クラウド・エンジニアリング
2024年05月20日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
5月20日の月曜日でございます。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、雲を人工的に操作する気候変動対策は、予想以上に効果的であることが明らかになったんだとか…。
雲を人工的に操作するクラウド・エンジニアリングが地球温暖化に効果があるということらしいですよ。
ていうか、雲を操作とか…。
確か、北京オリンピックの時、中国の科学力を集約させて、雨雲を移動させて晴れにしたなんて都市伝説も聞いたことありますが、そんなことも出来るんですな(笑)
ハワイの火山を利用した天然の実験によると、雲を人工的に操作し、気候変動による地球温暖化を抑制する「クラウド・エンジニアリング」は、予想以上に地球を冷すのに効果的であることが明らかになったそうです。
最新の研究では、英国バーミンガム大学をはじめとする研究チームが、海上の雲にエアロゾルを混ぜて雲の量を増やせば、想像以上の冷却効果が得られる可能性を示しているそうです。
クラウド・エンジニアリングとは、ジオ・エンジニアリング(気候工学)の一種で、クラウド(雲)を人工的に操作する技術の総称です。
そして最近、クラウド・エンジニアリングの中でも地球温暖化対策として注目を集めているのが、マリン・クラウド・ブライトニング(Marine Cloud Brightning:MCB)というものなんだそうです。
マリン・クラウド・ブライトニングは、主に雲量を増やすことで機能し、海上の雲にエアロゾル(微粒子が広がった状態の物質)を混ぜて雲を明るくする技術のことです。
これによって地球の反射率が高まるので、宇宙から降り注ぐ太陽光をより多く跳ね返し、その熱による温暖化を抑制することができるという技術だそうです。
こうしたクラウド・エンジニアリングへの関心は世界的に高まっており、各地で研究が行われているところなんですね。
いやー。
そりゃ、雨雲くらい動かせるよね(笑)
一例を挙げるなら、オーストラリアでグレート・バリア・リーフの白化を防ぐためにクラウド・エンジニアリングの実験が行われているそうですし、英国ではマリン・クラウド・ブライトニングなどの太陽放射管理法に関する研究プログラムが発足しているそうです。
ですが、マリン・クラウド・ブライトニングの本当の冷却効果や、雲とエアロゾルとの反応などは、気候によって影響を受ける部分もあるので、まだ不確かなところも多かったわけです。
そこで英国バーミンガム大学をはじめとする研究チームは、ハワイ、キラウエア火山の噴火によって放出されたエアロゾルを観察するという”天然の実験”を通じて、エアロゾル・雲・気候の関係を調べてみることにしました。
さらに機械学習と過去の衛星・気象データを用いて、火山が活動していない期間に雲がどのように振る舞うかを示す予測モデルを作成しました。
これを利用することで、火山エアロゾルが雲に直接与えた影響をはっきりと特定することができました。
そして明らかになったのは、火山の活動中に雲が最大50%増えて、その地域に1平方メートルあたり10ワットの冷却効果をもたらしたことでした。
参考までに、二酸化炭素が2倍になった場合、世界平均でプラス3.7Wの温暖化効果がもたらされるとされています。
この結果によるなら、雲を増やして明るくすることによる冷却効果は、これまで考えられていたより強力で、効果的な温暖化対策ということになるでしょう。
ただし、マリン・クラウド・ブライトニングは根本的に地球温暖化の進行を食い止めるものではありません。
確かに局地的には冷却効果をもたらすものの、地球温暖化の根本的な原因、すなわち人間の活動によって発生した温室効果ガスを減らすものではないわけです。
MCBはいわば一時的に痛みを止める”鎮痛剤”のようなものなので、人類は今後も脱炭素化に前向きに取り組まねばなりません。
また過去には、農作物への被害など冷却効果の副作用を指摘した研究もありますから、なんでも冷やせばいいってもんでもないのは分かりますよね。
そして鎮痛剤はいつか必ず効かなくなります。
その時が怖いもんね。
また予想外の事態が生じた時なんかを考えると、こういう手法はいかがなものかとは思うんですが、このまま地球が壊れていくのを見てるってのもねぇ…。
ま、この研究も今後に期待ってとこですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月20日の月曜日でございます。
では今日も元気にネタいきましょう。
なんでも、雲を人工的に操作する気候変動対策は、予想以上に効果的であることが明らかになったんだとか…。
雲を人工的に操作するクラウド・エンジニアリングが地球温暖化に効果があるということらしいですよ。
ていうか、雲を操作とか…。
確か、北京オリンピックの時、中国の科学力を集約させて、雨雲を移動させて晴れにしたなんて都市伝説も聞いたことありますが、そんなことも出来るんですな(笑)
ハワイの火山を利用した天然の実験によると、雲を人工的に操作し、気候変動による地球温暖化を抑制する「クラウド・エンジニアリング」は、予想以上に地球を冷すのに効果的であることが明らかになったそうです。
最新の研究では、英国バーミンガム大学をはじめとする研究チームが、海上の雲にエアロゾルを混ぜて雲の量を増やせば、想像以上の冷却効果が得られる可能性を示しているそうです。
クラウド・エンジニアリングとは、ジオ・エンジニアリング(気候工学)の一種で、クラウド(雲)を人工的に操作する技術の総称です。
そして最近、クラウド・エンジニアリングの中でも地球温暖化対策として注目を集めているのが、マリン・クラウド・ブライトニング(Marine Cloud Brightning:MCB)というものなんだそうです。
マリン・クラウド・ブライトニングは、主に雲量を増やすことで機能し、海上の雲にエアロゾル(微粒子が広がった状態の物質)を混ぜて雲を明るくする技術のことです。
これによって地球の反射率が高まるので、宇宙から降り注ぐ太陽光をより多く跳ね返し、その熱による温暖化を抑制することができるという技術だそうです。
こうしたクラウド・エンジニアリングへの関心は世界的に高まっており、各地で研究が行われているところなんですね。
いやー。
そりゃ、雨雲くらい動かせるよね(笑)
一例を挙げるなら、オーストラリアでグレート・バリア・リーフの白化を防ぐためにクラウド・エンジニアリングの実験が行われているそうですし、英国ではマリン・クラウド・ブライトニングなどの太陽放射管理法に関する研究プログラムが発足しているそうです。
ですが、マリン・クラウド・ブライトニングの本当の冷却効果や、雲とエアロゾルとの反応などは、気候によって影響を受ける部分もあるので、まだ不確かなところも多かったわけです。
そこで英国バーミンガム大学をはじめとする研究チームは、ハワイ、キラウエア火山の噴火によって放出されたエアロゾルを観察するという”天然の実験”を通じて、エアロゾル・雲・気候の関係を調べてみることにしました。
さらに機械学習と過去の衛星・気象データを用いて、火山が活動していない期間に雲がどのように振る舞うかを示す予測モデルを作成しました。
これを利用することで、火山エアロゾルが雲に直接与えた影響をはっきりと特定することができました。
そして明らかになったのは、火山の活動中に雲が最大50%増えて、その地域に1平方メートルあたり10ワットの冷却効果をもたらしたことでした。
参考までに、二酸化炭素が2倍になった場合、世界平均でプラス3.7Wの温暖化効果がもたらされるとされています。
この結果によるなら、雲を増やして明るくすることによる冷却効果は、これまで考えられていたより強力で、効果的な温暖化対策ということになるでしょう。
ただし、マリン・クラウド・ブライトニングは根本的に地球温暖化の進行を食い止めるものではありません。
確かに局地的には冷却効果をもたらすものの、地球温暖化の根本的な原因、すなわち人間の活動によって発生した温室効果ガスを減らすものではないわけです。
MCBはいわば一時的に痛みを止める”鎮痛剤”のようなものなので、人類は今後も脱炭素化に前向きに取り組まねばなりません。
また過去には、農作物への被害など冷却効果の副作用を指摘した研究もありますから、なんでも冷やせばいいってもんでもないのは分かりますよね。
そして鎮痛剤はいつか必ず効かなくなります。
その時が怖いもんね。
また予想外の事態が生じた時なんかを考えると、こういう手法はいかがなものかとは思うんですが、このまま地球が壊れていくのを見てるってのもねぇ…。
ま、この研究も今後に期待ってとこですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院