全自動頭部移植手術
2024年06月17日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
6月17日の月曜日でございます。
6月も後半戦に入ってきましたね。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、AIロボットによる全自動頭部移植手術が10年以内に実現するかもしれないんだとか…。
まずは、動画を見てもらいましょうかね。
これなんですが…。
え?こんなやり方?(笑)
公開された映像を見るとまるでSF映画の世界ですな。
にわかには信じられませんが、10年以内にAIロボットによる全自動の頭部移植手術の実現を目指して、開発が進められているそうなんです。
開発を行っているのは、分子生物学者ハシェム・アル=ガイリ氏が設立したドイツ、ベルリンを拠点とする新興企業「BrainBridge(ブレインブリッジ)」です。
ディストピアな世界観を持つアル=ガイリ氏の最新のアイデアは、AIロボットで脳と体をつなげるというものです。
イエメン出身の分子生物学者で、科学コミュニケーター、映画製作者・プロデューサーであるハシェム・アル=ガイリ氏(33歳)は、2022年に「EctoLife」という人工子宮を利用した赤ちゃん製造工場を提案したことで物議を醸した人物なんです。
アル=ガイリ氏が現在開発を進めているのは、AIロボットを使って、全自動で頭部を丸ごと移植する手術なんだそうです。
イーロン・マスク氏のニューラリンクが可愛く思えるようなアル=ガイリ氏が設立した新興企業「BrainBridge(ブレインブリッジ)」の目的は、不治の病や重度の障害を負った人々に新たな人生を与えることなんだそうです。
そのために、患者の頭部を胴体から切断し、そこへあらかじめ用意された新たな胴体をつなぐ…。
レシピエント(移植希望者)の頭部に、ドナーから提供された胴体をつなぐのですから、胴体移植の方が適切なのではと思えるんですが、アル=ガイリ氏本人が頭部移植と呼んでいるようなんですので、とりあえそう呼びましょう。
頭部移植手術を担当するのは、数本のアームを持つAIロボットです。
AIロボットは、血管・神経・筋肉といった重要な器官を損傷しないよう精密に頭部を切断します。
次に体から切り離された脳の機能を維持しつつ、速やかに新たな胴体の脊髄・神経・血管へとつなぎ直すと…。
このとき、切断された神経細胞をくっつけるために、独自の化学接着剤とポリエチレン・グリコールが使用されるということのようです。
アル=ガイリ氏は、こうした自身の最新のアイデアをSNSで次のように喧伝しています。
世界初となる頭部移植システムのコンセプト、ブレインブリッジを発表できることを大変嬉しく思います。
先端ロボット工学と人工知能を統合し、頭部と顔面の完全な移植手術を実現します。と…。
どことなく不穏さを感じさせるアイデアですが、その目的は真っ当なものと言えるでしょう。
末期がん・麻痺・難治性の神経変性疾患のような、現在では治療不可能な病気に苦しむ患者に新たな希望をもたらすことです。
アル=ガイリ氏はすでにロードマップを提示しており、最初の手術は8年後を予定しているとのこと。
このチャレンジを成功させるために、ブレインブリッジは最高の人材を採用していくそうです。
ただいきなり頭部移植が行われるわけではなく、まず脊髄手術からスタートし、それから頭部移植事業に移る構想であるようです。
ですが、頭と胴体の移植を実行しようと考えたのはアル=ガイリ氏が初めてではありません。
イタリアの医師セルジオ・カナベーロ氏は、この医学的なチャレンジに挑み、2017年に少なくとも遺体を使った頭部移植には成功したそうなんです。
なおブレインブリッジは、頭部移植だけでなく、若返りのような手術も計画しているようです。
若いドナーからもらった顔や頭皮の移植をして、その機能や容姿を回復しようというものらしいんです。
若い組織にこだわるのは、なにも美しさのためではなく、拒否反応のリスクを軽減するという狙いもあるそうですが、何とも言えない話です。
そもそも胴体をどこから調達するのかという疑問がありますよね?
ブレインブリッジによれば、脳死患者のドナーを探すとのことですが、内臓だけでなく、身体も他人に渡していいという人(やその家族)はどれだけいるのでしょうか?
まぁ、ドナーがいるかどうかは別として、技術的な問題がクリアできるとは今のところ思えませんけどねぇ…。
この研究も今後に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月17日の月曜日でございます。
6月も後半戦に入ってきましたね。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、AIロボットによる全自動頭部移植手術が10年以内に実現するかもしれないんだとか…。
まずは、動画を見てもらいましょうかね。
これなんですが…。
え?こんなやり方?(笑)
公開された映像を見るとまるでSF映画の世界ですな。
にわかには信じられませんが、10年以内にAIロボットによる全自動の頭部移植手術の実現を目指して、開発が進められているそうなんです。
開発を行っているのは、分子生物学者ハシェム・アル=ガイリ氏が設立したドイツ、ベルリンを拠点とする新興企業「BrainBridge(ブレインブリッジ)」です。
ディストピアな世界観を持つアル=ガイリ氏の最新のアイデアは、AIロボットで脳と体をつなげるというものです。
イエメン出身の分子生物学者で、科学コミュニケーター、映画製作者・プロデューサーであるハシェム・アル=ガイリ氏(33歳)は、2022年に「EctoLife」という人工子宮を利用した赤ちゃん製造工場を提案したことで物議を醸した人物なんです。
アル=ガイリ氏が現在開発を進めているのは、AIロボットを使って、全自動で頭部を丸ごと移植する手術なんだそうです。
イーロン・マスク氏のニューラリンクが可愛く思えるようなアル=ガイリ氏が設立した新興企業「BrainBridge(ブレインブリッジ)」の目的は、不治の病や重度の障害を負った人々に新たな人生を与えることなんだそうです。
そのために、患者の頭部を胴体から切断し、そこへあらかじめ用意された新たな胴体をつなぐ…。
レシピエント(移植希望者)の頭部に、ドナーから提供された胴体をつなぐのですから、胴体移植の方が適切なのではと思えるんですが、アル=ガイリ氏本人が頭部移植と呼んでいるようなんですので、とりあえそう呼びましょう。
頭部移植手術を担当するのは、数本のアームを持つAIロボットです。
AIロボットは、血管・神経・筋肉といった重要な器官を損傷しないよう精密に頭部を切断します。
次に体から切り離された脳の機能を維持しつつ、速やかに新たな胴体の脊髄・神経・血管へとつなぎ直すと…。
このとき、切断された神経細胞をくっつけるために、独自の化学接着剤とポリエチレン・グリコールが使用されるということのようです。
アル=ガイリ氏は、こうした自身の最新のアイデアをSNSで次のように喧伝しています。
世界初となる頭部移植システムのコンセプト、ブレインブリッジを発表できることを大変嬉しく思います。
先端ロボット工学と人工知能を統合し、頭部と顔面の完全な移植手術を実現します。と…。
どことなく不穏さを感じさせるアイデアですが、その目的は真っ当なものと言えるでしょう。
末期がん・麻痺・難治性の神経変性疾患のような、現在では治療不可能な病気に苦しむ患者に新たな希望をもたらすことです。
アル=ガイリ氏はすでにロードマップを提示しており、最初の手術は8年後を予定しているとのこと。
このチャレンジを成功させるために、ブレインブリッジは最高の人材を採用していくそうです。
ただいきなり頭部移植が行われるわけではなく、まず脊髄手術からスタートし、それから頭部移植事業に移る構想であるようです。
ですが、頭と胴体の移植を実行しようと考えたのはアル=ガイリ氏が初めてではありません。
イタリアの医師セルジオ・カナベーロ氏は、この医学的なチャレンジに挑み、2017年に少なくとも遺体を使った頭部移植には成功したそうなんです。
なおブレインブリッジは、頭部移植だけでなく、若返りのような手術も計画しているようです。
若いドナーからもらった顔や頭皮の移植をして、その機能や容姿を回復しようというものらしいんです。
若い組織にこだわるのは、なにも美しさのためではなく、拒否反応のリスクを軽減するという狙いもあるそうですが、何とも言えない話です。
そもそも胴体をどこから調達するのかという疑問がありますよね?
ブレインブリッジによれば、脳死患者のドナーを探すとのことですが、内臓だけでなく、身体も他人に渡していいという人(やその家族)はどれだけいるのでしょうか?
まぁ、ドナーがいるかどうかは別として、技術的な問題がクリアできるとは今のところ思えませんけどねぇ…。
この研究も今後に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院