ナイロン6」
2024年02月06日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
2月6日の火曜日でございます。
まだまだ寒いですなぁ…。
ホント、2月って寒いだけで何にもない月ですよねぇ(笑)
日数が短いうえに、祝日も2日あるんで、すぐに終わりますけどね。
ではネタにいきましょう。
これはスゴイ話かもしれません。
なんでも、ものの数分でプラスチックを完全に分解する新たな触媒が開発されたんだとか…。
安くて丈夫で使い勝手の良いプラスチックは、それゆえに地球の至るところに入り込み、大混乱を引き起こしていることはこのブログでもしょっちゅうお伝えしております。
そこで、米国ノースウェスタン大学の研究チームは、現在最大の環境問題の1つとされるプラスチック汚染解決の一助となる新触媒を開発しました。
それが主なターゲットとするのは、衣服や日用品あるいは漁業用のネットなどに使われる「ナイロン6」です。
耐久性に優れ、分解しにくいプラスチックなんですが、新しい触媒なら、有害な副産物を作り出すことなく、ものの数分で完全に分解することができるそうなんです。
しかも分解されたプラスチックは、より価値の高い製品にアップサイクルすることだって可能なのだそうです。
これが本当ならいいことずくめですな。
安くて、丈夫なプラスチック製品は、大変使い勝手がよく、それゆえに非常に身近な存在です。
しかし現在ではそうした長所が、かえって仇となってしまっているわけです。
ご存知の通り、プラスチックは自然にはなかなか分解されず、環境に蓄積されていきます。
マイクロプラスチックと呼ばれる小さな破片になったものは、地球の至るところに拡散し、人体にすらも入り込んでいる状況です。
使い終わったプラスチックをどう処理するかは、現代社会が直面する喫緊の課題と言えるでしょう。
そして米国ノースウェスタン大学のトビン・マークス氏が推奨するのはリサイクルです。
彼のチームが開発する新しい触媒のターゲットは「ナイロン6」です。
その名からわかる通りナイロンの1種で、丈夫で熱や薬品などにも強いという特徴ゆえに、衣服や日用品あるいは魚網などさまざまなものに使われています。
幅広い用途がある一方、使い終わったナイロン6の廃棄は埋め立てが一般的です。
これでは環境を汚染する恐れがあるんですが、こうするしかないのには理由があります。
燃やしてしまうと、窒素酸化物や二酸化炭素などの有害汚染物質が排出されてしまうからなんですね。
一方、ナイロン6を分解する触媒が開発されたことは過去にもありました。
ですが、そうしたものはエネルギー面でコストが高く、非効率的でした。
あるいは有毒な溶媒を使用するため、かえって環境を悪化させる恐れのあるものもありました。
プラスチックを酸で溶かすことはできますが、残った廃液をどうすればいいのか…。
目指すべきものは、環境に優しい溶剤なのです。
マークス氏らが開発した触媒は、こうした問題点を克服しているわけです。
それは地球に豊富に存在する安価な金属「イットリウム」と、「ランタノイド・イオン」(ランタノイドはレアアースの1グループ)を利用したもので、この触媒と一緒にナイロン6を加熱すると、ものの数分で完全に分解されてしまうんだそうです。
有害な溶剤を使うことも、副産物も出ることないクリーンなプロセスですが、この触媒、それだけではないのが特徴なんですよ。
なんと、モノマーにまで分解された元プラスチックの99%を回収することができ、より価値の高い製品にアップサイクルできるそうなんです。
こうしたリサイクル品には大きな需要があります。
環境問題に関心を持つ人々の間では、元の製品よりも人気があることもあるからです。
リサイクル・ナイロンは、じつは普通のナイロンよりも価値があります。
さまざまな高級ブランドが、それを衣服に使用しているくらいです。
マークス氏は、すでにこの革新的なプラスチック・リサイクル法の特許を登録しているそうです。
彼の願いは、これが世界で大きな問題となっているプラスチック問題解決の糸口になることです。
これが日常的に使われるレベルになったら、大活躍しそうですよね。
ですが、本当にプラスチック問題を何とかしようと思ったら、まず、この先使わない事が大事なんじゃないかと思うんですけどね。
この先、プラスチックの使用を禁止しちゃえば、これからなくしていく事にも意義がある気がするんですがね。
まぁ、難しいでしょうけどねぇ…。
この研究も今後に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月6日の火曜日でございます。
まだまだ寒いですなぁ…。
ホント、2月って寒いだけで何にもない月ですよねぇ(笑)
日数が短いうえに、祝日も2日あるんで、すぐに終わりますけどね。
ではネタにいきましょう。
これはスゴイ話かもしれません。
なんでも、ものの数分でプラスチックを完全に分解する新たな触媒が開発されたんだとか…。
安くて丈夫で使い勝手の良いプラスチックは、それゆえに地球の至るところに入り込み、大混乱を引き起こしていることはこのブログでもしょっちゅうお伝えしております。
そこで、米国ノースウェスタン大学の研究チームは、現在最大の環境問題の1つとされるプラスチック汚染解決の一助となる新触媒を開発しました。
それが主なターゲットとするのは、衣服や日用品あるいは漁業用のネットなどに使われる「ナイロン6」です。
耐久性に優れ、分解しにくいプラスチックなんですが、新しい触媒なら、有害な副産物を作り出すことなく、ものの数分で完全に分解することができるそうなんです。
しかも分解されたプラスチックは、より価値の高い製品にアップサイクルすることだって可能なのだそうです。
これが本当ならいいことずくめですな。
安くて、丈夫なプラスチック製品は、大変使い勝手がよく、それゆえに非常に身近な存在です。
しかし現在ではそうした長所が、かえって仇となってしまっているわけです。
ご存知の通り、プラスチックは自然にはなかなか分解されず、環境に蓄積されていきます。
マイクロプラスチックと呼ばれる小さな破片になったものは、地球の至るところに拡散し、人体にすらも入り込んでいる状況です。
使い終わったプラスチックをどう処理するかは、現代社会が直面する喫緊の課題と言えるでしょう。
そして米国ノースウェスタン大学のトビン・マークス氏が推奨するのはリサイクルです。
彼のチームが開発する新しい触媒のターゲットは「ナイロン6」です。
その名からわかる通りナイロンの1種で、丈夫で熱や薬品などにも強いという特徴ゆえに、衣服や日用品あるいは魚網などさまざまなものに使われています。
幅広い用途がある一方、使い終わったナイロン6の廃棄は埋め立てが一般的です。
これでは環境を汚染する恐れがあるんですが、こうするしかないのには理由があります。
燃やしてしまうと、窒素酸化物や二酸化炭素などの有害汚染物質が排出されてしまうからなんですね。
一方、ナイロン6を分解する触媒が開発されたことは過去にもありました。
ですが、そうしたものはエネルギー面でコストが高く、非効率的でした。
あるいは有毒な溶媒を使用するため、かえって環境を悪化させる恐れのあるものもありました。
プラスチックを酸で溶かすことはできますが、残った廃液をどうすればいいのか…。
目指すべきものは、環境に優しい溶剤なのです。
マークス氏らが開発した触媒は、こうした問題点を克服しているわけです。
それは地球に豊富に存在する安価な金属「イットリウム」と、「ランタノイド・イオン」(ランタノイドはレアアースの1グループ)を利用したもので、この触媒と一緒にナイロン6を加熱すると、ものの数分で完全に分解されてしまうんだそうです。
有害な溶剤を使うことも、副産物も出ることないクリーンなプロセスですが、この触媒、それだけではないのが特徴なんですよ。
なんと、モノマーにまで分解された元プラスチックの99%を回収することができ、より価値の高い製品にアップサイクルできるそうなんです。
こうしたリサイクル品には大きな需要があります。
環境問題に関心を持つ人々の間では、元の製品よりも人気があることもあるからです。
リサイクル・ナイロンは、じつは普通のナイロンよりも価値があります。
さまざまな高級ブランドが、それを衣服に使用しているくらいです。
マークス氏は、すでにこの革新的なプラスチック・リサイクル法の特許を登録しているそうです。
彼の願いは、これが世界で大きな問題となっているプラスチック問題解決の糸口になることです。
これが日常的に使われるレベルになったら、大活躍しそうですよね。
ですが、本当にプラスチック問題を何とかしようと思ったら、まず、この先使わない事が大事なんじゃないかと思うんですけどね。
この先、プラスチックの使用を禁止しちゃえば、これからなくしていく事にも意義がある気がするんですがね。
まぁ、難しいでしょうけどねぇ…。
この研究も今後に期待しましょう。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院