宇宙植物
2023年11月14日 [色々なこと]
お疲れ様です。院長です。
11月14日の火曜日でございます。
だいぶ寒くなってきました。
冬は厚着しなきゃいけませんし、めんどうだねぇ…。
てことで、ネタにいきましょう。
今日は最新の宇宙食的なお話しです。
人類が宇宙に出たからといって、吸うものは吸わねばならないし、食べるものは食べねばなりません。
つまり宇宙飛行士には、光合成で酸素を出し、食材になってくれる植物が必要なわけです。
ですが地上で育つ植物が、宇宙環境下でも育つとは限らないわけで、研究者たちは、地球とはまるで違う宇宙の重力に耐えられる植物を探しています。
その有力な候補が、地球上で最も小さな花を咲かせる水草の仲間であり浮草である植物「ミジンコウキクサ」なんだとか…。
サトイモ科に分類される「ミジンコウキクサ」は、池などに浮かんだまま成長する小さな植物です。
大きさは0.3〜1.5mmと極小サイズで、その名の通りまるで緑のミジンコのような姿をしています。
もちろん咲かせる花も、0.1〜0.2mmと世界最小の花です。
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とタイ、マヒドン大学の共同研究チームは、無重力をはじめとする地球とはまるで違う宇宙の環境に、ミジンコウキクサが耐えられるかどうかの実験を行っています。
「植物が重力の変化にどう反応するかモデル化しようと思いました」と、マヒドン大学のトゥリヤナンダ氏は話しています。
ミジンコウキクサは、根も茎も葉もない球体というユニークな姿をしています。
それが重力の変化が発育に与える影響を調べるうえで、とても都合がいいのだそうです。
タンパク質が豊富なミジンコウキクサは、豆にも匹敵する栄養があり、タイなどではスープやサラダとして食べられているそうです。
しかもミジンコウキクサは1日に倍になるくらい増殖スピードが速く、光合成でたっぷりと酸素を作ってくれるというメリットもあります。
そうしたワケで、宇宙の作物として有望視されるわけなんです。
ですが、その前にミジンコウキクサが宇宙の重力に耐えられるかどうか、きちんと確かめておかねばならないわけです。
トゥリヤナンダ氏らはまず、「クリノスタット(微小重力環境細胞培養装置)」で試してみました。
この装置は回転して重力を相殺し、宇宙の微小重力を再現することができるものです。
初期の結果は有望で、ミジンコウキクサは微少重力下でも、地球上の重力下と同じように成長できることが確認されたということです。
ですが宇宙飛行士の植物は無重力だけでなく、大きな重力にも耐えられなければなりません。
なぜならロケットの打ち上げでは、地上の数倍の大きな重力がくわわるからですね。
そこでトゥリヤナンダ氏らは、オランダにあるESAの施設にサンプルを持ち込み、遊園地のゴンドラのような「大口径遠心分離機(LDC)」で、巨大な重力を再現した実験も行っています。
LDCは各80kgまで収められるコンテナを6つ備えており、毎分67回転で回転します。
そのときに発生する重力は最大20Gと巨大なものです。
ちなみに宇宙飛行士が耐えられるGの限界は6〜7Gと言われています。
ミジンコウキクサはこの20Gを受けながら、LEDの人口太陽光で育てられました。
ミジンコウキクサはたった5〜10日で全ライフサイクルを終えるため、わずか数週間の実験で、数世代分のデータが得られたとのこと。
「次の作業は、植物を直接調べ、それから抽出物を固形のペレットにして、持ち帰って研究することです。
これらのサンプルを細かく化学分析すれば、ミジンコウキクサが大きな重力にどう反応するのか、いろいろなことがわかるでしょう」と、タットポン氏は話しています。
なお彼らは、この小さな植物が将来の宇宙ミッションにピッタリであることについてかなり有望視しているそうです。
「ミジンコウキクサを食べれば、その植物は100%消費されますから、宇宙での農業という点でも有望ですよ」と語っているそうです。
まぁ、宇宙へ行くって事がどれだけ大変かは、想像しなくても分かりますが、これらの細かい研究が近い将来、人類を宇宙へ導くんでしょう。
ま、わたくし院長が生きてるうちは何も起こらないでしょうけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月14日の火曜日でございます。
だいぶ寒くなってきました。
冬は厚着しなきゃいけませんし、めんどうだねぇ…。
てことで、ネタにいきましょう。
今日は最新の宇宙食的なお話しです。
人類が宇宙に出たからといって、吸うものは吸わねばならないし、食べるものは食べねばなりません。
つまり宇宙飛行士には、光合成で酸素を出し、食材になってくれる植物が必要なわけです。
ですが地上で育つ植物が、宇宙環境下でも育つとは限らないわけで、研究者たちは、地球とはまるで違う宇宙の重力に耐えられる植物を探しています。
その有力な候補が、地球上で最も小さな花を咲かせる水草の仲間であり浮草である植物「ミジンコウキクサ」なんだとか…。
サトイモ科に分類される「ミジンコウキクサ」は、池などに浮かんだまま成長する小さな植物です。
大きさは0.3〜1.5mmと極小サイズで、その名の通りまるで緑のミジンコのような姿をしています。
もちろん咲かせる花も、0.1〜0.2mmと世界最小の花です。
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とタイ、マヒドン大学の共同研究チームは、無重力をはじめとする地球とはまるで違う宇宙の環境に、ミジンコウキクサが耐えられるかどうかの実験を行っています。
「植物が重力の変化にどう反応するかモデル化しようと思いました」と、マヒドン大学のトゥリヤナンダ氏は話しています。
ミジンコウキクサは、根も茎も葉もない球体というユニークな姿をしています。
それが重力の変化が発育に与える影響を調べるうえで、とても都合がいいのだそうです。
タンパク質が豊富なミジンコウキクサは、豆にも匹敵する栄養があり、タイなどではスープやサラダとして食べられているそうです。
しかもミジンコウキクサは1日に倍になるくらい増殖スピードが速く、光合成でたっぷりと酸素を作ってくれるというメリットもあります。
そうしたワケで、宇宙の作物として有望視されるわけなんです。
ですが、その前にミジンコウキクサが宇宙の重力に耐えられるかどうか、きちんと確かめておかねばならないわけです。
トゥリヤナンダ氏らはまず、「クリノスタット(微小重力環境細胞培養装置)」で試してみました。
この装置は回転して重力を相殺し、宇宙の微小重力を再現することができるものです。
初期の結果は有望で、ミジンコウキクサは微少重力下でも、地球上の重力下と同じように成長できることが確認されたということです。
ですが宇宙飛行士の植物は無重力だけでなく、大きな重力にも耐えられなければなりません。
なぜならロケットの打ち上げでは、地上の数倍の大きな重力がくわわるからですね。
そこでトゥリヤナンダ氏らは、オランダにあるESAの施設にサンプルを持ち込み、遊園地のゴンドラのような「大口径遠心分離機(LDC)」で、巨大な重力を再現した実験も行っています。
LDCは各80kgまで収められるコンテナを6つ備えており、毎分67回転で回転します。
そのときに発生する重力は最大20Gと巨大なものです。
ちなみに宇宙飛行士が耐えられるGの限界は6〜7Gと言われています。
ミジンコウキクサはこの20Gを受けながら、LEDの人口太陽光で育てられました。
ミジンコウキクサはたった5〜10日で全ライフサイクルを終えるため、わずか数週間の実験で、数世代分のデータが得られたとのこと。
「次の作業は、植物を直接調べ、それから抽出物を固形のペレットにして、持ち帰って研究することです。
これらのサンプルを細かく化学分析すれば、ミジンコウキクサが大きな重力にどう反応するのか、いろいろなことがわかるでしょう」と、タットポン氏は話しています。
なお彼らは、この小さな植物が将来の宇宙ミッションにピッタリであることについてかなり有望視しているそうです。
「ミジンコウキクサを食べれば、その植物は100%消費されますから、宇宙での農業という点でも有望ですよ」と語っているそうです。
まぁ、宇宙へ行くって事がどれだけ大変かは、想像しなくても分かりますが、これらの細かい研究が近い将来、人類を宇宙へ導くんでしょう。
ま、わたくし院長が生きてるうちは何も起こらないでしょうけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院