最古のクラゲ
2023年09月18日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
9月18日の月曜日でございます。
今日は敬老の日って事で、三連休されてる方も多いでしょうねぇ。
当院も祝日ですからお休みです。
ま、特にやることも無いんで、ホントにお休みを満喫しております。
てことで、今日もネタにいきましょう。
なんでも、恐竜が出現する前、5億年前のクラゲの化石が発見されたんだとか…。
地球最古のクラゲの可能性もあるそうですよ。
カナダのロッキー山脈には、カンブリア紀の海棲動物の化石がたくさん埋まった、5億500万年以上前の地層「バージェス頁岩」があり、これまでもさまざま太古の海の生物たちが発掘されてきました。
そして今回、驚くべき発見がもたらされました。
それは、恐竜が出現するずっと前に海を泳いでいた170点以上のクラゲの化石なんです。
軟組織が化石になることはとても珍しいそうなんですが、このカンブリア紀のクラゲたちは、触手のような細部まできれいに保存されていたそうです。
とりわけ新種である「バージェソメドゥーサ・ファスミフォルミス(Burgessomedusa phasmiformis)は、これまでに発見されたものとしては最古のクラゲの可能性が高いという話しです。
ほとんどの化石は、長い年月を耐えることができる硬い骨などから作られます。
デリケートですぐに傷んでしまう軟組織は、なかなか化石にならないんですね。
軟組織が化石化するには、普通の地層とは違うかなり恵まれた条件と幸運が必要になるそうです。
そうしたとりわけ保存状態のいい化石が発掘される堆積層のことを「ラーガーシュテッテ」というそうです。
特に有名なのは、カナダ、ブリティッシュコロンビア州にあるカンブリア紀の地層「バージェス頁岩」で、ここはかつて海の中で、そこに生息していた生き物たちが死ぬと、砂よりも粒子が細かい「シルト(沈泥)」に埋もれました。
そこでは長い時間と圧力が魔法のような力を発揮して、当時の生き物の軟組織を化石にしてくれるわけです。
刺胞動物であるクラゲもまた、柔らかく、なかなか化石にならない生き物です。
ですが、まったく例がないわけではありません。
刺胞動物はかなり変わったライフスタイルを持つ生き物で、イソギンチャクのように岩にくっつく「ポリプ」と、水中を浮遊する「クラゲ」の二つの生活モードがあるとされています。
そして特に前者のポリプの化石なら、中国湖北省の地層からカンブリア紀初期のものが報告されています。
ここもバージェス頁岩に匹敵する有名なラーガーシュテッテで、ここで発掘された化石を「清江生物群」というそうです。
なお、ポリプとクラゲはまったく別の生き物というわけではなく、生活様式の違いのようもの。
ですから一生のうちにポリプからクラゲになる種もいるそうですし、ポリプのまま生きる種もいるんだとか…。
ですが進化的には、まずポリプが誕生し、それから水中を浮遊するクラゲスタイルを進化させたと考えられているのですが、それを実証するのは、クラゲの化石が希少なために難しいとされてきていました。
それらしいものが見つかったこともあったそうなんですが、それはクラゲとはまた別のクシクラゲ(有櫛動物というまったく別の”門”の生き物だ)の化石であることが判明しています。
今回発見された地球最古の可能性があるクラゲ、バージェソメドゥーサの発見は、こうしたクラゲの進化の歴史を解き明かす重要なヒントになってくれるだろうと専門家たちは話しています。
多種多様な生物が誕生したカンブリア紀の海ですが、化石を見るかぎり、硬い殻を持つ生物だけがひしめいていたかのような印象を受けます。
ところが、実際にはクラゲのように体が柔らかい生き物だっていたわけなんですね。
まぁ、そこまでクラゲに興味はないですが、地球最古となるとスゴイ発見なのは分かります。
だからなに?って言われれば、それまでですが(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月18日の月曜日でございます。
今日は敬老の日って事で、三連休されてる方も多いでしょうねぇ。
当院も祝日ですからお休みです。
ま、特にやることも無いんで、ホントにお休みを満喫しております。
てことで、今日もネタにいきましょう。
なんでも、恐竜が出現する前、5億年前のクラゲの化石が発見されたんだとか…。
地球最古のクラゲの可能性もあるそうですよ。
カナダのロッキー山脈には、カンブリア紀の海棲動物の化石がたくさん埋まった、5億500万年以上前の地層「バージェス頁岩」があり、これまでもさまざま太古の海の生物たちが発掘されてきました。
そして今回、驚くべき発見がもたらされました。
それは、恐竜が出現するずっと前に海を泳いでいた170点以上のクラゲの化石なんです。
軟組織が化石になることはとても珍しいそうなんですが、このカンブリア紀のクラゲたちは、触手のような細部まできれいに保存されていたそうです。
とりわけ新種である「バージェソメドゥーサ・ファスミフォルミス(Burgessomedusa phasmiformis)は、これまでに発見されたものとしては最古のクラゲの可能性が高いという話しです。
ほとんどの化石は、長い年月を耐えることができる硬い骨などから作られます。
デリケートですぐに傷んでしまう軟組織は、なかなか化石にならないんですね。
軟組織が化石化するには、普通の地層とは違うかなり恵まれた条件と幸運が必要になるそうです。
そうしたとりわけ保存状態のいい化石が発掘される堆積層のことを「ラーガーシュテッテ」というそうです。
特に有名なのは、カナダ、ブリティッシュコロンビア州にあるカンブリア紀の地層「バージェス頁岩」で、ここはかつて海の中で、そこに生息していた生き物たちが死ぬと、砂よりも粒子が細かい「シルト(沈泥)」に埋もれました。
そこでは長い時間と圧力が魔法のような力を発揮して、当時の生き物の軟組織を化石にしてくれるわけです。
刺胞動物であるクラゲもまた、柔らかく、なかなか化石にならない生き物です。
ですが、まったく例がないわけではありません。
刺胞動物はかなり変わったライフスタイルを持つ生き物で、イソギンチャクのように岩にくっつく「ポリプ」と、水中を浮遊する「クラゲ」の二つの生活モードがあるとされています。
そして特に前者のポリプの化石なら、中国湖北省の地層からカンブリア紀初期のものが報告されています。
ここもバージェス頁岩に匹敵する有名なラーガーシュテッテで、ここで発掘された化石を「清江生物群」というそうです。
なお、ポリプとクラゲはまったく別の生き物というわけではなく、生活様式の違いのようもの。
ですから一生のうちにポリプからクラゲになる種もいるそうですし、ポリプのまま生きる種もいるんだとか…。
ですが進化的には、まずポリプが誕生し、それから水中を浮遊するクラゲスタイルを進化させたと考えられているのですが、それを実証するのは、クラゲの化石が希少なために難しいとされてきていました。
それらしいものが見つかったこともあったそうなんですが、それはクラゲとはまた別のクシクラゲ(有櫛動物というまったく別の”門”の生き物だ)の化石であることが判明しています。
今回発見された地球最古の可能性があるクラゲ、バージェソメドゥーサの発見は、こうしたクラゲの進化の歴史を解き明かす重要なヒントになってくれるだろうと専門家たちは話しています。
多種多様な生物が誕生したカンブリア紀の海ですが、化石を見るかぎり、硬い殻を持つ生物だけがひしめいていたかのような印象を受けます。
ところが、実際にはクラゲのように体が柔らかい生き物だっていたわけなんですね。
まぁ、そこまでクラゲに興味はないですが、地球最古となるとスゴイ発見なのは分かります。
だからなに?って言われれば、それまでですが(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院