シナモンから
2024年04月30日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月30日の火曜日でございます。
世間じゃ、ゴールデンウィークってことでお休みの方も多いかと思いますが、当院はカレンダー通りですから、今日は平日だよ。
ま、明日が水曜日の休診日なんで、完全に飛び石連休ってことで、これもまぁ、特殊だね。
3日から6日まではカレンダー的にもお休みですから、今年は長いゴールデンウィークとなります。
ま、何もしないけどね(笑)
では今日も元気にネタにいきましょう。
なんでも、シナモンに含まれる成分に育毛効果があることが発見されたんだとか…。
新たな治療法の道が開ける可能性があるそうです。
横浜国立大学の研究チームが発見したその育毛効果は、面白いことに愛情ホルモン「オキシトシン」が関係しているそうなんです。
この愛情ホルモンに育毛効果があることは以前から知られていたそうなんですが、分子が大きすぎて頭皮に振りかける育毛剤としては適さなかったそうなんです。
そこでシナモンの成分で、オキシトシンの受容体に働きかけたところ、髪の成長をうながすことが確認されたという話なんです。
愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」に髪の成長をうながす効果があるとは意外なんですが、横浜国立大学のチームは過去の研究で、オキシトシンには「毛乳頭細胞」の遺伝子を活性化させ、髪の毛を成長させることを発見していました。
毛乳頭細胞は毛根の中央に位置し、髪の毛を作り出す毛母細胞に必要な栄養や指令を送る役割があります。
いわば「髪の毛の司令塔」でとても大切な細胞です。
しかしオキシトシンを頭皮につけて毛乳頭細胞を活性化させるには、1つ問題があります。
オキシトシンは比較的大きな分子なので、皮膚からの投与ではうまく吸収されません。
この問題を解決するため研究チームはオキシトシン受容体の発現を活性化できる成分を探しあてました。
そして見つかったのがシナモンなんだそうです。
シナモン、より正確に言うと「シナニッケイ(Cinnamomum cassia)」という常緑樹に含まれる「ケイ皮酸」は、オキシトシン受容体に作用して皮膚を柔らかく保つなど、さまざまな健康効果が知られており、しかも都合がいいことにオキシトシンの数分の1の分子量しかありません。
だから頭皮からでもスッと吸収され、毛乳頭細胞を活性化してくれると期待できるわけなんです。
研究チームはまず、ケイ皮酸がオキシトシンや毛髪成長関連遺伝子に与える影響を確かめてみました。
具体的には、毛乳頭細胞をさまざまな濃度のケイ皮酸(0〜2000μg/ml)で培養し、細胞の成長を観察しました。
すると1000〜2000μg/mlの濃度では細胞に障害が発生し、500μg/ml以上でもかなり増殖が抑えられてしまうことがわかりました。
ところが500μg/mlよりも低い濃度ならば、オキシトシンも毛髪成長関連遺伝子も発現がアップしてくれたそうなんです。
そこで今度は、髪の毛を作り出す毛包のミニチュア版「毛包オルガノイド(hair follicloid)」を作り、ケイ皮酸の発毛効果を確かめてみることにしました。
そのために、それぞれ0/50/100/500μg/mlの濃度のケイ皮酸を、10日間毛包オルガノイドに投与してみました。
その結果、100μg/mlと500μg/mlでは、狙い通りに細胞が長く成長することがわかったそうなんです。
その効果は、オキシトシンが1.3倍なのに対し、ケイ皮酸は1.25倍と、ほぼ同等の力があることになります。
研究チームの影山達斗助教は、「ケイ皮酸に発毛をうながす作用があることが判明したことで、育毛剤の効果を高められるのではと期待できます」と、プレスリリースで述べています。
こうしたオキシトシン・シグナル伝達を介した発毛メカニズムは、ヘアケア科学をさらに進歩させるだけでなく、オキシトシン受容体を標的としたそれ以外の薬を開発するヒントにもなるとのことです。
なお今の段階では、日々の食事をシナモンだらけにする意味はありません。
ベストな育毛効果を得るために、ケイ皮酸をどのように使用するべきかは今後の研究課題だということです。
シナモン…。
わたくし院長、実は苦手です(笑)
ですが別に食べるわけではなさそうなので、この研究も今後に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月30日の火曜日でございます。
世間じゃ、ゴールデンウィークってことでお休みの方も多いかと思いますが、当院はカレンダー通りですから、今日は平日だよ。
ま、明日が水曜日の休診日なんで、完全に飛び石連休ってことで、これもまぁ、特殊だね。
3日から6日まではカレンダー的にもお休みですから、今年は長いゴールデンウィークとなります。
ま、何もしないけどね(笑)
では今日も元気にネタにいきましょう。
なんでも、シナモンに含まれる成分に育毛効果があることが発見されたんだとか…。
新たな治療法の道が開ける可能性があるそうです。
横浜国立大学の研究チームが発見したその育毛効果は、面白いことに愛情ホルモン「オキシトシン」が関係しているそうなんです。
この愛情ホルモンに育毛効果があることは以前から知られていたそうなんですが、分子が大きすぎて頭皮に振りかける育毛剤としては適さなかったそうなんです。
そこでシナモンの成分で、オキシトシンの受容体に働きかけたところ、髪の成長をうながすことが確認されたという話なんです。
愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」に髪の成長をうながす効果があるとは意外なんですが、横浜国立大学のチームは過去の研究で、オキシトシンには「毛乳頭細胞」の遺伝子を活性化させ、髪の毛を成長させることを発見していました。
毛乳頭細胞は毛根の中央に位置し、髪の毛を作り出す毛母細胞に必要な栄養や指令を送る役割があります。
いわば「髪の毛の司令塔」でとても大切な細胞です。
しかしオキシトシンを頭皮につけて毛乳頭細胞を活性化させるには、1つ問題があります。
オキシトシンは比較的大きな分子なので、皮膚からの投与ではうまく吸収されません。
この問題を解決するため研究チームはオキシトシン受容体の発現を活性化できる成分を探しあてました。
そして見つかったのがシナモンなんだそうです。
シナモン、より正確に言うと「シナニッケイ(Cinnamomum cassia)」という常緑樹に含まれる「ケイ皮酸」は、オキシトシン受容体に作用して皮膚を柔らかく保つなど、さまざまな健康効果が知られており、しかも都合がいいことにオキシトシンの数分の1の分子量しかありません。
だから頭皮からでもスッと吸収され、毛乳頭細胞を活性化してくれると期待できるわけなんです。
研究チームはまず、ケイ皮酸がオキシトシンや毛髪成長関連遺伝子に与える影響を確かめてみました。
具体的には、毛乳頭細胞をさまざまな濃度のケイ皮酸(0〜2000μg/ml)で培養し、細胞の成長を観察しました。
すると1000〜2000μg/mlの濃度では細胞に障害が発生し、500μg/ml以上でもかなり増殖が抑えられてしまうことがわかりました。
ところが500μg/mlよりも低い濃度ならば、オキシトシンも毛髪成長関連遺伝子も発現がアップしてくれたそうなんです。
そこで今度は、髪の毛を作り出す毛包のミニチュア版「毛包オルガノイド(hair follicloid)」を作り、ケイ皮酸の発毛効果を確かめてみることにしました。
そのために、それぞれ0/50/100/500μg/mlの濃度のケイ皮酸を、10日間毛包オルガノイドに投与してみました。
その結果、100μg/mlと500μg/mlでは、狙い通りに細胞が長く成長することがわかったそうなんです。
その効果は、オキシトシンが1.3倍なのに対し、ケイ皮酸は1.25倍と、ほぼ同等の力があることになります。
研究チームの影山達斗助教は、「ケイ皮酸に発毛をうながす作用があることが判明したことで、育毛剤の効果を高められるのではと期待できます」と、プレスリリースで述べています。
こうしたオキシトシン・シグナル伝達を介した発毛メカニズムは、ヘアケア科学をさらに進歩させるだけでなく、オキシトシン受容体を標的としたそれ以外の薬を開発するヒントにもなるとのことです。
なお今の段階では、日々の食事をシナモンだらけにする意味はありません。
ベストな育毛効果を得るために、ケイ皮酸をどのように使用するべきかは今後の研究課題だということです。
シナモン…。
わたくし院長、実は苦手です(笑)
ですが別に食べるわけではなさそうなので、この研究も今後に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院