運動模倣薬
2023年11月28日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
11月28日の火曜日でございます。
11月も残り3日、ちょっと慌ただしくなってきましたね。
ってことで、今日のネタはなんでも、体に運動していると勘違いさせ、減量と筋肉増強をうながす「運動模倣薬」の開発が進んでるんだとか…。
様々な減量治療薬が開発される中、別のアプローチから減量と筋肉増強をうながす薬が開発されようとしています。
「運動模倣薬」と呼ばれるものです。
米フロリダ大学の研究によると、この薬を接種すると運動したわけではないのに、体が運動したと勘違いし、脂肪を減らしたり、筋肉を増強させる効果があるそうなんです。
これが本当なら、バカ売れするよね。
まぁ、にわかには信じがたいですが、マウスによる動物実験では、この「運動模倣薬」を与えるだけで、太ったマウスが痩せたり、以前より速く、遠くまで走れるようになったりしたそうなんです。
当然ながらまだ開発の段階だそうですが、ただダイエットに効くだけでなく、歳をとると衰えがちな筋肉を維持するなど、体のサポートにも役立つと考えられるそうで、運動が難しい人にとっては画期的な薬となるかもしれません。
まぁ、理屈は分からなくもないですが、筋トレマニアのわたくし院長からすると、そんな事無理だろうとしか思えませんがねぇ…。
フロリダ大学をはじめとするグループが研究する運動模倣薬「SLU-PP-332」は、体に運動していると勘違いさせる効果があるそうなんです。
体は本当に運動しているかのように反応して、痩せたり筋力がアップしたりするそうなんです。
まぁ、痩せるってのは何となく分からなくもないですが、筋力アップとなるとちょっと納得いかない気がします(笑)
なぜそんなことが可能なのでしょう?
筋肉・心臓・脳などはとりわけたくさんのエネルギーを消費する組織なんですが、その代謝を活発にする「ERR」というタンパク質があります。
このERRにたくさん働いてもらおうと思うなら、普通は運動をするしかありません。
ところが運動模倣薬は、このERRタンパク質に作用するわけなんです。
これを注射で接種すると体は事実上マラソンのトレーニングでもしているかのような状態になり、エネルギー消費や脂肪の代謝がアップするそうなんです。
しかも食欲が増すことはないので、ダイエット中のドカ食いのような失敗はないそうです。
ただ接種するだけで、自然に体重が減っていくと…。
実際、マウス実験では減量効果と体力アップを確認しているそうなんです。
SLU-PP-332を投与したマウスは、そうでないマウスより70%長く、45%遠くまで走れるようになったというデータもあるそうです。
さらに最新の研究では、太らせたマウスにこの薬を1日2回、1ヵ月間投与したところ、脂肪の増加が10分の1になり、体重が12%減少することが確認されたそうです。
体重が12%減少…。
これはかなりエグイ数字ですな。
しかもこの場合、筋肉が減ると言うわけではなさそうですし、12%も脂肪が落ちたらこりゃ革命ですな(笑)
このマウスはそれまでと同じだけエサを食べ、特に運動をしたわけでもありませんでした。
それでもぐんぐん体重が落ちたわけなんです。
研究者曰く、「生きているだけでより多くのエネルギーを消費」するようになるからなんだとか…。
また、まだ未発表の研究によれば、SLU-PP-332は心臓の筋肉を鍛えてくれるので、心不全を治療してくれるだろうことも明らかになったそうです。
そして今のところ、運動模倣薬「SLU-PP-332」に危険な副作用は見つかっていないそうです。
研究チームは次のステップとして、薬の構造を変えて、注射ではなく錠剤で服用できるようにすることを目指しているそうです。
確かに、それは重要ですな。
さらにその後、動物実験できちんと副作用の有無を確かめてから、問題がなければ人間での臨床試験が開始される予定だそうです。
なお運動模倣薬はSLU-PP-332以外にも候補が見つかっているそうなんですが、今の時点で市販されているものはありません。
世の中には、痩せるための薬ならば色々存在します。
ですが研究チームのトーマス・バリス教授によれば、運動模倣薬の使い道として一番期待できるのは、ダイエットなどで筋肉の低下を防ぐことや、高齢者の筋肉の衰えを防ぐことなんだと…。
この薬が完成すれば、いくつになってもたくましい体を維持できるようになるかもしれません。
ですが、その本当の可能性を完全に理解するには、もっと研究が必要であるとのことです。
まぁ、完成すればホントにスゴイでしょうけどねぇ…。
まぁ、この研究も今後に期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月28日の火曜日でございます。
11月も残り3日、ちょっと慌ただしくなってきましたね。
ってことで、今日のネタはなんでも、体に運動していると勘違いさせ、減量と筋肉増強をうながす「運動模倣薬」の開発が進んでるんだとか…。
様々な減量治療薬が開発される中、別のアプローチから減量と筋肉増強をうながす薬が開発されようとしています。
「運動模倣薬」と呼ばれるものです。
米フロリダ大学の研究によると、この薬を接種すると運動したわけではないのに、体が運動したと勘違いし、脂肪を減らしたり、筋肉を増強させる効果があるそうなんです。
これが本当なら、バカ売れするよね。
まぁ、にわかには信じがたいですが、マウスによる動物実験では、この「運動模倣薬」を与えるだけで、太ったマウスが痩せたり、以前より速く、遠くまで走れるようになったりしたそうなんです。
当然ながらまだ開発の段階だそうですが、ただダイエットに効くだけでなく、歳をとると衰えがちな筋肉を維持するなど、体のサポートにも役立つと考えられるそうで、運動が難しい人にとっては画期的な薬となるかもしれません。
まぁ、理屈は分からなくもないですが、筋トレマニアのわたくし院長からすると、そんな事無理だろうとしか思えませんがねぇ…。
フロリダ大学をはじめとするグループが研究する運動模倣薬「SLU-PP-332」は、体に運動していると勘違いさせる効果があるそうなんです。
体は本当に運動しているかのように反応して、痩せたり筋力がアップしたりするそうなんです。
まぁ、痩せるってのは何となく分からなくもないですが、筋力アップとなるとちょっと納得いかない気がします(笑)
なぜそんなことが可能なのでしょう?
筋肉・心臓・脳などはとりわけたくさんのエネルギーを消費する組織なんですが、その代謝を活発にする「ERR」というタンパク質があります。
このERRにたくさん働いてもらおうと思うなら、普通は運動をするしかありません。
ところが運動模倣薬は、このERRタンパク質に作用するわけなんです。
これを注射で接種すると体は事実上マラソンのトレーニングでもしているかのような状態になり、エネルギー消費や脂肪の代謝がアップするそうなんです。
しかも食欲が増すことはないので、ダイエット中のドカ食いのような失敗はないそうです。
ただ接種するだけで、自然に体重が減っていくと…。
実際、マウス実験では減量効果と体力アップを確認しているそうなんです。
SLU-PP-332を投与したマウスは、そうでないマウスより70%長く、45%遠くまで走れるようになったというデータもあるそうです。
さらに最新の研究では、太らせたマウスにこの薬を1日2回、1ヵ月間投与したところ、脂肪の増加が10分の1になり、体重が12%減少することが確認されたそうです。
体重が12%減少…。
これはかなりエグイ数字ですな。
しかもこの場合、筋肉が減ると言うわけではなさそうですし、12%も脂肪が落ちたらこりゃ革命ですな(笑)
このマウスはそれまでと同じだけエサを食べ、特に運動をしたわけでもありませんでした。
それでもぐんぐん体重が落ちたわけなんです。
研究者曰く、「生きているだけでより多くのエネルギーを消費」するようになるからなんだとか…。
また、まだ未発表の研究によれば、SLU-PP-332は心臓の筋肉を鍛えてくれるので、心不全を治療してくれるだろうことも明らかになったそうです。
そして今のところ、運動模倣薬「SLU-PP-332」に危険な副作用は見つかっていないそうです。
研究チームは次のステップとして、薬の構造を変えて、注射ではなく錠剤で服用できるようにすることを目指しているそうです。
確かに、それは重要ですな。
さらにその後、動物実験できちんと副作用の有無を確かめてから、問題がなければ人間での臨床試験が開始される予定だそうです。
なお運動模倣薬はSLU-PP-332以外にも候補が見つかっているそうなんですが、今の時点で市販されているものはありません。
世の中には、痩せるための薬ならば色々存在します。
ですが研究チームのトーマス・バリス教授によれば、運動模倣薬の使い道として一番期待できるのは、ダイエットなどで筋肉の低下を防ぐことや、高齢者の筋肉の衰えを防ぐことなんだと…。
この薬が完成すれば、いくつになってもたくましい体を維持できるようになるかもしれません。
ですが、その本当の可能性を完全に理解するには、もっと研究が必要であるとのことです。
まぁ、完成すればホントにスゴイでしょうけどねぇ…。
まぁ、この研究も今後に期待ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院