AIの知性とは?
2023年12月28日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
12月28日の木曜日でございます。
ついに今年最後の診療の日となりました。
なんとか、一年を無事に終える事ができ、感謝しております。
来年も頑張りますので、よろしくお願いします。
ってことで、今日もネタにいきましょう。
今日はちょっと変わった角度からのAIのお話しでもしてみようかと思います。
「ChatGPT」のような生成系AI技術を、社会を根本から変えるポテンシャルを秘めた革命的なツールだと期待する人がいる一方で、それが人類の知能を追い越し、破滅へと導く恐れがあると警戒する人もいます。
このブログでも、シンギュラリティ(技術的特異点)について書いたばかりでございますな。
米国シンシナティ大学で哲学と心理学を教えるアンソニー・チェメロ教授は、AIが何者であるかについては、”言葉”のせいで混乱が起きていると指摘しています。
AIは確かに知的です。
ですが、それは人間における知性とは違うとチェメロ教授は語っています。
では一体何が違うのでしょう?
チェメロ教授によれば、最大の違いは、AIがそもそも「言葉の真の意味を理解していない」こと、そして人間のような感情や経験を持たず、「具現化された存在ではない」ことだといいます。
チェメロ教授らが発表した論文で、日常的な言葉の意味では、AIが知的なのは間違いないが、"知的"なコンピューターなら何年も前から存在している、と指摘しています。
ChatGPTをはじめとする生成系AI(ジェネレーティブAI)システムは、インターネットから収集された膨大なデータで学習された「大規模言語モデル(LLM)」です。
ですから、そうしたデータを投稿した人々が持つバイアスを抱え込むことになると…。
「LLMは印象的なテキストを生成しますが、しばしば物事を丸ごとでっち上げる」とチェメロ教授は述べるています。
それはAIの知性と人間の知性の違いを示す、象徴的な現象であるようです。
これについてチェメロ教授は、AIが平気で嘘をつくのは、そもそもLLMが言葉の意味を理解していないことと関係があると指摘しています。
LLMは文法に則った文章を生成する方法を学習しますが、人間よりもずっとずっと多くの訓練を必要とします。
じつのところ、彼らは彼ら自身が述べていることの意味を理解していないのだと…。
どんな優れたLLMでも、しれっと嘘をつくことがあるそうなんですが、それはLLMは統計的にもっとも次に来る可能性が高い言葉を次々と並べているだけと言う事らしいです。
だから自分の言っていることが本当かどうか知らないし、気にもしないと…。
AIと人間の知性を異なるものにしているもう1つの大きな要因は、AIが具現化した存在でないことです。
たとえばLLMを少し誘導すれば、偏見に満ちた嫌なセリフを平気で口にします。
ところが人間ならそうはいかないでしょう。
つねに他人や自分以外の物質的・文化的環境に囲まれている、つまり”世間”で生きているからですな。
そんな私たちは生きるために、私たちが暮らしているこの世界のことを気にしなければなりません。
その意味で、私たちは具現化した存在です。
一方、LLMはこの世に存在していません。
実際に何かを自分で経験したこともなければ感情も持ちません。
ゆえに自分自身や周りがどうなるかなど、ちっとも気にしていないと…。
ですから人間なら言わないことでも、さらりと口にするわけです。
ゆえにその知性は人間のものとは違うのだとチェメロ教授は説いているわけですな。
まぁ、言われてみれば当たり前のことなんですが、これからのAIはそれすらも超えてくるんじゃないんでしょうかね…。
AI自身が具現化された「個」として自分の立場や周りの事を考えるようになるって、思いますけどねぇ。
わたくし院長は、AIがドンドン発達することに関しては、賛成派です。
AIが人間の頭脳を超える…。
いや、超えないと意味ないやろ(笑)
人間以下なら人間が考えて行動すればいい話やしねぇ。
って普通に思いますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月28日の木曜日でございます。
ついに今年最後の診療の日となりました。
なんとか、一年を無事に終える事ができ、感謝しております。
来年も頑張りますので、よろしくお願いします。
ってことで、今日もネタにいきましょう。
今日はちょっと変わった角度からのAIのお話しでもしてみようかと思います。
「ChatGPT」のような生成系AI技術を、社会を根本から変えるポテンシャルを秘めた革命的なツールだと期待する人がいる一方で、それが人類の知能を追い越し、破滅へと導く恐れがあると警戒する人もいます。
このブログでも、シンギュラリティ(技術的特異点)について書いたばかりでございますな。
米国シンシナティ大学で哲学と心理学を教えるアンソニー・チェメロ教授は、AIが何者であるかについては、”言葉”のせいで混乱が起きていると指摘しています。
AIは確かに知的です。
ですが、それは人間における知性とは違うとチェメロ教授は語っています。
では一体何が違うのでしょう?
チェメロ教授によれば、最大の違いは、AIがそもそも「言葉の真の意味を理解していない」こと、そして人間のような感情や経験を持たず、「具現化された存在ではない」ことだといいます。
チェメロ教授らが発表した論文で、日常的な言葉の意味では、AIが知的なのは間違いないが、"知的"なコンピューターなら何年も前から存在している、と指摘しています。
ChatGPTをはじめとする生成系AI(ジェネレーティブAI)システムは、インターネットから収集された膨大なデータで学習された「大規模言語モデル(LLM)」です。
ですから、そうしたデータを投稿した人々が持つバイアスを抱え込むことになると…。
「LLMは印象的なテキストを生成しますが、しばしば物事を丸ごとでっち上げる」とチェメロ教授は述べるています。
それはAIの知性と人間の知性の違いを示す、象徴的な現象であるようです。
これについてチェメロ教授は、AIが平気で嘘をつくのは、そもそもLLMが言葉の意味を理解していないことと関係があると指摘しています。
LLMは文法に則った文章を生成する方法を学習しますが、人間よりもずっとずっと多くの訓練を必要とします。
じつのところ、彼らは彼ら自身が述べていることの意味を理解していないのだと…。
どんな優れたLLMでも、しれっと嘘をつくことがあるそうなんですが、それはLLMは統計的にもっとも次に来る可能性が高い言葉を次々と並べているだけと言う事らしいです。
だから自分の言っていることが本当かどうか知らないし、気にもしないと…。
AIと人間の知性を異なるものにしているもう1つの大きな要因は、AIが具現化した存在でないことです。
たとえばLLMを少し誘導すれば、偏見に満ちた嫌なセリフを平気で口にします。
ところが人間ならそうはいかないでしょう。
つねに他人や自分以外の物質的・文化的環境に囲まれている、つまり”世間”で生きているからですな。
そんな私たちは生きるために、私たちが暮らしているこの世界のことを気にしなければなりません。
その意味で、私たちは具現化した存在です。
一方、LLMはこの世に存在していません。
実際に何かを自分で経験したこともなければ感情も持ちません。
ゆえに自分自身や周りがどうなるかなど、ちっとも気にしていないと…。
ですから人間なら言わないことでも、さらりと口にするわけです。
ゆえにその知性は人間のものとは違うのだとチェメロ教授は説いているわけですな。
まぁ、言われてみれば当たり前のことなんですが、これからのAIはそれすらも超えてくるんじゃないんでしょうかね…。
AI自身が具現化された「個」として自分の立場や周りの事を考えるようになるって、思いますけどねぇ。
わたくし院長は、AIがドンドン発達することに関しては、賛成派です。
AIが人間の頭脳を超える…。
いや、超えないと意味ないやろ(笑)
人間以下なら人間が考えて行動すればいい話やしねぇ。
って普通に思いますけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院