弘泉堂鍼灸接骨院
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長寿の法則
2024年04月16日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

4月16日の火曜日でございます。

春ですねぇ…。

ここんとこ数年は、桜が散ってからの方が春っぽいですよね。

ではネタにいきましょう。

世界的に見ても男性より女性の方が平均寿命は長とされてるんですが、それが徐々に縮まりつつあるという研究結果が報告されたそうです。

これは1990年から2010年にかけて、世界194カ国の国連のデータ分析から明らかになったもので、全体的に寿命は延びていること、さらには男女の寿命の差が縮まっていることがわかったそうです。

国連のデータに基づくこの統計分析は、194カ国を対象としたもので、1990年から2010年の間に、全ての国で平均寿命が安定または向上しており、男女間の死亡率の差も縮まっていることが明らかになりました。

北米、ヨーロッパ、日本、オーストラリア、ニュージーランドなど長寿だと言われる国々に注目してみると、1990年の女性の平均余命は77.17歳、男性は72.23歳でした。

それが、2010年には女性83.10歳、男性78.37歳に延びていて、男女差もおよそ0.2年とわずかに縮まっています。

寿命の男女差が狭まっているのは、男性の寿命が女性の寿命よりも速いペースで延びているためだと言うのは、スペイン、アルカラ大学の経済・経営管理学教授デヴィッド・アタンス氏です。

「女性の死亡ペースの低下、言い換えれば、長寿化のペースが鈍化しているということです」

2030年の平均余命は、女性が86.54歳、男性が83.13歳になるだろうと、研究者たちは予想しているそうです。

「この研究は、世界の平均余命が延び、時間の経過とともにその男女差も縮まりつつあることを示す疫学的傾向と一致しています」というのは、カリフォルニア大学サンフランシスコ医学校の医師、ブランドン・ヤン博士。

世界保健機関(WHO)によると、2000年に66.8歳だった世界の平均余命は、2019年には73.4歳まで延び、1998年から2016年の間に10ヶ国での男女の平均余命差が縮まっているということです。

世界レベルでこの傾向が続いているようなんですね。

しかし、ヤン博士は昨年、米国での平均寿命の性差ギャップに関する報告書を発表していますが、そこでは世界データとは対照的に男女差が広がっているということです。

米国人の平均寿命の男女差は、2010年の4.8歳から2021年には5.8歳と広がっていると…。

新たな世界的研究では、さまざまな国の死亡率の傾向を追跡し、どの地域が長年にわたって同じ傾向を示したのかを特定したと、アタンス氏はいっております。

こうしたデータは、国連人口部から提供されたもので、さまざまな国のさまざまな年齢の人の平均余命と死亡率データが含まれています。

研究チームは、1990年から2020年までのデータを調べ、死亡率に関連する9つの指標の類似性に基づいて、世界194ヶ国をクラスターにグループ分けしました。

これら指標には、出生時および65歳時点での国民の平均余命、最頻死亡年齢、つまりもっとも多くの人が死亡する年齢の総数が含まれます。

このデータは、各国を5つのクラスター、つまりコンバージェンス・クラブ(特定の特徴や指標に基づいて、類似の傾向やパターンを示す国)に分類していて、それらは5大陸と大きく相関しているそうです。

「それぞれのコンバージェンス・クラブは、同じような死亡率や寿命指標を示しているため、ますます似通った傾向になります」とアタンス氏は言っております。

分析によると、時間の経過とともに各クラスターの国の間の差異は少なくなるそうです。

注目すべきは、コンバージェンス・クラブのうち、おもにアフリカを含むクラスターが、死亡率指標がもっとも大幅に改善したことだそうです。

これはおそらく、HIV危機への対応改善や、この大陸でのさまざまな紛争の終結を反映した結果だろうと報告書にはあります。

2000年以降、データは男女の長寿格差が縮まっていることを示してきましたが、新たな研究はこれを裏づけていて、その差は今後も縮まりつつあるという。

研究チームは、既存のデータをうまく使って将来のパターンを予測することで、この結論を下すことができました。

寿命格差の縮小と平均余命の全体的な増加は、2030年まで続くだろうと予想されています。

とはいえ、相変わらず女性のほうが男性より平均余命は長いです。

たとえこの格差が縮まったとしても、こうした違いはこれからも続く可能性はあるとのことです。

その理由は、多くの男性が年齢とともに細胞の一部でY染色体を失っていくことが原因のひとつと考えられています。

染色体の喪失は加齢に伴う病気や死と関係していて、男性が女性よりも若くして死ぬ傾向がある理由のひとつとして、とりあげられています。

まぁ、ねぇ…。

男女差はまぁ、どっちでもいいとしても、これ以上、寿命が延びるのもどうかと思いますけどねぇ…。

ではまた〜。








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