日の金曜日でございます。
さぁもうすぐ7月、梅雨もあと少しです。
では今日も元気にネタいきましょう。
みなさんは雨のにおいって分かります?
この雨のニオイを嗅ぎ分けることができる人が存在するんですが、その科学的理由が明らかになったとか…
この人たちは、目をつぶっていても、耳をふさいでも、嗅覚で雨を感じ取ることができるんですね。
中には雨が降る前に、そのニオイで雨が降ることを予測できる人もいるんだそうです。
まぁ、確かに雨事態ニオイはありますけどねぇ…。
降る前となると、本当にそんなことが可能なのでしょうか?
ただの思い込みじゃないの?
と思ってしまいますが、雨の嗅ぎ分けは可能であることを裏付ける科学的根拠があるそうなんです。
雨が降ってくると地面からふわっと立ち昇ってくるニオイには、いくつか種類があります。
1つは「ペトリコール」というニオイです。
これは1964年に鉱物学者のイザベル・ジョイ・ベアとリチャード・トーマスが考案した造語で、ギリシャ語で「石」を意味する「ペトロス」と、ギリシャ神話の神々神々の血管を流れる液体「イコル」に由来するそうです。
ペトリコールの正体とされるのは、土の中で乾燥していた植物由来の油だそうです。
これが雨が降ることで空中に巻き上げられ、それが雨のニオイとなって漂ってきます。
こうしたニオイから安心感や懐かしさを感じる人は案外多く、そう思っているのは人間だけではないらしいです。
2020年の研究では、雨のニオイが人間以外の動物にとっても心地いいものであることを明らかにしています。
動物が雨のニオイに魅せられる理由は、土の中に潜む「ストレプトマイセス属」という細菌が「ゲオスミン」(ちなみに大地のニオイという意味だそうです)という化合物を生成するからだそうです。
この細菌がゲオスミンを作るのは、昆虫などを呼び寄せ胞子を広げてもらうためです。
ですが、同様に胞子を遠くへ運んでくれるもっと大きな動物にとってもまた惹かれるニオイで、そこには私たちも含まれます。
実際、人間の鼻はゲオスミンに対してとても敏感で、サメが水中にただよう血のニオイを嗅ぎ分ける力よりも強力なくらいなんだとか…。
一般的な人は雨が降った後にそのニオイを感じることができるのですが、中には雨のニオイを雨が降る前から感じ取れる嗅覚の鋭い人もいるわけです。
遠くの雨が運んでくるニオイを嗅ぎ分けることができるようなんですね。
2015年の研究では、雨の水滴が地面にぶつかると、地面の気孔に含まれていた空気を閉じ込めたエアロゾルが発生することを明らかにしています。
エアロゾルとは気体中に液体または固体の微粒子が広がった状態のことです。
雨の前にそのニオイが感じられるのは、遠くで降った雨によって発生したエアロゾルが、風に乗って流れてくるからであるようです。
雨を告げるもう一つのニオイとして、やはり風に乗ってやってくる「オゾン」が挙げられます。
私たちを有害な紫外線から守ってくれているオゾンは、ペトリコールの土を感じさせるニオイよりも金属的な独特のニオイがします。
ちなみにその名前の由来は、ギリシャ語で「匂う」を意味する「オゼイン」だそうです。
これもまた雨を告げるニオイなのは、この分子が空気中の電気活動によって作られるからです。
雷によって大気中の酸素分子(O₂)が個々の酸素原子(O)に分解されます。
このとき酸素分子と酸素原子がくっついたものがオゾン(O₃)です。
こうしてできたオゾンは雷雨によって地上に送り込まれ、風に乗って漂います。
ですからそのニオイは、これから大雨が降るサインとして警戒すべきものなんだとか…。
そんなわけで外出する際、風に乗っていつもと違うニオイがすると思ったら、傘を持っていくのが正解かもしれません。
もし犬や猫を飼っているなら、彼らの嗅覚をもってすればかなり事前に雨を予測することができているはずです。
それを教えてくれる方法を訓練するのもありかもしれませんな。
わたくし院長、結構鼻が利くほうなんで、これ、まぁまぁ分かります。
そんな役には立ちませんけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月28日の金曜日でございます。
さぁもうすぐ7月、梅雨もあと少しです。
では今日も元気にネタいきましょう。
みなさんは雨のにおいって分かります?
この雨のニオイを嗅ぎ分けることができる人が存在するんですが、その科学的理由が明らかになったとか…
この人たちは、目をつぶっていても、耳をふさいでも、嗅覚で雨を感じ取ることができるんですね。
中には雨が降る前に、そのニオイで雨が降ることを予測できる人もいるんだそうです。
まぁ、確かに雨事態ニオイはありますけどねぇ…。
降る前となると、本当にそんなことが可能なのでしょうか?
ただの思い込みじゃないの?
と思ってしまいますが、雨の嗅ぎ分けは可能であることを裏付ける科学的根拠があるそうなんです。
雨が降ってくると地面からふわっと立ち昇ってくるニオイには、いくつか種類があります。
1つは「ペトリコール」というニオイです。
これは1964年に鉱物学者のイザベル・ジョイ・ベアとリチャード・トーマスが考案した造語で、ギリシャ語で「石」を意味する「ペトロス」と、ギリシャ神話の神々神々の血管を流れる液体「イコル」に由来するそうです。
ペトリコールの正体とされるのは、土の中で乾燥していた植物由来の油だそうです。
これが雨が降ることで空中に巻き上げられ、それが雨のニオイとなって漂ってきます。
こうしたニオイから安心感や懐かしさを感じる人は案外多く、そう思っているのは人間だけではないらしいです。
2020年の研究では、雨のニオイが人間以外の動物にとっても心地いいものであることを明らかにしています。
動物が雨のニオイに魅せられる理由は、土の中に潜む「ストレプトマイセス属」という細菌が「ゲオスミン」(ちなみに大地のニオイという意味だそうです)という化合物を生成するからだそうです。
この細菌がゲオスミンを作るのは、昆虫などを呼び寄せ胞子を広げてもらうためです。
ですが、同様に胞子を遠くへ運んでくれるもっと大きな動物にとってもまた惹かれるニオイで、そこには私たちも含まれます。
実際、人間の鼻はゲオスミンに対してとても敏感で、サメが水中にただよう血のニオイを嗅ぎ分ける力よりも強力なくらいなんだとか…。
一般的な人は雨が降った後にそのニオイを感じることができるのですが、中には雨のニオイを雨が降る前から感じ取れる嗅覚の鋭い人もいるわけです。
遠くの雨が運んでくるニオイを嗅ぎ分けることができるようなんですね。
2015年の研究では、雨の水滴が地面にぶつかると、地面の気孔に含まれていた空気を閉じ込めたエアロゾルが発生することを明らかにしています。
エアロゾルとは気体中に液体または固体の微粒子が広がった状態のことです。
雨の前にそのニオイが感じられるのは、遠くで降った雨によって発生したエアロゾルが、風に乗って流れてくるからであるようです。
雨を告げるもう一つのニオイとして、やはり風に乗ってやってくる「オゾン」が挙げられます。
私たちを有害な紫外線から守ってくれているオゾンは、ペトリコールの土を感じさせるニオイよりも金属的な独特のニオイがします。
ちなみにその名前の由来は、ギリシャ語で「匂う」を意味する「オゼイン」だそうです。
これもまた雨を告げるニオイなのは、この分子が空気中の電気活動によって作られるからです。
雷によって大気中の酸素分子(O₂)が個々の酸素原子(O)に分解されます。
このとき酸素分子と酸素原子がくっついたものがオゾン(O₃)です。
こうしてできたオゾンは雷雨によって地上に送り込まれ、風に乗って漂います。
ですからそのニオイは、これから大雨が降るサインとして警戒すべきものなんだとか…。
そんなわけで外出する際、風に乗っていつもと違うニオイがすると思ったら、傘を持っていくのが正解かもしれません。
もし犬や猫を飼っているなら、彼らの嗅覚をもってすればかなり事前に雨を予測することができているはずです。
それを教えてくれる方法を訓練するのもありかもしれませんな。
わたくし院長、結構鼻が利くほうなんで、これ、まぁまぁ分かります。
そんな役には立ちませんけど(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院