寝不足と血液検査
2024年04月26日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月26日の金曜日でございます。
いよいよ明日からゴールデンウィークですか。
当院はカレンダー通りですから、明日も診療してますけどね。
そして、日曜日、月曜日と連休いただいて、そのあとは、5月3日から6日までのお休みとなります。
長いな(笑)
ま、のんびりします。
では今日も元気にネタにいきましょう。
なんでも、血液から睡眠不足を正確に診断できる検査キットが開発されたそうなんです。
もしも昨日全く眠れていなかったら、そのサインは血液に表れます。
オーストラリア、モナシュ大学をはじめとする研究チームは、24時間以上眠っていない人を99%以上の確率で予測できる血液検査の開発に成功したそうです。
24時間以上って…。
そこまでいくと、見ただけである程度分かりそうですがねぇ。
血液を利用した睡眠検査は、車のドライバーや安全性がきわめて大切な仕事の作業者など、睡眠不足が重大事故につながりかねない人たちを守るために利用されることが期待されています。
この睡眠検査は、検査対象者の血液に含まれるバイオマーカーを、睡眠不足でない時のものと比較するというものだそうです。
バイオマーカーとは、血液に含まれるタンパク質といった体についての生物学的指標のことです。
その人がもし24時間以上眠っていなければ、99.2%の確率で正確に判断できるということですからほぼ正解ですな。
睡眠不足じゃない状態の血液と比較できない場合でも、精度が多少落ちるそうですが、それでも89.1%の高確率で検出できるんだそうです。
なお今回の実験は、被験者が24時間以上眠っていない状況で行われましたが、実際には18時間以上眠っていなければ、きちんと検出できるとのことです。
18時間なら、こりゃ日常的にあるな(笑)
つまり、6時間しか寝てないってことですもんね。
わたくし院長、毎日そんなもんですけど、特に寝不足とは感じていませんし、しんどくもないので、こういう人だと、寝不足という判定は出ないのかどうか気になりますなぁ。
てな話は置いておいて、たかが寝不足と侮ることはできません。
何しろ世界の交通事故の約20%は、寝不足が原因とされているほどですから、これが解消されると相当事故が減る計算になります。
研究チームは、将来的にこの血液バイオマーカーが、寝不足のドライバーを迅速かつ簡単に見つけ出す検査につながるのではと期待しています。
またこの血液検査は、安全性がきわめて大切になる職業など、寝不足が大事故につながりなねない仕事でも応用されるかもしれません。
例えば、人類史に暗い影を投げかける「チェルノブイリ原子力発電所事故」は、疲労による人為的なミスが原因の1つだと考えられていますしね。
オーストラリア、モナシュ大学(研究当時)のクレア・アンダーソン教授は、「睡眠科学にとって素晴らしい発見で、将来的に睡眠不足による健康や安全の管理を大きく変える可能性があります」と語っています。
彼女によると、睡眠時間が5時間未満だと車の運転は危険なものになりはじめるということです。
今回のように24時間以上ずっと起きているケースでは、オーストラリアで飲酒運転とされる基準の2倍のアルコールを飲んだにも匹敵するほどリスキーになるのだという話です。
アメリカのAAA交通安全基金による2016年の調査でも、平均的な1日7〜8時間の睡眠が1、2時間短くなるだけで、交通事故のリスクが2倍近くに跳ね上がるそうです。
ですが、この睡眠検査を実社会に応用するには、まだまだ克服すべき課題があります。
例えば、睡眠検査には採血が必要なため、アルコール検査のように路上で手軽に行えないという弱点があります。
そのため、いずれは唾液や息からも寝不足のサインを検出できるようにすることが望ましいでしょう。
また居眠り運転が疑われる交通事故の証拠集めなど、事故が起きた後にその原因を究明する方法として実用化されるまでには、まだしばらく時間がかかるようです。
今後のステップは、研究室のようにきちんと管理されていない状況でも、寝不足検査が通用するのかどうか試すことであるそうです。
ま、まずは、ドライバーのいる会社なんかが朝の朝礼なんかで使えたら、かなりいいと思いますよね。
まだ先の話でしょうけど、この研究も期待しながら待ちましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月26日の金曜日でございます。
いよいよ明日からゴールデンウィークですか。
当院はカレンダー通りですから、明日も診療してますけどね。
そして、日曜日、月曜日と連休いただいて、そのあとは、5月3日から6日までのお休みとなります。
長いな(笑)
ま、のんびりします。
では今日も元気にネタにいきましょう。
なんでも、血液から睡眠不足を正確に診断できる検査キットが開発されたそうなんです。
もしも昨日全く眠れていなかったら、そのサインは血液に表れます。
オーストラリア、モナシュ大学をはじめとする研究チームは、24時間以上眠っていない人を99%以上の確率で予測できる血液検査の開発に成功したそうです。
24時間以上って…。
そこまでいくと、見ただけである程度分かりそうですがねぇ。
血液を利用した睡眠検査は、車のドライバーや安全性がきわめて大切な仕事の作業者など、睡眠不足が重大事故につながりかねない人たちを守るために利用されることが期待されています。
この睡眠検査は、検査対象者の血液に含まれるバイオマーカーを、睡眠不足でない時のものと比較するというものだそうです。
バイオマーカーとは、血液に含まれるタンパク質といった体についての生物学的指標のことです。
その人がもし24時間以上眠っていなければ、99.2%の確率で正確に判断できるということですからほぼ正解ですな。
睡眠不足じゃない状態の血液と比較できない場合でも、精度が多少落ちるそうですが、それでも89.1%の高確率で検出できるんだそうです。
なお今回の実験は、被験者が24時間以上眠っていない状況で行われましたが、実際には18時間以上眠っていなければ、きちんと検出できるとのことです。
18時間なら、こりゃ日常的にあるな(笑)
つまり、6時間しか寝てないってことですもんね。
わたくし院長、毎日そんなもんですけど、特に寝不足とは感じていませんし、しんどくもないので、こういう人だと、寝不足という判定は出ないのかどうか気になりますなぁ。
てな話は置いておいて、たかが寝不足と侮ることはできません。
何しろ世界の交通事故の約20%は、寝不足が原因とされているほどですから、これが解消されると相当事故が減る計算になります。
研究チームは、将来的にこの血液バイオマーカーが、寝不足のドライバーを迅速かつ簡単に見つけ出す検査につながるのではと期待しています。
またこの血液検査は、安全性がきわめて大切になる職業など、寝不足が大事故につながりなねない仕事でも応用されるかもしれません。
例えば、人類史に暗い影を投げかける「チェルノブイリ原子力発電所事故」は、疲労による人為的なミスが原因の1つだと考えられていますしね。
オーストラリア、モナシュ大学(研究当時)のクレア・アンダーソン教授は、「睡眠科学にとって素晴らしい発見で、将来的に睡眠不足による健康や安全の管理を大きく変える可能性があります」と語っています。
彼女によると、睡眠時間が5時間未満だと車の運転は危険なものになりはじめるということです。
今回のように24時間以上ずっと起きているケースでは、オーストラリアで飲酒運転とされる基準の2倍のアルコールを飲んだにも匹敵するほどリスキーになるのだという話です。
アメリカのAAA交通安全基金による2016年の調査でも、平均的な1日7〜8時間の睡眠が1、2時間短くなるだけで、交通事故のリスクが2倍近くに跳ね上がるそうです。
ですが、この睡眠検査を実社会に応用するには、まだまだ克服すべき課題があります。
例えば、睡眠検査には採血が必要なため、アルコール検査のように路上で手軽に行えないという弱点があります。
そのため、いずれは唾液や息からも寝不足のサインを検出できるようにすることが望ましいでしょう。
また居眠り運転が疑われる交通事故の証拠集めなど、事故が起きた後にその原因を究明する方法として実用化されるまでには、まだしばらく時間がかかるようです。
今後のステップは、研究室のようにきちんと管理されていない状況でも、寝不足検査が通用するのかどうか試すことであるそうです。
ま、まずは、ドライバーのいる会社なんかが朝の朝礼なんかで使えたら、かなりいいと思いますよね。
まだ先の話でしょうけど、この研究も期待しながら待ちましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院