猫とゴロゴロ
2023年11月23日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
11月23日の木曜日でございます。
今日は勤労感謝の日ってことで、勤労に感謝しましょう。
てことで、今日のネタですが、この勤労とは対極にいるような、動物のネタでございます。
主役は今や、犬よりも飼ってる人が多いんではないとかの報告もある、猫でございます。
まぁ、猫って飼いやすいですしねぇ。
散歩もいらないですし、基本的には単独行動が好きですから、一人で留守番も問題ない子が多いですしね。
わたくし院長も猫を飼った経験はあるんですが、猫を飼ったことがない人でも、猫が喉をゴロゴロ鳴らすのを聞いたことがあるかと思います。
この猫が喉をゴロゴロ鳴らす行為、今までそうやっているか、なぜやるか分かっていなかったんですが、このメカニズムがついに解明したそうなんです。
猫が喉をゴロゴロと鳴らすあの音を聞くと、セロトニンレベルが上昇し、幸せな気分になれるという飼い主も多いことでしょう。
基本的に機嫌のいい時に鳴らす音のようなんですが、いったい猫はどうやってあの音をだしているのでしょう?
一般に低い鳴き声は体が大きく声帯が長い動物が出すものです。
猫は声帯が人間よりもずっと短いはずなのに、あの低い音を出すことができます。
これは動物学者にとって長年の謎だったそうなんです。
ですがその謎がついに解明に近づいたようで、オーストリアの研究チームの研究によると、猫のゴロゴロ音は、筋肉の収縮ではなく、声帯に埋め込まれた結合組織の構造によるものなんだとか…。
これまで、猫がにゴロゴロと喉を鳴らす音は、筋肉が活発に収縮することで作られていると考えられていました。
ですがオーストリア、ウィーン大学の音声科学者クリスチャン・ヘルプスト氏らは、むしろ受動的な空気力学メカニズムが鍵で、脳からスタートの合図が出されると、自動的に鳴るのではないかと考えました。
彼らの仮説によると、ゴロゴロ音は「ボーカル・フライ」や「エッジボイス」という歌唱テクニックにも似た方法で出されているのではないかと考えました。
ボーカル・フライとは、声門が閉じた状態で出される、低く、軋むような声のことで、「あ゛あ゛あ゛…」というかすれるような声と言えば、なんとなくわかりますかねぇ。
体が小さい猫は、声帯も短いため、普通なら高い鳴き声しか出せないはずなんですが、猫の声帯の結合組織には、コラーゲンとエラスチンの繊維があり、これが高い周波数を減衰させる構造になっているそうなんです。
これをうまく利用することで、低い音も出せると考えられるのだと言う事らしんです。
猫の声帯にこうした構造があること自体は以前から知られていたようなんですが、それが鳴き声にどのような影響を与えているのか、これまできちんと調べられたことはありませんでした。
そこでヘルプスト氏らはこの仮説を確かめるため、死んだ猫8匹から声帯ごとのどを摘出し、ちょうど閉じた声帯に息が流れるように、声帯を押しつけたまま、加湿した温かい空気を送り込んでみました。
すると死んで筋肉が収縮しなくなっているというのに、生きているときのように声帯が振動し、25〜30Hzの音が出たそうなんです。
この発見は、ゴロゴロ音が従来考えられていたように筋肉の収縮ではなく、主に結合組織の構造によって鳴っているだろうことを示していると言う話です。
ただし、あくまで解剖した声帯による実験なので、生きた猫で試したわけではありませんから、確定とまでは言えないそうなんですけどね。
一方で、猫がゴロゴロのどを鳴らす理由はいまだ謎が多い部分なんです。
一説によれば、ゴロゴロ音はリラックスしている時や幸せを感じている時にでるものだとされています。
わたくし院長も、機嫌がいい時に鳴らしてるもんだと思っていましたしね。
または、母猫と子猫、近い人間とコミュニケーションをうながす機能があるともいわれていたりもします。
一方で更に低いゴロゴロ音を出している時には、怪我をしたときや、喧嘩を避けようとするときなど、苦しいときやピンチの状態であることを示しているという説もあるそうです。
いずれも立証はされていないようなんですが、猫のゴロゴロ音が猫好きな人間にとってリラックス効果があることは確かなようです。
ま、猫は気まぐれですから、意味なく音を出してるって可能性もあるかもね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月23日の木曜日でございます。
今日は勤労感謝の日ってことで、勤労に感謝しましょう。
てことで、今日のネタですが、この勤労とは対極にいるような、動物のネタでございます。
主役は今や、犬よりも飼ってる人が多いんではないとかの報告もある、猫でございます。
まぁ、猫って飼いやすいですしねぇ。
散歩もいらないですし、基本的には単独行動が好きですから、一人で留守番も問題ない子が多いですしね。
わたくし院長も猫を飼った経験はあるんですが、猫を飼ったことがない人でも、猫が喉をゴロゴロ鳴らすのを聞いたことがあるかと思います。
この猫が喉をゴロゴロ鳴らす行為、今までそうやっているか、なぜやるか分かっていなかったんですが、このメカニズムがついに解明したそうなんです。
猫が喉をゴロゴロと鳴らすあの音を聞くと、セロトニンレベルが上昇し、幸せな気分になれるという飼い主も多いことでしょう。
基本的に機嫌のいい時に鳴らす音のようなんですが、いったい猫はどうやってあの音をだしているのでしょう?
一般に低い鳴き声は体が大きく声帯が長い動物が出すものです。
猫は声帯が人間よりもずっと短いはずなのに、あの低い音を出すことができます。
これは動物学者にとって長年の謎だったそうなんです。
ですがその謎がついに解明に近づいたようで、オーストリアの研究チームの研究によると、猫のゴロゴロ音は、筋肉の収縮ではなく、声帯に埋め込まれた結合組織の構造によるものなんだとか…。
これまで、猫がにゴロゴロと喉を鳴らす音は、筋肉が活発に収縮することで作られていると考えられていました。
ですがオーストリア、ウィーン大学の音声科学者クリスチャン・ヘルプスト氏らは、むしろ受動的な空気力学メカニズムが鍵で、脳からスタートの合図が出されると、自動的に鳴るのではないかと考えました。
彼らの仮説によると、ゴロゴロ音は「ボーカル・フライ」や「エッジボイス」という歌唱テクニックにも似た方法で出されているのではないかと考えました。
ボーカル・フライとは、声門が閉じた状態で出される、低く、軋むような声のことで、「あ゛あ゛あ゛…」というかすれるような声と言えば、なんとなくわかりますかねぇ。
体が小さい猫は、声帯も短いため、普通なら高い鳴き声しか出せないはずなんですが、猫の声帯の結合組織には、コラーゲンとエラスチンの繊維があり、これが高い周波数を減衰させる構造になっているそうなんです。
これをうまく利用することで、低い音も出せると考えられるのだと言う事らしんです。
猫の声帯にこうした構造があること自体は以前から知られていたようなんですが、それが鳴き声にどのような影響を与えているのか、これまできちんと調べられたことはありませんでした。
そこでヘルプスト氏らはこの仮説を確かめるため、死んだ猫8匹から声帯ごとのどを摘出し、ちょうど閉じた声帯に息が流れるように、声帯を押しつけたまま、加湿した温かい空気を送り込んでみました。
すると死んで筋肉が収縮しなくなっているというのに、生きているときのように声帯が振動し、25〜30Hzの音が出たそうなんです。
この発見は、ゴロゴロ音が従来考えられていたように筋肉の収縮ではなく、主に結合組織の構造によって鳴っているだろうことを示していると言う話です。
ただし、あくまで解剖した声帯による実験なので、生きた猫で試したわけではありませんから、確定とまでは言えないそうなんですけどね。
一方で、猫がゴロゴロのどを鳴らす理由はいまだ謎が多い部分なんです。
一説によれば、ゴロゴロ音はリラックスしている時や幸せを感じている時にでるものだとされています。
わたくし院長も、機嫌がいい時に鳴らしてるもんだと思っていましたしね。
または、母猫と子猫、近い人間とコミュニケーションをうながす機能があるともいわれていたりもします。
一方で更に低いゴロゴロ音を出している時には、怪我をしたときや、喧嘩を避けようとするときなど、苦しいときやピンチの状態であることを示しているという説もあるそうです。
いずれも立証はされていないようなんですが、猫のゴロゴロ音が猫好きな人間にとってリラックス効果があることは確かなようです。
ま、猫は気まぐれですから、意味なく音を出してるって可能性もあるかもね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院