体内充電
2023年12月27日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
12月27日の水曜日でございます。
さぁ今年もあと5日です。
そして明日で仕事納めって方も多いでしょう。
今年もこの時期がきましたねぇ。
もう気分は正月です(笑)
では今日もネタにいきましょう。
なんでも、体内で発電する生分解性ワイヤレス充電器が開発されたんだとか…。
これからは、スマホの充電もこれだけでイケるかもしれません。
人間の体内に埋め込む医療用の小さな生体用電子装置「バイオエレクトロニクス・インプラント」の技術はどんどん進んでいます。
今後は体内機能のモニタリングや投薬などにも使用できると期待されています。
ですがネックとなっているのはバッテリー問題なんですな。
そこで、最近発表された新しいワイヤレス充電器なんですが、これはなんと、体内で作った電力を直接供給することができるという話しなんです。
生分解性で柔らかい素材でできており、電気を供給するために体に埋め込んだ充電器は、数か月で完全に溶けてしまい、しかも体に害を及ぼさないということらしいんです。
ペースメーカーなど、体の機能を補うために人体に医療機器を埋め込むことは、以前から行われてきました。
最近では様々な医療用インプラントが考案されており、盲目やうつ病を治療するものも開発中で、今後は、体の機能をモニタリングしたり、薬を投与したりするための生分解性インプラントが治療の助けになると期待されています。
そうした医療用インプラントの問題点は、電源システムが求められるレベルに達していないことなんです。
バッテリー容量が限られているため、短期間しか電気を供給できないうえ、デバイスの機能によってはそもそも電力自体が不十分なこともあるんだとか…。
だからといって、皮膚に大きなバッテリーを取りつけるようなやり方では、炎症を起こす恐れがあると…。
中国、蘭州大学の研究チームが考案したのは、こうした問題点を解決してくれるインプラント専用ワイヤレス充電器なんです。
新開発のワイヤレス充電システムは、体内で発電する「マグネシウム製コイル」、電気を交流から直流に変換する「整流モジュール」、バッテリーとなる「亜鉛イオン・ハイブリッドスーパーキャパシタ」で構成されています。
これらをポリマーやワックスで作られたシートにデバイスと一緒に載せ、体内に移植します。
シートは柔らかく柔軟に曲がるので、複雑な体内でもフィットする仕様になっています。
体内のスーパーキャパシタを充電するには、もうひとつのマグネシウム製コイルをちょうどインプラントの上にくるよう皮膚に当てます。
こうすることで、体外のコイルが「送信コイル」として機能し、ワイヤレスで充電することができるんだとか…。
スーパーキャパシタの特徴の1つは、電気エネルギーをそのまま蓄えるところで、そのため化学エネルギーの形で電気を蓄える一般的な電池に比べ、素早い充電や放電が可能になるわけです。
研究チームがラットで試験してみたところ、ワイヤレス充電器は最大10日間作動し、2ヶ月で完全に溶けたそうなんです。
ワイヤレス充電器はマグネシウムと亜鉛でできていますが、その量は1日の推奨摂取量(これらのミネラルはそもそも栄養素ですから)よりも少ないそうなんです。
ですから体内で溶けても無害だということです。
またデバイスを包むシートの厚さや化学的性質を変えることで、使用期間などを調整することできるそうです。
将来有望なデバイスですが、まだ未完成で、さらに多くの研究と試験が必要であるとのことです。
現在の課題は、放っておくとバッテリーが完全に空になるまで動作し続けるため、それをオフにする方法を考案することであるそうです。
まぁ、この類の研究は、かなり進歩してきてますし、ここら辺でもうちょっと画期的な進化があると、一気に加速しそうですね。
これらの研究も今後に期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月27日の水曜日でございます。
さぁ今年もあと5日です。
そして明日で仕事納めって方も多いでしょう。
今年もこの時期がきましたねぇ。
もう気分は正月です(笑)
では今日もネタにいきましょう。
なんでも、体内で発電する生分解性ワイヤレス充電器が開発されたんだとか…。
これからは、スマホの充電もこれだけでイケるかもしれません。
人間の体内に埋め込む医療用の小さな生体用電子装置「バイオエレクトロニクス・インプラント」の技術はどんどん進んでいます。
今後は体内機能のモニタリングや投薬などにも使用できると期待されています。
ですがネックとなっているのはバッテリー問題なんですな。
そこで、最近発表された新しいワイヤレス充電器なんですが、これはなんと、体内で作った電力を直接供給することができるという話しなんです。
生分解性で柔らかい素材でできており、電気を供給するために体に埋め込んだ充電器は、数か月で完全に溶けてしまい、しかも体に害を及ぼさないということらしいんです。
ペースメーカーなど、体の機能を補うために人体に医療機器を埋め込むことは、以前から行われてきました。
最近では様々な医療用インプラントが考案されており、盲目やうつ病を治療するものも開発中で、今後は、体の機能をモニタリングしたり、薬を投与したりするための生分解性インプラントが治療の助けになると期待されています。
そうした医療用インプラントの問題点は、電源システムが求められるレベルに達していないことなんです。
バッテリー容量が限られているため、短期間しか電気を供給できないうえ、デバイスの機能によってはそもそも電力自体が不十分なこともあるんだとか…。
だからといって、皮膚に大きなバッテリーを取りつけるようなやり方では、炎症を起こす恐れがあると…。
中国、蘭州大学の研究チームが考案したのは、こうした問題点を解決してくれるインプラント専用ワイヤレス充電器なんです。
新開発のワイヤレス充電システムは、体内で発電する「マグネシウム製コイル」、電気を交流から直流に変換する「整流モジュール」、バッテリーとなる「亜鉛イオン・ハイブリッドスーパーキャパシタ」で構成されています。
これらをポリマーやワックスで作られたシートにデバイスと一緒に載せ、体内に移植します。
シートは柔らかく柔軟に曲がるので、複雑な体内でもフィットする仕様になっています。
体内のスーパーキャパシタを充電するには、もうひとつのマグネシウム製コイルをちょうどインプラントの上にくるよう皮膚に当てます。
こうすることで、体外のコイルが「送信コイル」として機能し、ワイヤレスで充電することができるんだとか…。
スーパーキャパシタの特徴の1つは、電気エネルギーをそのまま蓄えるところで、そのため化学エネルギーの形で電気を蓄える一般的な電池に比べ、素早い充電や放電が可能になるわけです。
研究チームがラットで試験してみたところ、ワイヤレス充電器は最大10日間作動し、2ヶ月で完全に溶けたそうなんです。
ワイヤレス充電器はマグネシウムと亜鉛でできていますが、その量は1日の推奨摂取量(これらのミネラルはそもそも栄養素ですから)よりも少ないそうなんです。
ですから体内で溶けても無害だということです。
またデバイスを包むシートの厚さや化学的性質を変えることで、使用期間などを調整することできるそうです。
将来有望なデバイスですが、まだ未完成で、さらに多くの研究と試験が必要であるとのことです。
現在の課題は、放っておくとバッテリーが完全に空になるまで動作し続けるため、それをオフにする方法を考案することであるそうです。
まぁ、この類の研究は、かなり進歩してきてますし、ここら辺でもうちょっと画期的な進化があると、一気に加速しそうですね。
これらの研究も今後に期待大ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院