弘泉堂鍼灸接骨院
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直立二足歩行
2023年08月24日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。

8月24日の木曜日でございます。

来週の木曜日は31日ってことで、8月も残り1週間程となりました。

わたくし院長の子供の頃は、夏休みは8月いっぱいと決まってたんですが、近頃は違うんですねぇ。

ボチボチ始まるのかな?

まだ全然暑いんで、気を付けて行って下さいよ。

子供でも熱中症なめたらあきませんからね。

では今日もネタにいきましょう。

なんでも、人類の二足歩行を可能にした遺伝子を発見したんだとか…。

AI分析の活躍でで特定に至ったそうなんです。

ご存知の通り、人類(ヒト)は、600〜700万年前、チンパンジーやボノボなどの類人猿と共通の祖先から枝分して進化したといわれています。

そして当時、人類の祖先はまだ四本の足で歩いていました。

しかし、徐々に二本足でまっすぐに立って歩く術を身につけ、現代人のような姿になっていったわけです。

ですが、なぜそれが可能になったのでしょう?

直立二足歩行に適応するために骨格が進化したのはわかっていますが、何が原因で人類の体だけがそのような形に変化したのでしょう。

米テキサス大学オースティン校をはじめとする研究チームは、この謎に迫るべく、AIを利用して骨格の写真3万9000枚とゲノムを分析しました。

その結果、人間の直立二足歩行を可能にした遺伝子を突き止めたというわけなんですね。

最新の研究によれば、それは「骨格のプロポーションを制御する遺伝子」であるそうなんです。

ヒトは唯一、腕よりも足が長い大型霊長類で、直立二足歩行が可能となりました。

完全な直立二足歩行ができる動物は、地球上で私たち人間しかいないわけです。

ゆえに、この特徴はヒトとほかの類人猿とを分ける重要なものの一つと考えられるわけです。

少なくとも300万年前のアウストラロピテクスの骨格には、直立二足歩行をしていただろうことがうかがえる特徴があります。

なぜ人類が直立二足歩行をするようになったのか、その理由については諸説あり、はっきりしたことは分かっていません。

ですが足だけで立てるようになったことで、腕が解放されました。

おかげで物をいじったり、道具を作ったり、さまざまな物を運べるようにもなりました。

それは人間の知能の発達につながっただろうとも推測されます。

また、それは私たちの知能そのものを支えてもいます。

というのも頭を体の真上に置くことができるので、体のわりに大きな頭を持てるようになったんだそうです。

実際、人間の頭部の重さが体重に占める割合は、地球上にいるあらゆる動物の中で一番大きいそうです。

ですが直立二足歩行にはデメリットもあります。

腰痛や関節炎といった筋肉や骨の病気にかかりやすくなりました。

内蔵が下に落ちないよう骨盤を小さくする必要があったので、出産も難しくなったと考えられます。

ですから人間の赤ちゃんはかなり未熟な状状で生まれてくるとされているそうです。

また重たい頭部を一番上におくわけですから、当然バランスが悪いのは言うまでもありません。

うっかり転倒すれば、急所である後頭部をうつ恐れがあり、その危険性は歳を取ればますます高くなります。

米テキサス大学オースティン校をはじめとする研究チームは、このような人間ならではの直立二足歩行を可能にした遺伝子解明を試みました。

そのためにAIの機械学習が利用され、3万9000枚もの骨格の写真をAIに学習させ、肩・膝・足首といった骨同士の距離を数値化。

このデータを人間の遺伝子と比較してみました。

その結果、ヒトゲノムの145ヶ所が、人間の骨格形成に関与しているだろうことが判明したそうなんです。

それらは「骨のプロポーション(比率)」をコントロールするものなんだとか…。

これらの遺伝子は、類人猿やさまざまな脊椎動物にもありますが、私たち人間はそこから大きく分岐しているのだそうです。

ですから人間の骨格だけが、ほかの動物のものと違うと…。

またこうした研究を通じて、さまざまな関節炎に関係している遺伝子変異や骨格の特徴も突き止められたそうなんです。

たとえば、身長に対してお尻の幅が広いほど、変形性関節炎や腰痛になる可能性が高いんだそうです。

また身長に対して大腿骨が長いほど、膝にトラブルを抱えやすいと…。

この研究は、人類の進化や骨の構造の変化について理解が深まるだけでなく、骨格障害になるリスクの予測にも役に立つと考えられるそうです。

まぁこれは参考になるかもしれません。

身長に対して大腿骨が長いって事は、脚が長いってことで、その分、膝に負担がかかるわけでしょう。

身長に対してお尻の幅が広いって事は、お尻が大きいって事でしょうし、腰痛とは関係性が深いでしょうねぇ。

これからは我々の分野も、こういったAIの力が必要となってくるのかもしれませんね。

ま、いつも言うようにわたくし院長が生きてる間は、関係ないと思いますけど(笑)

ではまた〜。









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