クラゲの気持ち
2023年11月24日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
11月24日の金曜日でございます。
当院は、水曜日が休診で、昨日が祝日ってことで、連休になってたわけで、今日は連休明けでございます。
やる気マンマンです(笑)
では今日もネタにいきましょう。
今日は動物ネタっちゃ動物ネタなんですが、コイツは動物と呼べるのかレベルの「クラゲ」にスポットを当ててみたいと思います。
まぁ、生きてるんですし動物なのは間違いないですが、彼らは脳を持ちません。
つまり思考しないわけですわ。
ですが、なんでもクラゲは脳がなくても過去の経験から学べることが初めて示されたんだとか…。
脳を持たないクラゲでも過去の経験から学ぶことができるんだと…。
これは「ミツデリッポウクラゲ(Tripedalia cystophora)」の仲間の研究であきらかとなったそうです。
人間の常識的には学習するには脳が必要とされます。
ですがこの研究は、基本的な「神経系」と外の状況を感じるための「センサー」さえあれば、過去の経験から学習して、それを行動に活かせることを伝えているんですね。
ドイツ、キール大学の神経生物学者ヤン・ビエレッキ氏に言わせれば、「学習は神経系が見せる最高の仕事」なのだそうですよ。
では、ここで言う神経系とは、どのようなものなのでしょうか?
たとえば、タコは私たちのような中央集権的な中枢神経がなくても、腕に張り巡らされた5億個の神経細胞ネットワークを駆使することで、複雑な問題を解決し、びっくりするほどよく動き回ります。
猫ほども大きな腹足類のジャンボアメフラシは、タコほどの派手さはないものの、たった2万個の神経細胞できちんと学習できるそうです。
今回のミツデリッポウクラゲ(Tripedalia cystophora)は、もっとシンプルだと言えますな。
ロパリア(rhopalia)と呼ばれる4つの感覚器官は、それぞれ2つの目と1000個ほどの光受容体でできています。
それでもきちんと学習すると…。
ロパリアは外からの刺激を検出する感覚器官であるとともに、そうした刺激に応じて行動するための司令塔としての役割も果たしています。
そのおかげで、このクラゲはマングローブの根がびっしりと伸びている水の中を獲物を求めて泳ぎ回ることができるんです。
ドイツ、キール大学の神経生物学者ヤン・ビエレッキ氏らは今回、中央集権的な中枢脳がないミツデリッポウクラゲが、その基本的な神経系だけで学習できるかどうか探ってみました。
実験では、ミツデリッポウクラゲをちょっと工夫を凝らした水槽の中に入れて、その行動を観察してみました。
工夫されていたのは壁の部分で、そこには、彼らの故郷にあるマングローブの根に似せたシマ模様が描かれていたそうです。
それを眺めていたクラゲは、おもむろにシマ模様の隙間を通り抜けようとしました。
ですが、もちろんそこには水槽の壁があるので、通り抜けることはできません。
すると、しばらくして彼らは何かに気づいたようでした。
7分半が過ぎたころには、それまでの4倍も方向転換するようになり、ガラスと距離を取ろうとしていたんだそうです。
つまりクラゲは、そこに障害物があることを学んで、行動を変化させたのだと考えられるわけです。
コペンハーゲン大学の海洋生物学者アンダース・ガーム氏は、「クラゲの学習速度の速さには驚きです」と述べています。
「もっともシンプルな神経系でさえ高度な学習ができるようです。
これは神経系の進化の黎明期に発明された、ごく基本的な細胞の仕組みなのかもしれません。」
もう1つの実験では、この学習が視覚と力学的な刺激によるものであることを確認するため、クラゲを1匹だけにして、低コントラストのシマ模様が動く動画を見せてみました。
するとクラゲは、シマ模様は遠くにあるものと考えたようで、特に何もしようとはしなかったそうです。
さらに動画と同時に軽い電気を流してみると、クラゲはシマ模様が近くにあるものと考え直したらしく、迫り来る障害物をかわそうと激しく動くようになったんだとか…。
今回の実験では、ほんのわずかな神経細胞と単純な刺激だけで、動物は学習できることが明らかになったようです。
研究チームは今後、こうした神経細胞が細胞レベルでどのように相互作用しているのか追求したいと考えているそうです。
まぁ、学習とまで呼べるかどうかは微妙な気はしますが、彼らも生きることに必死なんでしょう。
水中をフワフワ泳ぐクラゲ…。
ま、何かを考えてるわけではないでしょうな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月24日の金曜日でございます。
当院は、水曜日が休診で、昨日が祝日ってことで、連休になってたわけで、今日は連休明けでございます。
やる気マンマンです(笑)
では今日もネタにいきましょう。
今日は動物ネタっちゃ動物ネタなんですが、コイツは動物と呼べるのかレベルの「クラゲ」にスポットを当ててみたいと思います。
まぁ、生きてるんですし動物なのは間違いないですが、彼らは脳を持ちません。
つまり思考しないわけですわ。
ですが、なんでもクラゲは脳がなくても過去の経験から学べることが初めて示されたんだとか…。
脳を持たないクラゲでも過去の経験から学ぶことができるんだと…。
これは「ミツデリッポウクラゲ(Tripedalia cystophora)」の仲間の研究であきらかとなったそうです。
人間の常識的には学習するには脳が必要とされます。
ですがこの研究は、基本的な「神経系」と外の状況を感じるための「センサー」さえあれば、過去の経験から学習して、それを行動に活かせることを伝えているんですね。
ドイツ、キール大学の神経生物学者ヤン・ビエレッキ氏に言わせれば、「学習は神経系が見せる最高の仕事」なのだそうですよ。
では、ここで言う神経系とは、どのようなものなのでしょうか?
たとえば、タコは私たちのような中央集権的な中枢神経がなくても、腕に張り巡らされた5億個の神経細胞ネットワークを駆使することで、複雑な問題を解決し、びっくりするほどよく動き回ります。
猫ほども大きな腹足類のジャンボアメフラシは、タコほどの派手さはないものの、たった2万個の神経細胞できちんと学習できるそうです。
今回のミツデリッポウクラゲ(Tripedalia cystophora)は、もっとシンプルだと言えますな。
ロパリア(rhopalia)と呼ばれる4つの感覚器官は、それぞれ2つの目と1000個ほどの光受容体でできています。
それでもきちんと学習すると…。
ロパリアは外からの刺激を検出する感覚器官であるとともに、そうした刺激に応じて行動するための司令塔としての役割も果たしています。
そのおかげで、このクラゲはマングローブの根がびっしりと伸びている水の中を獲物を求めて泳ぎ回ることができるんです。
ドイツ、キール大学の神経生物学者ヤン・ビエレッキ氏らは今回、中央集権的な中枢脳がないミツデリッポウクラゲが、その基本的な神経系だけで学習できるかどうか探ってみました。
実験では、ミツデリッポウクラゲをちょっと工夫を凝らした水槽の中に入れて、その行動を観察してみました。
工夫されていたのは壁の部分で、そこには、彼らの故郷にあるマングローブの根に似せたシマ模様が描かれていたそうです。
それを眺めていたクラゲは、おもむろにシマ模様の隙間を通り抜けようとしました。
ですが、もちろんそこには水槽の壁があるので、通り抜けることはできません。
すると、しばらくして彼らは何かに気づいたようでした。
7分半が過ぎたころには、それまでの4倍も方向転換するようになり、ガラスと距離を取ろうとしていたんだそうです。
つまりクラゲは、そこに障害物があることを学んで、行動を変化させたのだと考えられるわけです。
コペンハーゲン大学の海洋生物学者アンダース・ガーム氏は、「クラゲの学習速度の速さには驚きです」と述べています。
「もっともシンプルな神経系でさえ高度な学習ができるようです。
これは神経系の進化の黎明期に発明された、ごく基本的な細胞の仕組みなのかもしれません。」
もう1つの実験では、この学習が視覚と力学的な刺激によるものであることを確認するため、クラゲを1匹だけにして、低コントラストのシマ模様が動く動画を見せてみました。
するとクラゲは、シマ模様は遠くにあるものと考えたようで、特に何もしようとはしなかったそうです。
さらに動画と同時に軽い電気を流してみると、クラゲはシマ模様が近くにあるものと考え直したらしく、迫り来る障害物をかわそうと激しく動くようになったんだとか…。
今回の実験では、ほんのわずかな神経細胞と単純な刺激だけで、動物は学習できることが明らかになったようです。
研究チームは今後、こうした神経細胞が細胞レベルでどのように相互作用しているのか追求したいと考えているそうです。
まぁ、学習とまで呼べるかどうかは微妙な気はしますが、彼らも生きることに必死なんでしょう。
水中をフワフワ泳ぐクラゲ…。
ま、何かを考えてるわけではないでしょうな(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院