ネズミの記憶
2024年02月26日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
2月26日の月曜日でございます。
2月も後3日って事で、ボチボチ春感出てこいや〜って感じですな。
まぁ、まだまだ寒いのは寒いですが、極寒でなければ耐えられますしね。
3月になれば、やはり気持ち的にも春になりますから、やっとここまできましたね。
ではネタにいきましょう。
なんでも、ネズミも過去の出来事を覚えているんだとか…。
古い記憶を使って問題を解決していることが初めて証明されたそうですよ。
人間以外の動物にも、自分が経験した出来事に関する記憶(エピソード記憶)があり、それを思い出して目の前の問題を解決できることが確認されたそうです。
私たち人間は、それほど重要には思えないささいな出来事でもきちんと覚えており、必要に応じてそれにアクセスしています。
それと同じことが、ネズミ(ラット)のような人間以外の動物にもできることが確認されたのは史上初めてのことだそうです。
米インディアナ大学のチームによるこの研究は、ラットには記憶があるという以上の意味があります。
というのも、アルツハイマー病など、人間の記憶に関する病気を治すヒントにもなると考えられるからです。
エピソード記憶とは、自分が経験した出来事や体験についての記憶のことです。
たとえば昨年の誕生日パーティーや、先日学校や職場で起きた出来事、さらには家に帰ってきてスマホをどこにおいたかなんて何気ない記憶も、どれもエピソード記憶です。
わたくし院長の場合、かなりポンコツ度が進んでおりますから、全ての人間が完璧にエピソード記憶を覚えているというわけではありませんが、それでも多くの人は、ささいな出来事であってもきちんと覚えているものです。
一般的に、人間のエピソード記憶は、その時はそれほど重要に思えない出来事であっても記憶されているらしいです。
そしてずっと後になって、たまたまそれが重要になる場面になると、それを思い出して問題解決のために役立ていることもわかっているそうです。
では人間以外の動物もまた、そのようなささいな出来事を記憶しているのでしょうか?
今回、インディアナ大学のカサンドラ・シェリダン氏らはラットを使って実験を行ないました。
その実験はまず、9匹のラットにシナモンやパプリカなど、一般的な香辛料のニオイを一つずつ嗅がせます。
それから2種類のニオイを嗅がせて、最後から3番目のニオイを当てさせるというものです。
ラットがエピソード記憶を思い出し、予期せぬ問題にそれを役立てる能力を調べるため、今度は彼らを放射状の迷路に入れます。
そこにはスパイスの香りつきの蓋で閉じられたエサ入りの容器が置かれていると…。
この迷路の探索後、ラットにまたも最後から3番目の香りを当てさせます。
これを正解するには、ラットは以前嗅いだ香りの記憶を思い出さなければならないというわけです。
すると驚いたことに、このチャレンジにすべてのラットが正解。
その正解率はなんと100%だったんだとか…。
これはラットには重要とは思えない出来事のエピソード記憶があり、後になってからそれを思い出して問題解決に使えることを裏付けているとのこと。
この実験について、ジョナサン・クリスタル教授はプレスリリースで次のように語っています。
私たちが試したかったのは、人間なら日常的に行なっているのに、それ以外の動物では確認されていなかったことです。
私たちは、発生時には些細なことに思えても、その情報を記憶しています。
そして、偶然にもその情報が必要になると、そうした一連の出来事を思い出して、目の前の問題を解決するために便利そうな情報を探します。
なお今回の発見は、ラットに素晴らしい記憶力がある裏付けとなるだけでなく、人間の記憶の病気を治すヒントになる可能性もあります。
現時点で、人間のアルツハイマー病(認知症)を完全に治してくれる薬は存在していません。
クリスタル教授は、その壁を突破するためには、もっとエピソード記憶に着目するべきなのだと考えているそうです。
一般的な記憶だけでなく、エピソード記憶をターゲットにした薬が有効であれば、社会に大きな変化をもたらすことになるでしょう。
記憶ってのは、ホントに年々曖昧になりますからねぇ…。
わたくし院長のポンコツ度がこれ以上進まないうちに、なんとか良い薬でも作っておいて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月26日の月曜日でございます。
2月も後3日って事で、ボチボチ春感出てこいや〜って感じですな。
まぁ、まだまだ寒いのは寒いですが、極寒でなければ耐えられますしね。
3月になれば、やはり気持ち的にも春になりますから、やっとここまできましたね。
ではネタにいきましょう。
なんでも、ネズミも過去の出来事を覚えているんだとか…。
古い記憶を使って問題を解決していることが初めて証明されたそうですよ。
人間以外の動物にも、自分が経験した出来事に関する記憶(エピソード記憶)があり、それを思い出して目の前の問題を解決できることが確認されたそうです。
私たち人間は、それほど重要には思えないささいな出来事でもきちんと覚えており、必要に応じてそれにアクセスしています。
それと同じことが、ネズミ(ラット)のような人間以外の動物にもできることが確認されたのは史上初めてのことだそうです。
米インディアナ大学のチームによるこの研究は、ラットには記憶があるという以上の意味があります。
というのも、アルツハイマー病など、人間の記憶に関する病気を治すヒントにもなると考えられるからです。
エピソード記憶とは、自分が経験した出来事や体験についての記憶のことです。
たとえば昨年の誕生日パーティーや、先日学校や職場で起きた出来事、さらには家に帰ってきてスマホをどこにおいたかなんて何気ない記憶も、どれもエピソード記憶です。
わたくし院長の場合、かなりポンコツ度が進んでおりますから、全ての人間が完璧にエピソード記憶を覚えているというわけではありませんが、それでも多くの人は、ささいな出来事であってもきちんと覚えているものです。
一般的に、人間のエピソード記憶は、その時はそれほど重要に思えない出来事であっても記憶されているらしいです。
そしてずっと後になって、たまたまそれが重要になる場面になると、それを思い出して問題解決のために役立ていることもわかっているそうです。
では人間以外の動物もまた、そのようなささいな出来事を記憶しているのでしょうか?
今回、インディアナ大学のカサンドラ・シェリダン氏らはラットを使って実験を行ないました。
その実験はまず、9匹のラットにシナモンやパプリカなど、一般的な香辛料のニオイを一つずつ嗅がせます。
それから2種類のニオイを嗅がせて、最後から3番目のニオイを当てさせるというものです。
ラットがエピソード記憶を思い出し、予期せぬ問題にそれを役立てる能力を調べるため、今度は彼らを放射状の迷路に入れます。
そこにはスパイスの香りつきの蓋で閉じられたエサ入りの容器が置かれていると…。
この迷路の探索後、ラットにまたも最後から3番目の香りを当てさせます。
これを正解するには、ラットは以前嗅いだ香りの記憶を思い出さなければならないというわけです。
すると驚いたことに、このチャレンジにすべてのラットが正解。
その正解率はなんと100%だったんだとか…。
これはラットには重要とは思えない出来事のエピソード記憶があり、後になってからそれを思い出して問題解決に使えることを裏付けているとのこと。
この実験について、ジョナサン・クリスタル教授はプレスリリースで次のように語っています。
私たちが試したかったのは、人間なら日常的に行なっているのに、それ以外の動物では確認されていなかったことです。
私たちは、発生時には些細なことに思えても、その情報を記憶しています。
そして、偶然にもその情報が必要になると、そうした一連の出来事を思い出して、目の前の問題を解決するために便利そうな情報を探します。
なお今回の発見は、ラットに素晴らしい記憶力がある裏付けとなるだけでなく、人間の記憶の病気を治すヒントになる可能性もあります。
現時点で、人間のアルツハイマー病(認知症)を完全に治してくれる薬は存在していません。
クリスタル教授は、その壁を突破するためには、もっとエピソード記憶に着目するべきなのだと考えているそうです。
一般的な記憶だけでなく、エピソード記憶をターゲットにした薬が有効であれば、社会に大きな変化をもたらすことになるでしょう。
記憶ってのは、ホントに年々曖昧になりますからねぇ…。
わたくし院長のポンコツ度がこれ以上進まないうちに、なんとか良い薬でも作っておいて下さい。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院